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第四章 クラウディアを得んと暗躍する者達。
騎士団棟。
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シュヴァリエとアレスが騎士団棟へ到着すると、入口にカルヴィンとバーニーが待機していた。
「お待ちしておりました」
カルヴィンがそう口にし騎士の礼をすると、それにならうようにバーニーも静かに礼をする。
シュヴァリエは軽く頷き「行くぞ」と促した。
定例報告を訊くという名目のため、二人が棟内に入るとあらちこちらから視線が集まる。
まだ夕方を少し過ぎて夜の一歩手前の時間帯。
午後の鍛錬を終えて自主練をしていた騎士たちが戻ってきている。
この棟にはヴァイデンライヒ騎士団の4つの騎士団が入っているが、騎士たちの宿舎は4つ別にあるため、既に宿舎に戻っていた騎士たちはおらず思ったより人数はいない。
シュヴァリエとアレスが通過するたびに壁に寄り控えていた騎士たちが静かに礼をするが、目線だけやるとそのまま目的の執務室へと足を進めた。
二人の頭の中には今から会う騎士二人からまともな証言が貰えるかどうか。
信頼している騎士団の騎士たちに内通者や買収された裏切り者がいる可能性も否定できない。
枢機卿の真の思惑が何処にあるのか知らされている者は極わずか。
人のいない場所で布教活動をしたいという違和感しかない理由で帯同させられていた騎士たちが見た光景は何であったのか。
シュヴァリエとアレスの表情に二人の内面を伺わせるものは一切ない。
偉大なる陛下と宰相が通り過ぎ、その後ろ姿を目線で追いかける。
誰もかれもが崇拝の眼差しを向けていた。
同じような表情を浮かべ壁に並んだままの騎士たちは二人が歩き去るのを見送った。
♦♢♦♢♦♢
「ハッ、当日、布教目的でその地に向かった枢機卿に帯同していたのは、私とこちらの者であります!」
大きな声でハキハキと答えるのは、黒の騎士団の第三部隊隊長のハーリス・メルローである。
ハーリスが答えたあと、隣に立っていた者も「同じく黒の騎士団第四部隊隊長ミシェン・フェートリルであります!」と答えた。
ミシェンは女性騎士であった。
シュヴァリエの即位からヴァイデンライヒ帝国でさまざまなことが変わったが、そのひとつが「実力があるならば女であっても重用する」であった。
ヴァイデンライヒ帝国の歴史において、女性が隊長に任命されたのは初である。
二人から訊いたあの日の内容は――――
同行することを上司に命じられて枢機卿が布教を行いたいと願った場所へと帯同する事になった。
枢機卿の護衛は帝国の騎士ではなく、教会所属の聖騎士団から多すぎることはないが少ないわけでもない人数の護衛に付くという。
およそ十数名だったのではないかという認識。
帝国内で教会が動く際は必ず帝国の騎士が帯同することになっているため、選ばれた二人は人が住んでいないとされているような辺鄙な土地に枢機卿一行と向かったという。
「建物も何もない、道すらまともに整備されてないところを幾日も馬を走らせました。けもの道でも通ればもう少し早く目的地に到着出来たのかもしれませんが、枢機卿が乗る馬車では通れないため幾度も迂回させられたことを覚えています」
ハーリスは昔を思い出すように遠い目をしながら説明した。
「布教とは名ばかりの場所に向かっていると不審に感じたりは?」
アレスがハーリスに淡々と尋ねた。
「ずっと不審に思ってはいましたが、陛下に許可された以上は枢機卿が目指す場所に行くしかありませんでしたから。地図上で確認するも僻地だなという認識でしたから、おかしなことに付き合わされたなと。ただ、人が全く住んでいないと言われていた目的地には、古びた小屋があって小屋の外には誰かが生活している痕跡がありました」
「小屋の中には入ったのか?」
シュヴァリエが尋ねる。
「小屋の中に入ることは許されませんでした。小屋の扉を何度叩いても誰も出てくる様子が無かったため、聖騎士がひとり先に中に入ってすぐに出てきました」
「帝国の騎士がお目付け役で同行していることを知らないではあるまいに。許されずともこちら側から強く言うことは出来たと思うが、お前らはそれに唯々諾々と従ったと?」
断られて引き下がるなど何の為のお目付け役か。
騎士二人を見つめる二人の瞳は冷たい。
皇帝と宰相を前にして座る事は許されず騎士らしく毅然とした立ち姿勢で報告するのは当然の姿ではあるが、その瞳の冷たさに騎士二人が左右に小刻みに揺れる。
「答えよ」
「ハッ、勿論抗議を致しましたが『現地でのことは全て私の意に従うようにと勅令書を貰っている』と」
アレスはあの兄ならあり得ると表情を無くし、その横では軽蔑するようにフンと鼻で嗤うシュヴァリエ。
脂汗を流し始める騎士二人。
「書面の確認は?」
アレスが冷静に問うと騎士二人はハッとした表情になり「して、おりません……」と静かに答えた。
あの愚かな兄ならやりそうだと周囲も認識しているだろう。そこを逆手にとってこちら側に虚偽を申していてもおかしくはない。
だが、その任務に付いた頃は新人であったろうこの騎士二人にそこまでを疑うことはその場では出来なかったに違いない。
そして、枢機卿のお目付け役に新人を宛てがうということ。その人事に枢機卿が根回しした可能性すら否定出来ない。
あの頃の自分にはどうすることも出来なかったとはいえ、アレスは苦いものを口にしたように微かに顔を歪めた。
「それで、聖騎士が中を確認した後はどうだったのだ?」
息を潜めるような重苦しい沈黙を破るようにシュヴァリエの声が響いた。
「お待ちしておりました」
カルヴィンがそう口にし騎士の礼をすると、それにならうようにバーニーも静かに礼をする。
シュヴァリエは軽く頷き「行くぞ」と促した。
定例報告を訊くという名目のため、二人が棟内に入るとあらちこちらから視線が集まる。
まだ夕方を少し過ぎて夜の一歩手前の時間帯。
午後の鍛錬を終えて自主練をしていた騎士たちが戻ってきている。
この棟にはヴァイデンライヒ騎士団の4つの騎士団が入っているが、騎士たちの宿舎は4つ別にあるため、既に宿舎に戻っていた騎士たちはおらず思ったより人数はいない。
シュヴァリエとアレスが通過するたびに壁に寄り控えていた騎士たちが静かに礼をするが、目線だけやるとそのまま目的の執務室へと足を進めた。
二人の頭の中には今から会う騎士二人からまともな証言が貰えるかどうか。
信頼している騎士団の騎士たちに内通者や買収された裏切り者がいる可能性も否定できない。
枢機卿の真の思惑が何処にあるのか知らされている者は極わずか。
人のいない場所で布教活動をしたいという違和感しかない理由で帯同させられていた騎士たちが見た光景は何であったのか。
シュヴァリエとアレスの表情に二人の内面を伺わせるものは一切ない。
偉大なる陛下と宰相が通り過ぎ、その後ろ姿を目線で追いかける。
誰もかれもが崇拝の眼差しを向けていた。
同じような表情を浮かべ壁に並んだままの騎士たちは二人が歩き去るのを見送った。
♦♢♦♢♦♢
「ハッ、当日、布教目的でその地に向かった枢機卿に帯同していたのは、私とこちらの者であります!」
大きな声でハキハキと答えるのは、黒の騎士団の第三部隊隊長のハーリス・メルローである。
ハーリスが答えたあと、隣に立っていた者も「同じく黒の騎士団第四部隊隊長ミシェン・フェートリルであります!」と答えた。
ミシェンは女性騎士であった。
シュヴァリエの即位からヴァイデンライヒ帝国でさまざまなことが変わったが、そのひとつが「実力があるならば女であっても重用する」であった。
ヴァイデンライヒ帝国の歴史において、女性が隊長に任命されたのは初である。
二人から訊いたあの日の内容は――――
同行することを上司に命じられて枢機卿が布教を行いたいと願った場所へと帯同する事になった。
枢機卿の護衛は帝国の騎士ではなく、教会所属の聖騎士団から多すぎることはないが少ないわけでもない人数の護衛に付くという。
およそ十数名だったのではないかという認識。
帝国内で教会が動く際は必ず帝国の騎士が帯同することになっているため、選ばれた二人は人が住んでいないとされているような辺鄙な土地に枢機卿一行と向かったという。
「建物も何もない、道すらまともに整備されてないところを幾日も馬を走らせました。けもの道でも通ればもう少し早く目的地に到着出来たのかもしれませんが、枢機卿が乗る馬車では通れないため幾度も迂回させられたことを覚えています」
ハーリスは昔を思い出すように遠い目をしながら説明した。
「布教とは名ばかりの場所に向かっていると不審に感じたりは?」
アレスがハーリスに淡々と尋ねた。
「ずっと不審に思ってはいましたが、陛下に許可された以上は枢機卿が目指す場所に行くしかありませんでしたから。地図上で確認するも僻地だなという認識でしたから、おかしなことに付き合わされたなと。ただ、人が全く住んでいないと言われていた目的地には、古びた小屋があって小屋の外には誰かが生活している痕跡がありました」
「小屋の中には入ったのか?」
シュヴァリエが尋ねる。
「小屋の中に入ることは許されませんでした。小屋の扉を何度叩いても誰も出てくる様子が無かったため、聖騎士がひとり先に中に入ってすぐに出てきました」
「帝国の騎士がお目付け役で同行していることを知らないではあるまいに。許されずともこちら側から強く言うことは出来たと思うが、お前らはそれに唯々諾々と従ったと?」
断られて引き下がるなど何の為のお目付け役か。
騎士二人を見つめる二人の瞳は冷たい。
皇帝と宰相を前にして座る事は許されず騎士らしく毅然とした立ち姿勢で報告するのは当然の姿ではあるが、その瞳の冷たさに騎士二人が左右に小刻みに揺れる。
「答えよ」
「ハッ、勿論抗議を致しましたが『現地でのことは全て私の意に従うようにと勅令書を貰っている』と」
アレスはあの兄ならあり得ると表情を無くし、その横では軽蔑するようにフンと鼻で嗤うシュヴァリエ。
脂汗を流し始める騎士二人。
「書面の確認は?」
アレスが冷静に問うと騎士二人はハッとした表情になり「して、おりません……」と静かに答えた。
あの愚かな兄ならやりそうだと周囲も認識しているだろう。そこを逆手にとってこちら側に虚偽を申していてもおかしくはない。
だが、その任務に付いた頃は新人であったろうこの騎士二人にそこまでを疑うことはその場では出来なかったに違いない。
そして、枢機卿のお目付け役に新人を宛てがうということ。その人事に枢機卿が根回しした可能性すら否定出来ない。
あの頃の自分にはどうすることも出来なかったとはいえ、アレスは苦いものを口にしたように微かに顔を歪めた。
「それで、聖騎士が中を確認した後はどうだったのだ?」
息を潜めるような重苦しい沈黙を破るようにシュヴァリエの声が響いた。
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