先輩、元に戻ってください!狂った世界に負けないで!

「先輩、なんでそんなに変わっちゃったんですか?!」

『雨の日に傘を差さなければ射殺』という法律が作られた上に、毎日垂れ流される政府からの狂った広告。

女刑事の『神楽 優美』は、そんな毎日にウンザリしていた。
けれど、優美がそれ以上に悲しかった事は、優美が恋い慕う先輩『八神 蓮』の事だ。
温かく優しかった蓮が、変わってしまったから。

躊躇いなく違反者を撃ち殺す、冷酷な男に。

もちろん、優美は元の蓮に戻って欲しいと訴えるが、優美の言葉はもう蓮には届かなくなっていた。

そんなある日、優美はある事件に巻き込まれ、その法律の違反者になってしまう!
しかも、蓮の目の前で!

冷酷になったとはいえ、優美の事は撃ちたくない蓮だが、執行者として怒りと共に銃口を優美に向ける。

殺される事を覚悟した優美はある行動を取るが、その時、蓮の脳裏に忘れられない情景が浮かび、物語はクライマックスへ……!

──冷たい雨に濡らされても、繋いだ手は温かい
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,713 位 / 193,713件 ライト文芸 7,659 位 / 7,659件

あなたにおすすめの小説

不眠症の上司と―― 千夜一夜の物語 ~その後~

菱沼あゆ
ライト文芸
「不眠症の上司と―― 千夜一夜の物語」その後のお話です。

僕の名は。~my name~

バーニー
ライト文芸
「名前にはその人の過去が保存されている」 名前占いで言う、運が良い名前、運が悪い名前があるように、人の名前にはその人がこれまでどんな人生を送ってきたのかが保存される。そして本人は、脳ではなく、その名前に記録された「過去」を読み込むことで自己を認識している。姓名変更師が行うのは、その名前に保存された過去を改変し、その人を幸せにすることだった。 僕も、先日、その姓名変更師の世話になった。確か、「首吊り自殺をしようとした過去」を消去してほしかったんだ。けれど、過去の改変は失敗する。僕は過去の大半を失い、それと同時に、自分の名前を失った。 僕の名前の復元を行うべくやってきたのは、凄腕ながらも、高飛車な態度のため、会社から厄介者扱いをされている皆月舞子という女だった。僕は皆月舞子と共に、自分の名前を取り戻すべく、過去を探る旅を始める。 だけど、復元されるのは、悲惨な過去ばかりで…。

「アンダーワールド*冥界と下界*」~神・死神・人間・妖怪の戦が今始まる~番外編

八雲翔
ライト文芸
アンダーワールドの番外編になります。 その後の冥界と人間界の闘いです。 人柱により国を治めてきた人間界と、 そんな国のトップと戦う冥界の日常を描いています。 冥界もマルシェでお金を稼ぎ、 妖怪、幽霊作家とともに冥界で暮らす資金を集めています。 ただ働きでで下界(人間界)の悪霊を退治し、 神殺しをする人間に天罰が下り始めた後半からの続きを、 この番外編で少し触れています。 冥界、死神、人間、幽霊、妖怪………が蠢く世界。 物語の国は人々の負の感情から悪霊に覆われ、 冥界に所属する特例達は彼らの為に死んでもなお働いています。 本編から少し先の物語に触れていますので、 番外編も楽しんでいただけたら嬉しいです。 本編に掲載されていましたが、 番外編なので別に分けさせていただきました。 *この物語はフィクションです。 実在の人物や団体、地名などとは一切関係ありません。 八雲翔

朝はパン、昼はぱん、夜は時々パン

赤花雪夜
ライト文芸
朝はパン。 昼はパン。 夜は、たまにパン。 そんな毎日パンを食べるサラリーマンのパンに対する物語。 パンは彼にとって生きる糧。 あなたはどんなパンがお好きですか? もしかしたらこのお話の中にあなたの好きなパンがあるのかもしれません。

不眠症の上司と―― 千夜一夜の物語

菱沼あゆ
ライト文芸
「俺が寝るまで話し続けろ。  先に寝たら、どうなるのかわかってるんだろうな」  複雑な家庭環境で育った那智は、ある日、ひょんなことから、不眠症の上司、辰巳遥人を毎晩、膝枕して寝かしつけることになる。  職場では鬼のように恐ろしいうえに婚約者もいる遥人に膝枕なんて、恐怖でしかない、と怯える那智だったが。  やがて、遥人の不眠症の原因に気づき――。

旦那が語るに。~ニッチな床屋が嫁に話した色々な話~

床屋の嫁
エッセイ・ノンフィクション
出会った頃は、普通の人だった。 ちょっとお調子者だけど、ふざけて笑う笑顔の可愛い好青年。 結婚して●年、旦那はいつしか超絶ニッチな理屈屋に変貌を遂げた。 自論。暴論。陰謀論。 世間様の枠組みのギリギリ”きわ”を歩く旦那が語ったお話を、ちょっと皆様とも共有しようじゃありませんか。 信じる信じないはお任せします。 くすりとせせら笑うのもよろしいでしょう。 世の中にはこんなに生きにくそうな人も一定数生息しているのです。というお話。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

おっさん、43歳になりました

炊き込みご飯
ライト文芸
目を離したら3秒で忘れそうな平凡な顔。 これといった特技も、趣味も無い、 どこにでもいそうな普通の「おっさん」 そんなおっさんを取り巻く、家族や友人との、時に寂しく、時に笑みがこぼれる、シュールな日常を描いたお話。