上 下
73 / 334
第三次世界大戦・弐

第三次世界大戦・弐・第73章・炉心溶解

しおりを挟む
捕虜収容所の囚人がいきなり

少尉の服を着て情報部のIDを持ち

正門から出て行く

収容所の職員達の間から

俺達を監視していたのでは?

少尉に暴力を振るっていた

職員は震え上がっていた

連合軍最前線司令部に戻った

少尉は今は兵士となった

かつての鉱山仲間と再会した

少佐の機転で

「少尉は任務で北中国軍に

潜入していた

今回全ての任務が完了して

こうして現役に復帰した

宜しく頼む」

歓声が沸き少尉は迎えられた
 
少佐が少尉を『転向者』と

言わなかった事を少尉は感謝した

作戦会議が始まった

連合軍各国代表は

少尉について全てを知っていた

そのうえで少尉の情報に対し

辛辣なまでの質問が相次いだ

少尉の情報を要約すると

地下原子力発電所に

進入するには

数キロ先の施設から入り

何箇所もある検問所を

突破して初めて

発電設備に到達出来る

だがこの進入ルートでは

時間が掛かりすぎて

占領前にこの発電所を

破壊される

この施設には核爆弾は

仕掛けられていないが

原子炉の冷却水取入れ口を

遠隔操作で閉める事で

炉心溶解を起こし

原子炉は破壊される

だがその前に技術者を

逃がす為の緊急脱出ハッチが

位置は特定出来ないが

川の中に在る

原発攻略には

脱出ハッチから進入し

短時間で冷却水取入れ口を

開け冷却水を入れ

原子炉を冷やす必要がある

失敗すれば通常の100倍の大きさの

原子炉が炉心溶解を起こす
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

性転換マッサージ

廣瀬純一
SF
性転換マッサージに通う人々の話

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

おむつオナニーやりかた

rtokpr
エッセイ・ノンフィクション
おむつオナニーのやりかたです

スナイパー令嬢戦記〜お母様からもらった"ボルトアクションライフル"が普通のマスケットの倍以上の射程があるんですけど〜

シャチ
ファンタジー
タリム復興期を読んでいただくと、なんでミリアのお母さんがぶっ飛んでいるのかがわかります。 アルミナ王国とディクトシス帝国の間では、たびたび戦争が起こる。 前回の戦争ではオリーブオイルの栽培地を欲した帝国がアルミナ王国へと戦争を仕掛けた。 一時はアルミナ王国の一部地域を掌握した帝国であったが、王国側のなりふり構わぬ反撃により戦線は膠着し、一部国境線未確定地域を残して停戦した。 そして20年あまりの時が過ぎた今、皇帝マーダ・マトモアの崩御による帝国の皇位継承権争いから、手柄を欲した時の第二皇子イビリ・ターオス・ディクトシスは軍勢を率いてアルミナ王国への宣戦布告を行った。 砂糖戦争と後に呼ばれるこの戦争において、両国に恐怖を植え付けた一人の令嬢がいる。 彼女の名はミリア・タリム 子爵令嬢である彼女に戦後ついた異名は「狙撃令嬢」 542人の帝国将兵を死傷させた狙撃の天才 そして戦中は、帝国からは死神と恐れられた存在。 このお話は、ミリア・タリムとそのお付きのメイド、ルーナの戦いの記録である。 他サイトに掲載したものと同じ内容となります。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

ご近所STORYⅡ エレクトリックダンス【改訂版】

主道 学
SF
2047年 C区の全面的技術提供案。スリー・C・バックアップには、裏の顔があった。 日本の将来は非人間的な政策が施されようとしていた。 その時。なんと、C区の陰謀に一人の男が立ち上がった。 ちょっぴりシリアス。たまに笑えるラブストーリー。 前作のご近所物語 ハイブラウシティ・Bをお読みでなくともお楽しみ頂けるように書きましたが、前作をお読み頂いた方がよりお楽しみ頂けるようになっています。 すいません(汗)不定期更新です(汗)時々加筆修正します(汗) お暇つぶし程度にお読み下さいませ

夫から国外追放を言い渡されました

杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。 どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。 抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。 そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……

処理中です...