Sランクギルドから追放されたEXランク陰陽師は新人達を凄腕に育てる〜え？戻ってこい？だから俺がいなくなったら困るのお前らだって言ったじゃん〜

教師着任編

４８、教師にジョブチェンジ？

「ウォーカー君……いや、ウォーカー殿………貴方にはこの学院の教師になっていただきたい………」

「………はい？」

やっとこさめんどくさい魔物大群スタンピードや表彰式を終わって学院に戻った後、学院長に呼ばれ、いきなこう言われた………。

「……何でも、今回の依頼でSSランクに昇格したアイリス・ペンドラゴンさんとSランクに昇格したエマ・ライトウッドさんは君の教え子だというじゃないか……そんな指導の腕があるのに学生でいるのは勿体無い……だからうちの教師になっていただけないか？」

「……なるほど……そういうことですか………」

今回の依頼の戦果でエマはSランク冒険者の仲間入りを果たした、今回の依頼ではあまり活躍していなかったが、英雄剣士祭で優勝の実績も加味してだろう……アイリスに至っては眉唾物のSSランクに昇格………まぁあの大群をほぼ一人でかつ建物にも人にもあまり被害を出さずに殲滅しきるなんてのはSランクにもそうはいないからな………それでそんな冒険者を育てたのは誰だという話になって……二人は俺だと言ったのだろう……………そしてそんな人材が学生なのは我が校の損失とか言って教師に仕立て上げるつもりなのだろう……。

「どうかな？、君にも悪い話じゃないだろ？」

（………面倒臭い……なんで俺が……うん？、でも良く良く考えてみれば学生でいられるのはあと数年だろう……教師になってしまえば永遠にこの学校にいられる……安全かつ安定した職業……しかも、教え好きの俺にあつらえ向きに教えるのが仕事だ………悪くないかも………あ、いや、でも教師になったら生徒に手を出しちゃダメなのか………それは辛いな……よし断ろう……）

「……すいませんが……」

「ーーーちなみにここの教師になった場合貴方には保健室の管理もおこなってもらう予定ですが……」

「……？……どういう意味でしょうか？」

「………そうですね、単刀直入に言います……お互いが合意の上なら女子生徒や女教師を保健室に連れ込んでも良いと……言っているのです…」

「？？！！、そ、それは……」

「ウォーカー殿はかなり色を好むというので………」

「………その条件でしたら喜んでお受けいたします………」

「……交渉成立ですな………」

俺の性格をよく分かっている院長は交渉の切り札を切ってくる………その条件なら憂いはないので引き受ける俺……こっちにとっては好都合なわけだが、複雑だ……。