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即ざまぁ編
4、sideアーロンざまぁ
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話は少し遡る。
「………やっと目の上のタンコブを処理できたぜ……………一部のギルメンの女子からアイツの人気が高いせいで俺が全くもてねぇ……全くギルドリーダーの俺より目立つとは何事だ………」
そう、彼がエクティスを追い出したのはただの逆恨みだったのだ、柔和な物腰と没個性に見えて意外と爽やかな顔立ち、誰に対しても分け隔てなく接するエクティス、新人だろうがベテランだろうがだ、実は女性人気もあったのだが、男性人気も高かった、しかし下半身でしか物事を考えられない彼は女性人気の方にしか目が行かなかった。
そもそも彼の人気が高いのもアーロンと比較してのことだった、彼は横柄かつ自分勝手、勝手にギルド内のルールを変えたり、非効率な方法を強制してきたりと、こんな男を好く人間がいるはずがなく、彼は気づいていないが、エクティスの人気の高さは自分が一役買っていたことに。
「はっはっはっは!!!」
自分の欲望で辞めさせ、上機嫌のアーロン、しかし彼に知る由もなかった、これから起こる自分に襲いかかる悲劇を。
ーーーーー
エクティスを追い出して数日後…
「アーロンさん!!、お話があります!!」
「なんだ騒々しい!!」
「ダンジョン攻略、並びにアイテム作成、etc、全てのギルメンがミスを多発、もしくは腕前が落ちていいます!!」
「ーーーそ、それはまずい!!、な、なぜだ!!!」
「…………わかりません……最近あった珍しい事といえば……エクティスが辞めた頃からミスが多くなりましたね……」
「ーーーーく、クソ、無能どもが!!!、下がれ!!」
「し、失礼します………」
「くそ………」
ーーーーーーーー
「何いってんだ?、俺は十二天将の何体かをパーティーメンバーにつけて何倍にも能力を上げるバフを乗せてるだろ?」
「もうその与太話は聞き飽きた!!、ステータスには何も表記されてない!!、つまりお前は何もしてないって事なんだよ!!!」
ーーーーーーーーーーー
(………まさか………本当だったのか………あの話は………いや………ただの偶然だ………あり得ない……あいつはただのお荷物だ…………そんなわけがないんだ!!)
彼の頭の中にも一割程度は存在している客観的かつ冷静な部分が起こった異常事態がエクティスがいなくなってから起こった因果関係に気づくが、信じたくない彼は残りの九割の感情論で否定する。
信じたくないものは真実だろうが信じないし、信じたいものは妄想、空想、幻想、だったとしても愚直に信じるのがこの男、アーロンという名の愚者だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「すいません、『式神レンタル』で『刀鬼』をレンタルしたいです………よろしいですか?」
「『式神レンタル』?、すみませんが、うちではその様なサービスは行っておりません………失礼ですが他のギルドとお間違えでは?」
「え?、そうですか………ではエクティス・ウォーカーさんがいるギルドを知っていますか?」
「ッッッ!!??、そ、その人物は先日まで、このギルドに所属していましたが……」
「ーーーえッッッ?、先日までってことはもしかして辞めっちゃったんですか?、そっかーー、残念だな~…………あ、すいません、お仕事でお忙しいところ呼び止めてしまって………教えてくれてありがとうございました」
ギルド本部のエントランスを歩いていると客らしき男性に話しかけられるアーロン、身に覚えのないサービスを求められたので丁寧にギルドを間違えを指摘するもどうやらエクティスが絡んでいたサービスのようだ……
「クッッッッソ!!!!、あいつが辞めてから一日百回くらいあいつの名前を聞く!!、一体どうなっているんだ!!!」
ギルド施設内を歩いているとギルメンにエクティスを知らないかと言われたり、客にエクティスが行っていたらしいサービスがどうのこうの言われたり、ギルドの売り上げが落ちたのはエクティスがいなくなってからじゃないかとか………
「少しいいかしら?」
「あん?ーーーッッッッッ、これはアキレウス様、なぜこんな所に!!!!」
考え事をしながら歩いていたらいつの間にか目の前に五大貴族のアキレウス様が立っていた。
「エクスはいないかしら?、今日も『式神レンタル』で十二天将『朱雀』をレンタルしたいのだけれど………」
「す、すいません…………エクティスはうちをやめました、一身上の都合により……」
「えっっ?、う、嘘………すいません取り乱してしまい………そうですか………では私は失礼するわ」
(…………そんなバカな………五大貴族まで………まさか本当に……いやあり得ん!!!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
十二天将の能力まとめ
朱雀
炎系スキルが得意、実体化すると業火を纏った超大型の鳥の姿をしている。
発覚スキル
『神火不知火』
神の炎で作られた槍で相手を貫く、ワイバーンを倒すときに使ったのはこの槍を投げたわけではなく、発射前に漏れ出ている程度の炎をぶつけただけのようだ。
六合
情報無し
勾陳
情報無し
青龍
情報無し
貴人
情報無し
天后
回復系スキルが得意、まだ実体化時の姿は不明
太陰
闇属性スキル、潜伏系スキルが得意、まだ実体化の姿は不明
玄武
情報無し
太裳
空間系スキルが得意、実体化時の姿は不明
白虎
情報無し
天空
情報無し
「………やっと目の上のタンコブを処理できたぜ……………一部のギルメンの女子からアイツの人気が高いせいで俺が全くもてねぇ……全くギルドリーダーの俺より目立つとは何事だ………」
そう、彼がエクティスを追い出したのはただの逆恨みだったのだ、柔和な物腰と没個性に見えて意外と爽やかな顔立ち、誰に対しても分け隔てなく接するエクティス、新人だろうがベテランだろうがだ、実は女性人気もあったのだが、男性人気も高かった、しかし下半身でしか物事を考えられない彼は女性人気の方にしか目が行かなかった。
そもそも彼の人気が高いのもアーロンと比較してのことだった、彼は横柄かつ自分勝手、勝手にギルド内のルールを変えたり、非効率な方法を強制してきたりと、こんな男を好く人間がいるはずがなく、彼は気づいていないが、エクティスの人気の高さは自分が一役買っていたことに。
「はっはっはっは!!!」
自分の欲望で辞めさせ、上機嫌のアーロン、しかし彼に知る由もなかった、これから起こる自分に襲いかかる悲劇を。
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エクティスを追い出して数日後…
「アーロンさん!!、お話があります!!」
「なんだ騒々しい!!」
「ダンジョン攻略、並びにアイテム作成、etc、全てのギルメンがミスを多発、もしくは腕前が落ちていいます!!」
「ーーーそ、それはまずい!!、な、なぜだ!!!」
「…………わかりません……最近あった珍しい事といえば……エクティスが辞めた頃からミスが多くなりましたね……」
「ーーーーく、クソ、無能どもが!!!、下がれ!!」
「し、失礼します………」
「くそ………」
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「何いってんだ?、俺は十二天将の何体かをパーティーメンバーにつけて何倍にも能力を上げるバフを乗せてるだろ?」
「もうその与太話は聞き飽きた!!、ステータスには何も表記されてない!!、つまりお前は何もしてないって事なんだよ!!!」
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(………まさか………本当だったのか………あの話は………いや………ただの偶然だ………あり得ない……あいつはただのお荷物だ…………そんなわけがないんだ!!)
彼の頭の中にも一割程度は存在している客観的かつ冷静な部分が起こった異常事態がエクティスがいなくなってから起こった因果関係に気づくが、信じたくない彼は残りの九割の感情論で否定する。
信じたくないものは真実だろうが信じないし、信じたいものは妄想、空想、幻想、だったとしても愚直に信じるのがこの男、アーロンという名の愚者だ。
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「すいません、『式神レンタル』で『刀鬼』をレンタルしたいです………よろしいですか?」
「『式神レンタル』?、すみませんが、うちではその様なサービスは行っておりません………失礼ですが他のギルドとお間違えでは?」
「え?、そうですか………ではエクティス・ウォーカーさんがいるギルドを知っていますか?」
「ッッッ!!??、そ、その人物は先日まで、このギルドに所属していましたが……」
「ーーーえッッッ?、先日までってことはもしかして辞めっちゃったんですか?、そっかーー、残念だな~…………あ、すいません、お仕事でお忙しいところ呼び止めてしまって………教えてくれてありがとうございました」
ギルド本部のエントランスを歩いていると客らしき男性に話しかけられるアーロン、身に覚えのないサービスを求められたので丁寧にギルドを間違えを指摘するもどうやらエクティスが絡んでいたサービスのようだ……
「クッッッッソ!!!!、あいつが辞めてから一日百回くらいあいつの名前を聞く!!、一体どうなっているんだ!!!」
ギルド施設内を歩いているとギルメンにエクティスを知らないかと言われたり、客にエクティスが行っていたらしいサービスがどうのこうの言われたり、ギルドの売り上げが落ちたのはエクティスがいなくなってからじゃないかとか………
「少しいいかしら?」
「あん?ーーーッッッッッ、これはアキレウス様、なぜこんな所に!!!!」
考え事をしながら歩いていたらいつの間にか目の前に五大貴族のアキレウス様が立っていた。
「エクスはいないかしら?、今日も『式神レンタル』で十二天将『朱雀』をレンタルしたいのだけれど………」
「す、すいません…………エクティスはうちをやめました、一身上の都合により……」
「えっっ?、う、嘘………すいません取り乱してしまい………そうですか………では私は失礼するわ」
(…………そんなバカな………五大貴族まで………まさか本当に……いやあり得ん!!!)
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十二天将の能力まとめ
朱雀
炎系スキルが得意、実体化すると業火を纏った超大型の鳥の姿をしている。
発覚スキル
『神火不知火』
神の炎で作られた槍で相手を貫く、ワイバーンを倒すときに使ったのはこの槍を投げたわけではなく、発射前に漏れ出ている程度の炎をぶつけただけのようだ。
六合
情報無し
勾陳
情報無し
青龍
情報無し
貴人
情報無し
天后
回復系スキルが得意、まだ実体化時の姿は不明
太陰
闇属性スキル、潜伏系スキルが得意、まだ実体化の姿は不明
玄武
情報無し
太裳
空間系スキルが得意、実体化時の姿は不明
白虎
情報無し
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情報無し
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