第一次世界大戦はウィルスが終わらせた・しかし第三次世界大戦はウィルスを終らせる為に始められた・bai/AI

第三次世界大戦・弐

第三次世界大戦・弐・第55章・潜入

前線司令部では

食糧生産工場と治水を兼ねた地下水力発電所を

破壊せずに占領する事は不可能に近かった

長引く戦争で連合軍各国では

放射能汚染や科学物質汚染が

風に乗り国境を越え広がり

耕作出来る土地が次第に減り

食料を輸入に頼る比率が増えている

最大の食料輸出国の米国でさえ

北中国軍の巨大レールキャノンの攻撃で

使われた砲弾が有害物質で作られていた事と

着弾した砲弾が地下深くの塩分を

広範囲にばら撒き着弾点以外の

広大な土地が耕作不能になり

米国は除染作業を進めているが

収穫量は年々減り来年度は輸入を必要としていた

北中国軍の食糧生産工場では

植物だけでなく・家畜・水産物の養殖も行われ

北中国だけでなく世界中が

この食料生産工場の技術を必要としていた

治水を兼ねた地下水力発電所の

水と電力は食糧生産には欠かす事が出来ず

2箇所同時に無血開城が必要とされた

その為には戦闘開始前に

北中国軍総司令部から

各施設に仕掛けられている

核爆弾をリモートコントロールで

起爆させるシステムを解除する必要がある

それも2箇所同時に

連合軍は2班にわけて潜入部隊を編成する

だが施設内を知っている者が居なければ

この作戦は失敗する

手を上げる者が居た

元旧北中国軍情報部員少佐

食糧生産工場には建設当時から関わっていた

そして地下水力発電所の補修工事をした事が

在ると言う救出された鉱山労働者達だ

生きて帰る見込みが少ないと言う司令官に

俺達には帰る場所も家族も居ない

家族の敵を撃つ機会が欲しいと言う

その言葉を聞き司令官は作戦参加を許可した