上 下
457 / 497
5章 お爺ちゃんと聖魔大戦

ブログ『お爺ちゃんのAWO散策日誌』16

しおりを挟む
 こんにちは、アキカゼ・ハヤテです。
 さて今回の配信、例の如く雑談枠なのだけどね。
 新しい情報が出たのでそれらを公開して行くよ。

 聖典のみんなも拠点における施設で情報が揃ってきてる頃だと思う。
 それはこちら魔導書側も同じく。
 今回はもりもりハンバーグ君と共に行動をして、彼に例のダンジョンを任せてみることにしたんだ。

 彼は快く協力してくれてね。
 私も肩の荷が降りてさて探索でもしますかと情報を集めに行ったよ。

 そう言えば皆さんは神格が封印されてるのはご存知かな?
 知らない?
 私も最近知ったのだけどね、人がなかなか到達しづらい場所に彼らは眠ってるよ。

 私が見つけたのは魔導書に与する旧支配者、あるいは神格だったけど。それらは海の中で見つかったんだ。
 詳しい情報は私も出せないよ。
 なんせ今現在迷子でね。それでも謎に満ちていたので突撃してみたんだ。

 発見した祠は一つ。
 そこでは以前遭遇したグラーキの像が置かれていたよ。
 グラーキはでっかいチョウチンアンコウのようで、提灯の代わりに目が三つくっついてるお魚さん。
 古代獣クラスの体格を持ち、やっぱり支配者なだけあって人類を使役する能力を持ってるよ。

 あの当時共闘した聖典さんは知ってると思うけど、拠点にグラーキが存在すると拠点が上書きされる憂き目にあう。
 たまたま聖典さんの拠点が一転、グラーキの支配下に置かれた時は大変だったよね?

 でも特に拠点でもない場所で戦えば、怖いものなど何もない。
 今回は攻撃特化のもりもりハンバーグ君が居たからね。
 私は楽させてもらったよ。

 討伐報酬はグラーキの魂片が10個。

 この素材にピンと来た人はいるかな?
 そう、神格を倒すとこれらの素材を落とす。
 そしてこれらの素材の使用先は拠点の強化に充てがわれる。

 もりもりハンバーグ君からの情報では、ダンジョンの施設を作るのに充てがわれた。
 しかし一つ建築するのに五十時間もの拘束時間を強いられてね。
 元の場所に戻ったら祠は復活していた。

 何をいってるかわからない?
 そうだね。そこに至るまでの説明を省いた私が悪い。
 今回グラーキの召喚は祠の中で行った。
 当然あの巨体だ。1LDKクラスの祠じゃあ木っ端微塵に吹っ飛んで当たり前。
 それが時間経過で復活する。

 意味はわかるかな?

 そう、素材取り放題という事だ。
 その時の戦力次第では苦戦は必至な相手だけど、攻防をしっかり考えればそこまで苦戦する相手でもないよ。なんせ私ともりもりハンバーグ君で余裕だったからね。

 さて、祠の話はここでおしまいにしておきたいところだけど、ここで皆さんに朗報。

 実はこの祠に眠ってる神格、魔導書側に取ってはダンジョンに設置可能な神格とも言える。
 召喚方法はカケラを集める事。
 カケラを集め切ると実力を見せろと言われて戦うことになる。
 戦って勝てば晴れて実力を認めて仲間になってくれる。

 そこで集めることになるこのカケラ、実はグラーキの像を直接削ることで入手可能なんだ。
 
 え、意味がわからない?
 普通は全く別の場所にある祠に行くのが王道じゃないかって?
 確かにそうだね。私もそう考えていたよ。
 でも逆にグラーキのかけらをグラーキの祠以外でどうやって集めろって話になるわけだ。

 灯台下暗しとはこの事だよ。
 今回はもりもりハンバーグ君が気がついてくれたからなんとかなったけどね。

 あとは祠自体が珍しい鉱石でできていて、これらの使い道も目下検討中だ。
 スクリーンショットで撮ったものだけで載せておくね。
 もし使い道が見つかったら教えて欲しい。

【画像:夢魔の鉄鉱石】

 素材そのものを加工するよりも、何かの素材と合わせて拠点のグレードアップに使われると思われる素材。
 祠を見かけたら全力で壊そう!
 ついでに奉られてる像も壊すと一石二鳥だぞ!
 
 さて、祠の話は一旦おしまい。
 これだけで充分お腹いっぱいでしょ?
 でもまだ語りたいことは尽きない。
 いやいや、ドリームランドは苦しいことも多いけど私は充分楽しませてもらってるよ。

 まだ見ぬ神格との出会い。
 私はそこで新しい神格と出会った。

 残念ながら祠には隠れてなかったので陽光操作で炙り出してやったらラグ=シャースなる神格と出会ったよ。
 会話は通じず、戦うことでしか情報が得られなかったけど。
 この神格は素材である魂片の他に神格の眠る所在地を示すアイテムを落とした。
 
 それ単体で赴けるアイテムの他に、10個集めることで情報が抜けるタイプのアイテムとか、一筋縄ではいかないもの。

 この神格を討伐できたのはいわゆる機転の利かせ方次第。
 今回はもりもりハンバーグ君がいたからどうにかなったけど、私は防戦一方だった。それくらい相性の悪い相手だったよ。

 そしてその神格、リポップするのが非常に遅い。
 グラーキがおおよそ1時間での復活なのに、ラグ=シャースに至っては討伐後5時間後に海域にランダム発生だから再戦するのにすごい時間がかかったよ。

 まだ情報のかけらは3/10しか集まってないのでまた再戦するつもり。
 でもその前に、もりもりハンバーグ君はダンジョンの方が気になるみたいだ。
 何かいい進展が見つかるといいね。

 では午後も引き続き探索を頑張ってくるよ。
 ではまたその時に。

 聖典側のクリア者もそろそろ出てきてこっちの情報流してくれると嬉しいです。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   ■ここからコメントを打ち込んでください■
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

001.マリン
 わ、またお爺ちゃんがよくわからないこと言ってる!
 でもきっとすごいことなんだろうなぁ
 私も負けてられないや


002.シェリル
 今目を通したけど、すごい情報の塊よね
 ここだけで掲示板の情報が霞んで見えるレベルよ?


003.どざえもん
 とりもち君が頭を抱えそうな情報の数々じゃないか
 彼主体の掲示板が唯一の情報源って人もいるのにな


004.秋風疾風
 本当にね
 放っておけば勝手に情報を抜いてくれるとは言え、第二陣の我々は出遅れ感が強いね


005.ジキン
 おや、おかえり賞金首


006.マリン
 わ、賞金首の人だ!
 

007.シェリル
 なんの話?


008.どざえもん
 さぁ?


009.秋風疾風
 今過去のブログ見返してきた
 少年め、僕にとんでもない額の賞金かけてた
 20億だって
 

010.どざえもん
 ははは
 とりもち君から聞いたぞ?
 なんでも彼の拠点で仕掛けたらしいじゃないか
 確かにアキカゼさんはものともしないだろうが、仲間に迷惑かけちゃあダメだろう


011.シェリル
 自業自得ではない?
 そういう意味では私も父さんに同じくらいの金額を掛けたいけれど


012.秋風疾風
 いいね。僕も協力するよ
 倍額かけてみない?


013.シェリル
 遠慮しておくわ
 私まで賞金かけられそうだもの
 それをされたらクランのみんなに悪いもの


014.ジキン
 振られてしまいましたな賞金首
 しかし第二陣と聞いたけど、クリアしたのはうちのクランに二人とマスターの娘さんですか?


015.秋風疾風
 ね、少年は予知能力でも持ってるんだろうか?
 それとも僕たちへの信頼かな?


016.シェリル
 どちらでもいいじゃない
 単純に得点の高い順に予想を立てただけではない?


017.どざえもん
 その可能性が一番だな
 しっかし素材、ねぇ
 俺らが討伐した神格はそんなもん落としたっけか?


018.秋風疾風
 思うに、プレイヤーの扱う神格はカウントされないんじゃない


019.シェリル
 そう考えるのが妥当ね
 でも外で別の神格に出会ったのなんて父さんの呼び出したグラーキくらいよ?


020.どざえもん
 それを探っていくのも我々の遊び方次第というわけだ
 

021.秋風疾風
 そういう意味合いでは少年は脅威だな
 まるで名探偵と殺人事件の現場くらいの確率で遭遇してる
 持って生まれた悪運が彼を導くのだろうか?


022.シェリル
 どうせ余計なことに首を突っ込んで事件に遭遇したとかでしょ
 その光景が目の裏に浮かぶわ


023.もりもりハンバーグ
 お帰りなさい、義姉さん
 そしてお疲れ様です
 探偵の人はご愁傷様です


024.秋風疾風
 おっと、今回ベタ褒めされた人物の登場だ


025.どざえもん
 実際のところはどうなんだ?
 あの人のことだから、自分の実績を棚に上げてベタ褒めしてるだろう事は容易に見破れる


026.シェリル
 流石、矢面に立たされた者は発言に力があるわね


027.もりもりハンバーグ
 あまりお義父さんの言葉を真に受けないでください
 実際のところお義父さんだって僕に負けないくらいの発見をしてるんです
 けど実りのあるという意味合いでは僕の出した情報が上に来てしまっただけですよ


028.秋風疾風
 だろうね
 それで少年はなんの情報を獲得したんだい?


029.もりもりハンバーグ
 何かの位置情報が多いですね


030.シェリル
 位置情報?
 マップも定かではないこの時期に?


031.どざえもん
 これはきっと、後々爆弾情報として取り扱われる類だろうな
 かつて俺がサードウィルの古代獣を発掘した時のような秘匿情報の類と察する


032.秋風疾風
 ああ、あったねそんなの
 当時は古代獣じゃなくて災いを呼び起こす災獣だったっけ?
 レイドボスだったよね
 今じゃソロ討伐可能なモンスター扱いだけど


033.シェリル
 本当ね
 その手の情報は相当フロア中を探さないと出てこないものの類よ
 父さんはどこで見つけたと?


034.もりもりハンバーグ
 祠の天井裏の落ち窪んだところで、と
 かつて空の大陸から落下した場所にあった影の大地にあったギミックと似たような仕掛けがあったとかで、もしかしたら妖精誘引の能力者を連れてくることで新しい情報が抜けるのではないかと指摘されてました


035.どざえもん
 それは、近いうちお呼ばれしそうだな


036.秋風疾風
 だろうね。きっと僕もセットだ


037.シェリル
 賞金首がのこのこと出向くのかしら?


038.秋風疾風
 僕と少年はマブダチだからね
 途中で邪魔されない限りは平和なもんさ


039.ジキン
 そう思ってるのは案外貴方だけだったりして


040.どざえもん
 さて、それは直接ご本人から聞けばいい
 それで、あんた達は早速向こうに乗り込むんだろう?


041.シェリル
 まずはクランへ顔出ししてからね
 向こうでの一ヶ月はほぼこちらへのログイン件三回分消費だから潜るなら翌日がいいわ


042.秋風疾風
 僕もその方針だよ


043.どざえもん
 それは知らなんだ
 なら活動再開はログイン権が復活してからになるか


044.シェリル
 どうせ父さんのことだからまた情報抜いてくるわよ
 私達は大人しくその情報を待ってましょ


045.どざえもん
 それが確実だな
 とりもち君にも教えてやるか
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

晴れて国外追放にされたので魅了を解除してあげてから出て行きました [完]

ラララキヲ
ファンタジー
卒業式にて婚約者の王子に婚約破棄され義妹を殺そうとしたとして国外追放にされた公爵令嬢のリネットは一人残された国境にて微笑む。 「さようなら、私が産まれた国。  私を自由にしてくれたお礼に『魅了』が今後この国には効かないようにしてあげるね」 リネットが居なくなった国でリネットを追い出した者たちは国王の前に頭を垂れる── ◇婚約破棄の“後”の話です。 ◇転生チート。 ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇なろうにも上げてます。 ◇人によっては最後「胸糞」らしいです。ごめんね;^^ ◇なので感想欄閉じます(笑)

いや、一応苦労してますけども。

GURA
ファンタジー
「ここどこ?」 仕事から帰って最近ハマってるオンラインゲームにログイン。 気がつくと見知らぬ草原にポツリ。 レベル上げとモンスター狩りが好きでレベル限界まで到達した、孤高のソロプレイヤー(とか言ってるただの人見知りぼっち)。 オンラインゲームが好きな25歳独身女がゲームの中に転生!? しかも男キャラって...。 何の説明もなしにゲームの中の世界に入り込んでしまうとどういう行動をとるのか? なんやかんやチートっぽいけど一応苦労してるんです。 お気に入りや感想など頂けると活力になりますので、よろしくお願いします。 ※あまり気にならないように製作しているつもりですが、TSなので苦手な方は注意して下さい。 ※誤字・脱字等見つければその都度修正しています。

Bless for Travel ~病弱ゲーマーはVRMMOで無双する~

NotWay
SF
20xx年、世に数多くのゲームが排出され数多くの名作が見つかる。しかしどれほどの名作が出ても未だに名作VRMMOは発表されていなかった。 「父さんな、ゲーム作ってみたんだ」 完全没入型VRMMOの発表に世界中は訝、それよりも大きく期待を寄せた。専用ハードの少数販売、そして抽選式のβテストの両方が叶った幸運なプレイヤーはゲームに入り……いずれもが夜明けまでプレイをやめることはなかった。 「第二の現実だ」とまで言わしめた世界。 Bless for Travel そんな世界に降り立った開発者の息子は……病弱だった。

余暇人のVRMMO誌〜就活前にハマっていたマイナーゲームにログインしなくなって五年、久しぶりにインしたら伝説になってた〜

双葉 鳴|◉〻◉)
SF
向井明斗25歳。通院中、会社からかかってきた要件は、これ以上業務を休むならもう来なくていいと言う実質上の首切り宣言だった。 就職難で漸く拾ってくれた会社にそれこそ身を粉にして働き、その結果が通院処分。精神と肉体を磨耗した明斗は、通院帰りに立ち寄ったゲームショップで懐かしいタイトルを発見する。 「New Arkadia Frontier」 プレイヤーを楽しませる要素を徹底的に廃し、しかしながらその細かすぎるくらいのリアルさに一部のマニアが絶賛するクソゲー。 明斗もまたそのゲームの虜になった一人だった。 懐かしさにそのタイトルをレジに持っていこうとして立ち止まる。あれ、これって確かPCゲームじゃなかったっけ? と。 PCゲームは基本、公式ホームページからのダウンロード。パッケージ販売などしていない筈だ。 おかしいぞとパッケージを見返してみれば、そこに記されていたのはVR規格。 たった五年、ゲームから離れてるうちにあのゲームは自分でも知らない場所に羽ばたいてしまっていた。 そもそも、NAFは言わずと知れたクソゲーだ。 5年前ですらサービス終了をいつ迎えるのかとヒヤヒヤしていた覚えがある明斗。一体どんなマジックを使えばこのゲームが全世界に向けてネット配信され、多くのプレイヤーから賞賛を受けることになるのか? もはや仕事をクビになったことよりもそっちの方が気になり、明斗は当時のネーム『ムーンライト』でログインする事に。 そこでムーンライトは思いがけずそのゲームの根幹を築いたのが自分であることを知る。 そこで彼が見たものは一体なんなのか? ──これはニッチな需要を満たし続けた男が、知らず知らずのうちに大物から賞賛され、大成する物語である。 ※この作品には過度な俺TUEEEE、無双要素は設けておりません。 一見して不遇そうな主人公がニッチな要素で優遇されて、なんだかんだ美味い空気吸ってるだけのお話です。 なお、多少の鈍感要素を含む。 主人公含めて変人多めの日常風景をお楽しみください。 ※カクヨムさんで先行公開されてます。 NAF運営編完結につき毎日更新に変更。 序章:New Arkadia Frontierへようこそ【9.11〜9.30】19話 一章:NAF運営編【10.2〜10.23】23話 二章:未定 【お知らせ】 ※10/10予約分がミスで11/10になってたのを10/11に確認しましたので公開にしておきました。一話分飛んでしまって申し訳ありません。

《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。

友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」 貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。 「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」 耳を疑いそう聞き返すも、 「君も、その方が良いのだろう?」 苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。 全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。 絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。 だったのですが。

婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。

なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。 そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。 そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。 彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。 それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。

「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~

平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。 三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。 そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。 アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。 襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。 果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。

ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い

平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。 ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。 かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。

処理中です...