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59話
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最近よく笑うようになった気がする。
最初に話すようになった時もよく笑う子だった。
そんな顔が可愛くて、会ってみたくなった。
一方的に見える画面の中で、必死に話してくる彼が可愛くて仕方が
なかった。
本当は目の前で自分だけにエロい姿を見せて欲しかった。
が、途中ですぐに思い直した。
この子の笑顔のが一番癒される…と。
そう思ってから、毎回話すだけで終わっていた。
それが、毎日朝と夜に話すようになったのだ。
幸せで抱きしめたくなる。
そんな気持ちを隠しながら今日も仕事に打ち込む。
犯罪者確保に向けて今日も頑張っている。
今日も家に帰ってきてみると風呂から出てきたのか高揚した肌が少し
赤く染まっていて、しばらく抜いていなかったせいか下半身が熱を持
つ。
「今日は先に風呂に入ってくるよ。後で部屋で話でもしようか」
「はい……」
そう言って慌てて風呂場へと駆け込んだ。
「そういえば最近忙しかったからな~仕方ないな…」
そう自分に言い聞かせながら長谷部誠はボディソープを手に取った。
するとガラッと風呂場のドアが開いた。
さっき入ったはずの優が立っていた。
「どうしたんだ?話なら後で…」
「背中洗って…いいですか?」
「いや…いいよ、自分でやるから出ていなさい」
「男同士だし…大丈夫です」
そういうと全裸になって入ってきた。
最初優で抜いていたせいかなかなか治らない。
まさかこんなところを見られる訳には行かない。
家族に勃起されたなど、彼を傷つけてしまう。
「優、いいから先にでなさい」
「…」
泡立てると背中を洗い出す。
そして前へと向き直った。
「優…あのな…これは…」
「勃ってる…俺を使って下さい…ナカ洗ってあるから…だから…」
「ダメだ!家族がこんな事しちゃいけない」
「どうしてですか?俺じゃダメですか?」
「ダメとかそういう問題じゃ…」
「なら一回だけでもいいから…せめて俺を使って欲しい…そんな事
しかできないけど…」
手を伸ばすと誠のに触れてきた。
何度も扱いていたせいか、力加減が絶妙だった。
そして、ビクビクッと大きくなっていくのを確認すると少し嬉し
そうだった。
「俺でも勃ってくれてる…誠さん、イっていいですからね」
「優…もういいから…」
「ダメです。ちゃんとイクまでしますからね」
そう言ってお湯で泡を流すと先端にちゅっと口づけた。
そして口に目一杯含むと吸い上げた。
「おいっ!離せって…くっ……優……」
何度も練習したし、無理矢理犯された時に口内も何度も蹂躙された。
その時に比べたら今は嬉しい気持ちでいっぱいだった。
自分からやってあげたいという気持ちでしているからだ。
このまま気持ちが伝わればいいのに…
どんなに願っても叶わない。
この気持ちはずっと言えないままで、消化される事はないだろう。
それでもいい。
いつか、身体だけでも求めてくれたらそれでいい。
そんな日が来たら…いいのにな…
優は最近ずっと思っていた。
後ろかを弄らないといけなくなったこの身体は普通の恋愛なんてでき
ない。
なら…目の前の家族になってくれた人に少しでも恩返しがしたい。
自分を性の捌け口でもいい、使って欲しい。
少しでもいい、触れて欲しい。
叶わなくてもいい…愛して欲しい。
夢ではいつも抱かれているこの温もりを今はただ、感じていたかった。
最初に話すようになった時もよく笑う子だった。
そんな顔が可愛くて、会ってみたくなった。
一方的に見える画面の中で、必死に話してくる彼が可愛くて仕方が
なかった。
本当は目の前で自分だけにエロい姿を見せて欲しかった。
が、途中ですぐに思い直した。
この子の笑顔のが一番癒される…と。
そう思ってから、毎回話すだけで終わっていた。
それが、毎日朝と夜に話すようになったのだ。
幸せで抱きしめたくなる。
そんな気持ちを隠しながら今日も仕事に打ち込む。
犯罪者確保に向けて今日も頑張っている。
今日も家に帰ってきてみると風呂から出てきたのか高揚した肌が少し
赤く染まっていて、しばらく抜いていなかったせいか下半身が熱を持
つ。
「今日は先に風呂に入ってくるよ。後で部屋で話でもしようか」
「はい……」
そう言って慌てて風呂場へと駆け込んだ。
「そういえば最近忙しかったからな~仕方ないな…」
そう自分に言い聞かせながら長谷部誠はボディソープを手に取った。
するとガラッと風呂場のドアが開いた。
さっき入ったはずの優が立っていた。
「どうしたんだ?話なら後で…」
「背中洗って…いいですか?」
「いや…いいよ、自分でやるから出ていなさい」
「男同士だし…大丈夫です」
そういうと全裸になって入ってきた。
最初優で抜いていたせいかなかなか治らない。
まさかこんなところを見られる訳には行かない。
家族に勃起されたなど、彼を傷つけてしまう。
「優、いいから先にでなさい」
「…」
泡立てると背中を洗い出す。
そして前へと向き直った。
「優…あのな…これは…」
「勃ってる…俺を使って下さい…ナカ洗ってあるから…だから…」
「ダメだ!家族がこんな事しちゃいけない」
「どうしてですか?俺じゃダメですか?」
「ダメとかそういう問題じゃ…」
「なら一回だけでもいいから…せめて俺を使って欲しい…そんな事
しかできないけど…」
手を伸ばすと誠のに触れてきた。
何度も扱いていたせいか、力加減が絶妙だった。
そして、ビクビクッと大きくなっていくのを確認すると少し嬉し
そうだった。
「俺でも勃ってくれてる…誠さん、イっていいですからね」
「優…もういいから…」
「ダメです。ちゃんとイクまでしますからね」
そう言ってお湯で泡を流すと先端にちゅっと口づけた。
そして口に目一杯含むと吸い上げた。
「おいっ!離せって…くっ……優……」
何度も練習したし、無理矢理犯された時に口内も何度も蹂躙された。
その時に比べたら今は嬉しい気持ちでいっぱいだった。
自分からやってあげたいという気持ちでしているからだ。
このまま気持ちが伝わればいいのに…
どんなに願っても叶わない。
この気持ちはずっと言えないままで、消化される事はないだろう。
それでもいい。
いつか、身体だけでも求めてくれたらそれでいい。
そんな日が来たら…いいのにな…
優は最近ずっと思っていた。
後ろかを弄らないといけなくなったこの身体は普通の恋愛なんてでき
ない。
なら…目の前の家族になってくれた人に少しでも恩返しがしたい。
自分を性の捌け口でもいい、使って欲しい。
少しでもいい、触れて欲しい。
叶わなくてもいい…愛して欲しい。
夢ではいつも抱かれているこの温もりを今はただ、感じていたかった。
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