41 / 113
1章 強制入学編
6-5 あのメタルどもの狙いは、セイリオスだ
しおりを挟む
「――きゃあああああっ!?」
「……っ!!」
突然の轟音と衝撃――そして悲鳴。
敵襲を悟ったその瞬間に、ムジカは行動を開始していた。状況に追いつけていないレティシアを抱き寄せ、肩に担ぐ。そのまま一目散にハッチへ飛び込む。
一瞬だけ振り返った視線の先で、頭部に銃口をはやした虫型メタルの姿を見た――一メートルを超える虫だ。
それが怪光線を吐き出した。
「――――っ!!」
今度は悲鳴も上げられない。ハッチの先へ落ちていく刹那、光と熱とが頭上をかすめて飛んでいった。
魔弾ではない。マギカル・レイ、光熱波、コンバッションバースト――種類や呼び方は多々あるが、要は触れれば標的を焼き尽くす熱閃光だ。魔弾と並んでポピュラーな攻性魔術。当然、当たれば人体などひとたまりもなく蒸発する。
間一髪の九死一生。廊下に落下して、だがまだ終わりではない。足から頭に抜ける衝撃に涙目になりながら、ムジカは担いでいたレティシアを放り捨てて駆け出した。
「あいたっ――ムジカさん、どちらへ!?」
「ブリッジ行ってろ!!」
問いには答えず叫び返して、そのまま振り返らずに格納庫に飛び込んだ。
奥のハンガーには、いつもと変わらずズタボロの<ナイト>が懸架されている。飛び乗って即座に身に纏い、起動を命じる。
用意してあった新品のガン・ロッドを片手に、バイザー越しにラウルにがなり立てた。
「ラウル!! ハッチ開けろ、打って出る!!」
『すまん、頼む――ぐっ!?』
更に激震。おそらくはまた攻撃された。フライトシップの装甲ではそう何度も耐えられまい。
ハッチが開ききるまで待つ時間も惜しい。開きかけた隙間から、這い出るように空に飛び出す。出会い頭に見かけた虫型に、即座にガン・ロッドをぶっ放した。
突然の遭遇に、メタルはなすすべなく爆散したが――
(数が、多い……!?)
交戦距離にいるだけでも、片手の指では余るほど。だがそれ以上に――ここから見えるはるか遠くに、蚊柱のごとく無数のメタル。
あれだけの数をラウルが見逃すとは思えない。おそらく、最初に接敵したのは“斥候”だ。雲の偽装を取っ払って、本隊が姿を現そうとしている。
だが、そんな風にメタルが組織的な行動を取っているということは――
「おい、ラウル。あれ……」
交戦中だというのに、一瞬ムジカは呆然とした。
無数のメタルの、更に背後。控えているのは……山のごとき巨躯の銀塊。
『おいおい、マジか……本当にいやがった!』
「何が!?」
『レティシア嬢の探し物だ! ここ最近のメタルの襲撃頻度が増えてる原因! “巣”だ!!』
その言葉にゾッと、背筋に悪寒が走った。
目で見たものを、その時になってようやく認めた――考え得る中で最悪のパターンだった。
地上から人間を追ってやってきたメタルが、空に留まる術を身に着けた。雲に隠れ、学習を続けたメタルは、時に唐突にその能力を開花させる――個体の複製・増殖能力を。
あの山のごとき超大型メタルは、メタルの母体であり巣でもあり、人類を滅ぼすためのメタルの前線基地だった。
その斥候たるメタルの突撃をかわして撃ち落としながら、ムジカは叫ぶ。
「なんだってそんなものを、浮島のトップが探しに出てんだよ!? あるってわかってんならノーブルもっと連れてこいよ!?」
『警護隊が見つけられなかったんだとよ! あるって言っても現場は見てないからねえって押し問答になって、だったら証拠取ってきてやるって息巻いた結果が今回の依頼だ!!』
「そのバカ後でぶん殴らせろ!! あんなデカ物見逃しやがって!!」
罵声を返しながら、機動しつつ魔弾をばらまく。敵はそこまで強くない――が、数が多すぎた。群れがこちらに迫ってきている。接敵したメタルはあの群体の触角のようなものだ。急いで逃げなければならないが。
それこそ虫らしく無秩序に飛び回るメタルを撃ち落としながら、ムジカは声を荒らげた。
「ラウル、撤退準備急げ!! このままじゃマジで飲まれるぞ!!」
フライトシップに武装はない――そして<ナイト>一機でメタルの巣と大群を討伐できるほど甘くもない。逃げる以外の選択肢がない。
それがわかっているから、ラウルも既に行動を開始していた。
『わかってる! 船首はもうセイリオスに向けた!! お前も早く戻って――』
『――ムジカさんっ!!』
咄嗟の悲鳴で命を拾った。
悪寒を信じて、何に脅威を感じたのかもわからないまま背後へ飛び退く。
――その眼前を、真下から抜けていく魔弾。
(雲海の、中から――!)
