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アナル拡張が大切

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「だ、んなさまぁ。おねが、もう入れてぇ」

  お腹の奥の奥。ぼくにはないはずの子宮がキュンキュンして、苦しくて切なくて辛いよぉ。

「おねだりしてもダメだよ。君達不完全男性は子供に近い少年の体なのだ。
アナル拡張にはどれだけ時間をかけても、破瓜は大変なのだよ。
それに加えて触診して分かったが、君は隘路が狭くとても吸い付く体質だからね。特に入念に拡張をせねば、使い物にならなくなりかねないよ」

  食い散らかすだけなら未拡張、未調教で食べれば美味しい初物だろうに残念だ、などと仰られる。
  一度で使い物にならなくなるのはイヤだよう。でも、本当にもう挿れてぇ。

      ○

  ミトンを付けた右手首と右足首を。左手首と左足首とで拘束され、背中は軽く旦那さまのひざに支えられ、アナルが旦那さまの目の前に来る体位でそこに旦那さまの親指を受け入れる拡張に進んだ。

「だって、ずっと浅いトコロだけ、だもの。早く旦那さまご自身、に、はあ、穿たれたいのお」

  背中に感じる旦那さまの肉棒は、とても熱く、固く、どくどくと脈打ってて。
  それは、ぼくの体を召し上がっても良いって思って下さっているから、でしょう?

「ダメだ。大切だから譲れない事もある。
アナル拡張を十分に十分にしてから破瓜だ。これは何があっても変えないから。良いね!」

  そう仰って親指を根元まで一気にインサートなさって、続いてヒップを手で叩かれる。
  刹那、頭の中で光がスパークした。

「っああああァ?!!」

  キツイ体勢なのに、体がビクンビクン跳ねてしまう快感!旦那さまの調教を全て受ければ、もしかしてもっと気持ち良いの?

「何度か軽くイッて、破瓜の準備に集中なさい」

「ああっ!イイっ。感じるぅ」

  ずにゅっ。ぱん。ぷつっ。

「はあっ、指、イイのおっ。
お尻打たれるのもイイよぅっ」

  っぼずっ!ぱあん。ぷぷっ。

「ひううんッ!」

「お気に召しましたか?オトコ妻さま?」

  もちろん。とってもイイです、旦那さま。

      ○

  5分くらい親指の一気插入と、とても軽いお尻叩きが続いて。やっと、アナル用バイブでの奥までの受け入れ調教に進んで下さった。

「ふふっ。この細身スティックバイブはとても滑らかなんですよ。それゆえ、めったにこのバイブを締める力で動きを鈍らせられる方もいないのですが…」

  つぬぬぬぬう~~…。

「はあ~~~あぅぅ」

「我がオトコ妻さまならできるかもしれませんねえ。いやあ、楽しみだなあ」

  こ、こんなに開脚しててはうまくアナルを締めれないですよぉ、旦那さまぁ。

      ○

「安心したよ。コレを締め付けられるキツい穴ですと、2日、3日かけてアナル拡張しなければなりませんからね」

  滑らかロングスリムバイブは別名、“不完全男性アナル判定バイブ”とあだ名されているバイブだそうだ。

  直ぐ破瓜に進めるのか、じっくり時間をかけて目一杯隘路の拡張をしないと破瓜には進めないのかを判断するのにもっとも向いているためなんだって。

「ま、本来もっと開脚は狭くして使う物なのですが、多少の狭さはテクでカバーしましょう」

  !!!
  旦那さま、お願いしますよ?旦那さまに壊されるのなら本望ですが、壊さないで下さいまし。

      ○

  寝室へこもって2時間。一度休憩はとったが太アナル用拡張バイブをインサートして、そのまま長めの休憩を取る事になった。

「あの体位は頭に血が登りますから、続けて激しいセックスに移るのははばかられます。
それに、初々しいオトコ妻さまの薄いピンクの、まだ膨らみきっていない乳輪と乳首。
キツく引き結ばれた、まだ未経験の愛らしい色のアナルの撮影もしてませんでしたからね。ちゃんと撮影して残しておきたいです」

「やだっ、そんなの写真にして残さないで下さいませっ」

  全身から火を吹きそうな事を聞いて、体全体が一気に赤くなったかと思う。

  そんなぼくの望みはどこ吹く風とばかりの旦那さま。休憩前の最後の一仕事にとりかかってしまわれた。

      ○

  旦那さまのあぐらの上に、うつ向けで上がる。
アナルがちょうど旦那さまのひざよりおヘソ寄りになるくらいに調整してる。

  太いバイブ…。ちょっとドキドキしちゃいます。

「あ…」

  アナルの入り口を、旦那さまの細い指で臀肉を押し開かれあらわにされる。そこへたっぷりの潤滑油をまとった太アナル拡張用バイブの先があてがわれ、するりすりるりと隘路を奥へ滑り込んでゆく。このバイブもとても滑って締めて動きを止められない材質の物のようです。

「やっ、イタい…ッ。きゅってしても止められない…っっ!あ、ぁああ~んッあっう、お、くぅ」

「力を抜いている方が楽だよ。
ま、処女じゃそんな器用な事もできないだろうけど、暴れても逃さないから、ね!」

  プぱんッ!

  最後の何センチかは力任せにインサートされ、とても痛かった。首をのけ反らせ、背を反り、がくがくと震えながら、初めての大きなバイブの圧迫感を味わった。
  それと同時に抜けないように固定ベルトで止められているオナホールカバー付ブジーのさきっぽが、ゴリッと旦那さまの足にすれてしまって。
  肉棒にも慣れない痛みとも快感とも判然としない電流が駆け抜け、長く長く後ろと前からの電流に翻弄され、一瞬気を失った。

      ○

  かしゃっ。

「ああ、良いね。これは引き伸ばして飾ろうね」

「絶対ヤっ」

「だーめ。人には見せないけど、夫婦の寝室に飾ろうね」

  休憩の間に結局たくさん写真も撮ったの。
  最後に撮ったのは、ぼくが旦那さまのあぐらの中に座り、手を後ろの旦那さまの首に回していて。

  旦那さまの手がぼくの乳首に付けて頂いたイヤリングのチェーンを軽く引っ張っていらっしゃる絵面の物。横から撮った物と二枚並べて飾るってうきうきしていらっしゃるのだけど!

  後で結ばれている時に飾っても良いよね?ってお聞きになるんだ。何を聞かれてるか分からないくらいぐずぐずに蕩けている時に聞くのはズルいですよ、旦那さま。
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