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第三次世界大戦・弐

第三次世界大戦・弐・第7章・台湾侵攻

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武器を使わない米中紛争は3年目に入る

すでに中国の人民元は2年前の数分の1に下落

頼みの外貨は中東で起きた

第5次中東戦争で

核兵器を使ったイスラエルとイランの戦闘で

輸入する原油と食糧の高騰で

食料とエネルギーは配給制となり

地方では畑を耕し自給自足が始まったが

長年の耕作放棄で直ぐには使い物にならない

そして化学肥料不足に・盗難・役人や軍人が

権力を傘に着て食料をむしり取り

特に豊作であった南部に対し配給用として

前年の3倍の食料を中央政府に渡すよう

要求し南部では多数の餓死者が出た

暴動が起き日増しに中国南部に広がった

軍が出動し鎮圧に当ったが

多くの兵士の家族が参加している

暴動に銃口を向ける事は出来なかった

中には父と子が軍と暴動に別れ

対峙する場面もあった

鎮圧部隊の将校が軍の食料を

分け与える事で暴動は一時収まったが

中央政府は暴動に参加した者全員の

処刑を要求した

しかしその中には将校から兵士に至るまで

多くの家族が含まれていた

地方出身の政府や軍高官の

反対を押し切り

中央政府から派遣されていた

政府高官は暴動の参加者全員を処刑した

そこまでしても

食料・エネルギーは不足し

年末には枯渇する事は確実となったが

1つだけ解決する方法が在った

台湾である

莫大な資産を持つ

台湾に資金の融資を求めた

12億人分の食料とエネルギーを買う資金

天文学的な金額に台湾政府の一存では

答が出来ず国民投票に掛けたが

結果が出る前に莫大な資金が

台湾から流出国民投票は

中国政府の要求を拒否

混乱の責任を取り台湾総統は辞職

新しい総統は初心演説で

台湾独立を宣言

同日中国政府の台湾への軍事侵攻を宣言

圧倒的多数の前に空軍と海軍は壊滅

台湾に中国軍が上陸を初め進軍して行く

だが夜間非難する民間人を台湾軍と思い

攻撃したその中にロシア政府の

高官とその家族が含まれていた

ロシアの猛抗議の前に

中国軍は進軍を台湾の首都を目の前に

進軍を止めた

ロシアを中心に欧米日本から

在留している外国人の国外避難の

要求に3日間の猶予が与えられた

それぞれの国から避難民を

救助する為に航空機と輸送船を派遣した

日本は国会で野党の反対で

護衛艦を派遣出来なかった

又避難民を収容する為港に着いた

輸送船から上陸を禁止されていた

マスコミ関係者が混乱に乗じて

台湾に上陸さらに携帯した衛星回線を使い

中国軍と台湾軍が対峙する最前線を

世界に向け配信を始めた

すでに72時間が過ぎ戦闘は

いつ開始されてもおかしくない

状況でもマスコミ関係者は

非難船に戻ろうとはせず

今度は中国軍の支配エリアに潜入

衛星放送を始めると

中国軍に拘束される

台湾側を写した映像が

本物だと知り状況は一変した

放送された

台湾軍の配置や装備などが

プロパガンダだと考え

台湾軍の動きが分からず攻撃を

ためらっていた中国軍が一斉に

攻撃を始め台湾全土が戦場と化した

マスコミ関係者は中国軍の隙を見て

逃げ出し港まで辿り着いた

輸送艦は2隻だけ残っていた

中国軍に追われるマスコミ関係者を

輸送艦に乗せ港を出る際

輸送船に向け発泡してくる

中国兵に対し国会議決で

自衛隊の発砲は禁じられ反撃出来ない

流れ弾がマスコミ関係者に当たり

マスコミ関係者は思わず

自衛官の銃を奪い中国兵に発砲

中国兵に当り倒れる

輸送艦は一斉に攻撃を受け

大破し沈み始めた

もう1隻の輸送艦が両者の間に

割って入った連絡を受けた中国軍司令部は

戦闘中止を命令あ

日本側は大破した輸送艦のー土

乗組員と避難民を救助して

台湾を後にした

その日台湾は中国軍に降伏した
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