奇襲だ。避けたが姿勢と呼吸が崩れた。飛び出してきたメタルは撃ち落としたが、視線を散らされた。
真下に意識を奪われたのだから、次手は視界の外からだ。左方でメタルがこちらを狙っているのに気づいていたが、反応が遅れた。
「ちぃっ――!」
放たれた魔弾は左ガントレットで受ける。衝撃はそのままに、わざとその場を吹き飛ばされた。装甲が砕ける異音と激痛。咄嗟に歯を食いしばって痛みを堪え、その一瞬でガン・ロッドを撃ち返した。
魔弾に食いちぎられ、虫型メタルは容赦なく銀砂に変えるが――
――それを隠れ蓑にして、飛び込んでくる銀色の獣。
「……っ!?」
頭だけが異様に大きい歪な獣が、ムジカを砕かんとそのアギトを開く――
刹那の判断で、ムジカはガン・ロッドごとその口に右腕を突っ込んだ。奥底まで、銃身を飲み込んだメタルが、そのアギトを閉じ装甲を食い破る。
『ムジカさんっ!?』
「ぐ、ぎぃ……!!」
激痛に息を引きつらせながら、ガン・ロッドの引き金を絞った。
腹の中に直接魔弾をぶち込まれて、メタルが腹部から風船のように爆散する。
腕にかじりつく頭はそのままに、ムジカは涙で歪む視界で辺りを見回した。
メタルの群れが迫っているが、至近距離の敵は全て墜とした。千載一遇の隙だ――ここを逃せば後続に追いつかれる。
全力でフライトシップに戻りながら、叫び声をあげた。
「ラウル、煙幕!!」
『よし来た!!』
フライトシップに武装はない――だが、メタルから逃げるための機能ならある。ジャミングクラウドはその一つだ。メタルの認識を狂わせる雲をばらまいて視界を奪う。
ばらまかれた煙幕弾が破裂し、ムジカたちと後続のメタルとを隔てた。それだけでは煙幕が晴れた時、メタルに追撃されるが……
ムジカが甲板に飛び乗ると、フライトシップは煙幕を隠れ蓑にして、雲海へと飛び込んだ。雲の中に身を隠して、メタルの視界から完全に消える。煙幕が晴れた時、メタルはこちらを見失っているという寸法だ。
だが、それにしたって確実ではない。警戒は解かず、ムジカは雲海の中から後方を睨み続ける――
『ムジカ、損傷は! お前、最後にメタルに噛まれてただろ!? 無事なのか?』
と、焦燥をにじませたラウルの声に、自分の状態を確認した。
まず左ガントレットに軽微損傷。装甲板を一部失ったが、機能に影響はない――問題はそちらよりも右ガントレットだ。
見やれば、まだ原形を残したメタルの頭がかじりついている。とはいえもう動くこともない。左手で払えば、頭部はすぐに銀の砂となって消えていった。
だが、メタルが残した傷跡までは消えない……
隠したところで仕方がない。ムジカは素直に告げた。
「噛み千切られちゃいないが、右ガントレットはほぼ大破。失敗したな……フレームまでひしゃげてるし、たぶん生身の腕にもダメージ入った。後で見てくれ、クソ痛え」
素人判断だが、おそらく折れている。だけならまだしも、鋭い牙が突き刺さったのだろう。破壊痕からは赤い液体が漏れ出てきていた。
<ナイト>が血など流すはずがない――ならばこれは、ムジカの血だ。
喉の先まで突っ込んだガン・ロッドよりも、ガントレットのほうが重症というのは何とも皮肉だが。
『そんな……!?』
と、これはレティシアの声。
短く悲鳴のように声を引きつらせた後、何かを堪えるような間と吐息の音を挟んで、言ってくる。
『……ごめんなさい。私の軽率さが、ムジカさんに怪我を――』
「んなこたどうでもいいよ。大したことじゃない」
謝罪が聞きたいわけではない。そんなものに価値はないし、傭兵の仕事などそんなものだ。申し訳ないと思ってくれるのなら、後で報酬に色でも付けてくれればいい。
だからそんな些事よりも、とムジカは告げた。
「それより、わかってんのか? 問題はこの後だぞ」
『…………』
「メタルの“巣”がいたってことは、今まで襲ってきてたのは斥候だ。あいつらがこれまで見つからなかったのは、雲の中に姿を隠してたから――それが姿をさらしたってことは、目的のものを見つけたってことだ」
それがどういう意味か。負傷した右腕がじくじくと痛みを訴えているのに、ムジカが感じていたのは寒気だ。
今回は、逃げ切れた。だがもう逃げ場などない。動き出した敵の、本当の目的は――……
「……あのメタルどもの狙いは、セイリオスだ」
「……っ!!」
突然の轟音と衝撃――そして悲鳴。
敵襲を悟ったその瞬間に、ムジカは行動を開始していた。状況に追いつけていないレティシアを抱き寄せ、肩に担ぐ。そのまま一目散にハッチへ飛び込む。
一瞬だけ振り返った視線の先で、頭部に銃口をはやした虫型メタルの姿を見た――一メートルを超える虫だ。
それが怪光線を吐き出した。
「――――っ!!」
今度は悲鳴も上げられない。ハッチの先へ落ちていく刹那、光と熱とが頭上をかすめて飛んでいった。
魔弾ではない。マギカル・レイ、光熱波、コンバッションバースト――種類や呼び方は多々あるが、要は触れれば標的を焼き尽くす熱閃光だ。魔弾と並んでポピュラーな攻性魔術。当然、当たれば人体などひとたまりもなく蒸発する。
間一髪の九死一生。廊下に落下して、だがまだ終わりではない。足から頭に抜ける衝撃に涙目になりながら、ムジカは担いでいたレティシアを放り捨てて駆け出した。
「あいたっ――ムジカさん、どちらへ!?」
「ブリッジ行ってろ!!」
問いには答えず叫び返して、そのまま振り返らずに格納庫に飛び込んだ。
奥のハンガーには、いつもと変わらずズタボロの<ナイト>が懸架されている。飛び乗って即座に身に纏い、起動を命じる。
用意してあった新品のガン・ロッドを片手に、バイザー越しにラウルにがなり立てた。
「ラウル!! ハッチ開けろ、打って出る!!」
『すまん、頼む――ぐっ!?』
更に激震。おそらくはまた攻撃された。フライトシップの装甲ではそう何度も耐えられまい。
ハッチが開ききるまで待つ時間も惜しい。開きかけた隙間から、這い出るように空に飛び出す。出会い頭に見かけた虫型に、即座にガン・ロッドをぶっ放した。
突然の遭遇に、メタルはなすすべなく爆散したが――
(数が、多い……!?)
