53 / 203
19・安楽椅子冒険者、久しぶりに動く
第53話 やっぱりいた、邪悪な魔導書!
しおりを挟む
一階の清掃を終えて、昼。
なかなか順調なペースだ。
「ナザル、ここはちょっと魔導書を読んでサボってもいいんじゃないか」
「うーん、そうかも知れない。あまり早く終えるとアーガイルさんが僕を誘いに来るからな……」
一泊するくらいの感じで行こう、ということになった。
午後はのんびりタイム。
リップルは存分に魔導書を読み漁り……もちろん、その中には不用意に書を開いたものに呪いを掛けたり、攻撃魔法を放ってくる代物もあったが、その全てをプラチナ級冒険者は一蹴した。
「古代の魔法は確かに凄いんだけど、そもそも人が積み上げて到達できるレベルだからね。現代の魔法にも受け継がれているんだ。だから私は仕組みさえ分かれば全ての魔法的な罠を解除できる……」
「リップルが踊っている怪しい動きはともかく、本当にプラチナ級なんだなって納得したよ」
「はっはっは、尊敬したまえ。……いや、そもそも出会ったばかりのナザル少年は私を尊敬してた気がする……」
「いかに能力的に優れた人でも、色々と人間的な荒を見せられるとね……」
「それを言われると弱い」
自覚があるのがリップルのいいところではある。
さて、夕方になり、僕らは書庫から外に出てキャンプを張った。
管理人がこれを見に来て、中庭で天ぷらを揚げる僕らに大層びっくりしていたのだ。
魔導書庫はカタカナのコの字型をしており、そこに包みこまれる形で枯れた噴水のある中庭が存在しているのだ。
なお、正面は細い通路と壁がある。
「魔導書庫の中庭で揚げ物をするなど、前代未聞ですな……。ですが確かに燃えるものは一切無いし風も無いので問題がない……」
「ご一緒されますか」
「揚げ物は久しく食べていませんねえ……」
管理人も加えて、三人で天ぷらを食べた。
いやあ、山菜の天ぷらは常に美味い。
あとはこれだ。
練り物の天ぷら。
アーランは岩山を隔てたところが海であり、そこで様々な海産物も捕れるのだ。
そしていわゆる雑魚……。
そのままでは美味くない魚の肉だけを落とし、すり身にして塩で味付けをして練り物を作ったりもする。
これは子どもたちのおやつでもあり、大人にとって酒のつまみでもある。
アーランでは比較的ポピュラーな食べ物だ。
日本のかまぼこほど洗練されてはいないが、まあ練られて固まった魚肉はぷりぷりして美味い。
これに衣をつけて揚げるのだ。
「練り物を揚げるのかい!? 新しい発想じゃないか。一体どうなってしまうんだ……」
「練り物はわっしもよく食べますが、揚げるなんてそんな……。思いつきもしなかった」
「まあ見ててくれ。こうしてたっぷりの衣を纏った練り物が、サクサクに揚がって……。召し上がれ!」
「どーれ……。おほー」
リップルが目を見開いた。
「サクッとかじったら中がもっちもちだよ! こりゃあ美味しいねえ! 衣にも味がついてる」
「塩とハーブを混ぜたからね。贅沢を言えば醤油を作りたい」
「ショウユ?」
この世界には存在しないものだよ……!
都市国家群の南方に行けば、魚醤はありそうだ。
今度買い付けに行くかなあ。
「いやはや、本当に美味しいものをご馳走になってしまいました。それに一階の清掃を終えて無傷とは、あなた方は腕の良い冒険者です」
管理人さんがニコニコした。
「明日もがんばってください。賄賂ではありませんが、美味しい天ぷらをごちそうしていただいたので、わっしからは国に良く言っておきますんで」
「それはありがたい!」
うまい飯は食べさせておくものだなあ。
こうして僕らは火の後始末をしてから眠り、朝になった。
さあ、清掃の再開だ。
二階に入ると、床に血の跡が残っていた。
ああ、ここで前任の魔法使いが死んだんだな。
それだけの危険がある書庫というわけだ。
注意深く扉を開く。
「あー、扉が開くのと同時に飛び出してくる魔導書があるねえ」
リップルが不思議な構えになった。
僕は足元に油を撒き、身を投げだした。
「任せた」
「任された」
油でつるーっと滑って屋内へ。
僕の頭上に浮かぶ魔導書が、前方に向かって目に見えるほど濃厚な呪詛を放ってきた。
キャロティのガンドの、桁違いに濃厚なやつだ。
これはリップル目掛けて殺到し、しかし安楽椅子冒険者は真っ向から呪詛を受け止める。
片手~。
「普段は詠唱しないで魔法を使ってるんだから、手を使うってことはよっぽどだよ」
指がワキワキ動いて、呪詛を解体していく。
あれ、指先で呪印を描いているんだな。
それで魔法をバラバラにして意味のない魔力の流れにしてしまう。
いやあ、噂には聞いていたが、リップルは化け物だねえ。
魔導書はそれを意に介さず、次々に呪詛を放ってくる。
これは呪いの魔導書か。
僕が本の裏側に回っても、魔導書はこちらに気を割かない。
いや、割けないでいるんだな。
リップルが片手で、あらゆる呪詛を解体しながらじりじり近づいてくる。
魔導書、呪詛をマシンガンみたいにぶっ放す。
それに必死で、そこから一歩も動けない。
僕は立ち上がり、魔導書を後ろからパタンと閉じた。
『もがーっ!?』
魔導書がじたばた暴れる。
これを紐でぐるぐるっと巻いた。
よしよし……。
「ナイスだねナザル。そこで魔導書を閉じられる度胸のある男はなかなかいないよ」
「いやあ、表紙には呪文が書いてないんだもん」
「鋭いなあ。魔導書は開かないと呪文がどこにもないから無力なんだ。ということで、しまっちゃおうね」
ジタバタ暴れる魔導書を、しっかりと本棚に戻した。
すると、スーッと大人しくなる。
「死んだ魔法使いは、多分この本を引き抜いてしまったんだろうねえ。それで呪詛の魔導書が目覚めた。きちんと素養がないと、魔導書を読むのは自殺行為なんだよ」
「つまり、あの魔導書みたいなのが何冊もあるってこと? 本当に怖いところだなここは!」
だが、この書庫の前で人が死んでいたということは、裏を返せば他の場所で魔導書は引き抜かれていないということだった。
呪詛の魔導書はちょっと高級な見た目で、金で箔押しされていたから興味を惹かれるはわかる。
売れると思っちゃったんじゃないかな。
魔が差したら死んだんだよな。
いやあ……欲は己を殺すね。
なかなか順調なペースだ。
「ナザル、ここはちょっと魔導書を読んでサボってもいいんじゃないか」
「うーん、そうかも知れない。あまり早く終えるとアーガイルさんが僕を誘いに来るからな……」
一泊するくらいの感じで行こう、ということになった。
午後はのんびりタイム。
リップルは存分に魔導書を読み漁り……もちろん、その中には不用意に書を開いたものに呪いを掛けたり、攻撃魔法を放ってくる代物もあったが、その全てをプラチナ級冒険者は一蹴した。
「古代の魔法は確かに凄いんだけど、そもそも人が積み上げて到達できるレベルだからね。現代の魔法にも受け継がれているんだ。だから私は仕組みさえ分かれば全ての魔法的な罠を解除できる……」
「リップルが踊っている怪しい動きはともかく、本当にプラチナ級なんだなって納得したよ」
「はっはっは、尊敬したまえ。……いや、そもそも出会ったばかりのナザル少年は私を尊敬してた気がする……」
「いかに能力的に優れた人でも、色々と人間的な荒を見せられるとね……」
「それを言われると弱い」
自覚があるのがリップルのいいところではある。
さて、夕方になり、僕らは書庫から外に出てキャンプを張った。
管理人がこれを見に来て、中庭で天ぷらを揚げる僕らに大層びっくりしていたのだ。
魔導書庫はカタカナのコの字型をしており、そこに包みこまれる形で枯れた噴水のある中庭が存在しているのだ。
なお、正面は細い通路と壁がある。
「魔導書庫の中庭で揚げ物をするなど、前代未聞ですな……。ですが確かに燃えるものは一切無いし風も無いので問題がない……」
「ご一緒されますか」
「揚げ物は久しく食べていませんねえ……」
管理人も加えて、三人で天ぷらを食べた。
いやあ、山菜の天ぷらは常に美味い。
あとはこれだ。
練り物の天ぷら。
アーランは岩山を隔てたところが海であり、そこで様々な海産物も捕れるのだ。
そしていわゆる雑魚……。
そのままでは美味くない魚の肉だけを落とし、すり身にして塩で味付けをして練り物を作ったりもする。
これは子どもたちのおやつでもあり、大人にとって酒のつまみでもある。
アーランでは比較的ポピュラーな食べ物だ。
日本のかまぼこほど洗練されてはいないが、まあ練られて固まった魚肉はぷりぷりして美味い。
これに衣をつけて揚げるのだ。
「練り物を揚げるのかい!? 新しい発想じゃないか。一体どうなってしまうんだ……」
「練り物はわっしもよく食べますが、揚げるなんてそんな……。思いつきもしなかった」
「まあ見ててくれ。こうしてたっぷりの衣を纏った練り物が、サクサクに揚がって……。召し上がれ!」
「どーれ……。おほー」
リップルが目を見開いた。
「サクッとかじったら中がもっちもちだよ! こりゃあ美味しいねえ! 衣にも味がついてる」
「塩とハーブを混ぜたからね。贅沢を言えば醤油を作りたい」
「ショウユ?」
この世界には存在しないものだよ……!
