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19話〜その他side〜
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~クラスメイトside~
「そういえば最近あいちゃん達見てないね」
クラスの女子がボソッと呟いた。
今は夜ご飯の時間。
朝起きてからずっと魔法の練習をして、やっと自由な時間になった。
最近はずっとこの世界の人がいるから、なんだか監視されているような感じだ。
でも夜ご飯の時は気を使ってくれているのか分からないが、とりあえずいない。
「確かに、別室で練習してるって言ってたよね?」
もう既にあい達が追い出されてから10日ほど経っていたが、どうやらクラスメイトにその話は伝えられていなかったようだ。
すると男子のデーブルの方から声がかかる。
「弱くて追い出したって聞いたぞー」
その声は最近調子に乗っている武島恵太だ。
恵太は勇者のスキルを持っていて、練習で見せたスキルは誰が見ても強く疑いようのない実力だった。
「えっ、追い出されたの?」
「どうして…」
クラスのほとんどの人が心配する中1人だけ余裕なやつがいる。
「星が少なかったから初日で追い出されたらしい。
もしかしたら俺らも追い出されるかもなー」
その言葉を聞いて、真面目に練習しなければと誰もが思った。
追い出されたのは可哀想だが、自分まで同じようになるのは怖い。
それからの練習は全員真剣に取り組み、この世界に来てから15日後、早速魔王が支配している大魔道国に出発することになった。
この出発が地獄の日々の始まりということを知らずに…
~???side~
冒険者の活動をする主と共に今日も依頼をこなしに来ていた。
「ん~、なんかおかしいなぁ」
と主が呟く。
『何がおかしいんだ?』
「いや~、自我がない魔物が多い気がするんだよね」
と、話している最中にも関わらずあちこちから攻撃が飛んでくる。
周りはエアーウルフの大群に囲まれていた。
自分に向かって風の刃が飛んでくるが、避けるのは造作もないことなので軽く避けて反撃をする。
既に50匹くらいは倒したがまだまだいるようだ。
「それに普通の倍以上の強さがある」
主の言う通りだ。
最近の魔物は話しかけても言葉が通じないし、目に入ったもの全てに攻撃を仕掛ける。
もちろん言葉が通じる魔物もいるが、どうやら森の奥へ逃げてしまったようで見かけなくなった。
それから数分。
やっと大量にいたエアーウルフを片付け終わる。
「まじ多すぎ…」
と、主が呟いているのを聞いているとふと、近くに珍しい魔力を感じた。
主と似た魔力。
『主、近くに珍しい魔力を感じる』
「えっ、ほんとに?もしかして…
とりあえず行ってみよう」
そして主と共に魔力の元へと向かった。
━━━━━━━━━
???はもう既に知っている人もいるかもしれません。
主呼びは変わらないんだね( ̄∇ ̄)
「そういえば最近あいちゃん達見てないね」
クラスの女子がボソッと呟いた。
今は夜ご飯の時間。
朝起きてからずっと魔法の練習をして、やっと自由な時間になった。
最近はずっとこの世界の人がいるから、なんだか監視されているような感じだ。
でも夜ご飯の時は気を使ってくれているのか分からないが、とりあえずいない。
「確かに、別室で練習してるって言ってたよね?」
もう既にあい達が追い出されてから10日ほど経っていたが、どうやらクラスメイトにその話は伝えられていなかったようだ。
すると男子のデーブルの方から声がかかる。
「弱くて追い出したって聞いたぞー」
その声は最近調子に乗っている武島恵太だ。
恵太は勇者のスキルを持っていて、練習で見せたスキルは誰が見ても強く疑いようのない実力だった。
「えっ、追い出されたの?」
「どうして…」
クラスのほとんどの人が心配する中1人だけ余裕なやつがいる。
「星が少なかったから初日で追い出されたらしい。
もしかしたら俺らも追い出されるかもなー」
その言葉を聞いて、真面目に練習しなければと誰もが思った。
追い出されたのは可哀想だが、自分まで同じようになるのは怖い。
それからの練習は全員真剣に取り組み、この世界に来てから15日後、早速魔王が支配している大魔道国に出発することになった。
この出発が地獄の日々の始まりということを知らずに…
~???side~
冒険者の活動をする主と共に今日も依頼をこなしに来ていた。
「ん~、なんかおかしいなぁ」
と主が呟く。
『何がおかしいんだ?』
「いや~、自我がない魔物が多い気がするんだよね」
と、話している最中にも関わらずあちこちから攻撃が飛んでくる。
周りはエアーウルフの大群に囲まれていた。
自分に向かって風の刃が飛んでくるが、避けるのは造作もないことなので軽く避けて反撃をする。
既に50匹くらいは倒したがまだまだいるようだ。
「それに普通の倍以上の強さがある」
主の言う通りだ。
最近の魔物は話しかけても言葉が通じないし、目に入ったもの全てに攻撃を仕掛ける。
もちろん言葉が通じる魔物もいるが、どうやら森の奥へ逃げてしまったようで見かけなくなった。
それから数分。
やっと大量にいたエアーウルフを片付け終わる。
「まじ多すぎ…」
と、主が呟いているのを聞いているとふと、近くに珍しい魔力を感じた。
主と似た魔力。
『主、近くに珍しい魔力を感じる』
「えっ、ほんとに?もしかして…
とりあえず行ってみよう」
そして主と共に魔力の元へと向かった。
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???はもう既に知っている人もいるかもしれません。
主呼びは変わらないんだね( ̄∇ ̄)
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