上 下
12 / 89

11話

しおりを挟む
朝起きると憂鬱だった。

ラビットから指示されたロッカーへと行くとそこにはピアッサー
の箱と小さなピアスが入っていた。
中身はシルバーのリングでコレを付けろと言うのだろう。

身体に穴など開けたくなかった。
でも、コレは罰なのだ。
勝手にイってしまった自分が悪いのだ。
そう思うと、返ってから乳首を見ながらピアッサーを当ててみる。
怖くて手が震えてきた。

「できない…どうしよう……こんなの怖いよ…」

手が震えてきて開けられなかった。
ぐだぐだしているうちに夜になってしまった。

もう後戻りはできない。
開けられなかったらラビットさんはもう、アリスには見向きもしな
いかもしれない。
家賃だって今月分にはまだ足りない。
バイトもまだ決まっていない。

「それなら…いっそ…」

勇気を振り絞ると配信の準備をしたのだった。

いつもより少し早い時間。
配信を始めた。
リアルタイムでの配信。
後で編集してネットにあげる予定だが、リアルタイムであげた方が
稼ぎはいい。
稼ぎといってももっぱらラビットさんとスネークさんの課金率が異
常に高いだけなのだが…

痛くない方法。
それにはまず別の事で気を紛らわせよう。
そう思うと、いつものようにカメラの前で乳首を弄り、お尻の中を
広げて見せる。
ディルドでずぼずぼと慣れた手つきで見せていく。

「みんな~聞いて~、今日はねエッチな俺の身体にコレを開けよう
 と思うんだ~、きっと痛いけど、みんなが見てたらきっとやれる
 と思うんだ~応援してね~」

ピアスとピアッサーを見せると、興奮したようにコメントが一斉に
増えた。

『マジかーーー!やれやれ!』
『いいね~両方開けようぜ!』
『また乳首大きくなってね?弄りすぎだろ?どれだけ好きなんだよ』

「何?俺の乳首大きくなった?両方はまだ怖いから一個だけね!」

そう言うと、息を大きく吸って画面の向こうに何人いるか分からない
けど、誰かに見られると言う緊張感を持ちながらジンジンと痺れてい
る乳首を摘むと根本に当てた。

やるしかない!
気持ちを決めると カチャンッ と音がしたのだった。

チカッと痛みが走ったがそこまで痛くない。
さっき乳首を散々弄ってから氷で冷やした。
配信中もお尻にずぼずぼしている間も冷やしたおかげか痛みは少なか
った。

「あ…開けれた……」

つぅーーーっと血が出てきたが、ティッシュで拭くと透明なピアスを
外して箱からシルバーリングを出す。
少し重みがあって金属の冷たさが肌に触れるとゾクゾクした。

「みんな~見れる?どうかな?似合う?」

揺れる度にちんこがビクビクっと迫り上がり始めていた。

『おぉーー。マジで開けやがった!』
『今度はちんこにも開けろよ!』
『ピアスまみれになったら残念だな~』
『いいじゃん。今度はフェラしてよ』

コメントを読みながらディルドを取り出すと舌を出して舐める。

「みんなのをフェラしたいけど…これで勘弁してね?」

そう言うと喉の奥にゆっくり入れては取り出した。
画面いっぱいにその光景を映すと、今度は股を目一杯広げて見せる。

「みんなのここにいっぱい出してね!」

そう言うと、手に持ったディルドを中に突き入れていく。
小ぶりなので慣れているし難なく入る。

ラビットからのプレゼントにはもっと太いものもある。
が、それは一回ラビットの前で使うという条件をクリアしなくてはな
らなかった。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜

きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員 Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。 そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。 初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。 甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。 第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。 ※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり) ※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り 初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

ヤンデレだらけの短編集

BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。 全8話。1日1話更新(20時)。 □ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡 □ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生 □アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫 □ラベンダー:希死念慮不良とおバカ □デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。 かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!

灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。 何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。 仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。 思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。 みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。 ※完結しました!ありがとうございました!

処理中です...