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1章 強制入学編
7-6 こちらセイリオス管理者直轄、ラウル傭兵団
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その光景を、リムはフライトシップから見ていた。
(――面白くない)
何もかも、面白くない光景だった。
迫るメタルも、戦いを決意させられたこの状況も。助けられて呆然としているアーシャもだし、そもそもを言えば、この島もだ。ムジカにケガさせた生徒会長、力の足りないノーブルたち、自らを守る力もない学生。
付け加えるなら、肝心な時にはいつだって役に立たない父もだし――そして戦うことを決意したムジカを、素直に送り出せなかった自分もだ。
彼の安息を願っていても、彼を戦わせることしかできず、何の役にも立てていない。だから、何もかも、面白くない。
セイリオスの空を<ダンゼル>が駆ける。リムが意見を求められ、アルマが形にしたノブリスが。
異形の格闘機が風より早く前へ、前へ。メタルをすれ違いざまにばらりずん。眼前を遮るメタルは右ガントレットで握り潰し、爆散させたメタルの銀砂を浴びて更に前へ、前へ。
稲妻の機動で敵中を舞い、一瞬のよどみすらなく敵を破壊していく。
リムが、最も誇らしくて――だからこそ、最も嫌いな光景だった。
(……あの人には、戦いしか残ってない)
誰が、知っているだろう。本当は、争いになど向いてない人だと。
誰が、知ってくれるだろう――本当は優しすぎるがゆえに、なにも諦められない人なのだと。
(戦うこと以外の何もかもを、奪われてしまったから)
家族を叔父に殺されて、その地位さえも奪われて。“ジークフリート”の末裔として、持ち得た全てを彼は失った。
怯える仔犬のようだった彼を、覚えているのは自分だけだ。
そんな彼を戦士に――そして傭兵にしてしまったのは、自分たちだ。
力を持たないリムの幼さが、彼に“貴族殺し”の穢名を与え、彼から故郷でさえも奪った。
戦う力以外の全てを失った子供に、戦い以外の何も与えてあげられなかった。
だからリムは、ムジカを戦いに導くもの全てが嫌いだ。
(この世界は、こんなにもあの人に優しくない)
ならば、せめて――だから、せめて。
祈るように、誓ったことがある。彼を決して、独りにはしないと。
だから、リムは冷たく問う。
「――アーシャ・エステバン。聞こえますか」
戦うあの人がかばうように、置き去りにした<ナイト>に通信する。
「あなたはまだ、戦えますか?」
『え? あ……この声、リムちゃん!?』
「時間がありません、簡潔に。あなたの機体状況の報告を」
『……リムちゃん?』
鈍い、と思う。遅い、と思う。経験不足だと罵りたくなる。
だが逃げもしなければ、ムジカを否定したりもしなかった。
『え、えと……フライトグリーヴ、機能停止。ブーストスタビライザーも消失。戦闘機動は、取れない――けど、ガン・ロッドはまだ使える。まだ、まだやれるよ!』
「であれば、当艦の甲板へ。私があなたの足になります」
だから今は、味方だと認める。
え? とやはり鈍いアーシャに、感情を見せない声で続けた。
「あなたはこれから当艦の固定砲台です。当艦の機能の全てでもって、あなたをバックアップします。当艦が墜ちるとき、それがあなたの墜ちるとき。この戦場に、逃走はあり得ません――お覚悟を」
『――――』
通信越しに、息を呑む気配。
だがすぐに、勝気な声が返してくる。
『……一蓮托生ってやつ?』
「御冗談を。あなたとはごめんです。このリレーションに、興味はありませんので」
ムジカ以外のことなどどうでもいい。あるいは、あの甲斐性なしの父ですら。
あの少年に、救われたのだ。心も、この身の未来でさえも。
だから全身で彼に報いる。そう誓っている。彼が死ぬ場所が、自分の死ぬ場所だ。そう決めている。
たとえ、彼がそれを望まなかったとしても。
通信先、アーシャは困惑しているようだが。
『……今日のリムちゃん、ちょっと辛口?』
「時間がないと言ったでしょう。やるかどうか、回答を」
『大丈夫だよ。やれる――うん、やろう!! ムジカを助けるよ! あいつ一人で戦わせたりなんかしないんだから!』
ならばよし。攻撃力確保のめどは立った。
上空から、落下するように一直線でアーシャの元へ。船を操作しながら、リムは準備を開始する。
この船の支配者として、バルムンクに命じた。
「バルムンク、ステータスを巡行モードから観測・タクトモードへ移行。全ての観測データをコンダクターへ。データリンク、対象、<ナイト>、アーシャ・エステバン。当艦の観測結果を視覚情報にリンク」
船体各部の装甲板がスライドし、バルムンクに搭載されている全ての光学センサが起動。周囲の状況を取り込んで解析し、演算した未来予測でノーブルをサポートする。
