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18話

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「冒険者登録をしたいんですけど」

 突然目の前に現れて、受付のお姉さんはびっくりしたようだった。

「あっ、、、はい少々お待ちください」

 後ろを見ると見事にスルーされた男が怒鳴りながらこちらに近づいてくる。

「おい無視すんじゃねぇよ!!」

 そして戻ってきたお姉さんに聞いた。

「ねぇあのおっさんどうすればいいの?」

「気にしなくていいですよ。
いつもあんな感じですから。
それより、冒険者登録はおひとりですか?」

「後ろの6人も一緒にお願い」

「はい、かしこまりました」

 そしてまだ入口で固まっていた6人に手招きをする。
 おっさんの意識はどうやらあいに向いているようで、移動したあやか達には気づかなかったようだ。

「登録はここに必要事項を記入してもらい、魔力を流してもらえれば完了します」

 と言いながら板のようなものを持ってくる。
 後ろでは相変わらずうるさい。
 あいは鑑定しておっさんの詳しい情報を見た。

鑑定
ガルディ
冒険者Aランク
詳細
普段から冒険者ギルドに居座り、小さい子供や弱そうな人を怒鳴りつけては追い返している。
根は優しい人。
怪我人を出したくないという本人の優しさからの行動だが、怖すぎて誤解をうんでいる。

 詳細のところをよく見てほしい。
 そこには根は優しい人という文字が。

(めっちゃいいひとやんけ)

「ねぇおっさん、私たちのことは心配してくれなくても大丈夫だよ」

「誰も心配なんかしてねぇよ!!」

「またまたぁ、でも本当に大丈夫だからね」

 と言いながら、これ以上なんか言ったらガチで殺るよという意味をこめて軽く殺気を放つ。

「っ、まぁ大丈夫ならいいんだ」

 おそらく殺気を感じてくれたのだろう。
 あんなにうるさかったのに急に静かになってギルドから出ていった。

「すごい、ガルディさんを追い返した。
いつもはなんと言われようとも食ってかかってくるのに」

「ちょっと殺気を…
次見かけたらごめんなさいって言っておいてもらえます?」

「かしこまりました」

 そして7人それぞれ必要事項を記入し、魔力を流して登録した。

「こちらがギルドカードになります。
世界共通のものになっていて、身分証の代わりにもなります。
しかし無くしてしまうと再発行に1万マニかかるので無くさないようにしてくださいね」

 そして7人までならパーティーを組めるということで「伊達の森」という名前でパーティーを組んでもらった。

 ちなみに伊達の森とはあい達の高校の名前である。



 話を聞くと薬草採取は依頼登録をしなくてもできるそうなので、あい達はとりあえずギルドをでて近所の森へと出かけた。









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あい達が異世界に来てからまだ10日くらいしか経っていないですが、ここからお話はぽんぽんぽんっと進む予定です。
あとざまぁ要素入れたい(´ー`)
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