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15話 浮気ではありません、お仕事です。① R18注意
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注意※
性的な表現を多分に含みます。
この話を読まずとも話の流れには問題ありません。
ヒーローがヒロイン以外を喘がせています。
タグにあるようにお仕事です。
そういう類のものがお嫌いな方はご覧頂く事をお勧めしません。
◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
―――某、夜会にて。
しっとりとしたメロディを奏でるヴァイオリンの調べ。
スローなテンポのダンスに興じる男女の中に、クリスティアンと今宵のターゲットの女が、熱愛中の恋人のように互いの身体を隙間無く密着させ身体を揺らしていた。
うっとりとクリスティアンの香りを吸い込むと、その胸に頬を寄せる女。
胸に頬を寄せた女から香る甘ったるい濃厚な花の匂い。
鼻腔を刺激し満たした女の匂いに、クリスティアンは息をするのもままならない。
不快さに眉間に皺が寄りそうになるのを誤魔化すように、ターゲットの腰を持つ手に力を入れると華麗にターン決めた。
タイミング良くメロディが止み、そのまま女の細腰に手を添えるとダンスホールを去る。
扉が静かに閉まると、女は待ち切れないようにクリスティアンに抱き着いた。
「ふふ、主催と懇意にしていてね。素晴らしいワインをこの部屋に用意してくれたんだ。美しい貴女にも一杯付き合って欲しい」
「焦らすのがお上手ね」
女の身体をそっと離し、ワインが用意されたテーブルへと向かうと、ふたつのグラスにワインを満たした。
グラスを受け取った女は、クリスティアンの優美な指先を見つめる。
芳醇なワインの味を味わうことなく、ぐっと一息に飲み干した。
グラスをテーブルにコトリと置くと、まだワインを飲むクリスティアンの指先に唇を近づけ赤い舌でペロリと舐める。
ピクリと反応する美しい指。
その反応に気を良くし微笑む女の唇に、クリスティアンは美しい指を二本突っ込んだ。舌を指に挟み擦り、上顎を擽り舌の裏をぐるりと撫でる。
「……んっ、ふっ………」
閉じる事の出来ない唇から唾液が零れる。
「ああ…そんなに物欲しげにして、そんなに欲しいのかい?」
女の情欲が灯る眼差しがクリスティアンを貪るように見つめる。
物欲しげな眼差しを受け止め、クリスティアンは嗤った。
―――そろそろ頃合いか。
「―――ああ、私も貴女が欲しい。今宵一夜の夢だとしても、貴方の望むままに、そして、望む以上にたっぷりと満たしてあげる」
クリスティアンが艶めいた眼差しで誘うように甘く囁く。
女はうっとりとその声に聴き惚れた。
その固い胸に掻き抱くように引き寄せた女の顎を、優美な指先でくいっと持ち上げる。
口づけの期待に潤んだ瞳を愛しげに見つめる。
女がキスを待つように瞼を閉じる。
その瞼に、滑らかな頬に、小さな鼻の先へと、クリスティアンの柔らかくしっとりとした唇が軽やかな音を立て移動していく。
愛されているような錯覚すら覚えるように甘い仕草に、女の身体が自然と昂ぶっていく。
柔らかな耳朶を食み、ねっとりと舐め上げる。
舌先を白い首筋へと滑らせながら、時折ジュッと吸い上げた。
「んっ……はぁん……」
鼻にかかるような女の声を訊きながら、甘い溜息を零し身を捩る女をベッドに押し倒した―――
火照る身体に送り込まれる強い快楽。
赤く腫れて熟れた果実のようになった胸の先を口に含み強く吸われる。
快楽に跳ね上がる腰を片腕で抑え込み、長い指で撹拌するように掻き回され、内側の粘膜の花芽の裏側を執拗に擦り上げ続けられた膣口は、湿った音を立てながら泡立ち、快楽を与え続ける指に吸い付き締め付け、奥へ奥へと強請り続ける。
精を求めて媚びて蠢く粘膜を、宥めるように煽るように擦り続けられ、快楽に思考を染め上げられた女は叫ぶ。
「あっ、ああっ! ちょうだい! あっ、あっ、もうっ、はやくっ!」
「ふふっ、こんなに欲しがって締め付けて。何て欲張りで淫乱なんだ」
柔らかく綻び痙攣する膣深くに長い指を更に押し込み刺激する。
刺激に赤く腫れた花芽も同時に可愛がられ、ギュっと中が締まってせつなく震える。
もっと欲しい。
満たして欲しい。足りない刺激に女は喘いだ。
「ああ! もう指だけじゃ嫌なのっ…早く、早く…」
譫言のように呟きながら腰をくねらせる。
「そんなに欲しいのかい?」
「あっ、ああ、欲、しい、欲しい…っ! ああっ!!」
膣口から指がズブリと抜かれた刺激に女が喘ぐ。
とろとろと蜜を垂らし、大きな刺激を求めてパクパクとする膣口に、
指とは違う柔らかな感触が宛がわれた。
「いくよ――」
クリスティアンが女の耳元で甘い声で囁いた。
「ん、来…っ、ああああああ!」
最奥まで一息に大きくて長い物が突き入れられ、その衝撃に女は叫ぶ。
ぐぐぐっと奥まで入りこむと、女の潤みきった粘膜がしがみつくように包んだ。
浅く、深く、馴染ませるように動くたびに、形を覚えるように吸い付くと奥へ奥へと引き込むように蠢いた。
「ああ…何て、淫乱な、身体なんだ。離さないとばかりに締め付け…てっ」
堪らないというように女の中へ何度も深く突き入れ、激しく揺さぶった。
「あっ、あっ、んんっ、ああ、いい、いいのっ」
女の嬌声が動きに応えるようにあがる。
深く差し込み奥でぐりぐりと捏ねるように動きをすると、悲鳴のような甲高い喘ぎがもれた。
蕩けた中に突き入れ深い所に到達すると、さらに奥へと押し込む。
「んんーーっ!ああっ」
女の両脚が腰に巻き付き、ぎゅうぎゅうと締め上げた。
絶頂を迎えた女の中を蹂躙するように穿つ速度を上げながら、媚びるように締め上げてくる中を振り切るように、最後に強く深く突き入れて――――
性的な表現を多分に含みます。
この話を読まずとも話の流れには問題ありません。
ヒーローがヒロイン以外を喘がせています。
タグにあるようにお仕事です。
そういう類のものがお嫌いな方はご覧頂く事をお勧めしません。
◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
―――某、夜会にて。
しっとりとしたメロディを奏でるヴァイオリンの調べ。
スローなテンポのダンスに興じる男女の中に、クリスティアンと今宵のターゲットの女が、熱愛中の恋人のように互いの身体を隙間無く密着させ身体を揺らしていた。
うっとりとクリスティアンの香りを吸い込むと、その胸に頬を寄せる女。
胸に頬を寄せた女から香る甘ったるい濃厚な花の匂い。
鼻腔を刺激し満たした女の匂いに、クリスティアンは息をするのもままならない。
不快さに眉間に皺が寄りそうになるのを誤魔化すように、ターゲットの腰を持つ手に力を入れると華麗にターン決めた。
タイミング良くメロディが止み、そのまま女の細腰に手を添えるとダンスホールを去る。
扉が静かに閉まると、女は待ち切れないようにクリスティアンに抱き着いた。
「ふふ、主催と懇意にしていてね。素晴らしいワインをこの部屋に用意してくれたんだ。美しい貴女にも一杯付き合って欲しい」
「焦らすのがお上手ね」
女の身体をそっと離し、ワインが用意されたテーブルへと向かうと、ふたつのグラスにワインを満たした。
グラスを受け取った女は、クリスティアンの優美な指先を見つめる。
芳醇なワインの味を味わうことなく、ぐっと一息に飲み干した。
グラスをテーブルにコトリと置くと、まだワインを飲むクリスティアンの指先に唇を近づけ赤い舌でペロリと舐める。
ピクリと反応する美しい指。
