33 / 66
第四章
第32話
しおりを挟む
「……起きて、準備する」
動けるかな、と思いながら、言った。
「もうちょっと寝ててもいいですよ」
「ううん、お風呂入りたいの。いい?」
「ああ、用意させましょう」
「ここから王宮は遠いの?」
来た時、ちゃんと外見てなかったと思いながら訊いてみた。
「すぐ近くですよ。アルトゥル叔父上とギルバートは朝から出仕してます」
二人はもう行ってるんだ。
そういえば、ヒースのおじさまとは結局会ってない。
男性だから、遠慮してくれたんだろうか。
「誰にもまったく予告なくというわけにはいかないから、二人は根回しをしてくれています。兄は為政者としては暗愚というわけではないのです。元より兄につくことで権力を得ている者、遠くとも王家に連なる血を持っていて己が身や大切な者へ危険を感じる者、これ以上は国が破滅に向かうと危機感を持つ者、今の政治勢力から漏れていて野心を持つ者……そしてそれ以外の者。王族の周りには様々な者がいます」
当たり前だけど、みんな別々の思惑があるんだ。
そこに行って大丈夫なのかなって、改めて思う。
「私が戻ることにはもちろん賛否あるから、説得でこちらについてくれる者を先に取り込みに行っています。……正攻法で済むのなら、それで済ませたいですからね」
反対する人たちと、話し合いで決着がつくんだろうか。
「最初から覚悟を決めて、私が逃げなかったなら、弟妹たちは死ななくて済んだ。でも」
ヒースはどこか別の場所を見ているように、見えた。
遠い場所を。
「あの時は、私が逃げれば終わるのだと思っていた」
王太子エドウィンは、ヒースより四つ上だそう。
第一王子で、王の初めての子。
正妃だったヒースのお母さんより先に後宮にいた、最初の寵妃の産んだ王子様だそうだ。
正妃を母に持つヒースが生まれるまでは、王太子エドウィンが王位継承権第一位だった。
ヒースに同腹の兄弟はいないそうだ。
現王の後宮は最大で五人の妾妃がいたという。
五人。
聞いた時には、その多さになんとも言えなくなった。
だけど後宮の定員自体はもっと多いらしく、歴史的に見ると五人は少ない方らしい。
この微妙な気持ちは、これからそこに行くって女じゃないとわかんないと思う。
王の妃と愛妾のうち一人以外はもう亡くなっている。
ヒースの兄弟は、ヒースが王家を去るまでは多かったようだ。
王位継承権は正妃の子を優先して、後は男子に年齢順に振られていく。
妃の位を持つ女性から生まれた王子は臣籍に下ると母の位に合わせて爵位を得る。
公爵になったテレセおばさまの旦那様は今の王様とお母様が同じで、正妃から生まれているので公爵なんだそうだ。
これだと貴族があっという間に増えていきそうだけど、妃の位を持たない愛妾を母に持つ王子は爵位が貰えないので、元からいる貴族に婿入りする。
先日流刑になったという公爵様は、その口だそう。
そして、やっぱりドロドロの争いはいつの時代もあるようで、結局それほどは貴族の数も増えないらしい。
「私は産まれた日から狙われていたそうだから、本当のところ誰がというのを論じるのは難しいのです。私を疎む者はたくさんいて、そのうちのそれなりの数が実行に移そうと思ったのでしょう。私の母は長年争っていた国の王女で、先代の王の時代に和平が成り、その証に嫁いできました。それで王家に他国の王家の血が入ることは良くないという考えを持つ者には、そこからもう邪魔だったのです」
ヒースの周りは一際ドロドロしていたようだ。
その理屈は、やっぱりわたしにはよくわからない。
二つの国の血が混じることは、争いをなくすためにはいいことなんじゃないかと思うのに。
「二つの国の血が混じるということは、どちらかがどちらかに飲み込まれることだと考える者もいるのですよ。私が王になることに反対する者の言い分は、主にそれです。私が王になった時、グランディルは消えてしまうのではないかと恐れている」
ヒースがそんなことをするとは思えなかったけど、疑う者はなんでも疑うんだろう。
ヒースの語るのを聞きながら、わたしは口に入れられたパンを咀嚼していた。
ああ、今、わたしたちは遅い朝食兼昼食を摂っている。
餌付けよろしく、今日もヒースの手ずからだ。
お風呂に入って、昨日とは違うドレス……でも型がほぼ同じ……を着せられて、その後で食事になった。
「いつの間に、兄が暗殺の主体になっていたのかはよくわかりません。私も、私を支持してくれていた者も、それを見誤ってしまいました。私を排除することが目的で、私に王位を継がせないことが重要で、そのために兄は担がれているのだと思っていたのです。もちろん野心がないとは思っていなかったけれど、人の理解の及ぶ範囲だと思っていました」
誰も、まさか、王位継承権を持つ者を皆殺しにするほど王位に固執しているとは思っていなかった……
そういうことだろう。
ヒースには子どもを作れないという負い目があって、争い続けるよりも、王位を継ぐ権利を譲ってしまって終わりにするべきだと考えた。
そして、それを実行した。
だが王太子になった第一王子は、自分がヒースを追い落とすために狙ったように、自分を狙うかもしれぬ弟妹から順に、次々と殺していったということだ。
権力って、そんなに魅力的なものかなあ……
ごはんを食べて、出かける準備が終わったら、わたしたちは王宮に行く。
わたしたちを受け入れる支度をする暇など与えない強襲みたいなものだから、なんにも持たずに行くわけにはいかないので、着替えとかも積んでいくようだ。
準備というのは、その準備。
それは今、テレセおばさまが指揮している。
このお屋敷では客のわたしたちが手を出すわけにもいかないので、おまかせするしかないようだ。
「衣装箱の中にね、食べられる物も少し入れてもらってます。保存が利くものだからおいしいものじゃないけれど、離宮に着いたら確認しましょう。もし私がしばらく戻れなかったりしたら、それで食べ繋いでください」
後宮のはじっこにあるという、離宮。
そこを住まいにすることまでは、どうにかごり押しできたようだった。
その午後遅く馬車は王宮に着いた。
その馬車で、三年ばかり前に子を作れぬという理由で王宮より去った前の王太子が妻を連れて戻るということは、下働きの者も含めて王宮中の者が知っていた。
動けるかな、と思いながら、言った。
「もうちょっと寝ててもいいですよ」
「ううん、お風呂入りたいの。いい?」
「ああ、用意させましょう」
「ここから王宮は遠いの?」
来た時、ちゃんと外見てなかったと思いながら訊いてみた。
「すぐ近くですよ。アルトゥル叔父上とギルバートは朝から出仕してます」
二人はもう行ってるんだ。
そういえば、ヒースのおじさまとは結局会ってない。
男性だから、遠慮してくれたんだろうか。
「誰にもまったく予告なくというわけにはいかないから、二人は根回しをしてくれています。兄は為政者としては暗愚というわけではないのです。元より兄につくことで権力を得ている者、遠くとも王家に連なる血を持っていて己が身や大切な者へ危険を感じる者、これ以上は国が破滅に向かうと危機感を持つ者、今の政治勢力から漏れていて野心を持つ者……そしてそれ以外の者。王族の周りには様々な者がいます」
当たり前だけど、みんな別々の思惑があるんだ。
そこに行って大丈夫なのかなって、改めて思う。
「私が戻ることにはもちろん賛否あるから、説得でこちらについてくれる者を先に取り込みに行っています。……正攻法で済むのなら、それで済ませたいですからね」
反対する人たちと、話し合いで決着がつくんだろうか。
「最初から覚悟を決めて、私が逃げなかったなら、弟妹たちは死ななくて済んだ。でも」
ヒースはどこか別の場所を見ているように、見えた。
遠い場所を。
「あの時は、私が逃げれば終わるのだと思っていた」
王太子エドウィンは、ヒースより四つ上だそう。
第一王子で、王の初めての子。
正妃だったヒースのお母さんより先に後宮にいた、最初の寵妃の産んだ王子様だそうだ。
正妃を母に持つヒースが生まれるまでは、王太子エドウィンが王位継承権第一位だった。
ヒースに同腹の兄弟はいないそうだ。
現王の後宮は最大で五人の妾妃がいたという。
五人。
聞いた時には、その多さになんとも言えなくなった。
だけど後宮の定員自体はもっと多いらしく、歴史的に見ると五人は少ない方らしい。
この微妙な気持ちは、これからそこに行くって女じゃないとわかんないと思う。
王の妃と愛妾のうち一人以外はもう亡くなっている。
ヒースの兄弟は、ヒースが王家を去るまでは多かったようだ。
王位継承権は正妃の子を優先して、後は男子に年齢順に振られていく。
妃の位を持つ女性から生まれた王子は臣籍に下ると母の位に合わせて爵位を得る。
公爵になったテレセおばさまの旦那様は今の王様とお母様が同じで、正妃から生まれているので公爵なんだそうだ。
これだと貴族があっという間に増えていきそうだけど、妃の位を持たない愛妾を母に持つ王子は爵位が貰えないので、元からいる貴族に婿入りする。
先日流刑になったという公爵様は、その口だそう。
そして、やっぱりドロドロの争いはいつの時代もあるようで、結局それほどは貴族の数も増えないらしい。
「私は産まれた日から狙われていたそうだから、本当のところ誰がというのを論じるのは難しいのです。私を疎む者はたくさんいて、そのうちのそれなりの数が実行に移そうと思ったのでしょう。私の母は長年争っていた国の王女で、先代の王の時代に和平が成り、その証に嫁いできました。それで王家に他国の王家の血が入ることは良くないという考えを持つ者には、そこからもう邪魔だったのです」
ヒースの周りは一際ドロドロしていたようだ。
その理屈は、やっぱりわたしにはよくわからない。
二つの国の血が混じることは、争いをなくすためにはいいことなんじゃないかと思うのに。
「二つの国の血が混じるということは、どちらかがどちらかに飲み込まれることだと考える者もいるのですよ。私が王になることに反対する者の言い分は、主にそれです。私が王になった時、グランディルは消えてしまうのではないかと恐れている」
ヒースがそんなことをするとは思えなかったけど、疑う者はなんでも疑うんだろう。
ヒースの語るのを聞きながら、わたしは口に入れられたパンを咀嚼していた。
ああ、今、わたしたちは遅い朝食兼昼食を摂っている。
餌付けよろしく、今日もヒースの手ずからだ。
お風呂に入って、昨日とは違うドレス……でも型がほぼ同じ……を着せられて、その後で食事になった。
「いつの間に、兄が暗殺の主体になっていたのかはよくわかりません。私も、私を支持してくれていた者も、それを見誤ってしまいました。私を排除することが目的で、私に王位を継がせないことが重要で、そのために兄は担がれているのだと思っていたのです。もちろん野心がないとは思っていなかったけれど、人の理解の及ぶ範囲だと思っていました」
誰も、まさか、王位継承権を持つ者を皆殺しにするほど王位に固執しているとは思っていなかった……
そういうことだろう。
ヒースには子どもを作れないという負い目があって、争い続けるよりも、王位を継ぐ権利を譲ってしまって終わりにするべきだと考えた。
そして、それを実行した。
だが王太子になった第一王子は、自分がヒースを追い落とすために狙ったように、自分を狙うかもしれぬ弟妹から順に、次々と殺していったということだ。
権力って、そんなに魅力的なものかなあ……
ごはんを食べて、出かける準備が終わったら、わたしたちは王宮に行く。
わたしたちを受け入れる支度をする暇など与えない強襲みたいなものだから、なんにも持たずに行くわけにはいかないので、着替えとかも積んでいくようだ。
準備というのは、その準備。
それは今、テレセおばさまが指揮している。
このお屋敷では客のわたしたちが手を出すわけにもいかないので、おまかせするしかないようだ。
「衣装箱の中にね、食べられる物も少し入れてもらってます。保存が利くものだからおいしいものじゃないけれど、離宮に着いたら確認しましょう。もし私がしばらく戻れなかったりしたら、それで食べ繋いでください」
後宮のはじっこにあるという、離宮。
そこを住まいにすることまでは、どうにかごり押しできたようだった。
その午後遅く馬車は王宮に着いた。
その馬車で、三年ばかり前に子を作れぬという理由で王宮より去った前の王太子が妻を連れて戻るということは、下働きの者も含めて王宮中の者が知っていた。
1
お気に入りに追加
249
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
八十神天従は魔法学園の異端児~神社の息子は異世界に行ったら特待生で特異だった
根上真気
ファンタジー
高校生活初日。神社の息子の八十神は異世界に転移してしまい危機的状況に陥るが、神使の白兎と凄腕美人魔術師に救われ、あれよあれよという間にリュケイオン魔法学園へ入学することに。期待に胸を膨らますも、彼を待ち受ける「特異クラス」は厄介な問題児だらけだった...!?日本の神様の力を魔法として行使する主人公、八十神。彼はその異質な能力で様々な苦難を乗り越えながら、新たに出会う仲間とともに成長していく。学園×魔法の青春バトルファンタジーここに開幕!
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる