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第2章『エルフの姫様を助ける事にした』
★ドーラとの勝負とラウラの射的
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「ユート?どうかしましたか?青ざめた顔をしていますが」
あぁアルカよ
そんな無垢な顔で俺を見ないでくれ
しかしこの事はアルカに言った方が良いのだろうか
ショックを受けてしまうのではないか?
「いや…アルカ……実はな」
俺はアルカに防御力値がゼロになってしまった事を告げようとすると
『うぉぉぉぉ!すげぇ!なんだこの子ども!』
『信じらんねぇ!』
なにやら向こうの方の人混みの中心で凄い事が起こったらしいな
ステータスの事は後にしよう
人混みの中心にあったゲームは
「アームレスリング」
腕相撲か、しかしあれだな…また嫌な予感がするな
そして恐る恐る人混みの中心を覗くとそこには勝ち誇った顔をしたドーラがいた
「すげぇなあの子ども、今99人抜きしてるらしいぞ」
「後一勝で100人抜きだろ?」
ドーラは少し遠慮を覚えなさい
「ドーラに挑む人はいないっすか!ドーラは後一勝っす!ラスト勝負っす!」
ドーラが辺りを見渡すが誰もドーラに挑戦しようとは思わない
目の前で圧倒的な力を見せつけられたのだ
余程の馬鹿か身の程を弁えない馬鹿しか挑戦しないだろう
「あっ!ユート様!ギルドの用事は終わったっすか!ならドーラとアームレスリングをしないっすか!」
ドーラがこちらに気付くなりやらないかと誘ってきた
「別に構わないが……どうなっても知らんぞ?」
そして俺vs.ドーラのアームレスリング対決が始まろうとしていた
「ユート様!ドーラも本気でいくっすよ!」
試合開始の合図と共にドーラが俺の腕をへし折る気持ちで力を入れる
流石はドワーフ族だ
その力は凄まじい
だが……俺は流石に仲間に負けたくはないと思うのでな
俺も少し本気を出させて貰うぞ
俺は『劣化』の倍率を下げる
するとドーラの顔が険しくなった
「流石ユート様っす……ドーラの本気の力でもギリギリっすね…でもまだまだいくっすよ!」
そう言うとさらにドーラの力が跳ね上がる
まだ力を温存してたのか
だが流石に俺も疲れてきたのでなここらで決着を付けさせて貰うぞ
俺は『劣化』の倍率をさらに下げる
するとバキバキバキと音を立てて台が壊れてしまった
結果は引き分け
だが俺とドーラの試合は終わらない
台が壊れた後も続いていた
「これで終わりだ!」
俺がそう言うと一気に『劣化』の倍率を下げていく
遂に倍率は1/100とほとんど素の強さに近い状態になった時にドーラの手の甲を地につける事が出来た
「ふぅ…凄いっす!流石はユート様っす!尊敬するっす!」
ドーラがそう言うと周りにいた人々から拍手喝采が鳴り響く
「ナイスファイトだ!」「久しぶりにいいもん見せてもらったぜ!」
こうやって注目を集めるのは……嫌な気分では無いが…
恥ずかしいな
「ほら行くぞドーラ、ところでラウラはどこだ?」
「ラウラ様なら向こうの「シャテキ」と呼ばれるゲームをやっていると思いますよ」
射的か、懐かしいな
俺も小学生の頃よくやったっけな
そしてシャテキの場所に行くとやはり人混みに溢れている
そしてその中心には当然ラウラがいた
ラウラの両脇にはシャテキの景品であろう物で溢れていた
「姉ちゃん勘弁してくれ!これ以上とられたらこっちも商売上がったりだよ!」
「このシャテキってゲームは凄く楽しいわね!倒すだけでこんなに景品が取れるんだから!」
そうはしゃぎながらも正確に景品を撃ち抜いていくラウラ
「ほら行くぞラウラ、そろそろクエストの時間だ」
太陽が沈み始めている
それはゾンビが活動を始める時間
そして俺達やラウラのクエスト開始の合図でもある
「だけどユート!こんな風に簡単に景品が取れるゲームは他に無いわ!ここで今までの鬱憤を晴らしてやるわ!」
どうやらラウラは他のゲームでなかなか結果を残せなかったらしいな
だがそれを理由にクエストを放棄するのは感心しないな
俺はラウラが銃を発砲する瞬間に首筋を『冷却』の魔法で冷やす
すると当然手がブレ弾が景品に当たらなかった
「ちょっと何するのよユート!」
「だから言っただろクエストの時間だよ」
「あっ!もうそんな時間だったのね!」
そう言うとラウラは少し困った顔をした
「この景品どうしよう、私は無限収納のスキルは持ってないし」
仕方ない、俺が運んでやるか
ラウラが取った景品を全て俺の無限収納に入れる
「ありがとうユート、よく良く考えたらこんなに景品を取っても荷物にしかならないわね」
それを取り終わってから気づくのかよ
そして俺やラウラ達はミルシィに指示された教会へと向かうのであった
あぁアルカよ
そんな無垢な顔で俺を見ないでくれ
しかしこの事はアルカに言った方が良いのだろうか
ショックを受けてしまうのではないか?