交戦距離にいるだけでも、片手の指では余るほど。だがそれ以上に――ここから見えるはるか遠くに、蚊柱のごとく無数のメタル。
あれだけの数をラウルが見逃すとは思えない。おそらく、最初に接敵したのは“斥候”だ。雲の偽装を取っ払って、本隊が姿を現そうとしている。
だが、そんな風にメタルが組織的な行動を取っているということは――
「おい、ラウル。あれ……」
交戦中だというのに、一瞬ムジカは呆然とした。
無数のメタルの、更に背後。控えているのは……山のごとき巨躯の銀塊。
『おいおい、マジか……本当にいやがった!』
「何が!?」
『レティシア嬢の探し物だ! ここ最近のメタルの襲撃頻度が増えてる原因! “巣”だ!!』
その言葉にゾッと、背筋に悪寒が走った。
目で見たものを、その時になってようやく認めた――考え得る中で最悪のパターンだった。
地上から人間を追ってやってきたメタルが、空に留まる術を身に着けた。雲に隠れ、学習を続けたメタルは、時に唐突にその能力を開花させる――個体の複製・増殖能力を。
あの山のごとき超大型メタルは、メタルの母体であり巣でもあり、人類を滅ぼすためのメタルの前線基地だった。
その斥候たるメタルの突撃をかわして撃ち落としながら、ムジカは叫ぶ。
「なんだってそんなものを、浮島のトップが探しに出てんだよ!? あるってわかってんならノーブルもっと連れてこいよ!?」
『警護隊が見つけられなかったんだとよ! あるって言っても現場は見てないからねえって押し問答になって、だったら証拠取ってきてやるって息巻いた結果が今回の依頼だ!!』
「そのバカ後でぶん殴らせろ!! あんなデカ物見逃しやがって!!」
罵声を返しながら、機動しつつ魔弾をばらまく。敵はそこまで強くない――が、数が多すぎた。群れがこちらに迫ってきている。接敵したメタルはあの群体の触角のようなものだ。急いで逃げなければならないが。
それこそ虫らしく無秩序に飛び回るメタルを撃ち落としながら、ムジカは声を荒らげた。
「ラウル、撤退準備急げ!! このままじゃマジで飲まれるぞ!!」
フライトシップに武装はない――そして<ナイト>一機でメタルの巣と大群を討伐できるほど甘くもない。逃げる以外の選択肢がない。
それがわかっているから、ラウルも既に行動を開始していた。
『わかってる! 船首はもうセイリオスに向けた!! お前も早く戻って――』
『――ムジカさんっ!!』
咄嗟の悲鳴で命を拾った。
悪寒を信じて、何に脅威を感じたのかもわからないまま背後へ飛び退く。
――その眼前を、真下から抜けていく魔弾。
(雲海の、中から――!)
奇襲だ。避けたが姿勢と呼吸が崩れた。飛び出してきたメタルは撃ち落としたが、視線を散らされた。
真下に意識を奪われたのだから、次手は視界の外からだ。左方でメタルがこちらを狙っているのに気づいていたが、反応が遅れた。
「ちぃっ――!」
放たれた魔弾は左ガントレットで受ける。衝撃はそのままに、わざとその場を吹き飛ばされた。装甲が砕ける異音と激痛。咄嗟に歯を食いしばって痛みを堪え、その一瞬でガン・ロッドを撃ち返した。
魔弾に食いちぎられ、虫型メタルは容赦なく銀砂に変えるが――
――それを隠れ蓑にして、飛び込んでくる銀色の獣。
「……っ!?」
頭だけが異様に大きい歪な獣が、ムジカを砕かんとそのアギトを開く――
刹那の判断で、ムジカはガン・ロッドごとその口に右腕を突っ込んだ。奥底まで、銃身を飲み込んだメタルが、そのアギトを閉じ装甲を食い破る。
『ムジカさんっ!?』
「ぐ、ぎぃ……!!」
激痛に息を引きつらせながら、ガン・ロッドの引き金を絞った。
腹の中に直接魔弾をぶち込まれて、メタルが腹部から風船のように爆散する。
腕にかじりつく頭はそのままに、ムジカは涙で歪む視界で辺りを見回した。
メタルの群れが迫っているが、至近距離の敵は全て墜とした。千載一遇の隙だ――ここを逃せば後続に追いつかれる。
全力でフライトシップに戻りながら、叫び声をあげた。
「ラウル、煙幕!!」
『よし来た!!』
フライトシップに武装はない――だが、メタルから逃げるための機能ならある。ジャミングクラウドはその一つだ。メタルの認識を狂わせる雲をばらまいて視界を奪う。
ばらまかれた煙幕弾が破裂し、ムジカたちと後続のメタルとを隔てた。それだけでは煙幕が晴れた時、メタルに追撃されるが……
ムジカが甲板に飛び乗ると、フライトシップは煙幕を隠れ蓑にして、雲海へと飛び込んだ。雲の中に身を隠して、メタルの視界から完全に消える。煙幕が晴れた時、メタルはこちらを見失っているという寸法だ。
だが、それにしたって確実ではない。警戒は解かず、ムジカは雲海の中から後方を睨み続ける――
『ムジカ、損傷は! お前、最後にメタルに噛まれてただろ!? 無事なのか?』
と、焦燥をにじませたラウルの声に、自分の状態を確認した。
まず左ガントレットに軽微損傷。装甲板を一部失ったが、機能に影響はない――問題はそちらよりも右ガントレットだ。
見やれば、まだ原形を残したメタルの頭がかじりついている。とはいえもう動くこともない。左手で払えば、頭部はすぐに銀の砂となって消えていった。
だが、メタルが残した傷跡までは消えない……
隠したところで仕方がない。ムジカは素直に告げた。
「噛み千切られちゃいないが、右ガントレットはほぼ大破。失敗したな……フレームまでひしゃげてるし、たぶん生身の腕にもダメージ入った。後で見てくれ、クソ痛え」
素人判断だが、おそらく折れている。だけならまだしも、鋭い牙が突き刺さったのだろう。破壊痕からは赤い液体が漏れ出てきていた。
<ナイト>が血など流すはずがない――ならばこれは、ムジカの血だ。
喉の先まで突っ込んだガン・ロッドよりも、ガントレットのほうが重症というのは何とも皮肉だが。
『そんな……!?』
と、これはレティシアの声。
短く悲鳴のように声を引きつらせた後、何かを堪えるような間と吐息の音を挟んで、言ってくる。
『……ごめんなさい。私の軽率さが、ムジカさんに怪我を――』
「んなこたどうでもいいよ。大したことじゃない」
謝罪が聞きたいわけではない。そんなものに価値はないし、傭兵の仕事などそんなものだ。申し訳ないと思ってくれるのなら、後で報酬に色でも付けてくれればいい。
だからそんな些事よりも、とムジカは告げた。
「それより、わかってんのか? 問題はこの後だぞ」
『…………』
「メタルの“巣”がいたってことは、今まで襲ってきてたのは斥候だ。あいつらがこれまで見つからなかったのは、雲の中に姿を隠してたから――それが姿をさらしたってことは、目的のものを見つけたってことだ」
それがどういう意味か。負傷した右腕がじくじくと痛みを訴えているのに、ムジカが感じていたのは寒気だ。
今回は、逃げ切れた。だがもう逃げ場などない。動き出した敵の、本当の目的は――……
「……あのメタルどもの狙いは、セイリオスだ」
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
鬼畜なエロゲ世界にモブ転生!?このままだと鬱ENDらしいので、ヒロイン全員寝取ってハピエン目指します!
ぽんぽこ@書籍発売中!!
ファンタジー
「助けて、このままじゃヒロインに殺される……!!」
気が付いたら俺はエロゲーム世界のモブキャラになっていた。
しかしこのエロゲー、ただヒロインを攻略してエッチなことを楽しむヌルいゲームではない。
主人公の死=世界の崩壊を迎える『ハイスクール・クライシス』というクソゲーだったのだ。
ついでに俺がなっちまったのは、どのルートを選んでも暗殺者であるヒロインたちに殺されるモブキャラクター。このままではゲームオーバーを迎えるのは確定事項。
「俺は諦めねぇぞ……トワりんとのハッピーエンドを見付けるまでは……!!」
モブヒロインの家庭科教師に恋した俺は、彼女との幸せな結末を迎えるルートを探すため、エロゲー特有のアイテムを片手に理不尽な『ハイクラ』世界の攻略をすることにした。
だが、最初のイベントで本来のエロゲー主人公がとんでもないことに……!?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる