7 / 39
エピソード001 相続問題は時間を巻き戻して
第六章 中津家を追い出された男
しおりを挟む
「初めまして。私は三条スイーパーカンパニーの代表取締役の三条司といいます」
「ほぅ、これは可愛らしいお嬢さんだね」
俺とウチの社長は東京某所にある小さな会社を訪ねていた。
その会社は小さいながらもそれなりに繁盛している印象であった。
従業員は少数精鋭みたいだが雰囲気は悪くない。
俗にいうベンチャー企業って奴だな。
そしてその会社の社長を務めているのが中津洋二という男。
俺達の知る限り中津家を勘当された男である。
今、俺と社長はその中津洋二と社長室で対面を果たしていた。
とりあえず俺の第一印象としては中津洋二は結構温厚そうな人物に見える。
「処で三条財閥傘下の小さな社長さんがこの私にどうゆうご用件でしょうか」
「実は……先日、中津勇さんがお亡くなりになりました」
「えっ?」
おや?いくら勘当されたといってもやはり実の父親の死には驚きを隠せないらしいな。
そしてウチの社長はは現在その父親が残した遺産を巡って面倒な事になっている事を語った。
すると……「洋二さんの態度が豹変した。
「ハハハ!ざまぁないな。あの一族に相応しい醜い争いだな」
「「…………」」
「しかもあの親父の全財産が慈善団体に寄付とは……あの糞兄貴もざまぁねぇな」
うわぁ。
突如性格が豹変したぞ。
こりゃあの中津家に相当な恨みがありそうだな。
「失礼ながら……現在あの中津家がこんな事になっているのに、まるで他人事みたいですね」
流石にウチの社長も突っ込まずにはいられなかったか。
だが洋二さん返答はこうだった。
「当然だろ!私はあの家から濡れ衣着せられて追い出されたんだ。だからあの家がどうなろうが知った事じゃないな」
「濡れ衣?」
「そうだ!元々私と親父はそりが合わなかった。その上、私は兄貴に会社の横領の濡れ衣を着せられて追放されたんだ」
えっ?兄貴・健一に横領の濡れ衣だって。
これには俺も社長も気になって洋二さんに詳しく事情を聴いてみる事にした。
「今でも思い出す旅に頭にくる。元々親父とは会社経営に関して色々と対立していた。だが私も会社経営を考えての事だったんだ」
「そしてそれからどうなったのかしら」
「兄貴は無類のギャンブル好きで多額の借金を返す為に会社の金に手を出していた」
なぬ?横領だって!
もしそれが事実なら普通横領した健一が勘当される筈だぞ。
じゃあ何故にそうなったんだ。
「だが兄貴は親父の信用が高かった。だから兄貴はその信頼を利用して自分がやった横領を私がやったように仕向けたんだ」
「それはひどいわねぇ」
「そして結果は私が勘当されて会社から追放さ。親父も兄貴も私の事が元々邪魔だったからな」
うわぁ、元々家族から嫌われていた上に濡れ衣で追放か。
それから小さいながらに会社を立ち上げてそれなりに繁盛させてるのは大したものだな。
「失礼ながら貴方の父親が残した五十億の遺産には興味はないのかしら」
「興味がないね。私はもう中津家の人間ではないからね。あの連中がどうなろうと知った事じゃないな」
「つまり貴方には家族というものがない訳ね」
「お嬢さん、それはちょっと違いますよ」
家族から追い出された洋二さん。
なら今の洋二さんには家族なんかいない筈。
なのにウチの社長の言葉を明らかに否定しているような雰囲気だ。
「今の私にとって……この会社こそが家族!そして会社の社員こそが私の子供達!!」
あらら、これは驚いた。
今の洋二さんにとってこの会社自体が家族そのものだと言ってきた。
「成程ね。全てを失った貴方がゼロから築いた会社こそが家族という訳ね」
「そうですよお嬢さん。この会社は私が一から築いたいわば生きがい!そしてこの会社こそが家族なのです」
確かに大したものだと思うよこの人。
家族に裏切られ全てを亡くした男が一から築いたベンチャー企業。
その会社を家族というのも何処か理解できそうだな。
ただ……どうもウチの社長は寂しそうな表情をしている。
