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決断の時編

2回目の… ※

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どうしよう。どきどきする。
ピンクベージュの渦に飲まれて溺れたたようなあの日の熱を思い出す。

あの時より経験値は増えたし…羞恥心も減った…今ならもっと自分でも…

「どうしたアデル」
「ぶっ、ごほっ、げほっ、何でもないです///」




「ひゃっ!つめた!」
「すまないアデル、温めたつもりだったのだが…」

奥に押し込まれる生誕珠。その冷たさに声をあげてしまったけど…冷ややかなのは今だけですぐに熱くて熱くて仕方なくなるって知ってるから。

「あ…あ…あ、もう熱くなってきた…はぁ、だめ、もう欲しいグラナダ様…あぁ…グラナダ様きてぇ…」
「いくらでも、お前の望むだけ。ふふ、思い出すな、あの日の事を。お前に痛い思いをさせたら終いだと、どれほど心血を注いだことか」
「ううん…話してないで…はやくぅ…」
「子種が欲しいのか?まこと生誕珠の本能は赤裸々であるな。ほらっ、いくらでもイクがいい。イケばイクほどお前の魔力が吸収される。そうすればお前に似た子が生まれるやも知れぬっ」

話しながらも強く腰を打ち付け続けるグラナダ様。まだあきらめてないのか。
生誕珠のせいで僕はこんなに敏感になってるのにグラナダ様だけ余裕なのがホントに憎らしい。

「あんっ、あんっ、はあっ!あぁーーっ!…ふぅ…あ、待って!」
「休憩は無しだ、私の魔力はまだ満ちぬ」
「あっ!やぁあ!だめっ、やっ!」

まだイってる途中なのにグラナダ様がやめてくれないから快感が辛いことになってる。

「ひゃぁぅ…ぅぅ…いっ…くぅ…」
「ふふ、腹がピンクに光っておるわ」

「はぁはぁ…待って、も、待って…」

こんな時ばっかり昔に戻ったみたいに僕の言う事ちっとも聞いてくれない意地悪なグラナダ様。

「あっ、あっ、ああん、も、ばかぁ…僕ばっかやだぁ…」
「まだそのような口を利く余裕があるか、ではこれでどうだっ」
「ばっ!も、ひぁ、んんーー!ああっ、奥にっ!奥が熱い!熱いよぉ!」

身体の奥のずっと中心が今までと違う熱を帯びる。覚えてる。これは準備が出来た合図。

「お前の支度は整ったようだ。ならばっ!」
「あー!あっあっあっ!」

グラナダ様が理性を捨てて、本能のままに腰を動かす。身体から立ち上がる赤いオーラ。グラナダ様の準備も出来たみたいだ。

「あぁ…イっちゃうぅ…一緒に…グラナダ様一緒にイキたいよぉ…あぁぁーーーっ!」
「アデルっ!」

身体中の骨が折れるんじゃないかって言うぐらいに強く抱きしめられながら、身体の最奥に熱い熱い迸りを感じる。
そうしてまた、二人の魔力が生誕珠に吸収されていった。

「はぁ、はぁ、はぁ…」
「アデル…顔を見せよ…美しいな…子を孕んだお前はいつも格別美しい…」





こうして僕は2度目の妊夫生活をスタートしたのだ。










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