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LV-14:リーヴォルの村
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俺たちはルッカの図書館で地図を手に入れ、再び北を目指した。次の目的地は、リーヴォルだ。
今までの地図は、最南端のルッカ、その少し北東にバーディア、そこから大きく北西にヴァランナ、更に北に進んだ島の中央にガッテラーレが位置していた。そして、ガッテラーレを中心として、北西に王の城、北東にテセラの塔がある。
リーヴォルはテセラの塔から更に北東の海岸沿いにあり、リーヴォルより北には東西を跨ぐ山々が連なっていた。
今回の地図は、リーヴォルより北の部分が描かれている。東西を跨ぐ山々のおかげで、見ようにも見ることが出来なかった場所だ。
「東の海岸沿いにカタルリーアって村が一つに、西の海岸沿いに城が一つか……リーヴォルから、カタルリーアに伸びてる線はなんじゃ? 海上に描いてあるってことは、航路なのか?」
「それにしても、中途半端な地図だな……これじゃ、次で冒険が終わるのかどうかも分からないな」
ティシリィが言うのも無理はない。追加された地図より北の部分は、描かれていなかったからだ。
「この城が、ベテルデウスの城だとしたら、エンディングの可能性は高いですね。……って言うより、ベテルデウスの城で正解なんじゃないですか? だって、他の王様が住んでいる城があるなら、私たちと会った王様が教えてくれそうなものだし」
「そっか……この調子じゃ、カタルリーアっていう新しい村に寄って、魔王を倒して終わりなのかもしれないね。あんまり早く終わっちゃうのも寂しいけど」
俺たちはそんな会話を交わしながら、北へ北へと向かった。
日も暮れかけた頃、やっとテセラの塔を通り過ぎた。リーヴォルまで、あと少しだ。
「ハアハア、しかし、皆さん体力有りますね。特に、エクラウスさん。どうやら、俺が一番体力が無いような……」
「ワシは年がら年中、ゴルフで歩き回っておるからの。あと、登山も趣味の一つじゃ」
「私も登山が趣味なんですよ、エクラウスさん! 是非、今度一緒に登りましょうよ!!」
「ああああ、そういうのはエンディングが済んでからにしてくれ。ほら、出てきたぞ、新しい敵さんが」
ティシリィはこの世界以外の話をするのを嫌がった。きっと、少しでも現実に引き戻されるが嫌だったのだろう。そして、今現れた敵はガーゴイル。初めて見るモンスターだった。
翼をゆっくりとはためかせ、上空から俺たちを見下ろしている。見るからに強そうな敵だ。
「ほら、さっさと落ちてこい! コウモリ野郎!」
斜め上に払ったティシリィの光りの剣は、ガーゴイルのHPを殆ど削れなかった。
「あの体勢……もしかして防御姿勢なのでしょうか。今は攻撃してもダメなのかも……」
ナイリが言うように、ガーゴイルは両腕と両足で、自分の身体を守っているように見える。
「これなら、どうじゃ! グラヴィティボム!」
テセラの塔で、ガーディアンドラゴンを地面にたたき落とした、エクラウスさんの魔法だ。ガーゴイルは防御姿勢のまま、地面に叩きつけられた。
「いいぞ、エクラウス! くたばれ、コウモリ野郎!」
光りの剣を振り上げ、飛びかかろうとしたティシリィに対して、ガーゴイルは両手、両翼を大きく広げ、口から眩い閃光を放った。
ま、眩しい……目を開けていられない……
「ああああっ!!」
目を開いたときには、悲鳴を上げたティシリィが倒れていた。
「ティシリィ!」
「だ、大丈夫……久々にデカイの来た……やっつけてくれ、あのコウモリ野郎……」
「ティ、ティシリィによくもっ!! 落ちろ稲妻っ、エクササンドス!!」
ナイリが剣を天に向けると、ガーゴイルの頭上に暗雲が立ちこめた。その直後、大きな雷がガーゴイルの脳天に直撃し、一瞬で煙となって消えてしまった。王様から貰った『エクササンドスの書』の魔法だ。雷系では最上位の強力な魔法だった。
「ティシリィ、どうじゃ? 身体の方は大丈夫か?」
「お、おう、なんとか……でも良かった、HPが残ってて。即死食らったかと思ったぞ……」
まただ……先日のサポートセンターの対応は何だったのだろう。
そしてしばらく歩くと、潮の香りがするリーヴォルの村に辿り着いた。
リーヴォルは、ガッテラーレを更に一回り小さくした村だった。
村の東側は海に面しており、耳を澄ますと岩に打ち付けられる波の音が聞こえてくる。エクラウスさんが言っていたように、地図に描かれていた海上のラインは航路なのだろう。
「リーヴォルにはアタシたちが一番乗りだろうな。村人たちはきっと、歓迎——」
先頭を歩いていた、ティシリィの足が止まった。
「これはこれはティシリィさん、ご無沙汰じゃないですか。地図は貰ってきたか? 地図が無いと、カタルリーアまでの船には乗せてくれないぜ」
「ロ、ロクサス!? 何でここに居るんだよ、テセラの塔は攻略出来たのか? どうして、地図の事を知っている?」
「テセラの塔くらい一発でクリアしたさ。楽勝とは言えなかったがな。地図はもちろん、王様から貰ったんだよ。お前たちは違うのか?」
「ああっ!? じゃ、ルッカには行ってないのか!?」
ティシリィの声は怒りで震えているようだった。
「おいおい、たかがゲームでそんな熱くなるなよ。ルッカに行く? 何のことだか……
——それより、船の予約しておけよ、いつでも乗れるわけじゃないからな。とりあえず、俺たちは明日一番の船に乗るから。じゃ、ごゆっくり」
ロクサスたちは、ルッカではなく王様から地図を貰った!?
一体どういう事だ……
「ティシリィ、まずは宿の予約でもするとしよう」
エクラウスさんは落ち着いた声で、そう言った。
今までの地図は、最南端のルッカ、その少し北東にバーディア、そこから大きく北西にヴァランナ、更に北に進んだ島の中央にガッテラーレが位置していた。そして、ガッテラーレを中心として、北西に王の城、北東にテセラの塔がある。
リーヴォルはテセラの塔から更に北東の海岸沿いにあり、リーヴォルより北には東西を跨ぐ山々が連なっていた。
今回の地図は、リーヴォルより北の部分が描かれている。東西を跨ぐ山々のおかげで、見ようにも見ることが出来なかった場所だ。
「東の海岸沿いにカタルリーアって村が一つに、西の海岸沿いに城が一つか……リーヴォルから、カタルリーアに伸びてる線はなんじゃ? 海上に描いてあるってことは、航路なのか?」
「それにしても、中途半端な地図だな……これじゃ、次で冒険が終わるのかどうかも分からないな」
ティシリィが言うのも無理はない。追加された地図より北の部分は、描かれていなかったからだ。
「この城が、ベテルデウスの城だとしたら、エンディングの可能性は高いですね。……って言うより、ベテルデウスの城で正解なんじゃないですか? だって、他の王様が住んでいる城があるなら、私たちと会った王様が教えてくれそうなものだし」
「そっか……この調子じゃ、カタルリーアっていう新しい村に寄って、魔王を倒して終わりなのかもしれないね。あんまり早く終わっちゃうのも寂しいけど」
俺たちはそんな会話を交わしながら、北へ北へと向かった。
日も暮れかけた頃、やっとテセラの塔を通り過ぎた。リーヴォルまで、あと少しだ。
「ハアハア、しかし、皆さん体力有りますね。特に、エクラウスさん。どうやら、俺が一番体力が無いような……」
「ワシは年がら年中、ゴルフで歩き回っておるからの。あと、登山も趣味の一つじゃ」
「私も登山が趣味なんですよ、エクラウスさん! 是非、今度一緒に登りましょうよ!!」
「ああああ、そういうのはエンディングが済んでからにしてくれ。ほら、出てきたぞ、新しい敵さんが」
ティシリィはこの世界以外の話をするのを嫌がった。きっと、少しでも現実に引き戻されるが嫌だったのだろう。そして、今現れた敵はガーゴイル。初めて見るモンスターだった。
翼をゆっくりとはためかせ、上空から俺たちを見下ろしている。見るからに強そうな敵だ。
「ほら、さっさと落ちてこい! コウモリ野郎!」
斜め上に払ったティシリィの光りの剣は、ガーゴイルのHPを殆ど削れなかった。
「あの体勢……もしかして防御姿勢なのでしょうか。今は攻撃してもダメなのかも……」
ナイリが言うように、ガーゴイルは両腕と両足で、自分の身体を守っているように見える。
「これなら、どうじゃ! グラヴィティボム!」
テセラの塔で、ガーディアンドラゴンを地面にたたき落とした、エクラウスさんの魔法だ。ガーゴイルは防御姿勢のまま、地面に叩きつけられた。
「いいぞ、エクラウス! くたばれ、コウモリ野郎!」
光りの剣を振り上げ、飛びかかろうとしたティシリィに対して、ガーゴイルは両手、両翼を大きく広げ、口から眩い閃光を放った。
ま、眩しい……目を開けていられない……
「ああああっ!!」
目を開いたときには、悲鳴を上げたティシリィが倒れていた。
「ティシリィ!」
「だ、大丈夫……久々にデカイの来た……やっつけてくれ、あのコウモリ野郎……」
「ティ、ティシリィによくもっ!! 落ちろ稲妻っ、エクササンドス!!」
ナイリが剣を天に向けると、ガーゴイルの頭上に暗雲が立ちこめた。その直後、大きな雷がガーゴイルの脳天に直撃し、一瞬で煙となって消えてしまった。王様から貰った『エクササンドスの書』の魔法だ。雷系では最上位の強力な魔法だった。
「ティシリィ、どうじゃ? 身体の方は大丈夫か?」
「お、おう、なんとか……でも良かった、HPが残ってて。即死食らったかと思ったぞ……」
まただ……先日のサポートセンターの対応は何だったのだろう。
そしてしばらく歩くと、潮の香りがするリーヴォルの村に辿り着いた。
リーヴォルは、ガッテラーレを更に一回り小さくした村だった。
村の東側は海に面しており、耳を澄ますと岩に打ち付けられる波の音が聞こえてくる。エクラウスさんが言っていたように、地図に描かれていた海上のラインは航路なのだろう。
「リーヴォルにはアタシたちが一番乗りだろうな。村人たちはきっと、歓迎——」
先頭を歩いていた、ティシリィの足が止まった。
「これはこれはティシリィさん、ご無沙汰じゃないですか。地図は貰ってきたか? 地図が無いと、カタルリーアまでの船には乗せてくれないぜ」
「ロ、ロクサス!? 何でここに居るんだよ、テセラの塔は攻略出来たのか? どうして、地図の事を知っている?」
「テセラの塔くらい一発でクリアしたさ。楽勝とは言えなかったがな。地図はもちろん、王様から貰ったんだよ。お前たちは違うのか?」
「ああっ!? じゃ、ルッカには行ってないのか!?」
ティシリィの声は怒りで震えているようだった。
「おいおい、たかがゲームでそんな熱くなるなよ。ルッカに行く? 何のことだか……
——それより、船の予約しておけよ、いつでも乗れるわけじゃないからな。とりあえず、俺たちは明日一番の船に乗るから。じゃ、ごゆっくり」
ロクサスたちは、ルッカではなく王様から地図を貰った!?
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