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聖女の予言で燃える村と聖なる聖騎士(本物)
事実
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スピカは魔石に溜め込まれた魔力を吸収することはあっても、魔石を食らうことはない。
見事に復讐代行を終え、証拠となる聖騎士の体内に埋め込まれていた魔石を回収し、ゆっくりと物陰に隠れて慎重に祭司ハネスの行方を探す。
両手を強く握りしめたハヤルウは放心状態ではあったが、「まだ終わっていないぞ」と声を掛ければ、はっと瞳に憎しみの色が灯る。
祭司ハネスは焼け野原になった村を後にして、入口付近で誰かと立ち話をしているようだか。
会話が聞こえる距離までゆっくり近づけば、祭司ハネスと話をする男の声に聞き覚えがあることに気づく。
「聖女様には困ったものです。私のラボを破壊した上、このような場所に神託をお告げになられるとは…」
「よいではありませんか。我々西とは真逆の場でこのようなお告げをお示しになられた神と聖女に感謝はすれど、批判など許されてはおりませんよ」
「聖女が破壊した魔石の中にはもう少しで完成する魔石が山のように存在していたんですがねえ…研究データのバックアップと、この場で大量に手に入った魔石で手を打ちましょう」
「ええ。どうぞ、お持ち帰りください。カールメイク様。新たな研究の成果を楽しみにしておりますよ」
「ええ、ご期待に応えられるよう精進致します」
ーー親父…?
東の村から調達したであろう魔石の山を背に祭司ハネスと会話をするのは俺の父親、ラクパス・カールメイクだった。
聖騎士ティトマスが祭司ハネスとラクパス・カールメイクの癒着を指摘していたが、どうやら事実であったらしい。
息子の俺やお袋に隠れて、何をこそこそやっているかと思えば…。珍しい魔石の研究など大口叩いておきながら、やっていることは人殺しに利用するための魔石研究か。笑える。
どっちにしろ、俺に罪はなくとも家族に罪がある。スピカに罪人を食わせている限り、俺も善人ではいられそうにない。
最終目標は教会をぶっ潰すこと。
祭司ハネスが諸悪の根源であるならば、彼と手を組み魔石研究をする親父だって、人類の敵だ。
「マルクス先輩」
「あー…。ああ。帰ろうか。ハヤルウ」
「祭司ハネスはいいんスか?」
「今はいい。あれをどうにかするのはティトマスの役目だ」
祭司ハネスは聖女の上司でもある。
外野の俺がパッと出ていってあの小太り祭司を処刑するより、ティトマスや聖女が仕留めたら世のため人のためになりそうではある。
5人もの血肉を食らい付くした木製椅子はるんたった、るんたったと軽やかに四足を地面の上で回転させて、踊るように前へ進む。
勢い余って自動回転椅子のようにくるくる回る木製椅子はシュールであるが、ハヤルウと俺達の間には会話の一つもなく、俺たちは帰路に着いた。
「やっと帰ってきた!」
出迎えた4人の聖騎士はハヤルウを褒め称え、四人で寄って集って胴上げを始めた。
復習を遂行したことのお祝いでもあるが、雑用をハヤルウに任せきりだった男たちはまともな料理にありつけず、帰ってきたばかりのハヤルウを担ぎ上げて料理を作ってもらおうと必死だ。
肩を竦めたハヤルウが料理を振る舞うとどんちゃん騒ぎを始め、それらが落ち着いた頃。
ハヤルウは俺にある事実を打ち明けてきた。
「マルクス先輩。実は…おれ、いや、わたしはハヤルウではありません」
「…ん?わたし?」
「ハヤルウは兄の名前で、わたしはルハルウと申します。兄はいじめに絶えきれず…引きこもりになってしまって。兄の無念を晴らすため、わたしが入れ替わることになりました。彼らは言うことを聞かなればわたしを襲うと言ったので、わたしはハヤルウとして教会で暮せば、自宅にいるのはわたしであると偽った兄です。死ぬことはあっても凌辱されることはないと両親の判断もありましたが…。その、嘘をついていて、みっともない姿をみせてごめんなさい!わたしとハヤルウは、放出と貯蓄、両方の魔石を持っていてーー」
「両方?」
「わたしと兄は双子です。二卵性で…互いに生まれた魔石を一つずつ、後天的に1つの魔石を2つに割ったものを埋め込まれました」
なるほど。だから異常なほど快楽に喘いでいたのか。
納得はしたが、スピカの視線が痛い。さっきまでるんるん気分で小躍りしていたのに、木製椅子はその話を聞いた途端に動きを止めた。
「その、マルクス先輩。わたし、兄以外に魔力譲渡をしてもらったのは初めてで。わたしたち、とても相性がいいと思うんです。ですから、これからもーー」
「あ、いや。それは…」
「わ、わたしとお付き合いーー」
「あるじさま、うわきもの」
違うんだスピカ。不可抗力だ。怒るなと声を出すわけにもいかず、どのようにハヤルウーー本名はルハルウと言うらしいーーを説得するか頭を悩ませていれば、はっと顔を上げてその場にしゃがみ込んだ。
ルハルウは見覚えのない手紙を手に持っていた。はっと手にした手紙を開いたルハルウは、内容を確認すると声を張り上げる。
「聖騎士ティトマス先輩からです!聖女さまが、処刑されるって!」
見事に復讐代行を終え、証拠となる聖騎士の体内に埋め込まれていた魔石を回収し、ゆっくりと物陰に隠れて慎重に祭司ハネスの行方を探す。
両手を強く握りしめたハヤルウは放心状態ではあったが、「まだ終わっていないぞ」と声を掛ければ、はっと瞳に憎しみの色が灯る。
祭司ハネスは焼け野原になった村を後にして、入口付近で誰かと立ち話をしているようだか。
会話が聞こえる距離までゆっくり近づけば、祭司ハネスと話をする男の声に聞き覚えがあることに気づく。
「聖女様には困ったものです。私のラボを破壊した上、このような場所に神託をお告げになられるとは…」
「よいではありませんか。我々西とは真逆の場でこのようなお告げをお示しになられた神と聖女に感謝はすれど、批判など許されてはおりませんよ」
「聖女が破壊した魔石の中にはもう少しで完成する魔石が山のように存在していたんですがねえ…研究データのバックアップと、この場で大量に手に入った魔石で手を打ちましょう」
「ええ。どうぞ、お持ち帰りください。カールメイク様。新たな研究の成果を楽しみにしておりますよ」
「ええ、ご期待に応えられるよう精進致します」
ーー親父…?
東の村から調達したであろう魔石の山を背に祭司ハネスと会話をするのは俺の父親、ラクパス・カールメイクだった。
聖騎士ティトマスが祭司ハネスとラクパス・カールメイクの癒着を指摘していたが、どうやら事実であったらしい。
息子の俺やお袋に隠れて、何をこそこそやっているかと思えば…。珍しい魔石の研究など大口叩いておきながら、やっていることは人殺しに利用するための魔石研究か。笑える。
どっちにしろ、俺に罪はなくとも家族に罪がある。スピカに罪人を食わせている限り、俺も善人ではいられそうにない。
最終目標は教会をぶっ潰すこと。
祭司ハネスが諸悪の根源であるならば、彼と手を組み魔石研究をする親父だって、人類の敵だ。
「マルクス先輩」
「あー…。ああ。帰ろうか。ハヤルウ」
「祭司ハネスはいいんスか?」
「今はいい。あれをどうにかするのはティトマスの役目だ」
祭司ハネスは聖女の上司でもある。
外野の俺がパッと出ていってあの小太り祭司を処刑するより、ティトマスや聖女が仕留めたら世のため人のためになりそうではある。
5人もの血肉を食らい付くした木製椅子はるんたった、るんたったと軽やかに四足を地面の上で回転させて、踊るように前へ進む。
勢い余って自動回転椅子のようにくるくる回る木製椅子はシュールであるが、ハヤルウと俺達の間には会話の一つもなく、俺たちは帰路に着いた。
「やっと帰ってきた!」
出迎えた4人の聖騎士はハヤルウを褒め称え、四人で寄って集って胴上げを始めた。
復習を遂行したことのお祝いでもあるが、雑用をハヤルウに任せきりだった男たちはまともな料理にありつけず、帰ってきたばかりのハヤルウを担ぎ上げて料理を作ってもらおうと必死だ。
肩を竦めたハヤルウが料理を振る舞うとどんちゃん騒ぎを始め、それらが落ち着いた頃。
ハヤルウは俺にある事実を打ち明けてきた。
「マルクス先輩。実は…おれ、いや、わたしはハヤルウではありません」
「…ん?わたし?」
「ハヤルウは兄の名前で、わたしはルハルウと申します。兄はいじめに絶えきれず…引きこもりになってしまって。兄の無念を晴らすため、わたしが入れ替わることになりました。彼らは言うことを聞かなればわたしを襲うと言ったので、わたしはハヤルウとして教会で暮せば、自宅にいるのはわたしであると偽った兄です。死ぬことはあっても凌辱されることはないと両親の判断もありましたが…。その、嘘をついていて、みっともない姿をみせてごめんなさい!わたしとハヤルウは、放出と貯蓄、両方の魔石を持っていてーー」
「両方?」
「わたしと兄は双子です。二卵性で…互いに生まれた魔石を一つずつ、後天的に1つの魔石を2つに割ったものを埋め込まれました」
なるほど。だから異常なほど快楽に喘いでいたのか。
納得はしたが、スピカの視線が痛い。さっきまでるんるん気分で小躍りしていたのに、木製椅子はその話を聞いた途端に動きを止めた。
「その、マルクス先輩。わたし、兄以外に魔力譲渡をしてもらったのは初めてで。わたしたち、とても相性がいいと思うんです。ですから、これからもーー」
「あ、いや。それは…」
「わ、わたしとお付き合いーー」
「あるじさま、うわきもの」
違うんだスピカ。不可抗力だ。怒るなと声を出すわけにもいかず、どのようにハヤルウーー本名はルハルウと言うらしいーーを説得するか頭を悩ませていれば、はっと顔を上げてその場にしゃがみ込んだ。
ルハルウは見覚えのない手紙を手に持っていた。はっと手にした手紙を開いたルハルウは、内容を確認すると声を張り上げる。
「聖騎士ティトマス先輩からです!聖女さまが、処刑されるって!」
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