その反応に気を良くし微笑む女の唇に、クリスティアンは美しい指を二本突っ込んだ。舌を指に挟み擦り、上顎を擽り舌の裏をぐるりと撫でる。
「……んっ、ふっ………」
閉じる事の出来ない唇から唾液が零れる。
「ああ…そんなに物欲しげにして、そんなに欲しいのかい?」
女の情欲が灯る眼差しがクリスティアンを貪るように見つめる。
物欲しげな眼差しを受け止め、クリスティアンは嗤った。
―――そろそろ頃合いか。
「―――ああ、私も貴女が欲しい。今宵一夜の夢だとしても、貴方の望むままに、そして、望む以上にたっぷりと満たしてあげる」
クリスティアンが艶めいた眼差しで誘うように甘く囁く。
女はうっとりとその声に聴き惚れた。
その固い胸に掻き抱くように引き寄せた女の顎を、優美な指先でくいっと持ち上げる。
口づけの期待に潤んだ瞳を愛しげに見つめる。
女がキスを待つように瞼を閉じる。
その瞼に、滑らかな頬に、小さな鼻の先へと、クリスティアンの柔らかくしっとりとした唇が軽やかな音を立て移動していく。
愛されているような錯覚すら覚えるように甘い仕草に、女の身体が自然と昂ぶっていく。
柔らかな耳朶を食み、ねっとりと舐め上げる。
舌先を白い首筋へと滑らせながら、時折ジュッと吸い上げた。
「んっ……はぁん……」
鼻にかかるような女の声を訊きながら、甘い溜息を零し身を捩る女をベッドに押し倒した―――
火照る身体に送り込まれる強い快楽。
赤く腫れて熟れた果実のようになった胸の先を口に含み強く吸われる。
快楽に跳ね上がる腰を片腕で抑え込み、長い指で撹拌するように掻き回され、内側の粘膜の花芽の裏側を執拗に擦り上げ続けられた膣口は、湿った音を立てながら泡立ち、快楽を与え続ける指に吸い付き締め付け、奥へ奥へと強請り続ける。
精を求めて媚びて蠢く粘膜を、宥めるように煽るように擦り続けられ、快楽に思考を染め上げられた女は叫ぶ。
「あっ、ああっ! ちょうだい! あっ、あっ、もうっ、はやくっ!」
「ふふっ、こんなに欲しがって締め付けて。何て欲張りで淫乱なんだ」
柔らかく綻び痙攣する膣深くに長い指を更に押し込み刺激する。
刺激に赤く腫れた花芽も同時に可愛がられ、ギュっと中が締まってせつなく震える。
もっと欲しい。
満たして欲しい。足りない刺激に女は喘いだ。
「ああ! もう指だけじゃ嫌なのっ…早く、早く…」
譫言のように呟きながら腰をくねらせる。
「そんなに欲しいのかい?」
「あっ、ああ、欲、しい、欲しい…っ! ああっ!!」
膣口から指がズブリと抜かれた刺激に女が喘ぐ。
とろとろと蜜を垂らし、大きな刺激を求めてパクパクとする膣口に、
指とは違う柔らかな感触が宛がわれた。
「いくよ――」
クリスティアンが女の耳元で甘い声で囁いた。
「ん、来…っ、ああああああ!」
最奥まで一息に大きくて長い物が突き入れられ、その衝撃に女は叫ぶ。
ぐぐぐっと奥まで入りこむと、女の潤みきった粘膜がしがみつくように包んだ。
浅く、深く、馴染ませるように動くたびに、形を覚えるように吸い付くと奥へ奥へと引き込むように蠢いた。
「ああ…何て、淫乱な、身体なんだ。離さないとばかりに締め付け…てっ」
堪らないというように女の中へ何度も深く突き入れ、激しく揺さぶった。
「あっ、あっ、んんっ、ああ、いい、いいのっ」
女の嬌声が動きに応えるようにあがる。
深く差し込み奥でぐりぐりと捏ねるように動きをすると、悲鳴のような甲高い喘ぎがもれた。
蕩けた中に突き入れ深い所に到達すると、さらに奥へと押し込む。
「んんーーっ!ああっ」
女の両脚が腰に巻き付き、ぎゅうぎゅうと締め上げた。
絶頂を迎えた女の中を蹂躙するように穿つ速度を上げながら、媚びるように締め上げてくる中を振り切るように、最後に強く深く突き入れて――――
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