20 / 497
1章 お爺ちゃんとVR
018.お爺ちゃんはブログ仲間を増やしたい
しおりを挟む
シークレットクエストの報酬はまたもフレーバーアイテムの類だった。ただ何かの設計図のようだが、ピンとこない。
一応スクリーンショットを撮っておいて後で娘にでも聞けばいいか。
スズキさんとの時間は私に未知に遭遇する興奮を与えてくれた。
残念ながら私には活かせないタイプのものばかりだったが、それでもこうして写真に収める事で拡散できる世界だからこその有用性というのもある。
本当は風景写真の腕を見て欲しいのだけど、今はみんな別のところに意識が向いているのでこう言ったおまけをつける事で私自身に興味を向けてくれたらいいなというセコマしい考えだ。
ある意味では読者の開拓をこの機に出来たらいいなという狙いもあった。
「今日は途中で休憩を入れたので最後まで行けませんでした」
「すいません、足を引っ張ってしまって」
「こちらこそ、魚人をベースに物を言ってしまいました。ごめんなさい」
多分スズキさん単独であればもっと早く目的地に着いていたのだろう。それでも私を見捨てずに見守ってくれたのだ。
こんなにいい人に今まで人が寄り付かなかったのが不思議なくらいだ。重度のコミュ障を持っている、とは本人談。
ゲームの中でならそれが克服できると思ったけど、極度のあがり症から人と接触する機会を自分で失くしたとも言っていた。
彼は気が弱く、自分に自信が持てないだけで決してコミュ障ではないと思うんだけどね。
「スズキさん」
「はい?」
「後で私のブログを見てもらってもいいですか?」
「えと、はい?」
「陸の上で生活を制限される貴方にこそ見て欲しい。そこには貴方の通う街の全体図が映し出されている。そして、これからそこに住む人々がどんな風に生活しているかを届けていくつもりだ」
「はい……なんかすみません、僕なんかの為に」
しんみりとした口調でスズキさんは短く吐息ついた。
呆れているでも感心してるでもなく、なんでここまで自分のためにしてくれるのか意味がわからないと言った感情が見え隠れする。
「別にこれはスズキさんの為と言うだけではないんですよ」
「そうなんですか?」
「先も言ったように。結局は私のワガママが行動原理です。誰かの前でそれができない貴方でも、私の前でそれをしてください。私は貴方の素を見てみたい。そう思うのは私の本音、ワガママです。どんどんワガママを言ってくださいよ。私だったらそれを受け止める事ができる。どうですか?」
「そうですね、すぐには無理ですけどゆくゆくは」
「ちょっとづつでいいですよ。さて、私はそろそろ夕食の時間です」
「あ、じゃあ解散しますか」
「その前に元の場所までの案内をお願い出来ますか?」
「そうでしたね。人間さんは息継ぎが必要だった」
短いコール音の後、直通のメッセージが届く。
娘からだ。時間を見ればすっかり夕方から夜にかわろうとしている時間帯。
地下にいるもんだから時間経過に気付けなかった。
それ以上に、彼の人徳に惹かれていた自分がいた。
人と接するのを避けていた人物が、私にのみ見せる行為を独り占めにしている感覚を、写真を通して相手にお裾分けしてやることを自分に課せられた使命のように感じてその場所に入り浸った。
クエストはとっくに終了したけど、地下水路には直接街の水路から行ったもんだから帰りもあの地獄の道のりをのりこなさなくてはならない。孫や娘から言わせれば死んでホームスポットに戻る事もできるが、そこまでする気はない。
画面の向こうの世界だったらそれもできたが、今や自分の手足と言って差し支えないこの体を殺すのはあまりにも酷というものだ。
何度も空気を求めて水面から顔を出し、それでも精一杯行き足掻いて足がつくあの水路にたどり着く。
スズキさんは「じゃあ僕はここで」という。まだクエスト達成の報酬はもらってない。シークレットクエストはそれをクリアすればその場で報酬をもらえるけど、通常クエストはその限りではない。
だから私はその場に留まろうとする彼の手を引いた。
「一緒に行きましょうよ。クエストは報告するまでがクエストですよ?」
「あの、でも」
「他の誰かに指をさされて馬鹿にされても、今なら私の知名度で守れるかもしれません。私、こう見えても有名人なんですよ?」
「じゃ、じゃあ」
陽はすっかり傾き、月明かりよりも街灯が明るさを増す時刻だというのに街の中は昼間よりも活気に持ちていた。
単純に昼間よりも夜に遊ぶプレイヤーが多いのだろう。
いろんな世帯の人たちが遊んでいる。
大人も、子供も、老人も。だからこそこのゲームは成り立っている。
スイングドアを開けた先、いろんな情報が飛び交う声はピタリと止まり、大勢の視線を浴びる。しかしすぐに視線は明後日の方向を向いた。
スズキさんの見た目は流石に昼見ても夜見ても強烈だったらしい。
尻込み、その場でうずくまろうとする彼の手を引き、受付まで連れ歩く。
「受けていたクエストの達成完了報告にきました。ほら、スズキさん、ギルド証出して」
「は、はい」
緊張でガチガチに固まってる彼の手からそれを受け取り、受付さんに渡す。
彼は受付カウンターに手が届かないので、代わりに私がいくつかの行動を代わりにやってしまう。
「はい、これが報酬です。今回は二人でやったので半分こですが、次は身入りの良いクエストもしてみませんか?」
「あの、はい。僕にでもできるのがあれば、ですが」
「そういうのを探していきましょう。なんだったら手が空いているときに私が探しておきますよ」
「い、良いんですか?」
「私が勝手にやってるだけですから」
「じゃ、じゃあお願いします。あ、すいませんこれ以上体が乾くと呼吸困難に陥っちゃうんでそろそろ戻りますね」
「はい、無理を言ってすいませんでした」
ギルド横の水路で彼を見送り、ついでに私もログアウトする。
周囲にいくつか人だかりはできていた。それでもスズキさんのおかげで私の身は守られた。
魚人という種族ゆえの特徴が逆に私の身を守ってくれていたのだ。
好奇の視線というのは結構厄介な物だよ。
家族で食卓を囲み、今日の出来事を語り合う。
リアルでの出来事を楽しそうに、それとゲーム内での出来事を、慎重そうに語らう。
「秋人君、すまない。私の軽率な行動が周囲に迷惑をかけた」
「頭をあげてくださいお義父さん。確かに大型レイドは僕たちの手に余る代物です。それでも同じくらいの中堅クランと仲を取り持ってくれたのは他ならぬお義父さんですよね?」
「ああ。そこの重要人物が偶然知り合った人の息子さんでね」
「ならばこれは僕たちにとってチャンスです。このチャンスを生かして、次のステップに行く糧にして見せますよ」
「君は強いな」
「その強さをお義父さんから習いました」
「そうか」
自分では特別な何かをしたという実感が湧かないまま、歓談は終了した。孫は自室で宿題をやりに、娘夫婦は作戦を立てにログインし直す。
そして私は次のブログ更新の準備をはじめた。
一応スクリーンショットを撮っておいて後で娘にでも聞けばいいか。
スズキさんとの時間は私に未知に遭遇する興奮を与えてくれた。
残念ながら私には活かせないタイプのものばかりだったが、それでもこうして写真に収める事で拡散できる世界だからこその有用性というのもある。
本当は風景写真の腕を見て欲しいのだけど、今はみんな別のところに意識が向いているのでこう言ったおまけをつける事で私自身に興味を向けてくれたらいいなというセコマしい考えだ。
ある意味では読者の開拓をこの機に出来たらいいなという狙いもあった。
