23 / 36
23話
しおりを挟む
それから話は日本への帰り方へと変わった。
「日本に帰るにはどうしたらいいんですか?」
「私が魔法で責任をもって送るから心配しなくていいよ」
とアリーシアさんが話す。
「でも魔力量的に1ヶ月に1回しか無理だから…
今月は1週間後かな」
「そうですか…」
「よかったね、本当に帰れるよ」
とあやかがうるうるしながら話してくる。
「私は日本に行けないんだけど、私の友達が家までしっかり送ってくれるから、ほんとに何も心配しなくていいよ」
「友達?」
「そう、」
(どういうこと?)
よく分からない顔をしていると、アリーシアさんが色々と詳しく説明してくれた。
どうやら、神様に言われて召喚された異世界人を助けているそうだ。
と言っても私たちが1番最初らしい。
そして以前たまたま転移してきた、アリーシアさんの前世の親友のあいかさんも一緒に神様の手伝いをしている。
また、1ヶ月に1度、定期的にお茶会を開いて情報を共有している。
さっきのアリーシアさんの言葉の意味は、帰る時の魔法が繋がる先はあいかさんの自宅だから、そこから自分の家に帰る飛行機代やら新幹線代は全額負担してくれるということだそうだ。
ほんとに至れり尽くせりである。
「まっ、そういうわけだから1週間観光したりしてゆっくり過ごしてー、なんなら私や子供達が案内するよ」
ということで帰るまでの1週間、アリーシアさんの娘のアイシャに街を案内してもらったり、1日中のんびり過ごしたりした。
また帰る前日には、もう会えなくなるとルーナの村に挨拶に行った。
そして1週間後の帰る日。
「こんにちはー」
日本からあいかさんとその旦那さんのまさとさんが来た。
少しお話をしていると、あいが日本で読んでいたネット小説はあいかさんが書いたものだったことがわかった。
「あの小説読んでくれたの?」
「はい!私の好きな要素が沢山あって面白かったです!」
と率直な感想を話すと、あいかさんが照れたように笑った。
「あはは、初めて書いたから全然ダメだと思ってたけど、こんなに素直に言われるとやっぱり嬉しいな」
そんな感じで話しているとあっという間に1日の半分が過ぎ、もうすぐ帰る時刻となった。
「それじゃあ、あとのクラスの子達は私が探して日本まで送るということで」
「はい、よろしくお願いします」
追い出された7人以外のクラスメイトはどうなったか分からないが、アリーシアさんが探して日本まで送ってくれることになった。
そして帰るための魔法陣に入った時、
(あいお姉ちゃん助けて!!)
ルーナの声が頭に響いた。
━━━━━━━━━━━
遅くなりました(><)
書いててあい視点から第三者視点になってたり、誰のセリフか分からないところなど多々あるので、感想で聞いていただければ嬉しいです!
「日本に帰るにはどうしたらいいんですか?」
「私が魔法で責任をもって送るから心配しなくていいよ」
とアリーシアさんが話す。
「でも魔力量的に1ヶ月に1回しか無理だから…
今月は1週間後かな」
「そうですか…」
「よかったね、本当に帰れるよ」
とあやかがうるうるしながら話してくる。
「私は日本に行けないんだけど、私の友達が家までしっかり送ってくれるから、ほんとに何も心配しなくていいよ」
「友達?」
「そう、」
(どういうこと?)
よく分からない顔をしていると、アリーシアさんが色々と詳しく説明してくれた。
どうやら、神様に言われて召喚された異世界人を助けているそうだ。
と言っても私たちが1番最初らしい。
そして以前たまたま転移してきた、アリーシアさんの前世の親友のあいかさんも一緒に神様の手伝いをしている。
また、1ヶ月に1度、定期的にお茶会を開いて情報を共有している。
さっきのアリーシアさんの言葉の意味は、帰る時の魔法が繋がる先はあいかさんの自宅だから、そこから自分の家に帰る飛行機代やら新幹線代は全額負担してくれるということだそうだ。
ほんとに至れり尽くせりである。
「まっ、そういうわけだから1週間観光したりしてゆっくり過ごしてー、なんなら私や子供達が案内するよ」
ということで帰るまでの1週間、アリーシアさんの娘のアイシャに街を案内してもらったり、1日中のんびり過ごしたりした。
また帰る前日には、もう会えなくなるとルーナの村に挨拶に行った。
そして1週間後の帰る日。
「こんにちはー」
日本からあいかさんとその旦那さんのまさとさんが来た。
少しお話をしていると、あいが日本で読んでいたネット小説はあいかさんが書いたものだったことがわかった。
「あの小説読んでくれたの?」
「はい!私の好きな要素が沢山あって面白かったです!」
と率直な感想を話すと、あいかさんが照れたように笑った。
「あはは、初めて書いたから全然ダメだと思ってたけど、こんなに素直に言われるとやっぱり嬉しいな」
そんな感じで話しているとあっという間に1日の半分が過ぎ、もうすぐ帰る時刻となった。
「それじゃあ、あとのクラスの子達は私が探して日本まで送るということで」
「はい、よろしくお願いします」
追い出された7人以外のクラスメイトはどうなったか分からないが、アリーシアさんが探して日本まで送ってくれることになった。
そして帰るための魔法陣に入った時、
(あいお姉ちゃん助けて!!)
