1 / 6
1.思っていたのと違うんだが!?
しおりを挟む
『この街の裏路地には、おっぱい好きにはたまらない風俗店があるらしい』
ある日友人から聞いた話を元に、俺はその店へとやってきた。
友人たちの間で無類のおっぱい好きとして有名な俺に、『いいところがあるらしい』と言われて紹介されたのが例の店だ。
──おっぱいでっかい可愛い子がいるといいなぁ~~。できればドスケベだとなお良し。
期待に胸を膨らませて入店し、可愛い感じの名前の子を指名して、基本料金の前払いをしたまでは良かった……のだが。
「本日担当をする『ミル』です。よろしく」
「……!!?」
俺より二十センチ以上は高い身長、腰に手を当てどっしりとした姿で話しかけてきた目の前の人物。
整えられた短髪、精悍な顔つきや低音ボイス、健康的に日に焼けた肌に、ムキムキに鍛えられた筋肉……どこからどう見てもガタイが良すぎるガチムチ男性である。
それに着ている物がおかしい。あのほっそいビキニみたいなものは何だ!?下なんてポロリ寸前じゃねえか!
まさかこんな感じの人が出てくるとは思わなかったぞ!?
予想外の展開で唖然としている俺に、ミルと名乗る男は少し困ったように眉を下げて話しかけてきた。
「お客さん、ここがゲイ専門の雄っぱい風俗だって知らずに来たのか?」
「……はい、そうです。ダチに『おっぱい好きにはたまらない店がある』って聞いてきたんです」
「あー、『おっぱい』違いってやつか。たまーにいるんだよな、そういう客」
「……そうなんすね」
俺と同じような奴が他にもいるらしいことに、なんとも言えない気持ちになる。
「悪いんだが、店の決まりで料金払っちまったあとは返金ができないんだ。『そういうこと』はしなくていいから、世間話だけでもしていかないか? 愚痴でもなんでも聞いてやるぜ?」
客と呼べるかも分からない俺に対して、ニカっと効果音がつきそうなくらい良い笑顔を見せてくれるミルさん。
その笑顔に俺の心は妙にザワついた。
指定された部屋に入ってみると、でっかいベッドが置かれているだけの簡素な部屋だった。
ミルさんから他愛無い世間話などの話題を振ってもらえて、最初の気まずい空気はなんとかなった。
ふと『愚痴でもなんでも聞いてやる』というミルさんの言葉を思い出し、自分のコンプレックスについて相談してみることにした。なんとなく、ミルさんなら笑わずに受け止めてくれるのではないかと思ってしまう。
「俺、チビなくせにちんこだけはデカいってバカにされるんすよね」
「そうなのか? まあ、ちんぽに関しちゃ悩んでる人も多いって聞くしな」
「少し前まで付き合ってた彼女にも『デカすぎ、痛いからえっちしたくない』って振られるし……」
「そりゃ辛いな。どれ、見せてみろ」
「ええ!?」
「お前さん、ここが風俗店だって忘れたか?俺が触ったら、案外新しい扉開いちゃうかもしれねぇだろ?」
冗談めかして笑うミルさんに、どこかで変わりたいと思って相談したのかもしれないと思い、俺は意を決して穿いているズボンを下着ごと下ろしてベッドに寝転がった。
「……ッ!」
俺のちんこを見たミルさんは、目を釘付けにして息を飲む。
その反応に、やっぱり俺のモノは身体に似合わずデカすぎるのかと気持ちが沈む。
「す、すまん……思ってた以上にデカくて、これをブチ込まれたらどんだけ気持ちいいか……なんて考えちまった」
「へ……?」
「なあ、扱いてもいいか?」
「勃つか分からないですけど、それでもいいなら……」
「よっしゃ」
ミルさんはそう言うと、仰向けになっている俺を跨ぐように体勢を変えて、ローションが入ったボトルを手に取る。
俺は女の子が好きだ。ゲイではない。ミルさんに扱かれてもきっと勃つはずが……
「んんん゛っっ!?」
「ローションたっぷりつけて、こうやって雄っぱいでズリズリされると気持ちよくないか?」
くったりと萎えていた俺のちんこが、ミルさん自身の手で寄せられた雄っぱいの谷間に挟まれている。
するとどうだ。勃つわけないと思っていたちんこが嘘のように、あっという間にビキビキに勃起してしまった。
「ぱ、ぱいずり……!?」
「こんぐらい筋肉ありゃ、男でもパイズリできるんだぜ?なんだ、ガッチガチに勃起できてるじゃねぇか」
「あ、ああっ……!」
セックスの時に一番やってほしい行為ランキング断トツのトップであるパイズリ。
俺のちんこがデカすぎる&歴代彼女に断られ続けて実現できなかったパイズリが、今現実のものに!!
「ミルさん、気持ちいいっす! ミルさんの雄っぱいに包まれて、んああ、イく! イっちゃいます……!」
「お、元気だなぁ。いいぞ、いっぱい出しな」
腰が浮きそうなくらいの快感に、ビクビクとちんこを震わせながら、あっという間にイッてしまった。
勢いよく放たれた精液が、俺の腹やミルさんの雄っぱいにたっぷりとぶち撒けられている。
ローションのテカりと合わさって、エロい以外の感想が出てこない。
「はぁっ、ああっ……!」
「気持ちよかったか?」
「は、はいぃ……」
ある日友人から聞いた話を元に、俺はその店へとやってきた。
友人たちの間で無類のおっぱい好きとして有名な俺に、『いいところがあるらしい』と言われて紹介されたのが例の店だ。
──おっぱいでっかい可愛い子がいるといいなぁ~~。できればドスケベだとなお良し。
期待に胸を膨らませて入店し、可愛い感じの名前の子を指名して、基本料金の前払いをしたまでは良かった……のだが。
「本日担当をする『ミル』です。よろしく」
「……!!?」
俺より二十センチ以上は高い身長、腰に手を当てどっしりとした姿で話しかけてきた目の前の人物。
整えられた短髪、精悍な顔つきや低音ボイス、健康的に日に焼けた肌に、ムキムキに鍛えられた筋肉……どこからどう見てもガタイが良すぎるガチムチ男性である。
それに着ている物がおかしい。あのほっそいビキニみたいなものは何だ!?下なんてポロリ寸前じゃねえか!
まさかこんな感じの人が出てくるとは思わなかったぞ!?
予想外の展開で唖然としている俺に、ミルと名乗る男は少し困ったように眉を下げて話しかけてきた。
「お客さん、ここがゲイ専門の雄っぱい風俗だって知らずに来たのか?」
「……はい、そうです。ダチに『おっぱい好きにはたまらない店がある』って聞いてきたんです」
「あー、『おっぱい』違いってやつか。たまーにいるんだよな、そういう客」
「……そうなんすね」
俺と同じような奴が他にもいるらしいことに、なんとも言えない気持ちになる。
「悪いんだが、店の決まりで料金払っちまったあとは返金ができないんだ。『そういうこと』はしなくていいから、世間話だけでもしていかないか? 愚痴でもなんでも聞いてやるぜ?」
客と呼べるかも分からない俺に対して、ニカっと効果音がつきそうなくらい良い笑顔を見せてくれるミルさん。
その笑顔に俺の心は妙にザワついた。
指定された部屋に入ってみると、でっかいベッドが置かれているだけの簡素な部屋だった。
ミルさんから他愛無い世間話などの話題を振ってもらえて、最初の気まずい空気はなんとかなった。
ふと『愚痴でもなんでも聞いてやる』というミルさんの言葉を思い出し、自分のコンプレックスについて相談してみることにした。なんとなく、ミルさんなら笑わずに受け止めてくれるのではないかと思ってしまう。
「俺、チビなくせにちんこだけはデカいってバカにされるんすよね」
「そうなのか? まあ、ちんぽに関しちゃ悩んでる人も多いって聞くしな」
「少し前まで付き合ってた彼女にも『デカすぎ、痛いからえっちしたくない』って振られるし……」
「そりゃ辛いな。どれ、見せてみろ」
「ええ!?」
「お前さん、ここが風俗店だって忘れたか?俺が触ったら、案外新しい扉開いちゃうかもしれねぇだろ?」
冗談めかして笑うミルさんに、どこかで変わりたいと思って相談したのかもしれないと思い、俺は意を決して穿いているズボンを下着ごと下ろしてベッドに寝転がった。
「……ッ!」
俺のちんこを見たミルさんは、目を釘付けにして息を飲む。
その反応に、やっぱり俺のモノは身体に似合わずデカすぎるのかと気持ちが沈む。
「す、すまん……思ってた以上にデカくて、これをブチ込まれたらどんだけ気持ちいいか……なんて考えちまった」
「へ……?」
「なあ、扱いてもいいか?」
「勃つか分からないですけど、それでもいいなら……」
「よっしゃ」
ミルさんはそう言うと、仰向けになっている俺を跨ぐように体勢を変えて、ローションが入ったボトルを手に取る。
俺は女の子が好きだ。ゲイではない。ミルさんに扱かれてもきっと勃つはずが……
「んんん゛っっ!?」
「ローションたっぷりつけて、こうやって雄っぱいでズリズリされると気持ちよくないか?」
くったりと萎えていた俺のちんこが、ミルさん自身の手で寄せられた雄っぱいの谷間に挟まれている。
するとどうだ。勃つわけないと思っていたちんこが嘘のように、あっという間にビキビキに勃起してしまった。
「ぱ、ぱいずり……!?」
「こんぐらい筋肉ありゃ、男でもパイズリできるんだぜ?なんだ、ガッチガチに勃起できてるじゃねぇか」
「あ、ああっ……!」
セックスの時に一番やってほしい行為ランキング断トツのトップであるパイズリ。
俺のちんこがデカすぎる&歴代彼女に断られ続けて実現できなかったパイズリが、今現実のものに!!
「ミルさん、気持ちいいっす! ミルさんの雄っぱいに包まれて、んああ、イく! イっちゃいます……!」
「お、元気だなぁ。いいぞ、いっぱい出しな」
腰が浮きそうなくらいの快感に、ビクビクとちんこを震わせながら、あっという間にイッてしまった。
勢いよく放たれた精液が、俺の腹やミルさんの雄っぱいにたっぷりとぶち撒けられている。
ローションのテカりと合わさって、エロい以外の感想が出てこない。
「はぁっ、ああっ……!」
「気持ちよかったか?」
「は、はいぃ……」
2
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
こんなことになるとは思わなかった
みんくす
BL
叔父さんが大好きなイケメンの甥×快楽に弱いガチムチ叔父さんのBL
1話目は叔父さん視点・2話目以降は甥視点。
※ ♡喘ぎ、汚喘ぎあり
※恥垢、臭い、体毛表現あり
※若干の無理やり要素あり
pixivにも掲載しています。
3人の弟に逆らえない
ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。
主人公:高校2年生の瑠璃
長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。
次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。
三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい?
3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。
しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか?
そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。
調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m
【短編】無理矢理犯したくせに俺様なあいつは僕に甘い
cyan
BL
彼は男女関係なく取り巻きを従えたキラキラ系のイケメン。
僕はそんなキラキラなグループとは無縁で教室の隅で空気みたいな存在なのに、彼は僕を呼び出して無理矢理犯した。
その後、なぜか彼は僕に優しくしてくる。
そんなイケメンとフツメン(と本人は思い込んでいる)の純愛。
※凌辱シーンはサラッと流しています。
ムーンライトノベルズで公開していた作品ですが少し加筆しています。
秘密のお注射
風雅ゆゆ
BL
元気にサッカーをしていたトモは、転んで怪我をしたので保健室へ向かう。
だがそこに待っていたのは顔はいいが柄の悪い男性保健医だった。
トモの生意気な態度が気に食わなかった保健医は、治療と称してトモの中に薬を塗りこみ……
鍵っ子少年のはじめて
Ruon
BL
5時45分頃、塾帰りのナツキは見知らぬ男の人に後をつけられていると知らずに帰宅した瞬間、家に押し入られてしまう。
両親の帰ってくるまで二時間、欲塗れの男にナツキは身体をいやらしく開発されてしまう。
何も知らない少年は、玩具で肉棒で、いやらしく堕ちていく─────。
※本作品は同人誌『鍵っ子少年のはじめて』のサンプル部分となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる