気持ちを伝えられなかったふたりへ

亡くなった。その2

そう彼はアーティストだった。




でも二年のころはあんまり学校にきてなくて


彼の家の近くのファミレスでご飯食べさせたことあったな。




今思ったら付き合ってたんじゃね。
って思えるほど距離がちかかった。



これが溝だったんだ。
近すぎて、本当のきもちを隠さないと行けない気がして。
自分の気持ちに蓋をしたんだ。




だって、彼には彼女がいたし。



どっちにしろ、叶わない恋だったんだ。



でもいつかはいつかは伝えよって、

先延ばしにしてたんだ。




そして３年の夏休み

私は覚悟をきめ、きもちを伝えることにしたんだ。



それを覚悟してから、



すぐ彼が亡くなったことを聞いたんだ。




すごく後悔したんだ。
夏休みまえだったら、言えてたのに。って
それから悔しかった。
そう彼は自殺だったんだ。
私は悔しくて悔しくて。
悲しくて悲しくて。



なんとも言えない気持ちに覆われ、

光が亡くなった感じがしたんだよね。


まぁなんとか生きてます私は。