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アッシュの裏切り
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「うらぁぁぁぁぁ!!ストローの呼吸 一の型ひもの舞!!」
ユータは巨大なスライムに向かって、小型の剣、ストローを振り下ろした!
ストローはうねうねとした剣筋で、巨大なスライムの体を斬りつけていく。
読みにくい剣筋を躱せず、剣はスライムにヒットしていく。
「トドメだぁ!ストローの呼吸二の型ひも演舞!!」
ユータの怒涛の攻撃が悉くスライムにヒットしていく。剣が2本あるかのような動きにスライムはついていくことができず、そのままトドメを刺されてしまったのだった。
「・・・・・はぁ、はぁ、よしっ!アッシュ!次はあっちのスライムだ!」
「アン!アン!」
さりげなくユータの攻撃をサポートするべく、次の獲物であるスライムを確認するアッシュ。そのまま次のスライムへ駆け出し、ジャーンプ!!
巨大なスライムを体に全体で押さえ込み、そのままローリングアタック!
だがしかし、アッシュの体は巨大なスライムの体に飲み込まれてしまった!
「ガウッ!ガウ・・・アゥ・・アゥン・・・クゥン・・・」
「あぁ!アッシュ!!今、助けてやるからな!」
飲み込まれそうなアッシュを助けるべく、ユータが名剣ストローで斬り込んだ!
しかし、なかなかアッシュが解放されない。どんどんとスライムに取り込まれてしまっている状況だった。
「くっ!このままだとアッシュがスライムに飲み込まれてしまう・・・どうしたら・・・。」
考えている間にもアッシュは飲み込まれていき、意識も無くなっているようだった。アッシュの瞳はトロンとしたリラックスした状態に見え、そのまま寝ていると言っても信じてしまいそうだ。
「アッシュ!意識をしっかり保つんだ!そのままだとスライムに飲み込まれてしまうぞ!アッーーーシュ!!」
アッシュをなんとか助けようとアッシュに手を伸ばした、その時!
「ガアウッッッ!!」
「痛ッッッ!!」
アッシュを助けようと伸ばしたユータの手をアッシュが牙を剥き出しに、攻撃してきたのだ!
「な・・・なんで?アッシュ・・・?」
突然の事に呆然となるユータだったが、ある結論へと辿り着く。
「アッシュ・・・スライムに洗脳されちゃったんだな・・・もう、お前の事・・・助けられない・・・ううっ・・・。」
絶望に飲み込まれたユータは、最悪の手段を取ってしまうのだった。
「最後はぼくが、お前を解放してあげるからね・・・いくぞ!アッシュ!」
そう言うと徐にユータは膝をスライムに向けて突き出した!
「ビーーーーーム!!!発射!!!」
ユータの右膝から眩いばかりの光が飛び出し、スライムとアッシュに向かって突き進んで行った。
ピューーーイーーーーン!シュウン!
ドッカーーーーーーン!!!!!
後にはただ、ユータが立ち尽くすばかりだった。
「アッシュ・・・君の事は忘れないよう・・・ッ!!あ、あれ?」
ビームが放たれた場所には荒れた土地と小さな塊が。それは、一緒にビームにやられたと思っていたアッシュの姿だった!
「アッシュ!よかった!無事だったんだね!」
ユータはアッシュの無事を喜びそのまま、アッシュへと駆け出した!両手を広げアッシュを抱きしめる。
「アッシュ!また冒険に行こうな!」
「グアゥ!!グルルルルルル!」
抱きしめたいユータの手をアッシュは、必死に噛み付いていたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「ユー君・・・アッシュは眠たいって。邪魔するから噛まれてるんじゃない?」
「えっ!?でも痛くないよ?」
「いや、アッシュが力加減してくれてるのよ。痛くないから嫌がってないわけじゃないのよ?」
「そうなの?じゃあ、アッシュはスライムで寝るの?」
「・・・・・スライムって。それ、クッションよーって、聞いてないわよね。お気に入りみたいだし、寝かせてあげたら?」
「えーー、一緒に遊びたかったのに・・・。じゃあ、ぼくもスライムに寝ようっと。」
そういうとユータは、アッシュが寝ている隣にもうひとつのクッションを持ってきて飛び込んだのだった。
ユータは巨大なスライムに向かって、小型の剣、ストローを振り下ろした!
ストローはうねうねとした剣筋で、巨大なスライムの体を斬りつけていく。
読みにくい剣筋を躱せず、剣はスライムにヒットしていく。
「トドメだぁ!ストローの呼吸二の型ひも演舞!!」
ユータの怒涛の攻撃が悉くスライムにヒットしていく。剣が2本あるかのような動きにスライムはついていくことができず、そのままトドメを刺されてしまったのだった。
「・・・・・はぁ、はぁ、よしっ!アッシュ!次はあっちのスライムだ!」
「アン!アン!」
さりげなくユータの攻撃をサポートするべく、次の獲物であるスライムを確認するアッシュ。そのまま次のスライムへ駆け出し、ジャーンプ!!
巨大なスライムを体に全体で押さえ込み、そのままローリングアタック!
だがしかし、アッシュの体は巨大なスライムの体に飲み込まれてしまった!
「ガウッ!ガウ・・・アゥ・・アゥン・・・クゥン・・・」
「あぁ!アッシュ!!今、助けてやるからな!」
飲み込まれそうなアッシュを助けるべく、ユータが名剣ストローで斬り込んだ!
しかし、なかなかアッシュが解放されない。どんどんとスライムに取り込まれてしまっている状況だった。
「くっ!このままだとアッシュがスライムに飲み込まれてしまう・・・どうしたら・・・。」
考えている間にもアッシュは飲み込まれていき、意識も無くなっているようだった。アッシュの瞳はトロンとしたリラックスした状態に見え、そのまま寝ていると言っても信じてしまいそうだ。
「アッシュ!意識をしっかり保つんだ!そのままだとスライムに飲み込まれてしまうぞ!アッーーーシュ!!」
アッシュをなんとか助けようとアッシュに手を伸ばした、その時!
「ガアウッッッ!!」
「痛ッッッ!!」
アッシュを助けようと伸ばしたユータの手をアッシュが牙を剥き出しに、攻撃してきたのだ!
「な・・・なんで?アッシュ・・・?」
突然の事に呆然となるユータだったが、ある結論へと辿り着く。
「アッシュ・・・スライムに洗脳されちゃったんだな・・・もう、お前の事・・・助けられない・・・ううっ・・・。」
絶望に飲み込まれたユータは、最悪の手段を取ってしまうのだった。
「最後はぼくが、お前を解放してあげるからね・・・いくぞ!アッシュ!」
そう言うと徐にユータは膝をスライムに向けて突き出した!
「ビーーーーーム!!!発射!!!」
ユータの右膝から眩いばかりの光が飛び出し、スライムとアッシュに向かって突き進んで行った。
ピューーーイーーーーン!シュウン!
ドッカーーーーーーン!!!!!
後にはただ、ユータが立ち尽くすばかりだった。
「アッシュ・・・君の事は忘れないよう・・・ッ!!あ、あれ?」
ビームが放たれた場所には荒れた土地と小さな塊が。それは、一緒にビームにやられたと思っていたアッシュの姿だった!
「アッシュ!よかった!無事だったんだね!」
ユータはアッシュの無事を喜びそのまま、アッシュへと駆け出した!両手を広げアッシュを抱きしめる。
「アッシュ!また冒険に行こうな!」
「グアゥ!!グルルルルルル!」
抱きしめたいユータの手をアッシュは、必死に噛み付いていたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「ユー君・・・アッシュは眠たいって。邪魔するから噛まれてるんじゃない?」
「えっ!?でも痛くないよ?」
「いや、アッシュが力加減してくれてるのよ。痛くないから嫌がってないわけじゃないのよ?」
「そうなの?じゃあ、アッシュはスライムで寝るの?」
「・・・・・スライムって。それ、クッションよーって、聞いてないわよね。お気に入りみたいだし、寝かせてあげたら?」
「えーー、一緒に遊びたかったのに・・・。じゃあ、ぼくもスライムに寝ようっと。」
そういうとユータは、アッシュが寝ている隣にもうひとつのクッションを持ってきて飛び込んだのだった。
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