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第三章 美央高1・紗栄子高2
04 マネージャーデビュー
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「美央ちゃん、本当に水泳部に入部したんだな。」
「そうなの。拓海の情熱が勝ったわ。まあ、真面目そうな子だし、水泳を好きになってくれる人が増えるのは嬉しい。」
大志の部屋で1度めが終わったところ。大志の手のひらが紗栄子の頭を優しく撫でている。
「紗栄子は本当に水泳が好きだよな。」
「うん。野球も好きだよ。春の県大会楽しみだね。」
「うん…。遠征があったりなかなか会えなくてごめん。」
「大丈夫。…会えるときにこうやって優しくしてくれるじゃない。」
「紗栄子…。」
2度目へのスイッチが入る。大志が唇で舌で紗栄子の口腔を甘く支配する。
部活のためになかなか会えないことについて、物分かりのいい紗栄子がありがたく、少し寂しいような気もして、大志は我ながら勝手だなと思う。
「あ…ッ。」
堪えきれずに思わず漏れる、吐息のような紗栄子の喘ぎが好きだ。やわらかい胸を、敏感に反応して蜜を分泌する部分を、これ以上ないくらい丹念に可愛がる。
「紗栄子、好きだよ…。」
大志の腰の動きに合わせながら、紗栄子は必死に頷いた。
※
「10秒まーえ!」
プールサイドに仁王立ちでふんばっている春菜から、選手たちに向けて大きな声がかかる。
「5秒ま-え!」
プールの水に肩まで体を沈め、規則どおりに進んでいく大きな時計の秒針を、見つめながらかまえる選手たち。
「よーい、はいっ!」
いっせいに頭を沈めて壁をける。きれいなストリームライン。美央はマネージャーになりたてで、まだ雑用ばかりをこなしている。春菜と紗栄子はストップウォッチを片手に、みんなの練習のペースを守る役割をしている。
(素人丸出しで恥ずかしいけど、水泳部っていうのは、みんな勝手に泳ぐものかと思ってた。)
練習メニューについては顧問の近藤先生が考えるが、コーチとしての役割は大きくない。ここはちょっと、という ところだけ口を出す程度。選手とマネージャーの自主性にまかせている。
一日の練習でのトータル距離は3000m後半から5000mくらいだ。練習時間は2時間~2時間半程度。
美央にとってはとてつもないことのように思うのだけれど、選手たちは息を切らしながらもきちんとこなしている。
マネージャーは各コースの制限時間を守らせ、各選手の到着タイムを知らせる。ただ選手の補助をするんじゃない。練習の流れを作る役割がある。大まかなタイムは、選手だって大きな時計の表示を見ればわかるが、細かいタイムを聞くことで、自分の感覚をつかんだり、第三者が把握していることで、タイムを落とせないといういい意味でのプレッシャーを感じることができるのだ。
そして練習の終わりには、泳ぐフォームについてコメントすることもある。自分だけで判断できないときには、近藤や他の選手に伝え、うまく説明してもらう。
思ったよりも、マネージャーが重要な役割を果たしていることに驚いた。と、同時に、やりがいあるよ、といっていたひとみの言葉が理解できた。
大変そうだけれど、美央はそれを‘やりがい’と感じ始めるようになった。
「おつかれー、美央っ。」
拓海は、美央が入部を決めると、フレンドリーさに磨きをかけた。この水泳部では下の名前で呼び合うことが多いので、突飛なことではないのだけれど、家族以外の男の人から呼び捨てにされるなんて初めてで、正直美央の戸惑いは大きかった。
「超疲れたあ。」
「お疲れ様です。」
言葉とは裏腹におどけながら美央の前でこける真似をする。そんな拓海を見て、なんとなく、美央は目を伏せる。水泳部特有の、体にフィットした競泳水着に、まだ慣れない。
「おつかれー、拓海。プールサイドでいちゃついてんなよ。」
部長で平泳ぎ専門の茂則が拓海をつっつく。
「なんすか、茂さん、やきもちっすか。」
「ばーか、んなわけあるか。」
「そうっすよね、春菜先輩一筋っすもんね。」
「うるせえんだよ、さっさと着替えてこい。」
『部長の茂則先輩と春菜先輩、部活時間以外はそれはもうラブラブなんだから。』
と、美央に教えてくれたのは紗栄子だ。でも、そんなラブラブな二人は、プールサイドではそんな様子は微塵も見せない。むしろ、冷静に意見をぶつけ合っていることもある。
(すごいな、そういうの。)
「さて、美央。」
後片付けを終えて、春菜に呼び止められた。
「1週間、見てもらったけど、もうあなたは要領がわかっているように見える。だから、ストップウォッチを持ちましょう。」
「……はい。」
とうとう、マネージャーとしてデビューだ。
※
「10秒まーえ…。」
「聞こえねえよー。」
3年の中島融が、プールの中から首だけひねって美央に言う。なかなか大きな声を出し続けるというのは難しいのだ。
「おい、10秒前!」
制限時間を知らせるカウントコールを間違えて、3年の大伴基樹がきつく声をかける。
「私のタイムは!?」
泳ぎ終えて顔を上げたがタイムの報告がなく、3年の宮古真希が容赦ない声を上げる。
マネージャーデビューからの2週間、美央は落ち込みっぱなしだった。春菜たちは責めるでも慰めるでもなく、とにかく要領を、教えてくれた。
「お疲れさま、美央。」
「お疲れ~。」
「お疲れ様です。」
部活動後にメンテナンスを受ける蓮と、してやる紗栄子がにこやかに送り出してくれる。このふたりもまるで付き合っているような雰囲気だと美央は思うが、紗栄子には野球部の彼氏がいるということで驚いた。
後片付けを終えても、気分が沈んでいるので自然と着替えにもたついてしまう。とぼとぼと自転車置き場のほうに向かうと、拓海が美央に気づいて手をあげた。
「藤堂先輩…。すいません、間違ってばっかりで…。」
「初めてなんだから、間違いはしょうがないよ。俺達も練習中は必死だから、注意の仕方も余裕がないし。」
「そう言ってもらえると、すこし楽になります。」
今のところ、優しい拓海が一番話しやすい。といっても、拓海も選手の一員で、早く美央に成長して欲しいと思っているのは変わりない。
「どんどん相談していいんだからね。」
「…はい、ありがとうございます。」
※
(今日も、失敗しないように、気をつけなくちゃ。とはいえ、まだまだ気が重いなぁ。)
いつも通りの放課後。鞄を提げてプールサイドに向かっている美央の耳に、飛び込んできた声があった。
「……もう、続かないんじゃねえの。」
「そうだよなあ。頑張ってるのはわかるんだけど、やることやってくんねえとどうにもならないし。」
「やっぱり経験者じゃないから、微妙なニュアンスとか、感覚がつかみにくいんだろうな。」
「拓海先輩も、なんでわざわざあいつを引っ張ってきたんだ?」
「美人だからじゃねえの。…実はもう、つきあってたりとか?」
「カルイ感じだもんな、あの人。有り得るかも。」
プールサイドの入り口で、1年生達が無駄話をしているらしい。名前さえ出ないものの、明らかに美央のことを言っている。
美央はたまらず、入り口の手前にある用具室の壁によりかかった。
(確かにそうだけど、その通りだけど…!)
涙がこみあげてきたそのとき、不意に肩をたたかれた。
「………!?」
振り返ったそこにいたのは、悠季だった。明らかに泣きそうな顔をしている美央の顔を見て、ふーっとため息をつく。
「今聞いたあいつらの言葉は、本音でもあるけど絶対的なもんじゃないぞ。今、橘はへこんでるから、同じ言葉でも悲観的に聞こえるんだ。」
悠季の言葉は慰めと言うにはクールすぎる。それでも、下手に優しくされるよりも、美央の涙はひっこんだので、よかったかもしれない。
「見返してやれよ。橘がちょっとずつでもできるようになってきてるのは、確実なんだからさ。自分でもそうだと思わない?悔しいだろ。」
「……うん。」
悠季は微かに微笑んで、更衣室のほうへ駆けて行った。その日は心の中にわだかまりがありながらも、いつもよりも失敗は少なかった。
※
さらに、1週間たって、ゴールデンウィークの合宿が始まった頃、だんだん、先輩たちからの注意が減っていった。美央自身も、頭の中の処理がスムーズになり、練習の流れにうまく乗っているのを感じた。
「もう、まかせられるね。」
春菜からはっきりと合格通知をもらえたのは、5月の半ばだった。始めてこのとき涙が出た。この1ヶ月は、想像以上に辛かった。でも、乗り越えられたのだ。
それにしても自分でも不思議だった。何の経験もない水泳という世界に、こうもひきつけられてしまうとは。
「あ~、泣いちゃった…。」
「す、すみません。」
紗栄子が美央の背中を撫でてやる。
今、女子更衣室にいる部員みんな、これまで部全体の向上のため、美央に厳しく指導してきた。だから、みんなが美央の成長を喜んでいる。
「そうなの。拓海の情熱が勝ったわ。まあ、真面目そうな子だし、水泳を好きになってくれる人が増えるのは嬉しい。」
大志の部屋で1度めが終わったところ。大志の手のひらが紗栄子の頭を優しく撫でている。
「紗栄子は本当に水泳が好きだよな。」
「うん。野球も好きだよ。春の県大会楽しみだね。」
「うん…。遠征があったりなかなか会えなくてごめん。」
「大丈夫。…会えるときにこうやって優しくしてくれるじゃない。」
「紗栄子…。」
2度目へのスイッチが入る。大志が唇で舌で紗栄子の口腔を甘く支配する。
部活のためになかなか会えないことについて、物分かりのいい紗栄子がありがたく、少し寂しいような気もして、大志は我ながら勝手だなと思う。
「あ…ッ。」
堪えきれずに思わず漏れる、吐息のような紗栄子の喘ぎが好きだ。やわらかい胸を、敏感に反応して蜜を分泌する部分を、これ以上ないくらい丹念に可愛がる。
「紗栄子、好きだよ…。」
大志の腰の動きに合わせながら、紗栄子は必死に頷いた。
※
「10秒まーえ!」
プールサイドに仁王立ちでふんばっている春菜から、選手たちに向けて大きな声がかかる。
「5秒ま-え!」
プールの水に肩まで体を沈め、規則どおりに進んでいく大きな時計の秒針を、見つめながらかまえる選手たち。
「よーい、はいっ!」
いっせいに頭を沈めて壁をける。きれいなストリームライン。美央はマネージャーになりたてで、まだ雑用ばかりをこなしている。春菜と紗栄子はストップウォッチを片手に、みんなの練習のペースを守る役割をしている。
(素人丸出しで恥ずかしいけど、水泳部っていうのは、みんな勝手に泳ぐものかと思ってた。)
練習メニューについては顧問の近藤先生が考えるが、コーチとしての役割は大きくない。ここはちょっと、という ところだけ口を出す程度。選手とマネージャーの自主性にまかせている。
一日の練習でのトータル距離は3000m後半から5000mくらいだ。練習時間は2時間~2時間半程度。
美央にとってはとてつもないことのように思うのだけれど、選手たちは息を切らしながらもきちんとこなしている。
マネージャーは各コースの制限時間を守らせ、各選手の到着タイムを知らせる。ただ選手の補助をするんじゃない。練習の流れを作る役割がある。大まかなタイムは、選手だって大きな時計の表示を見ればわかるが、細かいタイムを聞くことで、自分の感覚をつかんだり、第三者が把握していることで、タイムを落とせないといういい意味でのプレッシャーを感じることができるのだ。
そして練習の終わりには、泳ぐフォームについてコメントすることもある。自分だけで判断できないときには、近藤や他の選手に伝え、うまく説明してもらう。
思ったよりも、マネージャーが重要な役割を果たしていることに驚いた。と、同時に、やりがいあるよ、といっていたひとみの言葉が理解できた。
大変そうだけれど、美央はそれを‘やりがい’と感じ始めるようになった。
「おつかれー、美央っ。」
拓海は、美央が入部を決めると、フレンドリーさに磨きをかけた。この水泳部では下の名前で呼び合うことが多いので、突飛なことではないのだけれど、家族以外の男の人から呼び捨てにされるなんて初めてで、正直美央の戸惑いは大きかった。
「超疲れたあ。」
「お疲れ様です。」
言葉とは裏腹におどけながら美央の前でこける真似をする。そんな拓海を見て、なんとなく、美央は目を伏せる。水泳部特有の、体にフィットした競泳水着に、まだ慣れない。
「おつかれー、拓海。プールサイドでいちゃついてんなよ。」
部長で平泳ぎ専門の茂則が拓海をつっつく。
「なんすか、茂さん、やきもちっすか。」
「ばーか、んなわけあるか。」
「そうっすよね、春菜先輩一筋っすもんね。」
「うるせえんだよ、さっさと着替えてこい。」
『部長の茂則先輩と春菜先輩、部活時間以外はそれはもうラブラブなんだから。』
と、美央に教えてくれたのは紗栄子だ。でも、そんなラブラブな二人は、プールサイドではそんな様子は微塵も見せない。むしろ、冷静に意見をぶつけ合っていることもある。
(すごいな、そういうの。)
「さて、美央。」
後片付けを終えて、春菜に呼び止められた。
「1週間、見てもらったけど、もうあなたは要領がわかっているように見える。だから、ストップウォッチを持ちましょう。」
「……はい。」
とうとう、マネージャーとしてデビューだ。
※
「10秒まーえ…。」
「聞こえねえよー。」
3年の中島融が、プールの中から首だけひねって美央に言う。なかなか大きな声を出し続けるというのは難しいのだ。
「おい、10秒前!」
制限時間を知らせるカウントコールを間違えて、3年の大伴基樹がきつく声をかける。
「私のタイムは!?」
泳ぎ終えて顔を上げたがタイムの報告がなく、3年の宮古真希が容赦ない声を上げる。
マネージャーデビューからの2週間、美央は落ち込みっぱなしだった。春菜たちは責めるでも慰めるでもなく、とにかく要領を、教えてくれた。
「お疲れさま、美央。」
「お疲れ~。」
「お疲れ様です。」
部活動後にメンテナンスを受ける蓮と、してやる紗栄子がにこやかに送り出してくれる。このふたりもまるで付き合っているような雰囲気だと美央は思うが、紗栄子には野球部の彼氏がいるということで驚いた。
後片付けを終えても、気分が沈んでいるので自然と着替えにもたついてしまう。とぼとぼと自転車置き場のほうに向かうと、拓海が美央に気づいて手をあげた。
「藤堂先輩…。すいません、間違ってばっかりで…。」
「初めてなんだから、間違いはしょうがないよ。俺達も練習中は必死だから、注意の仕方も余裕がないし。」
「そう言ってもらえると、すこし楽になります。」
今のところ、優しい拓海が一番話しやすい。といっても、拓海も選手の一員で、早く美央に成長して欲しいと思っているのは変わりない。
「どんどん相談していいんだからね。」
「…はい、ありがとうございます。」
※
(今日も、失敗しないように、気をつけなくちゃ。とはいえ、まだまだ気が重いなぁ。)
いつも通りの放課後。鞄を提げてプールサイドに向かっている美央の耳に、飛び込んできた声があった。
「……もう、続かないんじゃねえの。」
「そうだよなあ。頑張ってるのはわかるんだけど、やることやってくんねえとどうにもならないし。」
「やっぱり経験者じゃないから、微妙なニュアンスとか、感覚がつかみにくいんだろうな。」
「拓海先輩も、なんでわざわざあいつを引っ張ってきたんだ?」
「美人だからじゃねえの。…実はもう、つきあってたりとか?」
「カルイ感じだもんな、あの人。有り得るかも。」
プールサイドの入り口で、1年生達が無駄話をしているらしい。名前さえ出ないものの、明らかに美央のことを言っている。
美央はたまらず、入り口の手前にある用具室の壁によりかかった。
(確かにそうだけど、その通りだけど…!)
涙がこみあげてきたそのとき、不意に肩をたたかれた。
「………!?」
振り返ったそこにいたのは、悠季だった。明らかに泣きそうな顔をしている美央の顔を見て、ふーっとため息をつく。
「今聞いたあいつらの言葉は、本音でもあるけど絶対的なもんじゃないぞ。今、橘はへこんでるから、同じ言葉でも悲観的に聞こえるんだ。」
悠季の言葉は慰めと言うにはクールすぎる。それでも、下手に優しくされるよりも、美央の涙はひっこんだので、よかったかもしれない。
「見返してやれよ。橘がちょっとずつでもできるようになってきてるのは、確実なんだからさ。自分でもそうだと思わない?悔しいだろ。」
「……うん。」
悠季は微かに微笑んで、更衣室のほうへ駆けて行った。その日は心の中にわだかまりがありながらも、いつもよりも失敗は少なかった。
※
さらに、1週間たって、ゴールデンウィークの合宿が始まった頃、だんだん、先輩たちからの注意が減っていった。美央自身も、頭の中の処理がスムーズになり、練習の流れにうまく乗っているのを感じた。
「もう、まかせられるね。」
春菜からはっきりと合格通知をもらえたのは、5月の半ばだった。始めてこのとき涙が出た。この1ヶ月は、想像以上に辛かった。でも、乗り越えられたのだ。
それにしても自分でも不思議だった。何の経験もない水泳という世界に、こうもひきつけられてしまうとは。
「あ~、泣いちゃった…。」
「す、すみません。」
紗栄子が美央の背中を撫でてやる。
今、女子更衣室にいる部員みんな、これまで部全体の向上のため、美央に厳しく指導してきた。だから、みんなが美央の成長を喜んでいる。
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