まるで洋二さんの言葉に疑問を抱いているようだ。
「寂しい人ね」
「ん?」
「貴方はただ一人で小さな山を作って……まるでお山の大将を気取っているようにしか見えないわね。可哀そうな人ね」
「今の言葉は聞き捨てなりませんな」
「本当に貴方は誰からも愛された事が無い人みたいね」
確かにウチの社長の言葉も一理なるなぁ。
洋二さんのように会社は家族という考えもあるがウチの社長にしてみれば独りぼっちでお山の大将やってるようにしか見えないのかも知れない。
「企業の長である社長が社員を大切にする事は必要よ。けどね……所詮社員というのは雇われ者。いわば赤の他人よ」
「何が言いたいのか、お嬢さん」
「私も……そして貴方も……血の繋がった家族ってものはかけがえのないものなのよ。例え勘当されていてもね」
「う……む……」
ウチの社長の言葉に洋二さんは困惑しているみたいだ。
そしてウチの社長も何処か寂しそうだ。
ウチの社長の言葉は続く。
俺はその言葉をただ黙って聞いているだけだ。
「私の両親は三条財閥の総裁として今も世界中を飛び回っている。故に私はもう三年は直接出会った事がないわ」
「えっ?」
そういえばウチの社長の両親は三条財閥の総裁としての激務で忙しくてもう随分と会ってないそうだ。
今、その言葉が出た辺り日頃お金の事ばかり言っている守銭奴社長もやはり年相応の女の子らしく親が恋しいかも知れない。
「でも、それでも私は両親の事を考えなかった事はないわ。やっぱり直接会いたい気持ちになる事もあるわよ」
「…………」
「それが血縁というものだと私は思うわ。それなのに貴方はそれを否定しているみたいね」
「それがどうした」
「だから寂しい人だと言ってるのよ。本当は貴方は泣いているんじゃないの」
これには洋二さんもただ沈黙するのみ。
子供が大の大人を言い負かすとはどっちの精神年齢が高いのか俺にもわからないな。
「宗吾」
「はい社長」
「どうやらこの人からはこれ以上有力な情報は聞き出せそうにないわね」
「そうですね」
どうも数年以上も中津家に関わっていない洋二さんにこれ以上何か聞くのは無理だろう。
ただあの中津健一がとんでもない屑野郎だという事が判明したのが収穫だったな。
こんな父親を持つ翔太君は本当に頭が痛いだろうなぁ。
「本日は本当にお邪魔させて頂きましたわ。またご縁がありましたらお会いしましょう」
「こちらこそ大した事を話せずに申し訳ありませんでした」
俺達はうちの社長に論破されて愕然としている洋二さんのいる社長室を後にした。
洋二さんの考えも一理あるがウチの社長の考えも一理あるな。
ただ洋二さんの家族に対する考えにウチの社長はおかしいと反論した辺りに家族への価値観の違いがあったのだろう。
「俺も社長とは所詮他人か」
「確かに現状だとそうね」
「えっ?現状って」
「将来、私達って他人じゃなくなる可能性があるって事よ」
社長……今貴方は何を言ってらっしゃるのですか。
さて、そろそろ会社に戻りますか。
俺は外に出てから亜空間から愛車を取り出そうとした時であった。
「!?これは」
俺と社長のスマートフォン型の魔道具から大きな警報音が鳴り響く。
これは本社からの緊急警報だ!
「宗吾!」
「はい。どうやら本社で何かあったみたいですね」
どうやら本社で何かあったらしい。
これは急いで本社に戻らないと!
「宗吾!私に捕まって」
「はい社長」
俺は社長の手を掴む。
同時に社長はスマートフォン型の魔道具に大型のバッテリーを装填。
それから社長は急いで詠唱を唱えて魔法を起動!
クロックアップ
「全速力でいくわ!」
「お願いします」
ウチの社長は俺と一緒に時間概念を超えて凄まじい速度で疾走する。
目指すは俺達の本拠である三条スイーパーカンパニー本社ビル。
一体本社ビルで何が起こっているのか。
現在本社ビルにはさもなちゃんと例の遺言状を分析している調さんがいる。
果たして、この緊急事態に俺と社長は間に合うのだろうか!
