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45・春の風物詩ラストが来た
第135話 鎧袖一触とはこのことだ
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「うおおおおガキども調子に乗るなよ貴重な大豆からすぐその汚え足をどけろ!!」
僕が叫びながら躍り出たら、邪神の信者たちが「うおわーっ!?」と叫んで飛び上がった。
「あっ、ナザルがカッとなって飛び出してしまった! 彼にもまだ熱い部分が残ってたんだねえ」
「うおおおおおワタクシめも参加しますよーっ! 邪神の信者をすり潰すのですーっ!!」
「サルシュまで!! 頑張っておいでー」
後方傍観者気取りのリップルはさておき、僕とサルシュが鼻息も荒く並ぶ。
「な、なんだお前らは! そうか、街の大人が雇った冒険者だな!?」
「フォーゼフにはそんな冒険者いなかったはずだ! ってことは、わざわざ外部に助けを求めたってか!?」
「ぎゃははははは! 俺達がフリーダス様の声を聞いて、しかも才能があって魔神を従えてるもんだから怖くなっちゃったか!」
一人が腹を抱えて笑い、いきなり無表情になって「やれ、魔神。殺せ」とか言った。
魔神、外見は尻尾の生えた灰色の巨人でのっぺらぼうに口だけ真横に裂けて開いているようなやつだ。
そいつがニヤニヤ笑いながら、大豆の上に一歩踏み出し……。
「させるかぁっ! 油を喰らうがいい!!」
僕の油が飛来する!
魔神の足元に滑り込み、全ての摩擦を失わせた。
『ウグワーッ!?』
魔神、転倒する。
そこにサルシュが駆け寄り、全身を真っ赤に燃え上がらせた。
「ふおおおおーっ!! 魔神撃滅!! バルガイヤークラーッシュ!!」
謎の技だ!
サルシュのアタックが、倒れた魔神に突き刺さる。
「な、なにっ!? 俺の魔神が……」
「油よ!」
「ウグワーッ!!」
三人のフリーダス神官がすてーんと転んだ。
もう終わりである。
摩擦は完全にゼロにしたので、起き上がることができない。
なお、油に巻き込まれて立てないはずのサルシュは、なんと纏う炎で油を燃やし尽くしながら魔神をガンガンぶっ叩いている。
強い強い。
そして僕の油の弱点が分かったぞ。
魔法の力で燃やされると脱出されるらしい。
油だもんなあ。
『ウグワワーッ!!』
あっ、魔神が力尽きた。
全身が分解されて、空気に溶けるように消えていく。
僕は転がした神官たちを一箇所に集めた、
僕を目掛けて、彼らは魔法を使ってくる。
だが、不思議とそれらは僕に影響を及ぼさないのだ。
「あー、防御は任せてもらってるからね。ナザル、フリーダスの信仰に目覚めた者は解放されることはあるのかい?」
「フリーダスが飽きると信仰を取り上げて消えちゃうはず……」
「バルガイヤーの矯正施設に入れましょう。ワタクシめ、魔神を仕留めて冷静になりましたよ」
「うん、サルシュが恐ろしいということはよく分かった。素手で魔神を仕留めるかあ……」
バルガイヤーの司祭になっただけのことはある。
シルバー級でもトップクラスの実力者だろう。
……彼の聖職者らしきところを一度も見たことがないのだが……?
炎に身を包んで突撃するのが聖職者……?
「あれはバルガイヤーの司る太陽の力を身にまとったもので、信心が足らぬものは焼き尽くされてしまうほどの危険な奇跡なのです」
「割と長時間纏ってたよね?」
「ワタクシめ、信心深いもので」
底しれぬ人物だ……
「一瞬でフリーダス神官三名を無力化したナザルもなかなかだと思うけどね。というか、一瞬殺したらいいかどうか迷っただろう? だから彼らから攻撃を食らうことになった。駄目だよー。こういうのは非情に徹しておかないと君が死ぬよー」
「面目ない」
リップルに叱られてしまった。
僕もまだまだだなあ。
ひとまず、油で彼らの口を塞いでおく。
神の力を得た魔法、奇跡というやつは祈りの言葉を唱えられなければ発動しないのだ。
手足を縛り、口を塞いで朝まで待ち……。
「全員を捉えましたよ。自由神の神官というのは流行り病みたいなもなので、これをバルガイヤーの矯正施設に入れることになりまして」
「バルガイヤーの矯正施設!?」
フォーゼフの依頼人が戦慄した。
なにか知っているのか!?
「行ったものは別人のようになって戻ってきたという……」
「そんな伝説が?」
「いや、毎年一人はフリーダスに魅入られるバカが出るので……。俺の同年代のやつが矯正施設に入れられて、一年でとてもとても敬虔なバルガイヤー原理主義者になって戻ってきて、今も司祭をやってる……」
「ははあ」
洗脳施設ではない?
「至高なる神の信仰に目覚める……。素晴らしいことです」
サルシュさん?
ともあれ、フリーダス信者の三人は、最寄りの矯正施設に預けることになったのだった。
謎の方法でサルシュが連絡を取ると、数時間で馬車がやってきた。
僕らがふんじばった若者を馬車に放り込むと、バルガイヤーの信者たちが数人がかりで馬車を封印した。
そして、彼らの代表らしき人物がアルカイックスマイルを浮かべた。
「これで新たなるバルガイヤーの使徒が生まれることでしょう。ご協力に感謝します」
ああ、運ばれていってしまった。
立派な至高神の信者になるんだぞ。
そして、報酬の話になった。
恐ろしく迅速な解決に、ちょっとだけ色を付けてくれるという話になったのだが……。
「ヒュージビーンズをいただけますかね?」
「ああ、構わないよ。じきにアーランにも出回るから、すぐ食べられるようになると思うけど……」
大豆ゲット……!!
麻袋にぎっしり詰まったそれを受け取り、僕はガッツポーズをした。
そして豆をちょっと確認してみると……。
「……大豆というにはかなり大きいな……。まさにヒュージビーンズだ……!」
親指の先くらいある大きな豆!!
これ、大豆として使えるのか……!?
僕が叫びながら躍り出たら、邪神の信者たちが「うおわーっ!?」と叫んで飛び上がった。
「あっ、ナザルがカッとなって飛び出してしまった! 彼にもまだ熱い部分が残ってたんだねえ」
「うおおおおおワタクシめも参加しますよーっ! 邪神の信者をすり潰すのですーっ!!」
「サルシュまで!! 頑張っておいでー」
後方傍観者気取りのリップルはさておき、僕とサルシュが鼻息も荒く並ぶ。
「な、なんだお前らは! そうか、街の大人が雇った冒険者だな!?」
「フォーゼフにはそんな冒険者いなかったはずだ! ってことは、わざわざ外部に助けを求めたってか!?」
「ぎゃははははは! 俺達がフリーダス様の声を聞いて、しかも才能があって魔神を従えてるもんだから怖くなっちゃったか!」
一人が腹を抱えて笑い、いきなり無表情になって「やれ、魔神。殺せ」とか言った。
魔神、外見は尻尾の生えた灰色の巨人でのっぺらぼうに口だけ真横に裂けて開いているようなやつだ。
そいつがニヤニヤ笑いながら、大豆の上に一歩踏み出し……。
「させるかぁっ! 油を喰らうがいい!!」
僕の油が飛来する!
魔神の足元に滑り込み、全ての摩擦を失わせた。
『ウグワーッ!?』
魔神、転倒する。
そこにサルシュが駆け寄り、全身を真っ赤に燃え上がらせた。
「ふおおおおーっ!! 魔神撃滅!! バルガイヤークラーッシュ!!」
謎の技だ!
サルシュのアタックが、倒れた魔神に突き刺さる。
「な、なにっ!? 俺の魔神が……」
「油よ!」
「ウグワーッ!!」
三人のフリーダス神官がすてーんと転んだ。
もう終わりである。
摩擦は完全にゼロにしたので、起き上がることができない。
なお、油に巻き込まれて立てないはずのサルシュは、なんと纏う炎で油を燃やし尽くしながら魔神をガンガンぶっ叩いている。
強い強い。
そして僕の油の弱点が分かったぞ。
魔法の力で燃やされると脱出されるらしい。
油だもんなあ。
『ウグワワーッ!!』
あっ、魔神が力尽きた。
全身が分解されて、空気に溶けるように消えていく。
僕は転がした神官たちを一箇所に集めた、
僕を目掛けて、彼らは魔法を使ってくる。
だが、不思議とそれらは僕に影響を及ぼさないのだ。
「あー、防御は任せてもらってるからね。ナザル、フリーダスの信仰に目覚めた者は解放されることはあるのかい?」
「フリーダスが飽きると信仰を取り上げて消えちゃうはず……」
「バルガイヤーの矯正施設に入れましょう。ワタクシめ、魔神を仕留めて冷静になりましたよ」
「うん、サルシュが恐ろしいということはよく分かった。素手で魔神を仕留めるかあ……」
バルガイヤーの司祭になっただけのことはある。
シルバー級でもトップクラスの実力者だろう。
……彼の聖職者らしきところを一度も見たことがないのだが……?
炎に身を包んで突撃するのが聖職者……?
「あれはバルガイヤーの司る太陽の力を身にまとったもので、信心が足らぬものは焼き尽くされてしまうほどの危険な奇跡なのです」
「割と長時間纏ってたよね?」
「ワタクシめ、信心深いもので」
底しれぬ人物だ……
「一瞬でフリーダス神官三名を無力化したナザルもなかなかだと思うけどね。というか、一瞬殺したらいいかどうか迷っただろう? だから彼らから攻撃を食らうことになった。駄目だよー。こういうのは非情に徹しておかないと君が死ぬよー」
「面目ない」
リップルに叱られてしまった。
僕もまだまだだなあ。
ひとまず、油で彼らの口を塞いでおく。
神の力を得た魔法、奇跡というやつは祈りの言葉を唱えられなければ発動しないのだ。
手足を縛り、口を塞いで朝まで待ち……。
「全員を捉えましたよ。自由神の神官というのは流行り病みたいなもなので、これをバルガイヤーの矯正施設に入れることになりまして」
「バルガイヤーの矯正施設!?」
フォーゼフの依頼人が戦慄した。
なにか知っているのか!?
「行ったものは別人のようになって戻ってきたという……」
「そんな伝説が?」
「いや、毎年一人はフリーダスに魅入られるバカが出るので……。俺の同年代のやつが矯正施設に入れられて、一年でとてもとても敬虔なバルガイヤー原理主義者になって戻ってきて、今も司祭をやってる……」
「ははあ」
洗脳施設ではない?
「至高なる神の信仰に目覚める……。素晴らしいことです」
サルシュさん?
ともあれ、フリーダス信者の三人は、最寄りの矯正施設に預けることになったのだった。
謎の方法でサルシュが連絡を取ると、数時間で馬車がやってきた。
僕らがふんじばった若者を馬車に放り込むと、バルガイヤーの信者たちが数人がかりで馬車を封印した。
そして、彼らの代表らしき人物がアルカイックスマイルを浮かべた。
「これで新たなるバルガイヤーの使徒が生まれることでしょう。ご協力に感謝します」
ああ、運ばれていってしまった。
立派な至高神の信者になるんだぞ。
そして、報酬の話になった。
恐ろしく迅速な解決に、ちょっとだけ色を付けてくれるという話になったのだが……。
「ヒュージビーンズをいただけますかね?」
「ああ、構わないよ。じきにアーランにも出回るから、すぐ食べられるようになると思うけど……」
大豆ゲット……!!
麻袋にぎっしり詰まったそれを受け取り、僕はガッツポーズをした。
そして豆をちょっと確認してみると……。
「……大豆というにはかなり大きいな……。まさにヒュージビーンズだ……!」
親指の先くらいある大きな豆!!
これ、大豆として使えるのか……!?
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