109 / 147
スローライフよ永遠に!編
第109話 マッサージチェアとパートのお姉さん
しおりを挟む
羅刹侯爵との対決に備えねばならない!
そのためには何が必要か!
英気を養うことである。
「マッサージチェアが完成したぞ。ここでみんなリラックスしよう」
残影伯の玉座をゲットして生まれたレシピだが、すっかり作るのを忘れていた。
大忙しだったからな。
完成した黒くふかふかな椅子は、背もたれの辺りがウィンウィン言いながら蠢いている。
どーれ、と俺が座ってみることにした。
『どうですかな?』
「おっ、おっ、これは。首筋や肩や背中をもみほぐされていく……。はあー、こりゃ堪らんなあ。なにっ、フットレストが!? 足裏もいけるのか! うおおおお」
『タマル様が溶けましたな』
「そんなに気持ちいいの? 私もやる!」
ポタルがぎゅうぎゅうと俺の横に入り込んできた。
うわーっ狭い狭い。
「なあにこれ。わっ! きゃははははは! くすぐったいー!」
ポタルは体の凝りとは無縁らしいな、羨ましい。
一通りケタケタ笑うと、ポタルは満足したようで立ち上がった。
「こちょこちょマシーンじゃない。こう言うのが気持ちいいの? わかんないなあ」
『はっはっは、若者には分からぬでしょうな。どれ、我もやってみましょう』
ラムザーが俺に続いて腰掛け、そして『ふおおおお』とか言いながら溶けた。
「お前も凝り仲間だったか」
『そのようですな! いやあ、これは凄まじい効果ですぞ』
「なにそれー! 分かんないよー!」
ポタルがぷりぷりと怒った。
自分だけ仲間外れにされた気分なのだろう。
『カタカタ』
「えっ、骨次郎もやってみたい? いかんいかん。お前は骨だけなんだからバラバラになっちゃう」
『ピピー』
「ポルポルはちっちゃすぎて揉むところまで背が届かないだろ」
『ミーもチャレンジでーす!』
「フランクリンはスーツ脱がなきゃ無理だろ」
『オーノー! メルティでーす!』
ということは、うちのメンバーで試せるのはキャロルだけとなった。
キャロルがちょっとドヤ顔でマッサージチェアに腰掛けると、溶けた。
『ああ~。なにこれ~。あたしの思考が曖昧になる~』
「キャロルまでずーるーいー!」
ポタルが怒っている!
「自分の若さで怒るというのは珍しい」
『元気ということだからいいのではないのですかな?』
「それでもずるいの!!」
乙女心は複雑である。
『どれどれ、じゃあ僕もやってみるんだなもし』
「来たなヌキチータ。お前絶対にめちゃくちゃ効くからな。立ち上がれなくなるぞ」
『はっはっは、タマルさんは大げさなんだなもし。どれどれ……ふおおおお~』
ほら溶けた。
マッサージチェアは神をも夢中にさせる凄いアイテムであることが明らかになった。
こりゃあ凄い。
タマル村に新たなアクティビティが生まれた瞬間である。
平原にぽつんとマッサージチェアが置かれているわけなのだが。
『これ、わたしもやってみていいですか? 人間たちがこういうの使っているのを見ていたのですけれども、あちらだとわたしの姿を見たらみんな正気じゃなくなってしまいますので……』
「どうぞどうぞ」
『ありがとうございます!』
妙齢のお姉さまが現れて、笑顔とともにマッサージチェアに腰掛けた。
あれ?
誰だっけこの人。
ヘルズテーブルで見た女性陣の中で、一番お姉さまっぽい雰囲気を漂わせた、ウェーブヘアの人である。
ああいや、ウェーブヘアじゃなくて髪が波打つ無数の触手なのだ。
『ああ~』
溶けた溶けた。
「もしかして、タコさんの紹介で来た人?」
『そうです~。わたしはハイドラと言います。よろしくお願いしますね~ああ~』
立ち上がれなくなっている。
『は、早く変わって欲しいんだなもし! 僕ももうちょっと日頃の疲れを癒やされたいんだなもしー!』
ハイドラが新しい仕事のパートナーだということも忘れて、ヌキチータはマッサージチェアに夢中だ!