「今日は途中で休憩を入れたので最後まで行けませんでした」
「すいません、足を引っ張ってしまって」
「こちらこそ、魚人をベースに物を言ってしまいました。ごめんなさい」
多分スズキさん単独であればもっと早く目的地に着いていたのだろう。それでも私を見捨てずに見守ってくれたのだ。
こんなにいい人に今まで人が寄り付かなかったのが不思議なくらいだ。重度のコミュ障を持っている、とは本人談。
ゲームの中でならそれが克服できると思ったけど、極度のあがり症から人と接触する機会を自分で失くしたとも言っていた。
彼は気が弱く、自分に自信が持てないだけで決してコミュ障ではないと思うんだけどね。
「スズキさん」
「はい?」
「後で私のブログを見てもらってもいいですか?」
「えと、はい?」
「陸の上で生活を制限される貴方にこそ見て欲しい。そこには貴方の通う街の全体図が映し出されている。そして、これからそこに住む人々がどんな風に生活しているかを届けていくつもりだ」
「はい……なんかすみません、僕なんかの為に」
しんみりとした口調でスズキさんは短く吐息ついた。
呆れているでも感心してるでもなく、なんでここまで自分のためにしてくれるのか意味がわからないと言った感情が見え隠れする。
「別にこれはスズキさんの為と言うだけではないんですよ」
「そうなんですか?」
「先も言ったように。結局は私のワガママが行動原理です。誰かの前でそれができない貴方でも、私の前でそれをしてください。私は貴方の素を見てみたい。そう思うのは私の本音、ワガママです。どんどんワガママを言ってくださいよ。私だったらそれを受け止める事ができる。どうですか?」
「そうですね、すぐには無理ですけどゆくゆくは」
「ちょっとづつでいいですよ。さて、私はそろそろ夕食の時間です」
「あ、じゃあ解散しますか」
「その前に元の場所までの案内をお願い出来ますか?」
「そうでしたね。人間さんは息継ぎが必要だった」
短いコール音の後、直通のメッセージが届く。
娘からだ。時間を見ればすっかり夕方から夜にかわろうとしている時間帯。
地下にいるもんだから時間経過に気付けなかった。
それ以上に、彼の人徳に惹かれていた自分がいた。
人と接するのを避けていた人物が、私にのみ見せる行為を独り占めにしている感覚を、写真を通して相手にお裾分けしてやることを自分に課せられた使命のように感じてその場所に入り浸った。
クエストはとっくに終了したけど、地下水路には直接街の水路から行ったもんだから帰りもあの地獄の道のりをのりこなさなくてはならない。孫や娘から言わせれば死んでホームスポットに戻る事もできるが、そこまでする気はない。
画面の向こうの世界だったらそれもできたが、今や自分の手足と言って差し支えないこの体を殺すのはあまりにも酷というものだ。
何度も空気を求めて水面から顔を出し、それでも精一杯行き足掻いて足がつくあの水路にたどり着く。
スズキさんは「じゃあ僕はここで」という。まだクエスト達成の報酬はもらってない。シークレットクエストはそれをクリアすればその場で報酬をもらえるけど、通常クエストはその限りではない。
だから私はその場に留まろうとする彼の手を引いた。
「一緒に行きましょうよ。クエストは報告するまでがクエストですよ?」
「あの、でも」
「他の誰かに指をさされて馬鹿にされても、今なら私の知名度で守れるかもしれません。私、こう見えても有名人なんですよ?」
「じゃ、じゃあ」
陽はすっかり傾き、月明かりよりも街灯が明るさを増す時刻だというのに街の中は昼間よりも活気に持ちていた。
単純に昼間よりも夜に遊ぶプレイヤーが多いのだろう。
いろんな世帯の人たちが遊んでいる。
