王家の影である美貌の婚約者と婚姻は無理!

婚約者は王家の影。
莫大な富と力を持つ公爵家の嫡男と突然婚約することになり―――

美の女神に愛されたような美貌と体、そして大きな財力とその地位で籠絡するは、ターゲットとされる数多の令嬢たち。

私はそれをただ黙って見守る憐れな婚約者。

この美貌の男と結婚してしまえば、それからずっと伴侶が仕事とはいえ他の女といちゃいちゃするのを見てる生活が待っている。

耐えられる?
公爵夫人としての贅沢な暮らしは保障されている。
婚姻後、後継を産んでくれて仕事の邪魔さえしないのならば、湯水のように散財して好きに暮らしていいそうだ。


―――愛はないが金はあるって?


絶対無理!
どうにかして婚姻回避は出来ないの!?




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