Connect Story No.4-光闇物語

モア神

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光と闇…そこに希望はあるのか?

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【理乃目線】新島さんが怪しんでいるというオーストラリアに着いた。マノヘトローム探しに。そして、1ヶ月程経ったある日。地表から100メートル付近の所にマノヘトロームらしき物質を見つけたのだ。成分を調べてみると、サフェリーノ性が99.7%だった。だからこれが多分、幻のマノヘトロームという物質だろう。やっと、夢が叶うと思うと私は泣いていた。そして、外で待っていた紀にこの事を話した。すると、紀は私と喜びあった。そして、キスをした。
 それから、1時間ぐらい経っただろうか。急に、紀が誰かに連れていかれた。そして、目を開けるとあいつがいたのだ。あいつは私の事を見るとすかさず、逃げ出した。まあ、私が怖かったのだろう。そんな事を考えていたら、紀が戻ってきた。その隣には、「ん?」見覚えのある顔。そう、輝魅くんがいたのだ。輝魅くんは今、オーストラリアで警察をしているらしい。だから、私はある事を思い着いた。そう、罪を償う事。私は、あいつを殺してないとはいえ、あいつが全て悪いとはいえ、私がした事は犯罪だ。紀と何も考えず、幸せに過ごすためにも。アフライ研究を一時中断して、私は罪を償う必要がある。しかも、輝魅くんに捕まる以上、マシな事はないだろう。だから、輝魅くんに捕まえるように言った。もちろん、理由もなく捕まる訳にもいかなかった。でも、大丈夫。私は、いつか罪を償える事があった時ように、あいつのいじめの音声を中学生からずっと持っていた。だからそれを聞かせて、輝魅くんからあいつの本当の存在に気づかせた。そして輝魅くんはあいつを軽蔑して、私が捕まる必要はないと言ってくれた。でも私は必死にお願いして、特別に一年半だけ捕まえてくれる事にしてくれた。私がめちゃくちゃお願いしたからね。そして、刑務所の中に入った。暗くて、肌寒かった。でも、静かで落ち着くし、何たって私を待ってくれている人がいるからね。だから私は、刑務所生活を有効に使った。アフライ研究の事を考えたり、色々とね。そしたらある一つの疑問が生まれた。
【紀目線】そうそう、理乃とキスをしていたら、輝魅が話しかけて来たんだ。その時の輝魅はめちゃくちゃ怖い顔をしていたよ。でも、本当の事を知ったら、今度は逆に輝魅はめちゃくちゃ嬉しそうな顔をしていたよ。誤解が解けたみたいで良かった。でも、その後に理乃が自分から捕まりにいったのだ。俺は、理乃は一つも悪くないと思ったけどなぁ。理乃は、正義感というか、心が優しんだろうな。だから、理乃が刑務所から出てくる半年間の間、俺はずっと待っておく事にした。
【理乃目線】そう、その一つの疑問とは、なんであいつが逃げたのかという事だ。初めはただ私が怖くて逃げただけだと思って、何も思っていなかった。でも、良く考えてみると、それはおかしい。だってあいつは、記憶喪失だからね。私がこの手で突き飛ばしたんだから。でも、私からなんで逃げたんだろう。それだけを考えても分からなかった。もしかして…記憶を失っていない?いや、そんな訳はない。そんな事を毎日考えていたら、あっという間に?いつの間にかに、一が経っていた。そして一年半ぶりに外に出ると、そこには、紀が立っていた。私と紀は抱き合った。これでやっと、何の心残りもなく、生活する事が出来る。ちなみに、紀が付き合おうと言って、私が付き合う条件を出したのも罪を償っていない罪の意識が少しあったからなのかもしれないな。そんな事を考えていると、あいつが来た。
【美希目線】両親が離婚した事を気に、[私もしっかりしないといけないなぁ]と思い、”ある事”を決意した。そうそれが、私は理乃さんに謝る事だ!しっかり、今まで私がしてきた事を謝らないと私の人生は終われない!
そして、理乃さんに会いにいった。私が来た事で理乃さんはとても驚いている様子だった。
「ごめんなさい!私が全て悪かった!」
私は、すぐに正直に謝った。もちろん、地面に足を付けて。
「え!何で今さら?」
もちろん、理乃さんは、とても驚いていた。
「実は私、理乃さんのお父さんに私が交通事故に合いそうになった時に私を押し出してくれて、助けてくれたらしいの。その所為で…死んでしまった。それなのに私は、そんな事も知らずに理乃さんを平気でいじめてた。
本当にごめんなさい!」
そしてもう一度、泣きながら土下座をした。すると、理乃さんはまたとても驚いて、私の事を許してくれた。なんて、優しいお方なんだろう。神様みたいだな。私はまた、嬉しくて涙が止まらなくなった。
【理乃目線】最初は、何であいつが?って思ったけど、美希が信じられないくらい反省している所を見て、私は許す事しか出来なかった。そして、美希が心のある人だという事に気づいて、とても嬉しかった。でも、それよりも私のお父さんが美希を助けて死んでしまったなんて。でも、それを知って私は怒るはずだが、何だかほっとしてしまった。そして、あの疑問を聞いた。すると、美希はそれはただ、医者である父親を使って理乃から逃げるためだと言っていた。今では、そんな身勝手な自分にも腹が立っている様子だった。そうだったのか!美希は記憶を失っていなかったんだな。
 それから、美希と仲良くなった…………………………………………。
なるはずだった。なのにどうして、何で?何でいつも……、幸せな事があると必ず最悪な事が起こる…。私の怒りは史上最高に込み上がり、私は復讐、いや、そんな事に時間を使ってはいけない。絶対に死後の世界に行って、美希や私のお父さんにあって見せる。美希を殺した犯人よ。
                                    よーく、見ておけ!
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