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序章:鴉と蛍の異世界転移
第一話
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この牢屋の中には窓が無い。
あるのは、牢屋の外の壁に括り付けられた、小さい松明のみ。
おかげでこの中は、いつも薄暗く、外気が全く入って来ないせいで、空気が酷く埃っぽい、しかも牢屋の中には、生ゴミのような、汚物のような、酷い悪臭が漂っている。きっとここに閉じ込められた囚人が、中で死亡し、そのまま墓に埋葬される事もないままに腐り果てて行ったのだろう、酷い、とは思うが、この牢屋は……
否。
この監獄は。
そしてこの国は、そういう場所なのだ。弱い人間、力の無い人間は、例え死んだとしても、きちんと弔われる事もないまま放置される。
そんなこの牢屋の中には、三つの人影が蹲っていた。
いずれもが男性だ、松明の頼りない灯りが、その姿をぼんやりと暗がりの中に浮かび上がらせる。
一人は、ずんぐりとした体型の、白髪に、豊かな髭を蓄えた老人。
もう一人は、すらりとした長身の、金髪の若い男性、その耳は、まるでナイフの刃の様に鋭く尖っていた。
最後の一人は、蹲っていても解るくらいの大男だった。三人とも退屈そうな表情で、黙って暗闇の中に座っていた、牢屋の格子を破壊しようとする行動すら起こさないのは、既に何度も試したからだろう。
とにかく今は、大人しくしているしかない、或いは……それしか自分達には出来ないと思っているのかも知れない。
いずれにしても、三人は暇そうにその場に座ったままだ。誰も何も言わない、松明の炎が爆ぜる音以外は、何も聞こえない牢屋の中で、静かな時間だけが流れていく。
その沈黙を破ったのは、すらりとした長身の男だった、ナイフの先端の様な耳が一瞬、ぴくり、と動く。男はゆっくりと顔を上げ、牢屋の格子の外を見る。
「誰か来るぞ」
「……見回りだろ?」
退屈そうに言ったのは、大男だった、蹲ったまま、顔を上げようともしない。
「……そうでもなさそうだぜ、何か……いや」
金髪の男が言う。
「誰かを、引きずってるみたいだ」
「新入りが来た、っていう事か?」
言ったのは白髪の老人だった。
金髪の男はそちらに向き直る。
「そういう事らしいな、数は……看守が三人に、引きずられているのが一人、というところか」
「引きずられて来るなんて奴は、どうせまともに動けないんだろ?」
大男が面白くなさそうに言う。確かに、自分の足で歩けない状態だからこそ、恐らくは看守達によって引きずられているのだ、怪我でもしているのか、それとも意識を失っているのか。
「そんな奴が『ここ』に来たって、どうせ何日ももちゃしねえよ」
ふん、と大男は鼻で笑った。
「確かにの」
白髪の老人が笑う。
「何日で『使えなく』なるか、それを賭けるくらいの楽しみにはなってくれれば良いがの」
老人が笑って言う。
金髪の男も、その言葉に肩を竦めた、確かにそうだろう、怪我か病か、いずれにしても、そんな奴は『ここ』ではすぐに死ぬだけだ、自分達には、それをどうにかしてやる事は出来ないし、出来るとしても、そんな事をする利点がない。
死ぬも生きるも、全て自分達の行動次第、そしてどうなろうが、その責任も自分で取るしかない。
それがここ、『ミルアの監獄』の掟だ。
金髪の男は、そう思った。
やがて、全身に鎧を身に纏った看守達が牢屋の前に姿を現した。
金髪の男の予想した通り、一人はぐったりと項垂れた人影の襟首を掴んで引きずっている、完全に意識を失っているのだろう、倒れた姿勢で無理矢理襟首を掴まれているというのに、まったく動く気配が無い。
そして、もう一人の看守の肩には、薄汚れた黒い大きな袋の様なものが背負われていた。
ただ一人、何も持っていない看守が、腰に吊した袋から小さい金属製の鍵を取り出し、がちゃり、と牢を開ける、この瞬間に看守から鍵を奪えば……そんな考えが三人の中に一瞬浮かぶが、それをしても意味が無いという事は、既に三人とも理解している。
そして。看守がゆっくりと牢屋の中に入ってくる。
「ほらよ」
一人が言いながら、引きずっていた小柄な人影を、どさり、と牢屋の真ん中に放り投げた、近くで見て、ようやくそれが、まだ幼い人間の少年である、という事に気づいたけれど、三人は何も言わなかった。
もう一人の方が、こちらは何も言わずに、肩に背負っていた袋のようなものを、その横にどさり、と置いた。そちらもよく見れば、やはり人間の少年だ、どちらも真っ黒な服を着ているせいで、遠目には人間の少年だと解らなかったのだ。
「新しい仲間だぜ」
二人の少年を放り投げた看守が牢屋から出た後、牢屋に鍵をかけながら、鍵を持つ看守が言う。
「せいぜい仲良くしてやんな、もっとも……」
鍵を持つ看守が、引きずられていた方の少年に、兜に覆われた顔を向ける。
「そっちの方は、もうすぐ死ぬだろうがね」
言いながら、そいつはゲラゲラと大きな声で笑った、他の二人も同じように声をあげて笑う。
三人は、何も言わないで、倒れた二人を見ていた。
やがて看守達が去った後、大男がゆっくりと立ち上がり、二人に近づいて行く。
「けっ」
そのまま、やはり面白くもなさそうにそいつが言う。
「なんだこりゃあ、何が新しい『仲間』だよ、どっちも人間、しかもガキじゃねえか、おまけに……」
大男が、引きずられていた少年の腕を取り、服の袖を捲った、ひ弱、というほどではないが、あまり太いとは言えない腕が露わになる。
「なんだこの痩せ腕はよ、こんなの、『ここ』じゃあすぐにダメに……」
バカにした様に笑いながら、大男は何かに気づいた様に言葉を切り、そして……
引きずられていた少年の身体を、ゆっくりと横に向けた。
「こりゃあ……」
「何じゃ?」
老人が言う。
「すぐにダメになるどころじゃないぜ、こりゃあ、こいつ、ほとんど死にかけてるじゃねえか」
言いながら、大男は少年の身体を俯せにした。
その少年の背中には……大ぶりなナイフが刺さっていた、つい先刻刺されたのだろう、傷口からは、まだ血が流れていた。だがかなりの血が流れた事は解る、確かにこれでは、もう……
金髪の男は、ちらり、と横にいる白髪の老人を見る。
「あんた、神官だろう?」
その言葉に、白髪の老人はふん、と鼻を鳴らした。
「確かに、この程度の傷ならば、治すくらいの魔法は使えるがの?」
老人は軽く笑って言う。
「わしがそれをして、何の得があるのかの?」
誰も何も言わない。
だが。
その時に、声がした。
「……得は、ある」
肩に担がれていた少年だった。いつの間にか意識を取り戻していたのだろう、震える全身に無理矢理力を込め、身体を強引に起こし、白髪の老人の顔を見る。
「この牢屋……ああ、いや、監獄か?」
少年は、周囲を見回して言う。
「ここから、貴方達を逃がす、何があっても、必ずだ」
少年は、じっと老人の顔を見る。
「だからこいつを……」
横にいる少年を、ちらりと見て、起き上がった少年は老人に言う。
「ミノルを、助けてくれ」
真っ直ぐにこちらを見据えて言う少年。
その目。
そしてその髪は。
まるで、夜の闇で染めあげたかのように……
真っ黒だった。
あるのは、牢屋の外の壁に括り付けられた、小さい松明のみ。
おかげでこの中は、いつも薄暗く、外気が全く入って来ないせいで、空気が酷く埃っぽい、しかも牢屋の中には、生ゴミのような、汚物のような、酷い悪臭が漂っている。きっとここに閉じ込められた囚人が、中で死亡し、そのまま墓に埋葬される事もないままに腐り果てて行ったのだろう、酷い、とは思うが、この牢屋は……
否。
この監獄は。
そしてこの国は、そういう場所なのだ。弱い人間、力の無い人間は、例え死んだとしても、きちんと弔われる事もないまま放置される。
そんなこの牢屋の中には、三つの人影が蹲っていた。
いずれもが男性だ、松明の頼りない灯りが、その姿をぼんやりと暗がりの中に浮かび上がらせる。
一人は、ずんぐりとした体型の、白髪に、豊かな髭を蓄えた老人。
もう一人は、すらりとした長身の、金髪の若い男性、その耳は、まるでナイフの刃の様に鋭く尖っていた。
最後の一人は、蹲っていても解るくらいの大男だった。三人とも退屈そうな表情で、黙って暗闇の中に座っていた、牢屋の格子を破壊しようとする行動すら起こさないのは、既に何度も試したからだろう。
とにかく今は、大人しくしているしかない、或いは……それしか自分達には出来ないと思っているのかも知れない。
いずれにしても、三人は暇そうにその場に座ったままだ。誰も何も言わない、松明の炎が爆ぜる音以外は、何も聞こえない牢屋の中で、静かな時間だけが流れていく。
その沈黙を破ったのは、すらりとした長身の男だった、ナイフの先端の様な耳が一瞬、ぴくり、と動く。男はゆっくりと顔を上げ、牢屋の格子の外を見る。
「誰か来るぞ」
「……見回りだろ?」
退屈そうに言ったのは、大男だった、蹲ったまま、顔を上げようともしない。
「……そうでもなさそうだぜ、何か……いや」
金髪の男が言う。
「誰かを、引きずってるみたいだ」
「新入りが来た、っていう事か?」
言ったのは白髪の老人だった。
金髪の男はそちらに向き直る。
「そういう事らしいな、数は……看守が三人に、引きずられているのが一人、というところか」
「引きずられて来るなんて奴は、どうせまともに動けないんだろ?」
