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美少女との出会い編
ちょっとだけ?やらかしました
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なんとなく、やらかした空気を感じながら美少女の次の言葉を待つ。
「スライムさん、あなたはなぜ他のスライムと違うのかしら?・・・あ!その前にどこか怪我をしていないか、確認をさせてね。一応、ここに連れて帰ってきてから確認をした時は、何も無さそうだったんだけど意思の疎通が出来るなら聞いた方が早いものね。どこか痛いところ、おかしなところがあれば手を挙げてみて。」
(えーーっと、特におかしな所はないかな?)
自分の体に意識を向けてみる。いつもと変わらず、ぷるんとした愛らしいボディをしている。
うん、健康体だ。
特に何もないので、ぷるんぷるんと体を揺らしておく。
「大丈夫そうね。じゃあ・・・・・あなたは普通のスライムとは違う種類なのかしら?」
ヒナタはどう答えたものか分からず、とりあえずぷるんぷるんと体を揺らしておく。なぜなら記憶を掘り起こした限りでは、この世界で自分以外のスライムに出会った事がないから。
「うーーん、自分で他のスライムと同じ種類なのか違う種類なのか理解できてないってことかしら?ちょっと分からないわね・・・。他の質問がいいわね。」
そう言いながら、顎に人差し指をつけ思考する。
「あ、そうだ!!あなたは何か魔法が使える?」
美少女の言葉にメイドが驚いたような顔になる。
「えっ!?スライムって魔法が使えるんですか?」
「・・・・・使えると聞いた事はないけど、まあ念の為ね。」
(なるほど。会話を聞く限り、この世界のスライムは魔法が使えないのね。さて、どうしようかしら。魔法なんて使った事ないしなぁ。また、ぷるんぷるんしとけばいいかな。・・・でも魔法かぁ、夢があるー!ライトーとかって、光ったら楽しいよね!)
そう思った瞬間だった。
スライムボディがぷるんぷるんしながら、ピカァと眩く光輝いた!
「「きゃあああっ!!」」
いきなりの眩い光に不意を突かれ、2人は驚きのあまり顔を手で覆いながら悲鳴をあげた!
「な・なに!?何が・・・・・?!お嬢様は!お嬢様は、ご無事ですか?」
「・・・わたしは大丈夫よ。リタ、落ち着きなさい。」
「は・はい・・・。何が起きたのですか?」
「・・・このスライムが・・・ライトの魔法を使ってみせたのよ。信じられない事だわ。」
「そ・そんな事が、まさか、あり得ません!」
「信じられない事に、今、目の前で現実に起きた事なのよ。」
「・・・そうですね。わたくしも自分の目で・・・見てしまいましたし・・・。」
戸惑った様子のメイドは、胸の前に手を組みじっとスライムを凝視した。
メイドの前に出るようにお嬢様もスライムに近づき、じっと観察する。
その視線の先の・・・スライム。
しかもなぜか、体全身が七色にチカチカ瞬いている。
しばしの沈黙。
(やっばぁぁぁぁぁぁぁ!!なんか分かんないけど、やらかしたぁぁぁぁぁぁ!!なんで魔法が使えちゃうの、わーたーしーーー!!!!!)
2人の視線に耐えきれず、プルプルプルプルと体の震えが止まらないヒナタだった。
「スライムさん、あなたはなぜ他のスライムと違うのかしら?・・・あ!その前にどこか怪我をしていないか、確認をさせてね。一応、ここに連れて帰ってきてから確認をした時は、何も無さそうだったんだけど意思の疎通が出来るなら聞いた方が早いものね。どこか痛いところ、おかしなところがあれば手を挙げてみて。」
(えーーっと、特におかしな所はないかな?)
自分の体に意識を向けてみる。いつもと変わらず、ぷるんとした愛らしいボディをしている。
うん、健康体だ。
特に何もないので、ぷるんぷるんと体を揺らしておく。
「大丈夫そうね。じゃあ・・・・・あなたは普通のスライムとは違う種類なのかしら?」
ヒナタはどう答えたものか分からず、とりあえずぷるんぷるんと体を揺らしておく。なぜなら記憶を掘り起こした限りでは、この世界で自分以外のスライムに出会った事がないから。
「うーーん、自分で他のスライムと同じ種類なのか違う種類なのか理解できてないってことかしら?ちょっと分からないわね・・・。他の質問がいいわね。」
そう言いながら、顎に人差し指をつけ思考する。
「あ、そうだ!!あなたは何か魔法が使える?」
美少女の言葉にメイドが驚いたような顔になる。
「えっ!?スライムって魔法が使えるんですか?」
「・・・・・使えると聞いた事はないけど、まあ念の為ね。」
(なるほど。会話を聞く限り、この世界のスライムは魔法が使えないのね。さて、どうしようかしら。魔法なんて使った事ないしなぁ。また、ぷるんぷるんしとけばいいかな。・・・でも魔法かぁ、夢があるー!ライトーとかって、光ったら楽しいよね!)
そう思った瞬間だった。
スライムボディがぷるんぷるんしながら、ピカァと眩く光輝いた!
「「きゃあああっ!!」」
いきなりの眩い光に不意を突かれ、2人は驚きのあまり顔を手で覆いながら悲鳴をあげた!
「な・なに!?何が・・・・・?!お嬢様は!お嬢様は、ご無事ですか?」
「・・・わたしは大丈夫よ。リタ、落ち着きなさい。」
「は・はい・・・。何が起きたのですか?」
「・・・このスライムが・・・ライトの魔法を使ってみせたのよ。信じられない事だわ。」
「そ・そんな事が、まさか、あり得ません!」
「信じられない事に、今、目の前で現実に起きた事なのよ。」
「・・・そうですね。わたくしも自分の目で・・・見てしまいましたし・・・。」
戸惑った様子のメイドは、胸の前に手を組みじっとスライムを凝視した。
メイドの前に出るようにお嬢様もスライムに近づき、じっと観察する。
その視線の先の・・・スライム。
しかもなぜか、体全身が七色にチカチカ瞬いている。
しばしの沈黙。
(やっばぁぁぁぁぁぁぁ!!なんか分かんないけど、やらかしたぁぁぁぁぁぁ!!なんで魔法が使えちゃうの、わーたーしーーー!!!!!)
2人の視線に耐えきれず、プルプルプルプルと体の震えが止まらないヒナタだった。
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