社長!ここは頑張ってください。
「ほぅ、これは可愛らしいお嬢さんだね」
俺とウチの社長は東京某所にある小さな会社を訪ねていた。
その会社は小さいながらもそれなりに繁盛している印象であった。
従業員は少数精鋭みたいだが雰囲気は悪くない。
俗にいうベンチャー企業って奴だな。
そしてその会社の社長を務めているのが中津洋二という男。
俺達の知る限り中津家を勘当された男である。
今、俺と社長はその中津洋二と社長室で対面を果たしていた。
とりあえず俺の第一印象としては中津洋二は結構温厚そうな人物に見える。
「処で三条財閥傘下の小さな社長さんがこの私にどうゆうご用件でしょうか」
「実は……先日、中津勇さんがお亡くなりになりました」
「えっ?」
おや?いくら勘当されたといってもやはり実の父親の死には驚きを隠せないらしいな。
そしてウチの社長はは現在その父親が残した遺産を巡って面倒な事になっている事を語った。
すると……「洋二さんの態度が豹変した。
「ハハハ!ざまぁないな。あの一族に相応しい醜い争いだな」
「「…………」」
「しかもあの親父の全財産が慈善団体に寄付とは……あの糞兄貴もざまぁねぇな」
うわぁ。
突如性格が豹変したぞ。
こりゃあの中津家に相当な恨みがありそうだな。
「失礼ながら……現在あの中津家がこんな事になっているのに、まるで他人事みたいですね」
流石にウチの社長も突っ込まずにはいられなかったか。
だが洋二さん返答はこうだった。
「当然だろ!私はあの家から濡れ衣着せられて追い出されたんだ。だからあの家がどうなろうが知った事じゃないな」
「濡れ衣?」
「そうだ!元々私と親父はそりが合わなかった。その上、私は兄貴に会社の横領の濡れ衣を着せられて追放されたんだ」
えっ?兄貴・健一に横領の濡れ衣だって。
これには俺も社長も気になって洋二さんに詳しく事情を聴いてみる事にした。
「今でも思い出す旅に頭にくる。元々親父とは会社経営に関して色々と対立していた。だが私も会社経営を考えての事だったんだ」
「そしてそれからどうなったのかしら」
「兄貴は無類のギャンブル好きで多額の借金を返す為に会社の金に手を出していた」
なぬ?横領だって!
もしそれが事実なら普通横領した健一が勘当される筈だぞ。
じゃあ何故にそうなったんだ。
「だが兄貴は親父の信用が高かった。だから兄貴はその信頼を利用して自分がやった横領を私がやったように仕向けたんだ」
「それはひどいわねぇ」
「そして結果は私が勘当されて会社から追放さ。親父も兄貴も私の事が元々邪魔だったからな」
うわぁ、元々家族から嫌われていた上に濡れ衣で追放か。
それから小さいながらに会社を立ち上げてそれなりに繁盛させてるのは大したものだな。
「失礼ながら貴方の父親が残した五十億の遺産には興味はないのかしら」
「興味がないね。私はもう中津家の人間ではないからね。あの連中がどうなろうと知った事じゃないな」
「つまり貴方には家族というものがない訳ね」
「お嬢さん、それはちょっと違いますよ」
家族から追い出された洋二さん。
なら今の洋二さんには家族なんかいない筈。
なのにウチの社長の言葉を明らかに否定しているような雰囲気だ。
「今の私にとって……この会社こそが家族!そして会社の社員こそが私の子供達!!」
あらら、これは驚いた。
今の洋二さんにとってこの会社自体が家族そのものだと言ってきた。
「成程ね。全てを失った貴方がゼロから築いた会社こそが家族という訳ね」
「そうですよお嬢さん。この会社は私が一から築いたいわば生きがい!そしてこの会社こそが家族なのです」
確かに大したものだと思うよこの人。
家族に裏切られ全てを亡くした男が一から築いたベンチャー企業。
その会社を家族というのも何処か理解できそうだな。
ただ……どうもウチの社長は寂しそうな表情をしている。
まるで洋二さんの言葉に疑問を抱いているようだ。
「寂しい人ね」
「ん?」
「貴方はただ一人で小さな山を作って……まるでお山の大将を気取っているようにしか見えないわね。可哀そうな人ね」
「今の言葉は聞き捨てなりませんな」
「本当に貴方は誰からも愛された事が無い人みたいね」
確かにウチの社長の言葉も一理なるなぁ。
洋二さんのように会社は家族という考えもあるがウチの社長にしてみれば独りぼっちでお山の大将やってるようにしか見えないのかも知れない。
「企業の長である社長が社員を大切にする事は必要よ。けどね……所詮社員というのは雇われ者。いわば赤の他人よ」
「何が言いたいのか、お嬢さん」
「私も……そして貴方も……血の繋がった家族ってものはかけがえのないものなのよ。例え勘当されていてもね」
「う……む……」
ウチの社長の言葉に洋二さんは困惑しているみたいだ。
そしてウチの社長も何処か寂しそうだ。
ウチの社長の言葉は続く。
俺はその言葉をただ黙って聞いているだけだ。
「私の両親は三条財閥の総裁として今も世界中を飛び回っている。故に私はもう三年は直接出会った事がないわ」
「えっ?」
そういえばウチの社長の両親は三条財閥の総裁としての激務で忙しくてもう随分と会ってないそうだ。
今、その言葉が出た辺り日頃お金の事ばかり言っている守銭奴社長もやはり年相応の女の子らしく親が恋しいかも知れない。
「でも、それでも私は両親の事を考えなかった事はないわ。やっぱり直接会いたい気持ちになる事もあるわよ」
「…………」
「それが血縁というものだと私は思うわ。それなのに貴方はそれを否定しているみたいね」
「それがどうした」
「だから寂しい人だと言ってるのよ。本当は貴方は泣いているんじゃないの」
これには洋二さんもただ沈黙するのみ。
子供が大の大人を言い負かすとはどっちの精神年齢が高いのか俺にもわからないな。
「宗吾」
「はい社長」
「どうやらこの人からはこれ以上有力な情報は聞き出せそうにないわね」
「そうですね」
どうも数年以上も中津家に関わっていない洋二さんにこれ以上何か聞くのは無理だろう。
ただあの中津健一がとんでもない屑野郎だという事が判明したのが収穫だったな。
こんな父親を持つ翔太君は本当に頭が痛いだろうなぁ。
「本日は本当にお邪魔させて頂きましたわ。またご縁がありましたらお会いしましょう」
「こちらこそ大した事を話せずに申し訳ありませんでした」
俺達はうちの社長に論破されて愕然としている洋二さんのいる社長室を後にした。
洋二さんの考えも一理あるがウチの社長の考えも一理あるな。
ただ洋二さんの家族に対する考えにウチの社長はおかしいと反論した辺りに家族への価値観の違いがあったのだろう。
「俺も社長とは所詮他人か」
「確かに現状だとそうね」
「えっ?現状って」
「将来、私達って他人じゃなくなる可能性があるって事よ」
社長……今貴方は何を言ってらっしゃるのですか。
さて、そろそろ会社に戻りますか。
俺は外に出てから亜空間から愛車を取り出そうとした時であった。
「!?これは」
俺と社長のスマートフォン型の魔道具から大きな警報音が鳴り響く。
これは本社からの緊急警報だ!
「宗吾!」
「はい。どうやら本社で何かあったみたいですね」
どうやら本社で何かあったらしい。
これは急いで本社に戻らないと!
「宗吾!私に捕まって」
「はい社長」
俺は社長の手を掴む。
同時に社長はスマートフォン型の魔道具に大型のバッテリーを装填。
それから社長は急いで詠唱を唱えて魔法を起動!
クロックアップ
「全速力でいくわ!」
「お願いします」
ウチの社長は俺と一緒に時間概念を超えて凄まじい速度で疾走する。
目指すは俺達の本拠である三条スイーパーカンパニー本社ビル。
一体本社ビルで何が起こっているのか。
現在本社ビルにはさもなちゃんと例の遺言状を分析している調さんがいる。
果たして、この緊急事態に俺と社長は間に合うのだろうか!
社長!ここは頑張ってください。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
私を裏切った相手とは関わるつもりはありません
みちこ
ファンタジー
幼なじみに嵌められて処刑された主人公、気が付いたら8年前に戻っていた。
未来を変えるために行動をする
1度裏切った相手とは関わらないように過ごす
異世界宿屋の住み込み従業員
熊ごろう
ファンタジー
なろう様でも投稿しています。
真夏の昼下がり歩道を歩いていた「加賀」と「八木」、気が付くと二人、見知らぬ空間にいた。
そこに居たのは神を名乗る一組の男女。
そこで告げられたのは現実世界での死であった。普通であればそのまま消える運命の二人だが、もう一度人生をやり直す事を報酬に、異世界へと行きそこで自らの持つ技術広めることに。
「転生先に危険な生き物はいないからー」そう聞かせれていたが……転生し森の中を歩いていると巨大な猪と即エンカウント!? 助けてくれたのは通りすがりの宿の主人。
二人はそのまま流れで宿の主人のお世話になる事に……これは宿屋「兎の宿」を中心に人々の日常を描いた物語。になる予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる