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戦後編・選択の時代

戦後編・選択の時代・参・第174章・思惑

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地球と火星は戦争状態に入る

それがAIをハッキングと

AIウィルスによる結果だとしても

もはや戦争への流れは止められなかった

地球はいち早く地球に向かっている小惑星を

地球の衛星軌道に配置している

幾つかの攻撃衛星を向かわせ

小惑星に衛星を衝突させ

破壊出来なくとも軌道を変え

終わらせ様としたが

地球圏に潜入していた

ステルス性潜宙艦の攻撃で

地球側の攻撃衛星のエンジンは次々に破壊され

攻撃衛星は次々に軌道を外れて行く

艦隊による小惑星への砲撃は

全く効果が無く

次第に攻撃衛星は地球へと接近

そこに日本政府から

小惑星の地下深くに仕掛けた

爆薬に点火出来れば

小惑星の一部を破壊すれば

軌道可能だと連絡が入る

地球艦隊は指定されたポイントへ向け

終結するがそこに

火星の潜宙艦からの攻撃が始まる

駆逐艦による対ステルス艦攻撃で

潜宙艦は姿を現した

それは正に火星の潜宙艦

もはや火星に言い逃れは出来なかった

地球艦隊は砲撃ポイントに重なる

潜宙艦事小惑星を砲撃した

大爆発と共に小惑星に無数の亀裂が走る

宇宙艦隊は亀裂に向けミサイルを発射

小惑星は複数に分かれ

軌道が変わり月へと向かうコースを取る

月面に非常事態が宣言され人々は

シェルターに入る

月の裏側に小惑星の破片が落下

オウムアムアⅡ以上の衝撃が月を襲う

無数の亀裂が走り

表面を覆っていた氷の隙間から

内部が見えた

驚く事に月の内部は

人工の物がぎっしりと詰まっていた

表面の氷が直ぐに覆い

人工物は隠された

地球艦隊は金星派遣軍を含めた

全ての艦隊を集結させ

一路木星圏へと向かう

火星では

小惑星が阻止された事で

木星圏の攻撃衛星が動き出す前に

艦隊を派遣して

破壊する事を決定する

火星艦隊は木星に向かう地球艦隊を

迎撃する為の潜宙艦隊と

木星圏の攻撃衛星破壊に向かう

艦隊へと二手に別れた

日本コロニーは

地球政府と火星政府双方から

強力を求められたが

日本政府は火星の攻撃衛星の被害からの

復旧に時間が必要と説明

軍事行動は当面出来ないと双方に答える

地球艦隊は高速艦艇を中心とした

前衛艦隊と戦闘艦と大型空母を中心とした

主力艦隊に分かれ地球を発進した

木星圏では攻撃衛星の稼働準備に入り

木星圏守備艦隊は戦闘態勢に入る

同じ地球艦隊でも木星圏では

地球圏と違い娯楽施設が全く無く

特別手当が出ても

木星圏への赴任を多くの者が嫌がり

宇宙艦隊の乗組員の多くは

地球でも最貧国や経済が崩壊した

金星の出身者が多い

木星圏に向かう地球艦隊の前衛は

金星の亡命者を乗せた輸送船を沈めた

W国出身のキィム中将が指揮していた

金星出身の兵士達に

火星の工作員が近づく

それを黙って見ている日本の工作員

日本に定期連絡を入れる

それぞれの思惑が交差し

木星圏にキィム中将引きいる

地球前衛艦隊が到着する

基地司令官は金星出身者の兵士が

騒動を起こすと危惧していたが

何も起こらず胸を撫で下ろしていた

地球艦隊の本隊が小惑星帯を通過中に

潜宙艦の攻撃を受け足止めを受け

更に哨戒中の偵察かんから

火星艦隊が向かっているとの連絡が入り

急遽木星圏の全艦隊を向かわせる事を

艦隊司令官キィム中将は決定する

それぞれの思惑を乗せ

決戦の場は小惑星帯に移る
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