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私はネコ・お留守番・腹減った・ニャ・その四・舐めニャ

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日曜日・晴天・お出かけ日和

何時もなら朝早くから出掛けているのに

なのに・なのに・母親から『きつ~く』

留守番を言い付けられ

暇を持て余していた

そしてみー子に

必ず餌とおやつをあげる様に

『きつ~く』言い付けられていた

俺はみー子の餌係りじゃ無いよ~

腹が減ったので冷蔵庫を開けると

とうもろこしが1本入って入るだけ

他にはカップめん一つ無い

仕方ないTVでも見ながら喰うかと

リモコンでTVを付け

とうもろこしに手を伸ばすと

無い?

まさかと思いながらミー子を見ると

『んにゃ・んにゃ』

言いながらとうもろこしに

かぶりついている

「おめーそれ俺の昼飯ー」

と言ってる内に

ミー子完食

『んにゃん』

「ニャンじゃねーよ」

俺の昼飯・・・

力が抜けソファに横になった

気がつくと夕方になっていた

どうやら寝ていた様だ

目が覚めたのはミー子が餌をくれと

揺さ振っていたから

『ぐ~』

腹の虫が鳴いた

仕方ないコンビニでカップめん買って来るか

留守にするなと言われたが

10分くらい良いだろう

と思い餌をくれと足にまとわり付く

ミー子を残し近所のコンビニに行く

カップめん1個にお湯を入れ

家に戻ると

玄関でお袋とバッタリ出くわす

(あんた何処に行っていたの?)

「コンビニだよ」

(何時から家を空けていたの?)

「10分くらいだよ」

「ミー子に昼飯取られて腹ペコなの」

(ミー子に夕ご飯食べさせてから

出かけたの?)

「餌やってないよ」

「それがどしたの?」

(えーーーっ)

(た大変)

(早くミー子に餌をあげないと)

(か・か・鍵が見つからない)

えらく慌てて母親がバックの中の鍵を探す

「俺持ってるから」

画技を差し込みドアを開けると

『うぎゃ~』

と唸りミー子が飛びついて来た

「うわー」

手に持っていたカップめんが中に舞い

思いっきり後ろに転んだ

そのままミー子は外へ走り出す

「いてー」

自分の足元を見て驚く

「あー」

「カップめんがー」

ぐちゃぐちゃに成っていた

(それ処じゃないわよ)

母親がすごい剣幕で怒る

(家の中見てごらん)

母親が何を言ってるのか分からず

恐る恐る家の中を覗き込むと

「えーーー」

まるで泥棒が入った後の様に見えた 

「俺やってないよ」

(分っているわよ)

(ミー子の仕業よ)

「それじゃ何で怒ってんだよ」

(ミー子は食いしん坊なんだから)

(餌とおやつをあげないと

こうなるのよ)

(罰として晩御飯は抜き)

「ええ~」

「俺は飯が食いたかっただけなんだよー」

「何でこうなるんだよー」

「ミー子ー」
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