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波乱含みの旅路で。
初めてのモンスター戦
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「……なんだいこの馬車は」
ルクスドの町を出て四日目。
森を抜けて川を渡り、丘を越えてた今は既に辺境伯領を出て、もう一つ別の貴族の治める領も抜ける頃。
馬車2台連ねて行くのは変わらないけど、せっかく共に旅をしているのだからとシリカさんの提案でペアチェンジが行われた。
初日の今日は男女で分かれようと前の馬車にはレイフレッドとスコットさんが、後ろを走る私の馬車にはシリカさんが乗っていた。
私の隣で一日御者席に座っていた彼女は納得いかなそうな表情で言った。
「全く車に乗っている感じがしなかった。ルクスドのロープウェイの様に宙から吊られた乗り物に乗っているような……。少なくとも目隠しして乗せられて、お前は舗装もしてない田舎道で馬車に乗っているんだなんて言われたら、私は鼻で笑ったろうよ」
「……お嬢様は、規格外ですから。この程度で驚いている様ではお嬢様のお側には居られません」
「この程度だと! この馬車を売り出してみろ、世界中の冒険者と商人と貴族がこぞって欲しがる! 私もちょいと無理してでも欲しいわ!」
「シリカさん、中は見ました?」
「なに、まだ何かあるのか……どれどれ――」
食事を終えたシリカさんが立ち上がり、馬車の扉を開けた。
「……明らかに馬車の中が暖かいんだが。しかも気のせいか? 若干外見と中身の広さが違くないか?」
うん。空間魔法のレベルが上がって新しく空間拡張出来るようになったからね。
ちょーっとだけ縦横のサイズを拡張してある。
パッと見じゃ分からない位ささやかにだけどね。
何かの折りに検問でもあって馬車の中を拝見なんてイベントがあったら面倒だし、実際町の門の出入りでは珍しくないから。
馬車の中に違法な荷物や犯罪者を隠したまま町に入られたら困るからこその検問で、疚しい事がなければ協力して当然というのが一般的な見方。
嫌がるなら勿論怪しまれて「ちょっとこっちでお話ししましょ♪」って流れになる。
例の扉を隠すように作ったのもその為だ。
「それに……どうしてこう毎日料理が出来るんだい!?」
空になったフライパンを見下ろすシリカさん。
「え? だってスコットさんが毎日鳥やら兎やら狩ってきて下さるから……」
「ああ、ケットシーは狩猟は得意だからね。私もよくありがたくいただくが、良くてスープ、悪けりゃ焼いて塩振っただけでもご馳走だ! 普通はパンと干し肉と良くてチーズが旅の間の食事なんだ。なのになんだい、野菜と鶏肉たっぷりのクリームシチューって!」
「シリカさん、扉入ってすぐ左手の戸棚を開けてみて下さい」
レイフレッドがにっこり微笑む。
「なっ、これは……氷室かい? どうして馬車にこんな……そもそもどうやって冷やして……」
「ああ、それは……」
私はシリカさんに説明しようと席を離れた。
「……ウチの王様に献上したら君のお嬢様はあっという間にお屋敷と工房を与えられて王室御用達職人の仲間入りできますよ。そうなれば人間だろうが構わず嫁にしたがる男も群がるでしょうね」
「……やらねぇぞ」
「なら、頑張らないとねぇ。ボクだって見返りがあるからシリカのパートナーをやってるんだ」
「……」
「シリカの事は友として親しく思っているし信頼もしている。けど、それだけでは毎日血を差し出せはしない」
「え、だってあんたは魔族で、吸血鬼の事も知ってて……人間みたいな嫌悪は無いんじゃないのか?」
「ああ、僕は魔族で、吸血鬼を必要以上に恐れる事もない。……でもね」
不意にマスコットサイズから腹立たしい顔立ちの男の姿を表した。
「ケットシー含め妖精族は魔族の中では弱小種族だ。子も出来にくい。シリカの守護があって長く生きれているから僕も子を持てた。……僕が子を得たのは本来のケットシーの寿命をとうに過ぎた頃だった」
今、彼の側に彼の子も妻も居ない。
「妻は寿命で逝った。子は既に世帯を持って一人立ちしている」
「ケットシーの寿命は……」
「長くて三百年だが、僕は既に四百年生きている」
それでも、と彼は言う。
「僕らは弱くて、喰われる側だ。頭では理解していても本能的な恐怖までは完全には無くならない。……妖精族は特に本能的な生き方を好む種族だというのもあるけど、たまにならばともかく、毎日では負担も大きい。いくら一度の量は少なくてもね、健康管理とか気を付けてないと厳しい。……見返りなしにはできないよ」
……見返り。
お嬢様に養ってもらって給金貰って血まで貰ってる僕に出来ること。
従者として料理や家事は覚えたけど、そんなのお嬢様も同等にやってる。
唯一冒険者としてお嬢様が必要とされる素材を取ってくる事が僕が出来ることだけど、もうじきお嬢様も冒険者になれる。
お嬢様ならすぐにランクを上げてくるだろう。
その時、僕はお嬢様に何をしてあげられるんだろう?
悔しい事に、スコットに言われて初めてお嬢様がいつも野菜や魚を努めて採っている事に気付いた。
お嬢様だって肉が好きなはずなのに、野菜と魚をあえて選んで食べている事も珍しくない。
鍛練以外にもよく体を動かしているし、早寝早起きを徹底している。
「……レイフレッド君、気づいてるか?」
「ああ、8時の方角にゴブリンの群れだな」
「ゴブリンは淑女の天敵だ。彼女に指一本触れさせるんじゃないぞ」
「……嫌な客だ」
「え?」
今の今まで私を質問攻めにしていたシリカさんが突然静かになった。
「モンスターの気配だ。おそらくゴブリンの群れだ」
シリカさんの言葉に慌てて外に出――
「あんたは中に居な。今は夜で、あの子は吸血鬼。ゴブリンの群れ位は敵じゃないよ」
今日は満月。見通しの良い草原の向こうでぎゃいぎゃい騒ぐ小鬼の影が固まってうごめくのが見えた。
「シリカさん、お嬢様をお願いします」
こちらを振り返らないまま、彼は群れに向かって駆け出した。
あっという間にトップスピードにのった彼はとても速くて、滑る様にゴブリンの群れに迫り、剣を一閃し、跳ぶ。
高く、宙で身を返しもう一薙ぎ。華麗な着地からスピードを落とさず新たな個体に迫り、斬り付け薙ぎ払い突いて裂いて蹴り飛ばし、縦横無尽に舞うように駆けては影で惑わし背後から袈裟斬りにして――。
実況が間に合わない程スピーディーで美しいばかりの戦いぶりは見事の一言。
「レイフレッドが強いのは、知っていたつもりだったけど――こんなに強かったんだ……」
「まあ町中じゃ本気で戦う機会なんざ普通はないからな。それも夜で本調子の吸血鬼の本気だ。とはいえ本来ゴブリンごときに本気になる必要は無いんだが……」
「あははは、若いねぇ。彼、お嬢さんに良いとこ見せたいんだよ。――戦ってるとこ見せて怖がられるかもって可能性は考えないのかな? ねぇ、お嬢さん?」
「へ?」
「……ああ、もう終わったのか。いくら吸血鬼ったってまだ子供だろ? ずいぶん優秀だねぇ」
ちょっとよそ見した隙にゴブリンの殲滅が完了していた。
レイフレッドが戻ってくる。
「悪いが後処理の手伝いを頼めるか?」
シリカさんとスコットに声をかけたレイフレッドは。
「れ、レイフレッド。それ返り血だよね、怪我してないよね?」
黒のマントと上着は目立たないけど、白いシャツがべっとり血で染まっている。
「あ」
レイフレッドは今気付いたとばかりに自分の姿を見下ろした。
「……はい、返り血です。服を汚してすみませ――」
「――嘘、だろ?」
「……スコット、何を――」
「僕も夜目は利くんだ。鼻も君たちより利く。誤魔化せると思ったかい、半人前のお坊ちゃんが」
ルクスドの町を出て四日目。
森を抜けて川を渡り、丘を越えてた今は既に辺境伯領を出て、もう一つ別の貴族の治める領も抜ける頃。
馬車2台連ねて行くのは変わらないけど、せっかく共に旅をしているのだからとシリカさんの提案でペアチェンジが行われた。
初日の今日は男女で分かれようと前の馬車にはレイフレッドとスコットさんが、後ろを走る私の馬車にはシリカさんが乗っていた。
私の隣で一日御者席に座っていた彼女は納得いかなそうな表情で言った。
「全く車に乗っている感じがしなかった。ルクスドのロープウェイの様に宙から吊られた乗り物に乗っているような……。少なくとも目隠しして乗せられて、お前は舗装もしてない田舎道で馬車に乗っているんだなんて言われたら、私は鼻で笑ったろうよ」
「……お嬢様は、規格外ですから。この程度で驚いている様ではお嬢様のお側には居られません」
「この程度だと! この馬車を売り出してみろ、世界中の冒険者と商人と貴族がこぞって欲しがる! 私もちょいと無理してでも欲しいわ!」
「シリカさん、中は見ました?」
「なに、まだ何かあるのか……どれどれ――」
食事を終えたシリカさんが立ち上がり、馬車の扉を開けた。
「……明らかに馬車の中が暖かいんだが。しかも気のせいか? 若干外見と中身の広さが違くないか?」
うん。空間魔法のレベルが上がって新しく空間拡張出来るようになったからね。
ちょーっとだけ縦横のサイズを拡張してある。
パッと見じゃ分からない位ささやかにだけどね。
何かの折りに検問でもあって馬車の中を拝見なんてイベントがあったら面倒だし、実際町の門の出入りでは珍しくないから。
馬車の中に違法な荷物や犯罪者を隠したまま町に入られたら困るからこその検問で、疚しい事がなければ協力して当然というのが一般的な見方。
嫌がるなら勿論怪しまれて「ちょっとこっちでお話ししましょ♪」って流れになる。
例の扉を隠すように作ったのもその為だ。
「それに……どうしてこう毎日料理が出来るんだい!?」
空になったフライパンを見下ろすシリカさん。
「え? だってスコットさんが毎日鳥やら兎やら狩ってきて下さるから……」
「ああ、ケットシーは狩猟は得意だからね。私もよくありがたくいただくが、良くてスープ、悪けりゃ焼いて塩振っただけでもご馳走だ! 普通はパンと干し肉と良くてチーズが旅の間の食事なんだ。なのになんだい、野菜と鶏肉たっぷりのクリームシチューって!」
「シリカさん、扉入ってすぐ左手の戸棚を開けてみて下さい」
レイフレッドがにっこり微笑む。
「なっ、これは……氷室かい? どうして馬車にこんな……そもそもどうやって冷やして……」
「ああ、それは……」
私はシリカさんに説明しようと席を離れた。
「……ウチの王様に献上したら君のお嬢様はあっという間にお屋敷と工房を与えられて王室御用達職人の仲間入りできますよ。そうなれば人間だろうが構わず嫁にしたがる男も群がるでしょうね」
「……やらねぇぞ」
「なら、頑張らないとねぇ。ボクだって見返りがあるからシリカのパートナーをやってるんだ」
「……」
「シリカの事は友として親しく思っているし信頼もしている。けど、それだけでは毎日血を差し出せはしない」
「え、だってあんたは魔族で、吸血鬼の事も知ってて……人間みたいな嫌悪は無いんじゃないのか?」
「ああ、僕は魔族で、吸血鬼を必要以上に恐れる事もない。……でもね」
不意にマスコットサイズから腹立たしい顔立ちの男の姿を表した。
「ケットシー含め妖精族は魔族の中では弱小種族だ。子も出来にくい。シリカの守護があって長く生きれているから僕も子を持てた。……僕が子を得たのは本来のケットシーの寿命をとうに過ぎた頃だった」
今、彼の側に彼の子も妻も居ない。
「妻は寿命で逝った。子は既に世帯を持って一人立ちしている」
「ケットシーの寿命は……」
「長くて三百年だが、僕は既に四百年生きている」
それでも、と彼は言う。
「僕らは弱くて、喰われる側だ。頭では理解していても本能的な恐怖までは完全には無くならない。……妖精族は特に本能的な生き方を好む種族だというのもあるけど、たまにならばともかく、毎日では負担も大きい。いくら一度の量は少なくてもね、健康管理とか気を付けてないと厳しい。……見返りなしにはできないよ」
……見返り。
お嬢様に養ってもらって給金貰って血まで貰ってる僕に出来ること。
従者として料理や家事は覚えたけど、そんなのお嬢様も同等にやってる。
唯一冒険者としてお嬢様が必要とされる素材を取ってくる事が僕が出来ることだけど、もうじきお嬢様も冒険者になれる。
お嬢様ならすぐにランクを上げてくるだろう。
その時、僕はお嬢様に何をしてあげられるんだろう?
悔しい事に、スコットに言われて初めてお嬢様がいつも野菜や魚を努めて採っている事に気付いた。
お嬢様だって肉が好きなはずなのに、野菜と魚をあえて選んで食べている事も珍しくない。
鍛練以外にもよく体を動かしているし、早寝早起きを徹底している。
「……レイフレッド君、気づいてるか?」
「ああ、8時の方角にゴブリンの群れだな」
「ゴブリンは淑女の天敵だ。彼女に指一本触れさせるんじゃないぞ」
「……嫌な客だ」
「え?」
今の今まで私を質問攻めにしていたシリカさんが突然静かになった。
「モンスターの気配だ。おそらくゴブリンの群れだ」
シリカさんの言葉に慌てて外に出――
「あんたは中に居な。今は夜で、あの子は吸血鬼。ゴブリンの群れ位は敵じゃないよ」
今日は満月。見通しの良い草原の向こうでぎゃいぎゃい騒ぐ小鬼の影が固まってうごめくのが見えた。
「シリカさん、お嬢様をお願いします」
こちらを振り返らないまま、彼は群れに向かって駆け出した。
あっという間にトップスピードにのった彼はとても速くて、滑る様にゴブリンの群れに迫り、剣を一閃し、跳ぶ。
高く、宙で身を返しもう一薙ぎ。華麗な着地からスピードを落とさず新たな個体に迫り、斬り付け薙ぎ払い突いて裂いて蹴り飛ばし、縦横無尽に舞うように駆けては影で惑わし背後から袈裟斬りにして――。
実況が間に合わない程スピーディーで美しいばかりの戦いぶりは見事の一言。
「レイフレッドが強いのは、知っていたつもりだったけど――こんなに強かったんだ……」
「まあ町中じゃ本気で戦う機会なんざ普通はないからな。それも夜で本調子の吸血鬼の本気だ。とはいえ本来ゴブリンごときに本気になる必要は無いんだが……」
「あははは、若いねぇ。彼、お嬢さんに良いとこ見せたいんだよ。――戦ってるとこ見せて怖がられるかもって可能性は考えないのかな? ねぇ、お嬢さん?」
「へ?」
「……ああ、もう終わったのか。いくら吸血鬼ったってまだ子供だろ? ずいぶん優秀だねぇ」
ちょっとよそ見した隙にゴブリンの殲滅が完了していた。
レイフレッドが戻ってくる。
「悪いが後処理の手伝いを頼めるか?」
シリカさんとスコットに声をかけたレイフレッドは。
「れ、レイフレッド。それ返り血だよね、怪我してないよね?」
黒のマントと上着は目立たないけど、白いシャツがべっとり血で染まっている。
「あ」
レイフレッドは今気付いたとばかりに自分の姿を見下ろした。
「……はい、返り血です。服を汚してすみませ――」
「――嘘、だろ?」
「……スコット、何を――」
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