80 / 89
79話
しおりを挟む
優は今にも出て来そうな排泄欲に必死で耐えてい
た。
温かい湯船に浸かっているせいかトイレに行きた
くて仕方がないのだった。
さっき長谷部が何か入れた気がするが、最初はな
んともなかった。
ラビットの時のように尻がウズウズして来るわけ
でもなく、身体中が熱を持っているわけでもない。
あの時は身体中が敏感になってしまい、尻の中を
擦られると身体中が喜びを感じてしまっていた。
今はそんな事はない。
ただ、排泄したいという気持ちが先立ってしまっ
ているのだ。
一応先ほどトイレでウォシュレットを使ってはあ
る。
だから、内容物はそう多くは出ないはずだった。
あとは多少入り口や、その周りを解しながら広げ
る程度のつもりだった。
が、予想以上に長谷部が触れて来なかったせいで
心配になって来た。
今日も最後までしないのではないか?…と。
こんなチャンス滅多にない。
その気になったのなら、早く気持ちよくさせてあ
げたかった。
そんな気持ちで焦っていたせいだろうか?
腹をさすられただけでも、出してしまいそうで蹲
る。
こんなところで漏らしたらきっと嫌われる。
それだけは避けなくてはならない。
「くっ………んっ……」
苦しい…でも、まだダメだ…
優のそんな切迫詰まった思いを知ってか知らずか、
長谷部がいきなり優の身体を抱き上げるとそのま
ま拭きもしないでトイレへと運んだのだった。
座った瞬間、緊張が解けたのか勢いよく出してし
まっていた。
大きな音がして中から茶色く濁った液が飛び出し
ていた。
目の前にまだ長谷部がいるというのに…
恥ずかしくて、顔を上げあられなかった。
トイレのドアも閉まっていない。
中から臭いがただようと、優は顔を手で覆うと情
けない気持ちでいっぱいだった。
「こんなの……違っ…見ないで……」
「間に合ったね。よく我慢したね。しっかり洗っ
てから来なさい」
長谷部はそれだけ言うと戻って行った。
風呂場から点々と水滴が溢れている。
優が再び風呂場に戻った時には長谷部はいなかっ
た。
シャワーで洗いながら自ら尻の蕾に触れてみた。
まだ解していないはずだったがすでに柔らかくなっ
ていたのだった。
タオルを巻いただけの格好で長谷部の部屋へと向か
った。
追い返されないだろうか?
不安でいっぱいだったが、部屋の前で止まると開
けるか迷ってしまう。
しばらく止まって考えていると、ドアが開いた。
「早く入りなさい。それともしたくないのか?」
「…いえっ………」
あんな失態を見せたあとなので緊張もしていた。
それ以上に長谷部の格好に驚いた。
何も身に付けていなかったからだ。
いつもはきっちりしている服のせいで、裸を見る
のはさっきの風呂場が初めてだったが、見ている
余裕がなかった。
まじまじと眺めるといきなり引き寄せられた。
厚い胸板に抱きしめられるとドキドキと脈打つ心
臓の鼓動が煩かった。
そのままベッドへと雪崩れ込んだ。
自然とタオルを落とすと互いの肌が密着する。
唇に触れる互いの唇の感触が気持ちがいい。
少し口を開くとするりと入ってくる舌の感覚に
下半身が熱くなってくる。
もっと…もっとそばにいたい…
そんな気持ちからか、腕を回すと長谷部にしが
みちいていた。
長谷部の手が優の腰から順番に下がっていく。
「ふっ……ンンッ……」
唇の触れ合う音が耳に届くと余計に興奮してし
まう。
それは長谷部も同じだったらしい。
股間の中央で大きくなったものに触れると優の
と重ね合わせるようにして長谷部の手の中で合
わさった。
硬くなっていくのが擦れて気持ちがいい。
一緒に扱かれると蕾がヒクヒクと疼き出してい
た。
た。
温かい湯船に浸かっているせいかトイレに行きた
くて仕方がないのだった。
さっき長谷部が何か入れた気がするが、最初はな
んともなかった。
ラビットの時のように尻がウズウズして来るわけ
でもなく、身体中が熱を持っているわけでもない。
あの時は身体中が敏感になってしまい、尻の中を
擦られると身体中が喜びを感じてしまっていた。
今はそんな事はない。
ただ、排泄したいという気持ちが先立ってしまっ
ているのだ。
一応先ほどトイレでウォシュレットを使ってはあ
る。
だから、内容物はそう多くは出ないはずだった。
あとは多少入り口や、その周りを解しながら広げ
る程度のつもりだった。
が、予想以上に長谷部が触れて来なかったせいで
心配になって来た。
今日も最後までしないのではないか?…と。
こんなチャンス滅多にない。
その気になったのなら、早く気持ちよくさせてあ
げたかった。
そんな気持ちで焦っていたせいだろうか?
腹をさすられただけでも、出してしまいそうで蹲
る。
こんなところで漏らしたらきっと嫌われる。
それだけは避けなくてはならない。
「くっ………んっ……」
苦しい…でも、まだダメだ…
優のそんな切迫詰まった思いを知ってか知らずか、
長谷部がいきなり優の身体を抱き上げるとそのま
ま拭きもしないでトイレへと運んだのだった。
座った瞬間、緊張が解けたのか勢いよく出してし
まっていた。
大きな音がして中から茶色く濁った液が飛び出し
ていた。
目の前にまだ長谷部がいるというのに…
恥ずかしくて、顔を上げあられなかった。
トイレのドアも閉まっていない。
中から臭いがただようと、優は顔を手で覆うと情
けない気持ちでいっぱいだった。
「こんなの……違っ…見ないで……」
「間に合ったね。よく我慢したね。しっかり洗っ
てから来なさい」
長谷部はそれだけ言うと戻って行った。
風呂場から点々と水滴が溢れている。
優が再び風呂場に戻った時には長谷部はいなかっ
た。
シャワーで洗いながら自ら尻の蕾に触れてみた。
まだ解していないはずだったがすでに柔らかくなっ
ていたのだった。
タオルを巻いただけの格好で長谷部の部屋へと向か
った。
追い返されないだろうか?
不安でいっぱいだったが、部屋の前で止まると開
けるか迷ってしまう。
しばらく止まって考えていると、ドアが開いた。
「早く入りなさい。それともしたくないのか?」
「…いえっ………」
あんな失態を見せたあとなので緊張もしていた。
それ以上に長谷部の格好に驚いた。
何も身に付けていなかったからだ。
いつもはきっちりしている服のせいで、裸を見る
のはさっきの風呂場が初めてだったが、見ている
余裕がなかった。
まじまじと眺めるといきなり引き寄せられた。
厚い胸板に抱きしめられるとドキドキと脈打つ心
臓の鼓動が煩かった。
そのままベッドへと雪崩れ込んだ。
自然とタオルを落とすと互いの肌が密着する。
唇に触れる互いの唇の感触が気持ちがいい。
少し口を開くとするりと入ってくる舌の感覚に
下半身が熱くなってくる。
もっと…もっとそばにいたい…
そんな気持ちからか、腕を回すと長谷部にしが
みちいていた。
長谷部の手が優の腰から順番に下がっていく。
「ふっ……ンンッ……」
唇の触れ合う音が耳に届くと余計に興奮してし
まう。
それは長谷部も同じだったらしい。
股間の中央で大きくなったものに触れると優の
と重ね合わせるようにして長谷部の手の中で合
わさった。
硬くなっていくのが擦れて気持ちがいい。
一緒に扱かれると蕾がヒクヒクと疼き出してい
た。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる