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即ざまぁ編

2、魔王討伐パーティー集合

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「「婚約者が妹と不倫してて、婚約破棄された??!!」」

「……はい……」

アレスに手を引かれ、アレスの家へと移動、私の様子がおかしいと連絡用の水晶玉で情報を飛ばすと仲間達はすぐに集まってくれた、話すだけでも楽になるという言葉につい喋ってしまった、七人は驚愕する。

「そっか、それは辛かったな」

「オラの胸で思いっきり泣けぇぇ!!!!」

「……そいつらの頭射抜いて良い?」

「こらこら」

「大丈夫、マリアならすぐにもっといい人が見つかるよ」

「……斬る」

「お前も落ち着けって……」

「み、みんな………」

全員が親身になって話を聞いてくれる、感動した私の目に涙が滲む、そうだ、婚約者がなんだ、妹がなんだ、私にはかけがえの無い、何者にも替え難い大切な仲間達がいるじゃないか。

「ところで………マリアは今日、泊まる所あるの?」

「え?、ど、どこかの宿屋に泊まろうかと……」

「な、ならさ、お、俺の家に泊まらないか?」

「い、いいのですか?」

「全然大丈夫!!、む、むしろマリアさえ良ければずっとーーー」

適当に雑談した後、アレスは自分の家へと泊まらないかと聞いてくる、正直助かる。

「待って!!なんでアレスの家なのさ!!マリアは僕の家に来たいよね??!!」

「え?、あ、あの、その……」

「おいおい、お前らみたいなちんちくりん共にマリアを任せられるか……オラの家が一番いいじゃねえか?」

「……俺の家こそ相応しい」

「いやいや、俺の家こそーーー」

アレス以外の六人全員が異議を唱える、ギャーギャー喧しく、私を誰の家に泊めるか口論が始まる。

「ーーーフフッッッ」

「ん?、マリア、何がそんなに面白いんだ?」

「い、いえ、なんだか私を誰の家に泊めるかなんて事で、本気で言い争いしてるみんなが、可笑しくて……」

ハルが私の笑いに気づき、質問してくる、笑い涙を指で拭き取りながら返答する私。

「そんなことってなんだよそんなことって!!!、重要なことだろ??!!」

「「「ハハハハッッッ」」」

槍使いのエクスが口を尖らせながら、いじけるように声を出す、その様子がおかしくてその場にいる全員が異口同音で笑い合う。

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