ルーナの声が頭に響いた。
━━━━━━━━━━━
遅くなりました(><)
書いててあい視点から第三者視点になってたり、誰のセリフか分からないところなど多々あるので、感想で聞いていただければ嬉しいです!
1
お気に入りに追加
169
あなたにおすすめの小説
召喚されたけど要らないと言われたので旅に出ます。探さないでください。
udonlevel2
ファンタジー
修学旅行中に異世界召喚された教師、中園アツシと中園の生徒の姫島カナエと他3名の生徒達。
他の三人には国が欲しがる力があったようだが、中園と姫島のスキルは文字化けして読めなかった。
その為、城を追い出されるように金貨一人50枚を渡され外の世界に放り出されてしまう。
教え子であるカナエを守りながら異世界を生き抜かねばならないが、まずは見た目をこの世界の物に替えて二人は慎重に話し合いをし、冒険者を雇うか、奴隷を買うか悩む。
まずはこの世界を知らねばならないとして、奴隷市場に行き、明日殺処分だった虎獣人のシュウと、妹のナノを購入。
シュウとナノを購入した二人は、国を出て別の国へと移動する事となる。
★他サイトにも連載中です(カクヨム・なろう・ピクシブ)
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
追放された薬師でしたが、特に気にもしていません
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、自身が所属していた冒険者パーティを追い出された薬師のメディ。
まぁ、どうでもいいので特に気にもせずに、会うつもりもないので別の国へ向かってしまった。
だが、密かに彼女を大事にしていた人たちの逆鱗に触れてしまったようであった‥‥‥
たまにやりたくなる短編。
ちょっと連載作品
「拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~」に登場している方が登場したりしますが、どうぞ読んでみてください。
7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません
ひむよ
ファンタジー
「お詫びとしてどんな力でも与えてやろう」
目が覚めると目の前のおっさんにいきなりそんな言葉をかけられた藤城 皐月。
この言葉の意味を説明され、結果皐月は7個の能力を手に入れた。
だが、皐月にとってはこの内6個はおまけに過ぎない。皐月にとって最も必要なのは自分で考えたスキルだけだ。
だが、皐月は貰えるものはもらうという精神一応7個貰った。
そんな皐月が異世界を安全に楽しむ物語。
人気ランキング2位に載っていました。
hotランキング1位に載っていました。
ありがとうございます。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
私を虐げてきた妹が聖女に選ばれたので・・・冒険者になって叩きのめそうと思います!
れもん・檸檬・レモン?
ファンタジー
私には双子の妹がいる
この世界はいつの頃からか妹を中心に回るようになってきた・・・私を踏み台にして・・・
妹が聖女に選ばれたその日、私は両親に公爵家の慰み者として売られかけた
そんな私を助けてくれたのは、両親でも妹でもなく・・・妹の『婚約者』だった
婚約者に守られ、冒険者組合に身を寄せる日々・・・
強くならなくちゃ!誰かに怯える日々はもう終わりにする
私を守ってくれた人を、今度は私が守れるように!
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
団長サマの幼馴染が聖女の座をよこせというので譲ってあげました
毒島醜女
ファンタジー
※某ちゃんねる風創作
『魔力掲示板』
特定の魔法陣を描けば老若男女、貧富の差関係なくアクセスできる掲示板。ビジネスの情報交換、政治の議論、それだけでなく世間話のようなフランクなものまで存在する。
平民レベルの微力な魔力でも打ち込めるものから、貴族クラスの魔力を有するものしか開けないものから多種多様である。勿論そういった身分に関わらずに交流できる掲示板もある。
今日もまた、掲示板は悲喜こもごもに賑わっていた――
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる