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45話

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やっぱり迷惑だったのだろうか?
お尻の中が熱くてたまらない。

いけないとわかっていても止まらないのだ。

スネークのズボンのチャックを開けると舌を這わせる。

「はむっ………ンンッ……大きぃ……お願い…入れて…」
「それは……」

係員にも言われた、商品に手を出すわけには行かない。
だからといってこのままにしておけなかった。
近くにあるバイブを手に取ると初めて彼のアナルへと挿入した。
中は柔らかく、すぐに奥へと入っていく。

引き抜こうとすると、一気にナカを締め付け、出ていくのを拒
んだのだ。

「これで気持ちいいか?」
「うんっ……もっと激しくして……」

彼はどこまでも淫らで綺麗だった。

話していた時の純粋さはないが、どこまでもエロく、そして色
っぽい。

あの無邪気な彼がここまで変わるとは思わなかった。
オナニーをしている時も可愛いとは思ったが、今はそれ以上に
スネーク自身も、歯止めが効かなくなりそうだった。

舌の上で転がされる感じが気持ちいい。
いっそ彼のナカに入れてしまいたい。

ガンガン奥まで攻めてしまいたい。

しかし、今は仕事で来ている。
彼にかまけているわけには行かない。

「すまない…少し我慢してくれ。絶対に助けるから」

ちゅっ…

胸の中央でピンッと勃っ突起にキスを落とすと彼の額にも何度
も唇を落とした。

後ろを一気に出し入れしてやりながら前のを一緒に擦ってやる。
するとあっという間にイクと震えるようにベッドに沈んだ。
荒い息を整えながらまだ悶える彼を見下ろしながら係員を呼ん
だのだった。

「もう、よろしいですか?」
「あぁ、ナカはいい具合だった。早く本番がしたいくらいだ」
「では一応決まりなので確認させてもらいます」

係員はアリスをうつ伏せにするとそこに何か紙を突っ込んだ。
そして中で掻き回すと引き摺り出した。

紙の色を確認すると、頷きそのまま連れていく。

「確認でしました。中には出していないようですね」
「当たり前だ、約束だからな…そこのバイブは使ったが…」
「では先ほどの部屋でお待ちください」
「あぁ…」

名残惜しそうにアリスを眺めると先ほどの部屋に戻った。
その時には、すでに何人かの客が来ていた。

程なくしてアリスが部屋に戻されていた。
まるで事後のような高揚した顔に気怠そうな身体。
そして何よりまだ薬が効いているのか、苦しそうにしながら
アナルを自ら弄っている姿を見た客達が、指名をしながら係
員を呼んでいた。

「これはまずったか…」

そのせいか、再び係員に連れ出されていた。
次に帰って来た時には泣き腫らしたのか、目の周りが真っ赤に
なっていた。

部屋に戻されるとそのままペタリと座ったまま苦しそうにして
いる。
あからさまに普通じゃなかった。

そうして客も揃う頃、鐘が鳴って部屋の子達が各机の側に鎖で
繋がれるとやって客達がその部屋へと入れるようになった。

アリスを探すと係員に連れられて中央にあるガラス張りの部屋
に入れられていた。

手首を拘束されて吊るされる。

後ろからはポタポタと液体がこぼれ出ている。
見ればすぐにわかった。

何度か連れて行かれた先でナカにたっぷり出された証拠だった。

「何が決まりだっ……」

悔しい気持ちが沸々と迫り上がってくる。
だが、今は冷静にならなくてはいけない。

手近な席に座ると、横に繋がれた青年が膝に乗ってくる。

「降りなさい…」
「僕を可愛がって下さい…なんでもサービスしますから…」

言いながら長谷部股の間に身体を滑り込ませると股間を撫でて
きた。
そしてチャックを開けると舌を絡めてくる。
他に席をみると同じようにしている青年が多い。
そして隣の席では自分のをしゃぶらせながら尻を自分で解すよ
うに指示していた。

前のガラス張りの部屋を眺めながら各自手近な青年を犯す。
それがこのパーティーの趣向らしい。

「お尻に入れながら座りなさい」
「はい、ご主人様~」

もう、早速勃たせた性器の上に座らせている。
青年も躊躇せずに自ら入れていく。

こっちはいつまでも舐めている。

「あ…あの、気持ちよくないですか?だったらこっちで…」
「それは結構だ。そんな事がしたいのか?」
「いえ……でも、やらないと…僕は…」
「やりたくないことはやらなくていい。ただそこでしているフリ
 でもしていればいい。その方が楽だろう?」
「…いいのですか…?」
「構わん…」
「あ…ありがとう…ございます」

股の間で泣きながらお礼をいう青年は今もせめてと、時間をかけて
長谷部のを丁寧に舐めている。

それ以上はしない。
本心ではしたくないのだ。
だが、命令されて仕方がなく…そんな青年を放ってはおけなかった。

『さぁ~みなさん。今日のメインはこの青年です!少し歳はいって
 ますが、期待できる今日のメインディッシュですよ~よーく見て
 て下さいね~』

見えるように中央にスポットライトが当たったのだった。


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