61 / 113
2章 傭兵騒動編
1-6 ご武運を。"私の小さな騎士様"
しおりを挟む
――Beep! Beep! Beeeeeeeep!!
耳をつんざくエマージェンシーコール。エアフロントに緊張が走る――緊急事態を知らせる警報に、反応したのは周辺空域警護隊だ。待機中、訓練中だったノーブルたちが即座に愛機へと飛び乗り、広い空へと出撃する。
迫り来るのは、もうもうと煙を吐きながら飛ぶ大型フライトシップ――そしてその周りで戦闘を繰り広げる、十機ほどのノブリスだ。大型のフライトシップを守るようにして飛ぶ<ナイト>級と、空賊だろう襲撃を仕掛けた<ナイト>級がほぼ同数。
更に遠方に、小型のフライトシップが三つ。それが空賊の総戦力だろう。見ようによっては獰猛な肉食魚が、大型シップにまとわりついているようにも見えるが。
その彼らめがけ、警護隊が飛び込んでいくのをムジカは他人事のように見ていたが――
「……あん?」
ふと周囲に指示を飛ばす、指揮官らしき<ナイト>級ノブリスを見つけて、ムジカは思わずきょとんとした。
顔はヘルム型バイザーに隠されていて、当然見えないのだが。なんとなく動きの癖というか、雰囲気に引っかかるものを感じる――……
「あれ、もしかしてラウルか?」
「……ああ、ですねえ。よくおわかりで。最近は余裕がある時に、警護隊の叩き直しをお願いしております」
合いの手を打つのはこちらと似たような様子で周囲を見ていたレティシアだ。空賊の襲撃を前に、欠片も動じていないようだが。
ラウルはムジカの上司でリムの父親だ。たった三人しかいないラウル傭兵団の団長でもあり、今はレティシアに雇われて戦闘科の講師を担当している。
最近も忙しそうにしているのは知っていたが、何をしているのかまでは把握していなかった。こんなとこで仕事してたのか――と思うのと同時に、安堵もする。
ラウルが戦場に出るのなら、任せておけばいい。彼ほど頼れるノーブルもいない……のだが。
「……にしても、あいつが警護隊の教官ねえ?」
ふと引っかかって、指示を出す彼と空に飛び始める警護隊を見ながらムジカは訊いた。
「実際のところ、どうなんだ? 俺たちは外様の新参もいいところだろ? ラウルのやつ、空域警護隊の連中に受け入れられてんのか?」
「そうですねえ……半々といったところですかね?」
「半々?」
「ほら、やっぱりラウルおじさまは傭兵ですから」
困ったように――というよりは半ば呆れたように、眉根を寄せてからレティシアが先を続ける。
「実力があることは認められています。ただ、だから“ノーブル”として受け入れるかはまた別の問題ですから……といっても人柄が悪いわけではありませんから、なので人次第と言ったところです。まあ、歯向かわれても学生相手なら余裕で捻じ伏せられる実力はお持ちなので、表立ってどうこう言う人がいるわけでもないですけど」
「……つまり、随分と乱暴にやったのな」
実力があることは知られていて、だがそれでも反感を抱く者はいて、なのに歯向かう者はいない……となると、何をしたのかは想像に難くない。
大方、訓練試合か何かで完膚なきまでに叩きのめしたのだろう。ひどいことになったはずだ。ラウルは傍目には気のいいただのオッサンだが、あれで凄腕のノブリス乗りではある。
と。
『…………』
「……ラウルのやつ、なんかこっち見てないか?」
「見てますねえ」
何か嫌な予感がする――などと、思う間もなく。
腕時計型携帯端末にコール。呼び出し主は……見るまでもなく、やはりラウルだ。
一度だけレティシアと目を合わせた後、ムジカは渋々コールを受理した。
通話システムが機動し、即座に通話相手のだみ声が響く。当然だが、ラウルの声だ。焦りの中にはしゃぐような響きを乗せて、前置きもなく言ってくる。
『ムジカ! ちょうどいいとこにいやがった! <ナイト>一機貸してやる! お前も出ろ!!』
「……俺、今生徒会長の護衛してんだけど?」
『余計にちょうどいい! エアフロントの守り役が欲しかったんだよ! 俺は前出るから、後ろよろしく! <ナイト>のトレーラーがそっち行くから! じゃあ任せたぞ!!』
「あ、おい!!」
受けるとまだ言ってもいないのに通話が切断される。
そしてそのままの勢いで、ラウルの<ナイト>は空に飛び立った。先を行く警護隊に檄を飛ばしながら追いつく――
それを見やって一度ため息をついてから。
ムジカは隣のレティシアに訊いた。
「だってさ。いいのかよ?」
「ええ、もちろん。守ってくださいましね?」
「……へいへい」
うんざりとため息をつく。
とはいえ、状況的にどうしようもないのも確かだ。警護隊のノブリスはそこそこの数がいるが、学生というだけあって練度に不安あり。ラウルが前線に出張ってフォローしなければならないが、万一抜かれたら大惨事だ。
エアフロントには警護隊の詰め所の他、セイリオス所有のフライトシップの停留所やドックがある。ついでに付け加えるなら、この浮島の管理者、レティシア・セイリオスその人も。エアフロント自体や詰め所についてはどうでもいいが、それ以外への被害は正直看過できない――
と、遠くからトレーラーの機関駆動音。視線を空からそちらにやれば、ラウルの遣いだろう、ノブリス運搬用の小型トレーラーが向かってくる。
トレーラーはムジカとレティシアの前で停車すると、荷台のハッチを解放した。
同時に運転席の男が不愉快そうに荷台を指さす。覘くのは、整備された戦闘用量産型ノブリス。一般的な<ナイト>の標準機だが。
「なんで、俺の整備したノブリスが傭兵なんかに使われなきゃいけないんだ」
独り言のつもりだったのだろうが、男の呟きを耳が拾った。
気にせず荷台に飛び乗りハンガーに懸架された<ナイト>を確認していると、その背中から聞こえてくる声。
「嫌われてしまってますねえ……この島を救ってくださった、英雄さんですのに」
「英雄なんてガラかよ。第一、傭兵なんざそういう仕事だ。慣れてる」
特に感情も交えずに告げると、ムジカは<ナイト>の開かれたバイタルガードの中にその身を滑らせた。
バイザーを引きずり降ろして被り、起動シークエンスを実行する。
――サリア内燃魔導機関、イグニション。M・G・B・S(マクスウェル・グラビティ・ブレイク・システム)始動。各種システム並びに駆動系チェック実行。バイタルガード、感応装甲ウェイクアップ。ライフサポートシステム、レディ――
と。
「――もう、体の調子は良いのですか?」
「……?」
ふと聞こえた声に、起動シークエンスから目を離した。
カメラ・アイは既に起動している。バイザーに投影された外界の情報の中から見つけたのは、トレーラーの荷台の下からこちらを見上げるレティシアの姿だ。
顔には変わらず微笑みがあるが。案じる色があるのも不思議とわかる、そんな笑顔だ。
ムジカは思わず苦笑しながら、動かない機体の中で肩をすくめた。
「流石にな。高度魔術医療も受けたし。ノブリス乗り回して問題ないのは確認済みだよ」
「それはよかったです……といって、だからすぐ仕事をさせてしまうのも、大変心苦しいのですけれど」
「それを言うと、なら最初から呼ぶなって話になるぞ?」
一応ムジカは彼女の護衛ということで呼び出されてるのだから、
案の定、レティシアは一瞬否定のために語気を強めた――が、すぐに鎮火した。
「それは! ……ええ、まあ。それを言われると、弱いのですけれど。でも、こんな大ごとになるとは思ってなかったんですよ? どうせ大した被害はないと思ってますし、これにかこつけてお話ししたかっただけですし……そこは信じてくださいます?」
「それはそれでどうなんだって気もするが。まあ傭兵が空賊に襲われながら入港してくるなんて、想像できるやつがいるとは思えんし。前半部分は信じてもいいか」
「……むう。ムジカさんの評価、辛いですね……」
無駄話はそこで終わりだ。起動シークエンスが終わり、前進が自由を取り戻す。
機体と同じく懸架されていたガン・ロッドを手に取ると、ムジカはトレーラーの荷台から飛び出して敵の待つ空を見やった。
「……数だけ見れば、戦力過多もいいとこだな。相手が<ナイト>級しかいないなら、大番狂わせもない……普通なら、そろそろ見切りをつけて撤退しそうなもんだが」
「何か、あるのかもしれませんね?」
「それを確かめるのはさすがに別料金だぜ。やるのはあくまでエアフロントの防衛だけだ――行ってくる。あんたは詰め所に避難しとけ」
「ええ、承知しました――ご武運を。“私の小さな騎士様”」
返事はせずに空へ飛び立つ。
敵はまだ遠く、防衛ポジションにつくまでの猶予はある。だから機体の調子を確かめるように、低速で飛んだが――
(……“マイ・リトル・ナイト”?)
何か記憶に引っかかったような気もしたが、ムジカはすぐにそれを忘れた。
耳をつんざくエマージェンシーコール。エアフロントに緊張が走る――緊急事態を知らせる警報に、反応したのは周辺空域警護隊だ。待機中、訓練中だったノーブルたちが即座に愛機へと飛び乗り、広い空へと出撃する。
迫り来るのは、もうもうと煙を吐きながら飛ぶ大型フライトシップ――そしてその周りで戦闘を繰り広げる、十機ほどのノブリスだ。大型のフライトシップを守るようにして飛ぶ<ナイト>級と、空賊だろう襲撃を仕掛けた<ナイト>級がほぼ同数。
更に遠方に、小型のフライトシップが三つ。それが空賊の総戦力だろう。見ようによっては獰猛な肉食魚が、大型シップにまとわりついているようにも見えるが。
その彼らめがけ、警護隊が飛び込んでいくのをムジカは他人事のように見ていたが――
「……あん?」
ふと周囲に指示を飛ばす、指揮官らしき<ナイト>級ノブリスを見つけて、ムジカは思わずきょとんとした。
顔はヘルム型バイザーに隠されていて、当然見えないのだが。なんとなく動きの癖というか、雰囲気に引っかかるものを感じる――……
「あれ、もしかしてラウルか?」
「……ああ、ですねえ。よくおわかりで。最近は余裕がある時に、警護隊の叩き直しをお願いしております」
合いの手を打つのはこちらと似たような様子で周囲を見ていたレティシアだ。空賊の襲撃を前に、欠片も動じていないようだが。
ラウルはムジカの上司でリムの父親だ。たった三人しかいないラウル傭兵団の団長でもあり、今はレティシアに雇われて戦闘科の講師を担当している。
最近も忙しそうにしているのは知っていたが、何をしているのかまでは把握していなかった。こんなとこで仕事してたのか――と思うのと同時に、安堵もする。
ラウルが戦場に出るのなら、任せておけばいい。彼ほど頼れるノーブルもいない……のだが。
「……にしても、あいつが警護隊の教官ねえ?」
ふと引っかかって、指示を出す彼と空に飛び始める警護隊を見ながらムジカは訊いた。
「実際のところ、どうなんだ? 俺たちは外様の新参もいいところだろ? ラウルのやつ、空域警護隊の連中に受け入れられてんのか?」
「そうですねえ……半々といったところですかね?」
「半々?」
「ほら、やっぱりラウルおじさまは傭兵ですから」
困ったように――というよりは半ば呆れたように、眉根を寄せてからレティシアが先を続ける。
「実力があることは認められています。ただ、だから“ノーブル”として受け入れるかはまた別の問題ですから……といっても人柄が悪いわけではありませんから、なので人次第と言ったところです。まあ、歯向かわれても学生相手なら余裕で捻じ伏せられる実力はお持ちなので、表立ってどうこう言う人がいるわけでもないですけど」
「……つまり、随分と乱暴にやったのな」
実力があることは知られていて、だがそれでも反感を抱く者はいて、なのに歯向かう者はいない……となると、何をしたのかは想像に難くない。
大方、訓練試合か何かで完膚なきまでに叩きのめしたのだろう。ひどいことになったはずだ。ラウルは傍目には気のいいただのオッサンだが、あれで凄腕のノブリス乗りではある。
と。
『…………』
「……ラウルのやつ、なんかこっち見てないか?」
「見てますねえ」
何か嫌な予感がする――などと、思う間もなく。
腕時計型携帯端末にコール。呼び出し主は……見るまでもなく、やはりラウルだ。
一度だけレティシアと目を合わせた後、ムジカは渋々コールを受理した。
通話システムが機動し、即座に通話相手のだみ声が響く。当然だが、ラウルの声だ。焦りの中にはしゃぐような響きを乗せて、前置きもなく言ってくる。
『ムジカ! ちょうどいいとこにいやがった! <ナイト>一機貸してやる! お前も出ろ!!』
「……俺、今生徒会長の護衛してんだけど?」
『余計にちょうどいい! エアフロントの守り役が欲しかったんだよ! 俺は前出るから、後ろよろしく! <ナイト>のトレーラーがそっち行くから! じゃあ任せたぞ!!』
「あ、おい!!」
受けるとまだ言ってもいないのに通話が切断される。
そしてそのままの勢いで、ラウルの<ナイト>は空に飛び立った。先を行く警護隊に檄を飛ばしながら追いつく――
それを見やって一度ため息をついてから。
ムジカは隣のレティシアに訊いた。
「だってさ。いいのかよ?」
「ええ、もちろん。守ってくださいましね?」
「……へいへい」
うんざりとため息をつく。
とはいえ、状況的にどうしようもないのも確かだ。警護隊のノブリスはそこそこの数がいるが、学生というだけあって練度に不安あり。ラウルが前線に出張ってフォローしなければならないが、万一抜かれたら大惨事だ。
エアフロントには警護隊の詰め所の他、セイリオス所有のフライトシップの停留所やドックがある。ついでに付け加えるなら、この浮島の管理者、レティシア・セイリオスその人も。エアフロント自体や詰め所についてはどうでもいいが、それ以外への被害は正直看過できない――
と、遠くからトレーラーの機関駆動音。視線を空からそちらにやれば、ラウルの遣いだろう、ノブリス運搬用の小型トレーラーが向かってくる。
トレーラーはムジカとレティシアの前で停車すると、荷台のハッチを解放した。
同時に運転席の男が不愉快そうに荷台を指さす。覘くのは、整備された戦闘用量産型ノブリス。一般的な<ナイト>の標準機だが。
「なんで、俺の整備したノブリスが傭兵なんかに使われなきゃいけないんだ」
独り言のつもりだったのだろうが、男の呟きを耳が拾った。
気にせず荷台に飛び乗りハンガーに懸架された<ナイト>を確認していると、その背中から聞こえてくる声。
「嫌われてしまってますねえ……この島を救ってくださった、英雄さんですのに」
「英雄なんてガラかよ。第一、傭兵なんざそういう仕事だ。慣れてる」
特に感情も交えずに告げると、ムジカは<ナイト>の開かれたバイタルガードの中にその身を滑らせた。
バイザーを引きずり降ろして被り、起動シークエンスを実行する。
――サリア内燃魔導機関、イグニション。M・G・B・S(マクスウェル・グラビティ・ブレイク・システム)始動。各種システム並びに駆動系チェック実行。バイタルガード、感応装甲ウェイクアップ。ライフサポートシステム、レディ――
と。
「――もう、体の調子は良いのですか?」
「……?」
ふと聞こえた声に、起動シークエンスから目を離した。
カメラ・アイは既に起動している。バイザーに投影された外界の情報の中から見つけたのは、トレーラーの荷台の下からこちらを見上げるレティシアの姿だ。
顔には変わらず微笑みがあるが。案じる色があるのも不思議とわかる、そんな笑顔だ。
ムジカは思わず苦笑しながら、動かない機体の中で肩をすくめた。
「流石にな。高度魔術医療も受けたし。ノブリス乗り回して問題ないのは確認済みだよ」
「それはよかったです……といって、だからすぐ仕事をさせてしまうのも、大変心苦しいのですけれど」
「それを言うと、なら最初から呼ぶなって話になるぞ?」
一応ムジカは彼女の護衛ということで呼び出されてるのだから、
案の定、レティシアは一瞬否定のために語気を強めた――が、すぐに鎮火した。
「それは! ……ええ、まあ。それを言われると、弱いのですけれど。でも、こんな大ごとになるとは思ってなかったんですよ? どうせ大した被害はないと思ってますし、これにかこつけてお話ししたかっただけですし……そこは信じてくださいます?」
「それはそれでどうなんだって気もするが。まあ傭兵が空賊に襲われながら入港してくるなんて、想像できるやつがいるとは思えんし。前半部分は信じてもいいか」
「……むう。ムジカさんの評価、辛いですね……」
無駄話はそこで終わりだ。起動シークエンスが終わり、前進が自由を取り戻す。
機体と同じく懸架されていたガン・ロッドを手に取ると、ムジカはトレーラーの荷台から飛び出して敵の待つ空を見やった。
「……数だけ見れば、戦力過多もいいとこだな。相手が<ナイト>級しかいないなら、大番狂わせもない……普通なら、そろそろ見切りをつけて撤退しそうなもんだが」
「何か、あるのかもしれませんね?」
「それを確かめるのはさすがに別料金だぜ。やるのはあくまでエアフロントの防衛だけだ――行ってくる。あんたは詰め所に避難しとけ」
「ええ、承知しました――ご武運を。“私の小さな騎士様”」
返事はせずに空へ飛び立つ。
敵はまだ遠く、防衛ポジションにつくまでの猶予はある。だから機体の調子を確かめるように、低速で飛んだが――
(……“マイ・リトル・ナイト”?)
何か記憶に引っかかったような気もしたが、ムジカはすぐにそれを忘れた。
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる