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番外編

*ノックス・ハイルデン(2)

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「式を終えるまで、君には手を出さない。
夫婦になったとき心ゆくまで愛し合いたい」


これは、紛れもなく本心だった。
結婚式さえ済めば、アリスティアを抱いて抱いて抱きまくる!

しかし、そんな思いとは裏腹に性欲は止まることを知らなかった。

今まで、毎日誰かを抱いて発散してきた身体に、何ヶ月もの禁欲生活は不可能に近かった。

いくら自分で処理しても、治まることを知らない己のモノに嫌気がさす。
今すぐ、あの綺麗な身体を堪能して、思いっきりぶち込みたい!

その欲望は、日を追うごとに強くなっていく。アリスティアを見るだけで、すぐに己のモノがそそり立ち子種を注ぐ準備に入ってしまう程、渇望していた。

こんな姿を見られては、決意した意味がなくなってしまう。

アリスティアとの恒例のお茶会を終えた後、ノックスはすぐに女を買おうと街に出た。

もう、これ以上我慢をしたら、間違いなくアリスティアを押し倒す気がするからだ。

以前使っていた馴染みの店にむかえば、誰かいるだろう…
そう思い向かった店には、ノックスにとって大変都合の良い人物がいた。

そう、それが浮気相手となる、テルザ・ドルトムント男爵令嬢だった。

テルザはノックスの元遊び相手の一人だった。
あくまでも遊び相手…
しかし、テルザの方はノックスに夢中で彼の言うことなら何でも聞いた。

店に入ってきたノックスを見つけたテルザは、まるで恋人との再会を喜ぶかのように満面の笑みでノックスの元へ駆け寄った。

そして、あっという間に元の関係に戻る。


部屋に入ると、ノックスはすぐさまテルザに命じた。

「ずべて抜いて四つん這いになれ」と。

テルザは喜んで来ていた服を脱ぎ始める。

そして、尻尾を振るかのようにノックスの前で四つん這いになりお尻を高く突き出した。

すでに、抱いてもらえる喜びでテルザの中はトロトロに溶けきっている。
そこに、ノックスは躊躇うことなく一気に押し入れた。
そして、アリスティアに対する欲望を思う存分吐き出した。
力強く激しく、挿入を繰り返していくとテルザからも、甲高い喘ぎ声が大きくなる。

「あぁぁぁぁーっ!
いいっ…ゃん!ぁぁん!あん!あん!」

ノックス様~!ノックスさまぁ~!と、ひたすら彼を求める様な声が部屋中を満たしていく。

パンッパンッパンッ!
ズッズッズッズッ!
ズチャクチャ…パンッ!!!

ぐりぐりと子宮をかき混ぜる様にして、腰を動かす。

テルザの、喜びに満ちた喘ぎ声とは裏腹に、ノックスの頭の中はアリスティアでいっぱいだった。

(アリスティア…アリスティア!)

そして、思う…
をアリスティアだと思い抱こう!と。
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