都市国家群の南方に行けば、魚醤はありそうだ。
今度買い付けに行くかなあ。
「いやはや、本当に美味しいものをご馳走になってしまいました。それに一階の清掃を終えて無傷とは、あなた方は腕の良い冒険者です」
管理人さんがニコニコした。
「明日もがんばってください。賄賂ではありませんが、美味しい天ぷらをごちそうしていただいたので、わっしからは国に良く言っておきますんで」
「それはありがたい!」
うまい飯は食べさせておくものだなあ。
こうして僕らは火の後始末をしてから眠り、朝になった。
さあ、清掃の再開だ。
二階に入ると、床に血の跡が残っていた。
ああ、ここで前任の魔法使いが死んだんだな。
それだけの危険がある書庫というわけだ。
注意深く扉を開く。
「あー、扉が開くのと同時に飛び出してくる魔導書があるねえ」
リップルが不思議な構えになった。
僕は足元に油を撒き、身を投げだした。
「任せた」
「任された」
油でつるーっと滑って屋内へ。
僕の頭上に浮かぶ魔導書が、前方に向かって目に見えるほど濃厚な呪詛を放ってきた。
キャロティのガンドの、桁違いに濃厚なやつだ。
これはリップル目掛けて殺到し、しかし安楽椅子冒険者は真っ向から呪詛を受け止める。
片手~。
「普段は詠唱しないで魔法を使ってるんだから、手を使うってことはよっぽどだよ」
指がワキワキ動いて、呪詛を解体していく。
あれ、指先で呪印を描いているんだな。
それで魔法をバラバラにして意味のない魔力の流れにしてしまう。
いやあ、噂には聞いていたが、リップルは化け物だねえ。
魔導書はそれを意に介さず、次々に呪詛を放ってくる。
これは呪いの魔導書か。
僕が本の裏側に回っても、魔導書はこちらに気を割かない。
いや、割けないでいるんだな。
リップルが片手で、あらゆる呪詛を解体しながらじりじり近づいてくる。
魔導書、呪詛をマシンガンみたいにぶっ放す。
それに必死で、そこから一歩も動けない。
僕は立ち上がり、魔導書を後ろからパタンと閉じた。
『もがーっ!?』
魔導書がじたばた暴れる。
これを紐でぐるぐるっと巻いた。
よしよし……。
「ナイスだねナザル。そこで魔導書を閉じられる度胸のある男はなかなかいないよ」
「いやあ、表紙には呪文が書いてないんだもん」
「鋭いなあ。魔導書は開かないと呪文がどこにもないから無力なんだ。ということで、しまっちゃおうね」
ジタバタ暴れる魔導書を、しっかりと本棚に戻した。
すると、スーッと大人しくなる。
「死んだ魔法使いは、多分この本を引き抜いてしまったんだろうねえ。それで呪詛の魔導書が目覚めた。きちんと素養がないと、魔導書を読むのは自殺行為なんだよ」
「つまり、あの魔導書みたいなのが何冊もあるってこと? 本当に怖いところだなここは!」
だが、この書庫の前で人が死んでいたということは、裏を返せば他の場所で魔導書は引き抜かれていないということだった。
呪詛の魔導書はちょっと高級な見た目で、金で箔押しされていたから興味を惹かれるはわかる。
売れると思っちゃったんじゃないかな。
魔が差したら死んだんだよな。
いやあ……欲は己を殺すね。
23
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺若葉
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜飯作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺若葉
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
通称偽聖女は便利屋を始めました ~ただし国家存亡の危機は謹んでお断りします~
フルーツパフェ
ファンタジー
エレスト神聖国の聖女、ミカディラが没した。
前聖女の転生者としてセシル=エレスティーノがその任を引き継ぐも、政治家達の陰謀により、偽聖女の濡れ衣を着せられて生前でありながら聖女の座を剥奪されてしまう。
死罪を免れたセシルは辺境の村で便利屋を開業することに。
先代より受け継がれた魔力と叡智を使って、治療から未来予知、技術指導まで何でこなす第二の人生が始まった。
弱い立場の人々を救いながらも、彼女は言う。
――基本は何でもしますが、国家存亡の危機だけはお断りします。それは後任(本物の聖女)に任せますから
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
秘密の聖女(?)異世界でパティスリーを始めます!
中野莉央
ファンタジー
将来の夢はケーキ屋さん。そんな、どこにでもいるような学生は交通事故で死んだ後、異世界の子爵令嬢セリナとして生まれ変わっていた。学園卒業時に婚約者だった侯爵家の子息から婚約破棄を言い渡され、伯爵令嬢フローラに婚約者を奪われる形となったセリナはその後、諸事情で双子の猫耳メイドとパティスリー経営をはじめる事になり、不動産屋、魔道具屋、熊獣人、銀狼獣人の冒険者などと関わっていく。
※パティスリーの開店準備が始まるのが71話から。パティスリー開店が122話からになります。また、後宮、寵姫、国王などの要素も出てきます。(以前、書いた『婚約破棄された悪役令嬢は決意する「そうだ、パティシエになろう……!」』というチート系短編小説がきっかけで書きはじめた小説なので若干、かぶってる部分もありますが基本的に設定や展開は違う物になっています)※「小説家になろう」でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる