36 / 84
4・森王国での修行編
第36話 精霊使いウーナギ
しおりを挟む
王女様をボコったので、俺は森王国で一目置かれるようになった。
基礎訓練の時間が短縮され、別の訓練のために移動する時。
道を行く俺を見て、バーバリアンやエルフたちがにこやかに手を振ってくるのだ。
俺も戸惑いながら手を振り返す。
「なんだなんだ? 凄くフレンドリーになった」
「この国は力が全てだからな。もちろん、武力だけじゃなく、知力や芸術、コツコツやる力とか色々だ。とにかく、何かをちゃんとやれるやつや飛び抜けて凄いやつをリスペクトする国だ」
「そうだったのか……」
すごいヤツはともかくとして、コツコツやってる人が評価されるのはいい国だと思う。
スラムにも、ゴミをひたすら掃除して回ってるおじさんとかいて、みんな感謝してたもんな。
お陰でスラムは変な病気が流行らなかったし、おじさんは他のスラムの住人から食べ物をもらって暮らしてた。
きっとここもああいう、お互い様な交流が行われてるところなんだろうな。
エムス王国は嫌いだが、俺はあのスラムが嫌いじゃなかった。
あの国は物の管理がずさんで、スラムにどんどん物が流れてきていた。
だから、スラムも割りと気持ちに余裕がある感じで過ごせてたんだと思う。
「よし、ついたぞ」
ゴウが立ち止まった。
そこは、木だ。
大きな木が一本生えている、それだけの場所だ。
「なんだ、ここ」
「ウーナギの家だな」
「あのエルフかあ」
掴みどころがないエルフ。
だけど、俺が両替した藁の山を事もなげに無力化した、凄腕の精霊魔法使い。
「ここでウーナギに稽古をつけてもらうんだ。あのエルフはいつも暇してるからな」
暇なんだ。
森王国は戦力が揃っているから、他国が戦争を仕掛けてこなさそうだもんな。
俺がそういう旨のことを呟いたら、ゴウが笑った。
「そうでもないぞ。隣がシクスゼクス帝国。魔族の国だ。ここがしょっちゅう戦争を仕掛けてきている。奴らもスキル能力者と交わり、凄まじい力を持つ魔族を生み出しているぞ」
「うへえ!」
「それこそ、十頭蛇よりちょっと弱いみたいなのはたくさんいる」
「げげぇ」
「僕の家の下で変な声を出さないでもらえないか」
突然頭上からそんな言葉が聞こえてきて、のっぺりした印象のエルフが降りてきた。
音もなく、風を纏いながらすいーっと移動する。
どういう原理なんだろう?
「やあやあよく来たなウーサーくん。僕は暇つぶしに君を鍛えることにした。鍛えても、所詮はあと60年かそこらで死んでしまう君なので儚いのだが、この儚さもまたオツなものだ」
「変な人だなあ……」
「そこはオレもそう思う」
俺とゴウは頷き合うのだった。
訓練というのは。
スキル能力を目一杯使って、ウーナギとやり合うことだ。
シンプル極まりない。
で、ウーナギの魔法というのが。
「精霊魔法は通常、精霊に言うことを聞いてもらって使役するものなんだけど、僕のはちょっと違っててね」
ウーナギがまた、謎の力で空に上がっていく。
「僕は魔法を使う際に、それ用の精霊を作り出す」
俺に向かって、突然何もないところから大量の土砂が降り注ぐ。
「うわーっ!? 両替!!」
放り投げた魔法の針が、城壁の一部に変化した。
それが土砂を食い止める。
「君が加工物を作り出す力を持つなら、僕は自然現象を自在に再現できる。これが君と僕の差異だ。どうだい? 僕が応用において君の上位互換だと言った理由が分かったかな?」
今度は、土砂の中から猛烈な勢いで温泉が吹き出した。
その上に立つウーナギ。
土砂が成形され、山になる。
山を温泉が駆け上がってくる。
城壁を越える気だ!
「うおお! 城壁の一部を両替! 見張り塔! そこから……」
「君が知る世界はまだ狭いようだ。色々なものを見聞きし、知れば知るほど君は僕に迫るようになるだろう。いや、むしろ追い越してくれた方が楽しい。僕も目標というものができるしね」
ウーナギは足元の水を凍りつかせ、刃にして俺に降り注がせる。
そんな事をしながら、本人は遠い目をしているのだ。
「そもそも僕と魔導王は対等の実力を持つと思っていたのだが、彼は万物を操る魔法の力以外に、新たなものを作り出す創造の力も持っていた。そこで、僕の精霊魔法を一瞬だけ止められる壁で囲まれて、僕は封印されてしまったわけだよな。つまり無敵の僕も無敵ではない……」
何言ってるんだこの人!
降り注ぐ氷の雨を、俺は盾をたくさん生み出して受け止めた。
その分、城壁が小さく小さくなっていく。
「では、どうしてその魔導王が敗れた? 理屈の上では、彼を倒せる者など存在しないはずなのに。いや、いるとすれば、万物を操ろうが新たなものが生み出されようが、そんなことはお構いなしに相手を倒すことだけに特化したスキル能力とか……。いやいや、そんなものがあるはずが」
思い悩み始めた。
明らかに、ウーナギの魔法に隙ができる。
ここだ!
「うおお! 全部を魔法の針に!」
俺は全ての生成物を魔法の針に戻しながら、ウーナギの作った山の上に飛び乗った。
近づいてしまえば、そこに氷の雨は降り注がない。
ここで、魔法の針をウーナギへと投げつけた。
「魔法の短剣に変われ!」
何本もの魔法の短剣が生まれ、ウーナギへ飛来した。
「あっ、油断した」
ウーナギがハッとして、突然その場に猛烈な嵐を生み出した。
「う、うわーっ!?」
これにはたまらず、俺も魔剣もふっ飛ばされる。
だ、だめだー!
俺が今やれる限りの攻撃だと、ウーナギに通用しない!
カトーが作った最強の魔剣でも両替できれば……!
でも、そのためにはまだまだ、俺のスキル能力をランクアップさせないといけないのだった。
多分この訓練、そのために行われるものだな……?
基礎訓練の時間が短縮され、別の訓練のために移動する時。
道を行く俺を見て、バーバリアンやエルフたちがにこやかに手を振ってくるのだ。
俺も戸惑いながら手を振り返す。
「なんだなんだ? 凄くフレンドリーになった」
「この国は力が全てだからな。もちろん、武力だけじゃなく、知力や芸術、コツコツやる力とか色々だ。とにかく、何かをちゃんとやれるやつや飛び抜けて凄いやつをリスペクトする国だ」
「そうだったのか……」
すごいヤツはともかくとして、コツコツやってる人が評価されるのはいい国だと思う。
スラムにも、ゴミをひたすら掃除して回ってるおじさんとかいて、みんな感謝してたもんな。
お陰でスラムは変な病気が流行らなかったし、おじさんは他のスラムの住人から食べ物をもらって暮らしてた。
きっとここもああいう、お互い様な交流が行われてるところなんだろうな。
エムス王国は嫌いだが、俺はあのスラムが嫌いじゃなかった。
あの国は物の管理がずさんで、スラムにどんどん物が流れてきていた。
だから、スラムも割りと気持ちに余裕がある感じで過ごせてたんだと思う。
「よし、ついたぞ」
ゴウが立ち止まった。
そこは、木だ。
大きな木が一本生えている、それだけの場所だ。
「なんだ、ここ」
「ウーナギの家だな」
「あのエルフかあ」
掴みどころがないエルフ。
だけど、俺が両替した藁の山を事もなげに無力化した、凄腕の精霊魔法使い。
「ここでウーナギに稽古をつけてもらうんだ。あのエルフはいつも暇してるからな」
暇なんだ。
森王国は戦力が揃っているから、他国が戦争を仕掛けてこなさそうだもんな。
俺がそういう旨のことを呟いたら、ゴウが笑った。
「そうでもないぞ。隣がシクスゼクス帝国。魔族の国だ。ここがしょっちゅう戦争を仕掛けてきている。奴らもスキル能力者と交わり、凄まじい力を持つ魔族を生み出しているぞ」
「うへえ!」
「それこそ、十頭蛇よりちょっと弱いみたいなのはたくさんいる」
「げげぇ」
「僕の家の下で変な声を出さないでもらえないか」
突然頭上からそんな言葉が聞こえてきて、のっぺりした印象のエルフが降りてきた。
音もなく、風を纏いながらすいーっと移動する。
どういう原理なんだろう?
「やあやあよく来たなウーサーくん。僕は暇つぶしに君を鍛えることにした。鍛えても、所詮はあと60年かそこらで死んでしまう君なので儚いのだが、この儚さもまたオツなものだ」
「変な人だなあ……」
「そこはオレもそう思う」
俺とゴウは頷き合うのだった。
訓練というのは。
スキル能力を目一杯使って、ウーナギとやり合うことだ。
シンプル極まりない。
で、ウーナギの魔法というのが。
「精霊魔法は通常、精霊に言うことを聞いてもらって使役するものなんだけど、僕のはちょっと違っててね」
ウーナギがまた、謎の力で空に上がっていく。
「僕は魔法を使う際に、それ用の精霊を作り出す」
俺に向かって、突然何もないところから大量の土砂が降り注ぐ。
「うわーっ!? 両替!!」
放り投げた魔法の針が、城壁の一部に変化した。
それが土砂を食い止める。
「君が加工物を作り出す力を持つなら、僕は自然現象を自在に再現できる。これが君と僕の差異だ。どうだい? 僕が応用において君の上位互換だと言った理由が分かったかな?」
今度は、土砂の中から猛烈な勢いで温泉が吹き出した。
その上に立つウーナギ。
土砂が成形され、山になる。
山を温泉が駆け上がってくる。
城壁を越える気だ!
「うおお! 城壁の一部を両替! 見張り塔! そこから……」
「君が知る世界はまだ狭いようだ。色々なものを見聞きし、知れば知るほど君は僕に迫るようになるだろう。いや、むしろ追い越してくれた方が楽しい。僕も目標というものができるしね」
ウーナギは足元の水を凍りつかせ、刃にして俺に降り注がせる。
そんな事をしながら、本人は遠い目をしているのだ。
「そもそも僕と魔導王は対等の実力を持つと思っていたのだが、彼は万物を操る魔法の力以外に、新たなものを作り出す創造の力も持っていた。そこで、僕の精霊魔法を一瞬だけ止められる壁で囲まれて、僕は封印されてしまったわけだよな。つまり無敵の僕も無敵ではない……」
何言ってるんだこの人!
降り注ぐ氷の雨を、俺は盾をたくさん生み出して受け止めた。
その分、城壁が小さく小さくなっていく。
「では、どうしてその魔導王が敗れた? 理屈の上では、彼を倒せる者など存在しないはずなのに。いや、いるとすれば、万物を操ろうが新たなものが生み出されようが、そんなことはお構いなしに相手を倒すことだけに特化したスキル能力とか……。いやいや、そんなものがあるはずが」
思い悩み始めた。
明らかに、ウーナギの魔法に隙ができる。
ここだ!
「うおお! 全部を魔法の針に!」
俺は全ての生成物を魔法の針に戻しながら、ウーナギの作った山の上に飛び乗った。
近づいてしまえば、そこに氷の雨は降り注がない。
ここで、魔法の針をウーナギへと投げつけた。
「魔法の短剣に変われ!」
何本もの魔法の短剣が生まれ、ウーナギへ飛来した。
「あっ、油断した」
ウーナギがハッとして、突然その場に猛烈な嵐を生み出した。
「う、うわーっ!?」
これにはたまらず、俺も魔剣もふっ飛ばされる。
だ、だめだー!
俺が今やれる限りの攻撃だと、ウーナギに通用しない!
カトーが作った最強の魔剣でも両替できれば……!
でも、そのためにはまだまだ、俺のスキル能力をランクアップさせないといけないのだった。
多分この訓練、そのために行われるものだな……?
0
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
俺だけ成長限界を突破して強くなる~『成長率鈍化』は外れスキルだと馬鹿にされてきたけど、実は成長限界を突破できるチートスキルでした~
つくも
ファンタジー
Fランク冒険者エルクは外れスキルと言われる固有スキル『成長率鈍化』を持っていた。
このスキルはレベルもスキルレベルも成長効率が鈍化してしまう、ただの外れスキルだと馬鹿にされてきた。
しかし、このスキルには可能性があったのだ。成長効率が悪い代わりに、上限とされてきたレベル『99』スキルレベル『50』の上限を超える事ができた。
地道に剣技のスキルを鍛え続けてきたエルクが、上限である『50』を突破した時。
今まで馬鹿にされてきたエルクの快進撃が始まるのであった。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
席には限りがございます! ~トラックに轢かれてチート能力を手に入れた私たちは異世界転移を目指して殺し合います~
LW
ファンタジー
【異世界転移】×【チート能力】×【バトルロイヤル】!
異世界転移を賭けて、十二人がチート能力で殺し合う。
-------------------------
「四月一日午前零時にトラックに轢かれて死ぬと、チート能力付きで異世界に転移できるらしい」。
そんな噂を信じた廿楽花梨は異世界転移目当てでトラックに飛び込んで自殺し、無事に天国で女神からチート能力を与えられた。
しかし、同日同時刻に同じ噂を信じて自殺した女性が十二人いた!
想定外の大人数で転移可能な人数をオーバーし、三人までしか異世界転移できないことが告げられる。
席には限りがあるのなら、人数を減らすしかない。
異世界に転移する権利を賭け、十二人がチート能力で殺し合うバトルロイヤルが始まる。
-------------------------
#にはりが
表紙イラスト&キャラクタ―シート:nijijourney タイトルロゴ:コタツラボ様(https://twitter.com/musical_0327)
召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
外れスキル「ハキ」が覚醒したら世界最強になった件 ~パーティを追放されたけど今は楽しくやってます~
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
ファンタジー
「カイル、無能のお前を追放する!」
「なっ! ギゼル、考え直してくれ! リリサからも何か言ってくれ! 俺とお前は、同じ村で生まれ育って……。5歳の頃には結婚の約束だって……」
「……気持ち悪い男ね。いつまで昔のことを引きずっているつもりかしら? 『ハキ』スキルなんて、訳の分からない外れスキルを貰ってしまったあなたが悪いんじゃない」
カイルのスキルが覚醒するのは、これから少し後のことである。
異世界に転生したけど、俺の初期スキルが色々おかしい!
月暈シボ
ファンタジー
平凡な少年マサキは生前の勇気が女神達に認められ、三つの勢力が争う異世界エレンディアに転生する。達人級のスキルを与えられる中立勢力を選んだマサキだったが、目論見は外れクソ雑魚状態からのスタートを切ることになる。その危機を美少女魔術士アリサに助けられたマサキは、彼女に憧れと恋心を抱き冒険者として生きる決意を固める。のだが、肝心のアリサとの仲はなかなか進展せずに、逆に新たに仲間に加わる娘達に翻弄されてしまう?!
【北の果てのキトゥルセン】 ~辺境の王子に転生したので、まったり暮らそうと思ったのに、どんどん国が大きくなっていく件について~
次元謄一
ファンタジー
タイトル変更しました→旧タイトル 「デッドエンドキングダム ~十五歳の魔剣使いは辺境から異世界統一を目指します~」
前世の記憶を持って生まれたオスカーは国王の落とし子だった。父の死によって十五歳で北の辺境王国の統治者になったオスカーは、炎を操る魔剣、現代日本の記憶、そしてなぜか生まれながらに持っていた【千里眼】の能力を駆使し、魔物の森や有翼人の国などを攻略していく。国内では水車を利用した温泉システム、再現可能な前世の料理、温室による農業、畜産業の発展、透視能力で地下鉱脈を探したりして文明改革を進めていく。
軍を使って周辺国を併合して、大臣たちと国内を豊かにし、夜はメイド達とムフフな毎日。
しかし、大陸中央では至る所で戦争が起こり、戦火は北までゆっくりと、確実に伸びてきていた。加えて感染するとグールになってしまう魔物も至る所で発生し……!?
雷を操るツンデレ娘魔人、氷を操るクール系女魔人、古代文明の殺戮機械人(女)など、可愛いけど危険な仲間と共に、戦乱の世を駆け抜ける!
登場人物が多いので結構サクサク進みます。気軽に読んで頂ければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる