【短編】How wonderful day

吉岡有隆

文字の大きさ
上 下
7 / 7

あとがき

しおりを挟む
 もう六月です。暑い季節になってきました。

 今回の短編は、私自身が虐待サバイバー(過去に虐待を受けて育った人間)なので、私自身が普段感じていた事をそのまま短編にしました。

 “毒を盛られて保険金を掛けられても良いから、幸せな家庭の中で死にたい“そんな事を本当に考えて作品を書きましたが、暴力を振るわず暴言を言って来ない優しい両親、美味しい食事を提供してくれる母親、一緒に休日釣りをしながらまともな会話の出来る頼りになる父親、と私の望んでいた現実を小説に書き「ああ、所詮他人から享受した幸せはこんなものか」と感じ最後の主人公の気持ちへと繋げました。

 虐待はなくならなくても自身の心を自身で癒す方法を身に着けていきたい。例え被虐待児でもそうでなくてもと、感じております。

 今私は自身の心を癒す方法を模索する為にも、他者を癒す為にも心理学などを学習しています。今後も短編を書きながら自己研鑽をしていきたいと思います。

 この作品は一部過激な描写を含みますが、どうか読者様へ悪影響のない事を祈ります。それでは今作品を読んでくださった読者様へお礼を申し上げます。

吉岡有隆
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

就職面接の感ドコロ!?

フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。 学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。 その業務ストレスのせいだろうか。 ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。

駒込の七不思議

中村音音(なかむらねおん)
ミステリー
地元のSNSで気になったこと・モノをエッセイふうに書いている。そんな流れの中で、駒込の七不思議を書いてみない? というご提案をいただいた。 7話で完結する駒込のミステリー。

校長先生の話が長い、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。 学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。 とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。 寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ? なぜ女子だけが前列に集められるのか? そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。 新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。 あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

声の響く洋館

葉羽
ミステリー
神藤葉羽と望月彩由美は、友人の失踪をきっかけに不気味な洋館を訪れる。そこで彼らは、過去の住人たちの声を聞き、その悲劇に導かれる。失踪した友人たちの影を追い、葉羽と彩由美は声の正体を探りながら、過去の未練に囚われた人々の思いを解放するための儀式を行うことを決意する。 彼らは古びた日記を手掛かりに、恐れや不安を乗り越えながら、解放の儀式を成功させる。過去の住人たちが解放される中で、葉羽と彩由美は自らの成長を実感し、新たな未来へと歩み出す。物語は、過去の悲劇を乗り越え、希望に満ちた未来を切り開く二人の姿を描く。

短編小説集 つまらないものですが。

全力系団子
ミステリー
短編小説をあげます! 笑えるものやゾットするものなど色々あります。

処理中です...