神々を虜にするマッサージ椅子。
結局その日は、みんながかわりばんこに座って終わった。
恐ろしいアイテムだ。
今まで、これほどまでに村の中枢へ食い込むアイテムがあっただろうか?
夜になると、館長がマッサージチェアに座っていた。
朝には、彩色洋品店のイチが座っている。
座ってないメンバは即ち、マッサージの効果が無いか、体格的に利用できない者ばかりである。
俺も使おうと思ったら、ラムザーとキャロルがやって来てチェアの前でじゃんけんをし始めた。
こりゃあいかん。
後にしよう。
あるいは新たな玉座を手に入れて、マッサージチェアに改造しないとな。
そういうことを考えつつ、今後の行動を話し合うべくヌキチータ事務所へ……。
「うおっ!? 事務所がでかくなってる! 掘っ立て小屋じゃない!」
掘っ立て小屋から、プレハブの事務所に進化しているではないか!!
扉をくぐると、ヌキチータとハイドラが忙しそうに仕事をしていた。
「やって来たぞ」
『やあやあ、ようこそなんだなもしタマルさん。昨日のマッサージのお陰で、僕の調子も数百年ぶりにいいんだなもし。ああ、昨日会ってると思うけど、こちらは今日から働いてくれるパートのハイドラさんなんだなもし』
『ハイドラと申します。よろしくお願いしますね。昨夜はマッサージのお陰でぐっすり眠れちゃいました。夫にも紹介してあげたいです』
人妻だ!
しかし本当に、しれっと村のメンバーに加わったよな。
コミュ力が高いのかもしれない。
『それで、ですね。ヌキチータさんからお願いされてデータを集めていたのですけれども、羅刹侯爵の地区は間違いなく、創造神の手を離れて完全に彼の支配下になっていますね』
「やっぱり。というか事前に情報分かるの初めてじゃない? 有能」
『僕一人だと手が足りなかったんだなもし! 本当に助かるんだなもしー』
『侵略のサポートはこれからわたしが担当しますね。こちらはハンディカムです。侵略時に装着してもらうことで、わたしがオペレーションをお伝えできます』
「急にハイテクになった!」
かくして、羅刹侯爵との対決へ、事態は動いていくのである。
そのためには何が必要か!
英気を養うことである。
「マッサージチェアが完成したぞ。ここでみんなリラックスしよう」
残影伯の玉座をゲットして生まれたレシピだが、すっかり作るのを忘れていた。
大忙しだったからな。
完成した黒くふかふかな椅子は、背もたれの辺りがウィンウィン言いながら蠢いている。
どーれ、と俺が座ってみることにした。
『どうですかな?』
「おっ、おっ、これは。首筋や肩や背中をもみほぐされていく……。はあー、こりゃ堪らんなあ。なにっ、フットレストが!? 足裏もいけるのか! うおおおお」
『タマル様が溶けましたな』
「そんなに気持ちいいの? 私もやる!」
ポタルがぎゅうぎゅうと俺の横に入り込んできた。
うわーっ狭い狭い。
「なあにこれ。わっ! きゃははははは! くすぐったいー!」
ポタルは体の凝りとは無縁らしいな、羨ましい。
一通りケタケタ笑うと、ポタルは満足したようで立ち上がった。
「こちょこちょマシーンじゃない。こう言うのが気持ちいいの? わかんないなあ」
『はっはっは、若者には分からぬでしょうな。どれ、我もやってみましょう』
ラムザーが俺に続いて腰掛け、そして『ふおおおお』とか言いながら溶けた。
「お前も凝り仲間だったか」
『そのようですな! いやあ、これは凄まじい効果ですぞ』
「なにそれー! 分かんないよー!」
ポタルがぷりぷりと怒った。
自分だけ仲間外れにされた気分なのだろう。
『カタカタ』
「えっ、骨次郎もやってみたい? いかんいかん。お前は骨だけなんだからバラバラになっちゃう」
『ピピー』
「ポルポルはちっちゃすぎて揉むところまで背が届かないだろ」
『ミーもチャレンジでーす!』
「フランクリンはスーツ脱がなきゃ無理だろ」
『オーノー! メルティでーす!』
ということは、うちのメンバーで試せるのはキャロルだけとなった。
キャロルがちょっとドヤ顔でマッサージチェアに腰掛けると、溶けた。
『ああ~。なにこれ~。あたしの思考が曖昧になる~』
「キャロルまでずーるーいー!」
ポタルが怒っている!