大男が面白くなさそうに言う。確かに、自分の足で歩けない状態だからこそ、恐らくは看守達によって引きずられているのだ、怪我でもしているのか、それとも意識を失っているのか。
「そんな奴が『ここ』に来たって、どうせ何日ももちゃしねえよ」
ふん、と大男は鼻で笑った。
「確かにの」
白髪の老人が笑う。
「何日で『使えなく』なるか、それを賭けるくらいの楽しみにはなってくれれば良いがの」
老人が笑って言う。
金髪の男も、その言葉に肩を竦めた、確かにそうだろう、怪我か病か、いずれにしても、そんな奴は『ここ』ではすぐに死ぬだけだ、自分達には、それをどうにかしてやる事は出来ないし、出来るとしても、そんな事をする利点がない。
死ぬも生きるも、全て自分達の行動次第、そしてどうなろうが、その責任も自分で取るしかない。
それがここ、『ミルアの監獄』の掟だ。
金髪の男は、そう思った。
やがて、全身に鎧を身に纏った看守達が牢屋の前に姿を現した。
金髪の男の予想した通り、一人はぐったりと項垂れた人影の襟首を掴んで引きずっている、完全に意識を失っているのだろう、倒れた姿勢で無理矢理襟首を掴まれているというのに、まったく動く気配が無い。
そして、もう一人の看守の肩には、薄汚れた黒い大きな袋の様なものが背負われていた。
ただ一人、何も持っていない看守が、腰に吊した袋から小さい金属製の鍵を取り出し、がちゃり、と牢を開ける、この瞬間に看守から鍵を奪えば……そんな考えが三人の中に一瞬浮かぶが、それをしても意味が無いという事は、既に三人とも理解している。
そして。看守がゆっくりと牢屋の中に入ってくる。
「ほらよ」
一人が言いながら、引きずっていた小柄な人影を、どさり、と牢屋の真ん中に放り投げた、近くで見て、ようやくそれが、まだ幼い人間の少年である、という事に気づいたけれど、三人は何も言わなかった。
もう一人の方が、こちらは何も言わずに、肩に背負っていた袋のようなものを、その横にどさり、と置いた。そちらもよく見れば、やはり人間の少年だ、どちらも真っ黒な服を着ているせいで、遠目には人間の少年だと解らなかったのだ。
「新しい仲間だぜ」
二人の少年を放り投げた看守が牢屋から出た後、牢屋に鍵をかけながら、鍵を持つ看守が言う。
「せいぜい仲良くしてやんな、もっとも……」
鍵を持つ看守が、引きずられていた方の少年に、兜に覆われた顔を向ける。
「そっちの方は、もうすぐ死ぬだろうがね」
言いながら、そいつはゲラゲラと大きな声で笑った、他の二人も同じように声をあげて笑う。
三人は、何も言わないで、倒れた二人を見ていた。
やがて看守達が去った後、大男がゆっくりと立ち上がり、二人に近づいて行く。
「けっ」
そのまま、やはり面白くもなさそうにそいつが言う。
「なんだこりゃあ、何が新しい『仲間』だよ、どっちも人間、しかもガキじゃねえか、おまけに……」
大男が、引きずられていた少年の腕を取り、服の袖を捲った、ひ弱、というほどではないが、あまり太いとは言えない腕が露わになる。
「なんだこの痩せ腕はよ、こんなの、『ここ』じゃあすぐにダメに……」
バカにした様に笑いながら、大男は何かに気づいた様に言葉を切り、そして……
引きずられていた少年の身体を、ゆっくりと横に向けた。
「こりゃあ……」
「何じゃ?」
老人が言う。
「すぐにダメになるどころじゃないぜ、こりゃあ、こいつ、ほとんど死にかけてるじゃねえか」
言いながら、大男は少年の身体を俯せにした。
その少年の背中には……大ぶりなナイフが刺さっていた、つい先刻刺されたのだろう、傷口からは、まだ血が流れていた。だがかなりの血が流れた事は解る、確かにこれでは、もう……
金髪の男は、ちらり、と横にいる白髪の老人を見る。
「あんた、神官だろう?」
その言葉に、白髪の老人はふん、と鼻を鳴らした。
「確かに、この程度の傷ならば、治すくらいの魔法は使えるがの?」
老人は軽く笑って言う。
「わしがそれをして、何の得があるのかの?」
誰も何も言わない。
だが。
その時に、声がした。
「……得は、ある」
肩に担がれていた少年だった。いつの間にか意識を取り戻していたのだろう、震える全身に無理矢理力を込め、身体を強引に起こし、白髪の老人の顔を見る。
「この牢屋……ああ、いや、監獄か?」
少年は、周囲を見回して言う。
「ここから、貴方達を逃がす、何があっても、必ずだ」
少年は、じっと老人の顔を見る。
「だからこいつを……」
横にいる少年を、ちらりと見て、起き上がった少年は老人に言う。
「ミノルを、助けてくれ」
真っ直ぐにこちらを見据えて言う少年。
その目。
そしてその髪は。
まるで、夜の闇で染めあげたかのように……
真っ黒だった。
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