「いや…アルカ……実はな」
俺はアルカに防御力値がゼロになってしまった事を告げようとすると
『うぉぉぉぉ!すげぇ!なんだこの子ども!』
『信じらんねぇ!』
なにやら向こうの方の人混みの中心で凄い事が起こったらしいな
ステータスの事は後にしよう
人混みの中心にあったゲームは
「アームレスリング」
腕相撲か、しかしあれだな…また嫌な予感がするな
そして恐る恐る人混みの中心を覗くとそこには勝ち誇った顔をしたドーラがいた
「すげぇなあの子ども、今99人抜きしてるらしいぞ」
「後一勝で100人抜きだろ?」
ドーラは少し遠慮を覚えなさい
「ドーラに挑む人はいないっすか!ドーラは後一勝っす!ラスト勝負っす!」
ドーラが辺りを見渡すが誰もドーラに挑戦しようとは思わない
目の前で圧倒的な力を見せつけられたのだ
余程の馬鹿か身の程を弁えない馬鹿しか挑戦しないだろう
「あっ!ユート様!ギルドの用事は終わったっすか!ならドーラとアームレスリングをしないっすか!」
ドーラがこちらに気付くなりやらないかと誘ってきた
「別に構わないが……どうなっても知らんぞ?」
そして俺vs.ドーラのアームレスリング対決が始まろうとしていた
「ユート様!ドーラも本気でいくっすよ!」
試合開始の合図と共にドーラが俺の腕をへし折る気持ちで力を入れる
流石はドワーフ族だ
その力は凄まじい
だが……俺は流石に仲間に負けたくはないと思うのでな
俺も少し本気を出させて貰うぞ
俺は『劣化』の倍率を下げる
するとドーラの顔が険しくなった
「流石ユート様っす……ドーラの本気の力でもギリギリっすね…でもまだまだいくっすよ!」
そう言うとさらにドーラの力が跳ね上がる
まだ力を温存してたのか
だが流石に俺も疲れてきたのでなここらで決着を付けさせて貰うぞ
俺は『劣化』の倍率をさらに下げる
するとバキバキバキと音を立てて台が壊れてしまった
結果は引き分け
だが俺とドーラの試合は終わらない
台が壊れた後も続いていた
「これで終わりだ!」
俺がそう言うと一気に『劣化』の倍率を下げていく
遂に倍率は1/100とほとんど素の強さに近い状態になった時にドーラの手の甲を地につける事が出来た
「ふぅ…凄いっす!流石はユート様っす!尊敬するっす!」
ドーラがそう言うと周りにいた人々から拍手喝采が鳴り響く
「ナイスファイトだ!」「久しぶりにいいもん見せてもらったぜ!」
こうやって注目を集めるのは……嫌な気分では無いが…
恥ずかしいな
「ほら行くぞドーラ、ところでラウラはどこだ?」
「ラウラ様なら向こうの「シャテキ」と呼ばれるゲームをやっていると思いますよ」
射的か、懐かしいな
俺も小学生の頃よくやったっけな
そしてシャテキの場所に行くとやはり人混みに溢れている
そしてその中心には当然ラウラがいた
ラウラの両脇にはシャテキの景品であろう物で溢れていた
「姉ちゃん勘弁してくれ!これ以上とられたらこっちも商売上がったりだよ!」
「このシャテキってゲームは凄く楽しいわね!倒すだけでこんなに景品が取れるんだから!」
そうはしゃぎながらも正確に景品を撃ち抜いていくラウラ
「ほら行くぞラウラ、そろそろクエストの時間だ」
太陽が沈み始めている
それはゾンビが活動を始める時間
そして俺達やラウラのクエスト開始の合図でもある
「だけどユート!こんな風に簡単に景品が取れるゲームは他に無いわ!ここで今までの鬱憤を晴らしてやるわ!」
どうやらラウラは他のゲームでなかなか結果を残せなかったらしいな
だがそれを理由にクエストを放棄するのは感心しないな
俺はラウラが銃を発砲する瞬間に首筋を『冷却』の魔法で冷やす
すると当然手がブレ弾が景品に当たらなかった
「ちょっと何するのよユート!」
「だから言っただろクエストの時間だよ」
「あっ!もうそんな時間だったのね!」
そう言うとラウラは少し困った顔をした
「この景品どうしよう、私は無限収納のスキルは持ってないし」
仕方ない、俺が運んでやるか
ラウラが取った景品を全て俺の無限収納に入れる
「ありがとうユート、よく良く考えたらこんなに景品を取っても荷物にしかならないわね」
それを取り終わってから気づくのかよ
そして俺やラウラ達はミルシィに指示された教会へと向かうのであった
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