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第3章・風雲竜虎編

   第287夜・『新星美少女』

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 (写真がなくてすいません。写真の、一つの作品に対しての登録数が限界に近づいてきました。
      第300夜で、いったん、違う作品として区切りをつけると、
      また最初から登録しなおせると思うので、それまでお待ち下さい^^)

 ・・・月曜は仕事が一番忙しい日だが、私は、週休二日が日曜の他に火曜なので、今は、ビールを飲んで寛いでいる。

 テレビで『音楽寅さん』を見た。

 桑田佳祐の名曲の数々は、私の青春を彩ってきたので、ホロ酔い気分で、しみじみと聴く。

 「Oh! クラウディア」や「ラチエン通りのシスター」なんて、素晴らしすぎる。

   ◇

 昨日は、姪っ子のモダンバレエ・スクールの発表会だった。

 私の夏の風物詩である^^

 私の姪は、これまで、「美少女」の名を欲しい侭にしてきた。

 しかし、もはや、「少女期」は過ぎた。

 もう、15歳だ。

 イエローキャブのグラビアアイドル的なナイスバディの女になってしまった・・・。

 それは、私の胸を高揚させるものではない。

 ・・・しかし、世の中は巡る。

 舞台上に、とてつもない美少女が現われた。

 年の頃、7,8歳くらいだろうか?

 美女のようにキリリと整った顔だった。

 去年の発表会にはいなかった。

 しかし、踊りのメリハリが非常に良く、表情も豊かだった。

 バレエスクールの期待の新星なのだろうか、特別待遇で、常に舞台の中心にいた。

 先輩方と踊り、時おり、先輩方とのアイコンタクトで見せる控えめな笑顔がたまらない。

 先輩方も、その美しさに笑顔を返すしかないだろう。

    ◇

 今年から、発表会が終わった後、ロビーにスクール生が出てくるようになった。

 私は、姪に「頑張っていたね! 良かったよ^^」と言いつつ、ロビーの中を、新星美少女の姿を求めて視線を巡らせた。

 すると、いた!

 友人や家族に囲まれていた。

 私はその前を通るときに、思わず言っていた。

「君が一番、可愛い!」

 すると、その新星美少女は、困ったような顔でニコッと微笑んだ。

 私の背丈の半分ほどしかない子だが、その美しさは、超弩級である。

   ◇

 すぐに、私は姪にメールを出す。

「お願いだから、○○○○○ちゃんの写メを撮ってくれ!」

 名前は、発表会のプログラムで知った。

 すると、姪は、楽屋から、写真を撮って送ってくれた。

 その写真は、ここでは載せられないが、凄まじい美少女である^^

 私は、姪に感謝のメールを送った。

 すると、姪は、「感謝されて、こんなに嬉しくないこともないや」と送ってきた。

 心配するな! あなたもかつては美少女だったさ。

 ただ、人間は成長してしまうのだ・・・。

   ◇

 世の中には「奇跡」っちゅうものがある。

 この新星美少女が、なんかの拍子に、私に惚れない可能性もなくはない。

 そのために、私は、男に磨きをかけている!

 ・・・よっしゃあ!

 二週間の間に、ベルトの穴が二つも狭まったぞ。

 ダイエットが成功しているのである^^

               ・・・(2009/07/20)
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