大人も、子供も、老人も。だからこそこのゲームは成り立っている。
スイングドアを開けた先、いろんな情報が飛び交う声はピタリと止まり、大勢の視線を浴びる。しかしすぐに視線は明後日の方向を向いた。
スズキさんの見た目は流石に昼見ても夜見ても強烈だったらしい。
尻込み、その場でうずくまろうとする彼の手を引き、受付まで連れ歩く。
「受けていたクエストの達成完了報告にきました。ほら、スズキさん、ギルド証出して」
「は、はい」
緊張でガチガチに固まってる彼の手からそれを受け取り、受付さんに渡す。
彼は受付カウンターに手が届かないので、代わりに私がいくつかの行動を代わりにやってしまう。
「はい、これが報酬です。今回は二人でやったので半分こですが、次は身入りの良いクエストもしてみませんか?」
「あの、はい。僕にでもできるのがあれば、ですが」
「そういうのを探していきましょう。なんだったら手が空いているときに私が探しておきますよ」
「い、良いんですか?」
「私が勝手にやってるだけですから」
「じゃ、じゃあお願いします。あ、すいませんこれ以上体が乾くと呼吸困難に陥っちゃうんでそろそろ戻りますね」
「はい、無理を言ってすいませんでした」
ギルド横の水路で彼を見送り、ついでに私もログアウトする。
周囲にいくつか人だかりはできていた。それでもスズキさんのおかげで私の身は守られた。
魚人という種族ゆえの特徴が逆に私の身を守ってくれていたのだ。
好奇の視線というのは結構厄介な物だよ。
家族で食卓を囲み、今日の出来事を語り合う。
リアルでの出来事を楽しそうに、それとゲーム内での出来事を、慎重そうに語らう。
「秋人君、すまない。私の軽率な行動が周囲に迷惑をかけた」
「頭をあげてくださいお義父さん。確かに大型レイドは僕たちの手に余る代物です。それでも同じくらいの中堅クランと仲を取り持ってくれたのは他ならぬお義父さんですよね?」
「ああ。そこの重要人物が偶然知り合った人の息子さんでね」
「ならばこれは僕たちにとってチャンスです。このチャンスを生かして、次のステップに行く糧にして見せますよ」
「君は強いな」
「その強さをお義父さんから習いました」
「そうか」
自分では特別な何かをしたという実感が湧かないまま、歓談は終了した。孫は自室で宿題をやりに、娘夫婦は作戦を立てにログインし直す。
そして私は次のブログ更新の準備をはじめた。
1
お気に入りに追加
1,982
あなたにおすすめの小説
Bless for Travel ~病弱ゲーマーはVRMMOで無双する~
NotWay
SF
20xx年、世に数多くのゲームが排出され数多くの名作が見つかる。しかしどれほどの名作が出ても未だに名作VRMMOは発表されていなかった。
「父さんな、ゲーム作ってみたんだ」
完全没入型VRMMOの発表に世界中は訝、それよりも大きく期待を寄せた。専用ハードの少数販売、そして抽選式のβテストの両方が叶った幸運なプレイヤーはゲームに入り……いずれもが夜明けまでプレイをやめることはなかった。
「第二の現実だ」とまで言わしめた世界。
Bless for Travel
そんな世界に降り立った開発者の息子は……病弱だった。
病弱な私はVRMMOの世界で生きていく。
べちてん
SF
生まれつき体の弱い少女、夏凪夕日は、ある日『サンライズファンタジー』というフルダイブ型VRMMOのゲームに出会う。現実ではできないことがたくさんできて、気が付くとこのゲームのとりこになってしまっていた。スキルを手に入れて敵と戦ってみたり、少し食事をしてみたり、大会に出てみたり。初めての友達もできて毎日が充実しています。朝起きてご飯を食べてゲームをして寝る。そんな生活を続けていたらいつの間にかゲーム最強のプレイヤーになっていた!!
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
余暇人のVRMMO誌〜就活前にハマっていたマイナーゲームにログインしなくなって五年、久しぶりにインしたら伝説になってた〜
双葉 鳴|◉〻◉)
SF
向井明斗25歳。通院中、会社からかかってきた要件は、これ以上業務を休むならもう来なくていいと言う実質上の首切り宣言だった。
就職難で漸く拾ってくれた会社にそれこそ身を粉にして働き、その結果が通院処分。精神と肉体を磨耗した明斗は、通院帰りに立ち寄ったゲームショップで懐かしいタイトルを発見する。
「New Arkadia Frontier」
プレイヤーを楽しませる要素を徹底的に廃し、しかしながらその細かすぎるくらいのリアルさに一部のマニアが絶賛するクソゲー。
明斗もまたそのゲームの虜になった一人だった。
懐かしさにそのタイトルをレジに持っていこうとして立ち止まる。あれ、これって確かPCゲームじゃなかったっけ? と。
PCゲームは基本、公式ホームページからのダウンロード。パッケージ販売などしていない筈だ。
おかしいぞとパッケージを見返してみれば、そこに記されていたのはVR規格。
たった五年、ゲームから離れてるうちにあのゲームは自分でも知らない場所に羽ばたいてしまっていた。
そもそも、NAFは言わずと知れたクソゲーだ。
5年前ですらサービス終了をいつ迎えるのかとヒヤヒヤしていた覚えがある明斗。一体どんなマジックを使えばこのゲームが全世界に向けてネット配信され、多くのプレイヤーから賞賛を受けることになるのか?
もはや仕事をクビになったことよりもそっちの方が気になり、明斗は当時のネーム『ムーンライト』でログインする事に。
そこでムーンライトは思いがけずそのゲームの根幹を築いたのが自分であることを知る。
そこで彼が見たものは一体なんなのか?
──これはニッチな需要を満たし続けた男が、知らず知らずのうちに大物から賞賛され、大成する物語である。
※この作品には過度な俺TUEEEE、無双要素は設けておりません。
一見して不遇そうな主人公がニッチな要素で優遇されて、なんだかんだ美味い空気吸ってるだけのお話です。
なお、多少の鈍感要素を含む。
主人公含めて変人多めの日常風景をお楽しみください。
※カクヨムさんで先行公開されてます。
NAF運営編完結につき毎日更新に変更。
序章:New Arkadia Frontierへようこそ【9.11〜9.30】19話
一章:NAF運営編【10.2〜10.23】23話
二章:未定
【お知らせ】
※10/10予約分がミスで11/10になってたのを10/11に確認しましたので公開にしておきました。一話分飛んでしまって申し訳ありません。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ダンジョンでサービス残業をしていただけなのに~流離いのS級探索者と噂になってしまいました~
KK
ファンタジー
旧題:ダンジョンでサービス残業をしていただけなのに ~ピンチの有名配信者を救った結果「流離いのS級探索者」と噂になってしまいました~
「くそっ! もうこんな会社辞めてやる!」(今年通算5度目の宣言)
ブラックな職場で働く限界社畜、渡陽向(わたり・ひなた)は今日も仕事の持ち帰り――サービス残業を余儀なくされていた。
そんな陽向の目に留まったのが、仕事先と自宅との間に存在する『新東京ダンジョン』。
学生時代、趣味でダンジョン探索をしていた記憶を思い出し、陽向はサービス残業のアイデア出しも兼ねて気晴らしに潜る事にした。
昔の感覚を取り戻しながら、軽快にダンジョンを突き進んでいく陽向。
そこで偶然、陽向は探索系配信者の女の子が凶悪なモンスターに襲われている現場に遭遇。
モンスターを瞬殺し、彼女を危機から救った。
……――翌日、とあるネット記事が世間を騒がせる事となった。
〈登録者数100万人超え人気探索系配信者シュガァ 生配信中にピンチを救われる 「何も言わず去って行って…」「是非、お礼したい」 ネット騒然〉
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる