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決断の時編
デート日和
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今日はグラナダ様と一緒に神殿へ。
指には…グラナダ様がはめてくれた水晶の指輪が光ってる…はぁ…。
せっかく指輪をいただいたのに何故僕が嬉しそうじゃないのかと言うと、この指輪、実は軽い拘束の魔法がかかってる……。
拘束って変な意味じゃないよ。せいぜい迷子にならない程度のリードみたいな魔法。
きっとこれが日本だったらGPS付けられてたんだろうな…まあ、前科が増える一方なので仕方がない…。
それだけ心配かけちゃってるんだよね…あれも、これも…。
「ねぇグラナダ様、気分転換に遠回りして行きましょうよ。今日とってもいい天気だし。僕、またあの宝飾店でアベニアに良い感じのお守り見つけたいな」
「それは良い考えだな。ふむ、では姿を変えていくか?」
「えへへ…///」
茶髪のグラナダ様と歩くのはいつだって気恥しい。でも嬉しくもあって。
アベニアはラフや乳母たちと馬車でゆっくり。僕とグラナダ様は徒歩でゆっくり。
マカフィーさんとジョッシュさんは僕たちの後ろ10メートルくらい離れてくれてるから気分は二人っきり。
グラナダ様と腕を組んで歩く王都の景色はずいぶん整えられてきれいになった。治世が変わると街並みってこんなに変わるのかぁ…前王、よっぽど予算締めてたんだね。
「ほらアデル、ここは足元が悪い」
舗装の工事ででこぼこした道。ひょいって簡単に抱き上げられる僕。
「悪路が続く、このまま連れて行ってやろう」「えぇっ!」
顔が///顔が爆発しそう///
グラナダ様とああでもないこうでもないって選びに選んだ淡い色目のアメシスト。
「大変にお目が高い。この石は『愛の守護石』と呼ばれ、また気高き者の持つ石と言われてございます。」
「気高きもの…アベニアに相応しい石であるな」
「そうだね。あっ、そうだ。アベニアの護衛従者になるんだから…」
ラフにも一つお守りの石を。ミルク色した猫目の石は魔よけの効果もある守護の石。
これでいつでもアビーを守ってくれるかな。
フラフラとお店を覗いたり寄り道しながら向かうので倍くらいの時間がかかってる。ごめんねアビー、でも夫夫の時間も大事なんだよ。
「次の子はアデルに似た子が良いな」
「ええ~、僕はちっちゃいグラナダ様が何人いても構いませんよ?」
「ふむ、お前はそう言うであろうと思っておったが…まったくぶれぬな」
「ぶれませんよ。初めて会った時からずっと好き。大好きグラナダ様♡」
「ふっ、嫁に来たのがアデルでなければ子はおろか、愛し合う事もかなわなかったろう。これはなんという神の奇蹟か…」
「グラナダ様…んん…」
神の奇蹟…なんとなく頭に残るグラナダ様の言葉をかみしめながらようやく一昨日ぶりの神殿へ到着した。
指には…グラナダ様がはめてくれた水晶の指輪が光ってる…はぁ…。
せっかく指輪をいただいたのに何故僕が嬉しそうじゃないのかと言うと、この指輪、実は軽い拘束の魔法がかかってる……。
拘束って変な意味じゃないよ。せいぜい迷子にならない程度のリードみたいな魔法。
きっとこれが日本だったらGPS付けられてたんだろうな…まあ、前科が増える一方なので仕方がない…。
それだけ心配かけちゃってるんだよね…あれも、これも…。
「ねぇグラナダ様、気分転換に遠回りして行きましょうよ。今日とってもいい天気だし。僕、またあの宝飾店でアベニアに良い感じのお守り見つけたいな」
「それは良い考えだな。ふむ、では姿を変えていくか?」
「えへへ…///」
茶髪のグラナダ様と歩くのはいつだって気恥しい。でも嬉しくもあって。
アベニアはラフや乳母たちと馬車でゆっくり。僕とグラナダ様は徒歩でゆっくり。
マカフィーさんとジョッシュさんは僕たちの後ろ10メートルくらい離れてくれてるから気分は二人っきり。
グラナダ様と腕を組んで歩く王都の景色はずいぶん整えられてきれいになった。治世が変わると街並みってこんなに変わるのかぁ…前王、よっぽど予算締めてたんだね。
「ほらアデル、ここは足元が悪い」
舗装の工事ででこぼこした道。ひょいって簡単に抱き上げられる僕。
「悪路が続く、このまま連れて行ってやろう」「えぇっ!」
顔が///顔が爆発しそう///
グラナダ様とああでもないこうでもないって選びに選んだ淡い色目のアメシスト。
「大変にお目が高い。この石は『愛の守護石』と呼ばれ、また気高き者の持つ石と言われてございます。」
「気高きもの…アベニアに相応しい石であるな」
「そうだね。あっ、そうだ。アベニアの護衛従者になるんだから…」
ラフにも一つお守りの石を。ミルク色した猫目の石は魔よけの効果もある守護の石。
これでいつでもアビーを守ってくれるかな。
フラフラとお店を覗いたり寄り道しながら向かうので倍くらいの時間がかかってる。ごめんねアビー、でも夫夫の時間も大事なんだよ。
「次の子はアデルに似た子が良いな」
「ええ~、僕はちっちゃいグラナダ様が何人いても構いませんよ?」
「ふむ、お前はそう言うであろうと思っておったが…まったくぶれぬな」
「ぶれませんよ。初めて会った時からずっと好き。大好きグラナダ様♡」
「ふっ、嫁に来たのがアデルでなければ子はおろか、愛し合う事もかなわなかったろう。これはなんという神の奇蹟か…」
「グラナダ様…んん…」
神の奇蹟…なんとなく頭に残るグラナダ様の言葉をかみしめながらようやく一昨日ぶりの神殿へ到着した。
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