普段は死蔵されている機能だ。何故ならムジカもラウルもデータリンクを必要としない。余分なデータは彼らの気を散らせるし、センサによる観測結果などより、ムジカやラウルの肌感覚のほうが――理屈では説明がつかないが――よっぽど感度が高い。
だが、未熟者になら使い道がある。
『わ、わ? なにこれ? メタルの動き……? 凄い――戦場が、全部見える――』
「私語は後にしてください、固定砲台。甲板に乗って、準備できたらさっさと撃つ。ほら早く」
『……ねえリムちゃん。助けに来てくれたのは、ホントに、本当にありがたいんだけど……なんか今日、ちょっと当たり強くない?』
「気のせいですからさっさと撃ってください」
『……やっぱり当たり強いー……』
どうでもいいことを嘆いて、アーシャが射撃を開始する。バルムンクの補助は対象メタルの機動予測だ。何秒後にどこに敵が来るか。それを対象と共有するから、素人であっても射撃制度が抜群に上がる。
攻撃を始めたアーシャをしり目に、リムは嘆息した。
(いったい、誰のせいだと思っているんだか……)
基本的に、この人はリムの敵対心をうずかせる。
思えば出会い方から最悪だった。ムジカにどうでもいいことで絡んできたくせに、放っておいたら知らない間に懐いているし――つまり、気に食わないというものなのだろう。これが。好きとか嫌いとか、それとは別次元の問題で。
苛立ち混じりに操舵輪を操作しつつ、バルムンクのコンパネを呼びだした。セイリオスの広域通信網に接続し、セイリオス各地に設置された防災スピーカーのコントロールを奪取。
ムジカはきっと、こんなことを望みはしないだろう。思いつきすらしないに違いない。
(だってあの人は、悲しいほどに無欲だから)
だからこれは、リムの望みだった。
「――こちらセイリオス管理者直轄、ラウル傭兵団」
通信席のヘッドセットを握り締めて。挑むように告げる。
「セイリオス外縁東部、メタルの奇襲を確認した。当戦域は、これより我々が請け負う」
そうしてバルムンクが捉えた映像を、セイリオス全域に中継した。
そして、胸の内では毒を吐いた。
――思い知れ。
あの人が戦わされるのなら――あの人が、戦うと言うのなら。
――ならば、せめて思い知れ。
誰がこの島を救うのか。誰がこの島のために戦うのか。
――だから、せめて思い知れ。
誰よりも“ノーブル”を憎んでいるくせに、それでもなお“憧れ”を捨てられずに戦い続ける気高さを。
「セイリオスのノーブルに告ぐ――これより当戦域に手出し無用。我ら傭兵の戦うさま、とくとご覧あれっ!!」
――“私の英雄”を思い知れ。
(――面白くない)
何もかも、面白くない光景だった。
迫るメタルも、戦いを決意させられたこの状況も。助けられて呆然としているアーシャもだし、そもそもを言えば、この島もだ。ムジカにケガさせた生徒会長、力の足りないノーブルたち、自らを守る力もない学生。
付け加えるなら、肝心な時にはいつだって役に立たない父もだし――そして戦うことを決意したムジカを、素直に送り出せなかった自分もだ。
彼の安息を願っていても、彼を戦わせることしかできず、何の役にも立てていない。だから、何もかも、面白くない。
セイリオスの空を<ダンゼル>が駆ける。リムが意見を求められ、アルマが形にしたノブリスが。
異形の格闘機が風より早く前へ、前へ。メタルをすれ違いざまにばらりずん。眼前を遮るメタルは右ガントレットで握り潰し、爆散させたメタルの銀砂を浴びて更に前へ、前へ。
稲妻の機動で敵中を舞い、一瞬のよどみすらなく敵を破壊していく。
リムが、最も誇らしくて――だからこそ、最も嫌いな光景だった。
(……あの人には、戦いしか残ってない)
誰が、知っているだろう。本当は、争いになど向いてない人だと。
誰が、知ってくれるだろう――本当は優しすぎるがゆえに、なにも諦められない人なのだと。
(戦うこと以外の何もかもを、奪われてしまったから)
家族を叔父に殺されて、その地位さえも奪われて。“ジークフリート”の末裔として、持ち得た全てを彼は失った。
怯える仔犬のようだった彼を、覚えているのは自分だけだ。
そんな彼を戦士に――そして傭兵にしてしまったのは、自分たちだ。
力を持たないリムの幼さが、彼に“貴族殺し”の穢名を与え、彼から故郷でさえも奪った。
戦う力以外の全てを失った子供に、戦い以外の何も与えてあげられなかった。
だからリムは、ムジカを戦いに導くもの全てが嫌いだ。
(この世界は、こんなにもあの人に優しくない)
ならば、せめて――だから、せめて。
祈るように、誓ったことがある。彼を決して、独りにはしないと。
だから、リムは冷たく問う。
「――アーシャ・エステバン。聞こえますか」
戦うあの人がかばうように、置き去りにした<ナイト>に通信する。
「あなたはまだ、戦えますか?」
『え? あ……この声、リムちゃん!?』
「時間がありません、簡潔に。あなたの機体状況の報告を」
『……リムちゃん?』
鈍い、と思う。遅い、と思う。経験不足だと罵りたくなる。
だが逃げもしなければ、ムジカを否定したりもしなかった。
『え、えと……フライトグリーヴ、機能停止。ブーストスタビライザーも消失。戦闘機動は、取れない――けど、ガン・ロッドはまだ使える。まだ、まだやれるよ!』
「であれば、当艦の甲板へ。私があなたの足になります」
だから今は、味方だと認める。
え? とやはり鈍いアーシャに、感情を見せない声で続けた。
「あなたはこれから当艦の固定砲台です。当艦の機能の全てでもって、あなたをバックアップします。当艦が墜ちるとき、それがあなたの墜ちるとき。この戦場に、逃走はあり得ません――お覚悟を」
『――――』
通信越しに、息を呑む気配。
だがすぐに、勝気な声が返してくる。
『……一蓮托生ってやつ?』
「御冗談を。あなたとはごめんです。このリレーションに、興味はありませんので」
ムジカ以外のことなどどうでもいい。あるいは、あの甲斐性なしの父ですら。
あの少年に、救われたのだ。心も、この身の未来でさえも。
だから全身で彼に報いる。そう誓っている。彼が死ぬ場所が、自分の死ぬ場所だ。そう決めている。
たとえ、彼がそれを望まなかったとしても。
通信先、アーシャは困惑しているようだが。
『……今日のリムちゃん、ちょっと辛口?』
「時間がないと言ったでしょう。やるかどうか、回答を」
『大丈夫だよ。やれる――うん、やろう!! ムジカを助けるよ! あいつ一人で戦わせたりなんかしないんだから!』
ならばよし。攻撃力確保のめどは立った。
上空から、落下するように一直線でアーシャの元へ。船を操作しながら、リムは準備を開始する。
この船の支配者として、バルムンクに命じた。
「バルムンク、ステータスを巡行モードから観測・タクトモードへ移行。全ての観測データをコンダクターへ。データリンク、対象、<ナイト>、アーシャ・エステバン。当艦の観測結果を視覚情報にリンク」
船体各部の装甲板がスライドし、バルムンクに搭載されている全ての光学センサが起動。周囲の状況を取り込んで解析し、演算した未来予測でノーブルをサポートする。
普段は死蔵されている機能だ。何故ならムジカもラウルもデータリンクを必要としない。余分なデータは彼らの気を散らせるし、センサによる観測結果などより、ムジカやラウルの肌感覚のほうが――理屈では説明がつかないが――よっぽど感度が高い。
だが、未熟者になら使い道がある。
『わ、わ? なにこれ? メタルの動き……? 凄い――戦場が、全部見える――』
「私語は後にしてください、固定砲台。甲板に乗って、準備できたらさっさと撃つ。ほら早く」
『……ねえリムちゃん。助けに来てくれたのは、ホントに、本当にありがたいんだけど……なんか今日、ちょっと当たり強くない?』
「気のせいですからさっさと撃ってください」
『……やっぱり当たり強いー……』
どうでもいいことを嘆いて、アーシャが射撃を開始する。バルムンクの補助は対象メタルの機動予測だ。何秒後にどこに敵が来るか。それを対象と共有するから、素人であっても射撃制度が抜群に上がる。
攻撃を始めたアーシャをしり目に、リムは嘆息した。
(いったい、誰のせいだと思っているんだか……)
基本的に、この人はリムの敵対心をうずかせる。
思えば出会い方から最悪だった。ムジカにどうでもいいことで絡んできたくせに、放っておいたら知らない間に懐いているし――つまり、気に食わないというものなのだろう。これが。好きとか嫌いとか、それとは別次元の問題で。
苛立ち混じりに操舵輪を操作しつつ、バルムンクのコンパネを呼びだした。セイリオスの広域通信網に接続し、セイリオス各地に設置された防災スピーカーのコントロールを奪取。
ムジカはきっと、こんなことを望みはしないだろう。思いつきすらしないに違いない。
(だってあの人は、悲しいほどに無欲だから)
だからこれは、リムの望みだった。
「――こちらセイリオス管理者直轄、ラウル傭兵団」
通信席のヘッドセットを握り締めて。挑むように告げる。
「セイリオス外縁東部、メタルの奇襲を確認した。当戦域は、これより我々が請け負う」
そうしてバルムンクが捉えた映像を、セイリオス全域に中継した。
そして、胸の内では毒を吐いた。
――思い知れ。
あの人が戦わされるのなら――あの人が、戦うと言うのなら。
――ならば、せめて思い知れ。
誰がこの島を救うのか。誰がこの島のために戦うのか。
――だから、せめて思い知れ。
誰よりも“ノーブル”を憎んでいるくせに、それでもなお“憧れ”を捨てられずに戦い続ける気高さを。
「セイリオスのノーブルに告ぐ――これより当戦域に手出し無用。我ら傭兵の戦うさま、とくとご覧あれっ!!」
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