「自分の若さで怒るというのは珍しい」
『元気ということだからいいのではないのですかな?』
「それでもずるいの!!」
乙女心は複雑である。
『どれどれ、じゃあ僕もやってみるんだなもし』
「来たなヌキチータ。お前絶対にめちゃくちゃ効くからな。立ち上がれなくなるぞ」
『はっはっは、タマルさんは大げさなんだなもし。どれどれ……ふおおおお~』
ほら溶けた。
マッサージチェアは神をも夢中にさせる凄いアイテムであることが明らかになった。
こりゃあ凄い。
タマル村に新たなアクティビティが生まれた瞬間である。
平原にぽつんとマッサージチェアが置かれているわけなのだが。
『これ、わたしもやってみていいですか? 人間たちがこういうの使っているのを見ていたのですけれども、あちらだとわたしの姿を見たらみんな正気じゃなくなってしまいますので……』
「どうぞどうぞ」
『ありがとうございます!』
妙齢のお姉さまが現れて、笑顔とともにマッサージチェアに腰掛けた。
あれ?
誰だっけこの人。
ヘルズテーブルで見た女性陣の中で、一番お姉さまっぽい雰囲気を漂わせた、ウェーブヘアの人である。
ああいや、ウェーブヘアじゃなくて髪が波打つ無数の触手なのだ。
『ああ~』
溶けた溶けた。
「もしかして、タコさんの紹介で来た人?」
『そうです~。わたしはハイドラと言います。よろしくお願いしますね~ああ~』
立ち上がれなくなっている。
『は、早く変わって欲しいんだなもし! 僕ももうちょっと日頃の疲れを癒やされたいんだなもしー!』
ハイドラが新しい仕事のパートナーだということも忘れて、ヌキチータはマッサージチェアに夢中だ!
神々を虜にするマッサージ椅子。
結局その日は、みんながかわりばんこに座って終わった。
恐ろしいアイテムだ。
今まで、これほどまでに村の中枢へ食い込むアイテムがあっただろうか?
夜になると、館長がマッサージチェアに座っていた。
朝には、彩色洋品店のイチが座っている。
座ってないメンバは即ち、マッサージの効果が無いか、体格的に利用できない者ばかりである。
俺も使おうと思ったら、ラムザーとキャロルがやって来てチェアの前でじゃんけんをし始めた。
こりゃあいかん。
後にしよう。
あるいは新たな玉座を手に入れて、マッサージチェアに改造しないとな。
そういうことを考えつつ、今後の行動を話し合うべくヌキチータ事務所へ……。
「うおっ!? 事務所がでかくなってる! 掘っ立て小屋じゃない!」
掘っ立て小屋から、プレハブの事務所に進化しているではないか!!
扉をくぐると、ヌキチータとハイドラが忙しそうに仕事をしていた。
「やって来たぞ」
『やあやあ、ようこそなんだなもしタマルさん。昨日のマッサージのお陰で、僕の調子も数百年ぶりにいいんだなもし。ああ、昨日会ってると思うけど、こちらは今日から働いてくれるパートのハイドラさんなんだなもし』
『ハイドラと申します。よろしくお願いしますね。昨夜はマッサージのお陰でぐっすり眠れちゃいました。夫にも紹介してあげたいです』
人妻だ!
しかし本当に、しれっと村のメンバーに加わったよな。
コミュ力が高いのかもしれない。
『それで、ですね。ヌキチータさんからお願いされてデータを集めていたのですけれども、羅刹侯爵の地区は間違いなく、創造神の手を離れて完全に彼の支配下になっていますね』
「やっぱり。というか事前に情報分かるの初めてじゃない? 有能」
『僕一人だと手が足りなかったんだなもし! 本当に助かるんだなもしー』
『侵略のサポートはこれからわたしが担当しますね。こちらはハンディカムです。侵略時に装着してもらうことで、わたしがオペレーションをお伝えできます』
「急にハイテクになった!」
かくして、羅刹侯爵との対決へ、事態は動いていくのである。
0
お気に入りに追加
551
あなたにおすすめの小説
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる