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スローライフが攻めてきたぞーっ編
第23話 煮付けと潜水艇のレシピ
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キングバラクーダの煮付けが完成した!
電気もガスも無いヘルズテーブルだが、システムキッチンがあれば全く問題ない。
なぜか火は付くし、魚焼き器も使える。
まあ、傍から見てるといつもどおり、トンカントンカン作業してるわけなんだがな。
そして完成した煮付けには、どこからか付け合せのほうれん草のおひたしが付いてきていた。
なんで生えてきたんだ……?
『うほお、こりゃあ美味いですなあ! タマル様について本当に良かったと思う瞬間の一つですぞ! もう一つは風呂ですな』
「美味しいーっ!! こんな美味しいの初めてー! シチューよりもこっちの方が好きー!」
うちの住民二人が歓声をあげながら、フォークで煮付けを食べている。
「喜んでもらえて嬉しい。いやあ、ホッとする味だよな。キングバラクーダしか使ってないのに、このだし汁とか醤油とか生えてきたのは本当に不思議だが。よく分からんが美味いからよし」
キングバラクーダは、煮付けの他に素材を手に入れれば、塩焼きやタタキにレシピを発展させられるようだった。
なぜタタキが発展型……?
最初のレシピでいいのでは……?
考えながら飯を食ってしまった。
いかんいかん。
「そして、キングバラクーダが肉と骨の素材にそれぞれ分かれてしまった。これ骨ね」
『でかい』
「おっきー」
『カタカタ』
骨次郎が走ってきて、キングバラクーダの骨の横に並んでくれた。
これで大きさの対比ができるな。
全長は15mくらい。
正面から見ると丸くて、つまり太くてでかい。
「この構造、どこかで見たことが……」
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※潜水艇
素材:キングバラクーダの骨+鉱石×30+浮遊石
「せ、潜水艇だ! やはり海底神殿には行かなければならないらしい。ふふふ、ロマンが俺を呼んでいるようだな」
『それにしても、浮遊石とは何でしょうな。夢幻の欠片くらい、曖昧でこう、浮遊石だけにふわっとした名前ですな』
「ちょっと上手いダジャレだったな。すき」
『お褒めに与り恐悦至極』
「二人ともほんと仲良しよねー。浮遊石でしょ? なんかプカプカ浮いてそうだよね。神様がさ、空にも迷宮があるって言ってたじゃない? それって浮遊石でできてたりしないの?」
「あっ、多分それだ!! 鋭い!」
「えへへ、私、鋭い? むふふふふ」
褒められてニヤニヤするポタル。
うちの仲間たちは褒められるとめちゃくちゃ喜ぶな。
やっぱ、地獄みたいな世界だと自己肯定感上がらなそうだもんなー。
「それにしても、浮遊石が空にあるなら、海に潜るためにはまず空を飛ばないといけないということになるのでは? おおお、めんどくさいお使いクエストの香りがして来たぞ……」
正直、そういうのは嫌いではない。
だがリアルにやるとしたら、手がかりというものが無いのだ。
俺たちの推測でしか無い。
そこに、わあわあと声を上げながら、この土地の魔人たちがやって来た。
白くてトゲトゲの生えている連中だ。四人ほどいるな。
よく見るとハリセンボン人間ではないか。
『あっ、物凄く美味そうな匂いがする』
魔人たちがざわついた。
タマル一味を捕らえるか殲滅しに来たんだと思うが、ヘルズテーブルではついぞ嗅ぐことの無いだろう、煮付けの香りに戸惑っている。
「お前たち、交渉をしよう」
『お、お前が突然現れたという馬車の主か! このすごくいい匂いはなんだ』
『それは我が説明しますぞ』
ラムザーが進み出た。
こういう時は、魔人侯の社会に慣れ親しんでいるラムザーが頼りになるな。
『こちらにおわすお方は、流血男爵を平らげた新たなる魔人侯、スローライフ王タマル様であらせられる!!』
『な、なんと流血男爵を!?』
『そう言えば流血男爵領からブラッディアンが消えていた』
『バカな、こんな貧相な見た目の男が!』
『証拠を見せろ!』
わいわいがやがや言いながら、近づいてこなくなる。
魔人は好戦的な連中が多いと思っていたが、それでも魔人侯が相手だと思うと怖くて近づけなくなるんだな。
「ほい、証拠だ。この五右衛門風呂は流血男爵の血の大剣で作った風呂釜だ」
『あっ、そこはかとなく強烈な魔人侯の気配を感じる……』
『あの大剣がこんな釜に!』
『恐ろしい男だ……!』
『そ、そしてこの巨大な骨はなんだ!? まさか近海の主……!?』
「俺たちが煮付けにして食った」
『オー』
魔人たちがめちゃくちゃざわついている。
「ところでラムザー、この白くてトゲトゲな連中は何なの?」
『逢魔卿が配下にしている雑兵、リセンボンですな』
やっぱりハリセンボンじゃないか!
「まあまあ。雑兵程度が俺を捕らえられるはずもあるまい。煮付けを作ってやったから食べて帰って、流血男爵を平らげ、近海の主キングバラクーダを美味しく調理してしまった俺の事を逢魔卿に伝えなさい」
『うわー、怖いけど美味しい匂いには勝てねえー』
ふらふらーっとリセンボンたちが寄ってきた。
ブラッディアンと違って、こいつらには愛嬌があるな。
そしてむしゃむしゃと煮付けを食って、奴らはあまりの旨さにのたうち回った。
『うめえー』
『生まれてはじめてこんな美味いの食ったー』
『ああもうだめだ、俺っちはこんな美味いものを作れる魔人侯とは戦えない』
『逢魔卿が勝ったらこれ食えなくなるんだろ? 世界の損失だよ』
すごく裏切りそう。
「あのさ、食べさせたお返しに聞きたいんだけどさ。浮遊石って知ってる? この骨を改造して、海に潜れる船にするんだが」
『あんた何を言ってるんだ』
リセンボンたちがきょとんとした。
『ちょっと前の我らですな』
「普通ああなるよねー」
経験者は語る!
ラムザーとポタルが微笑ましいものを見る目である。
『浮遊石なら、逢魔卿が幾つかストックしてたよな』
『そうそう。宝物庫の天井につっかえてた』
これは耳寄りな情報。
「では逢魔卿の城に行って、浮遊石をもらうとしよう」
『な、なんだってー!? 宝物庫は城の最奥にあるんだぞ!? そこに入るってことは、逢魔卿と戦うってことかー!』
「スローライフは戦わない。俺がスローライフを実行しようとする先に、たまたま魔人侯がいるだけだ! じゃあ行こう。すぐ行こう」
ドン引きするリセンボンたちを前に俺は宣言した。
浮遊石を手に入れるのである。
▶DIYレシピ
潜水艇
電気もガスも無いヘルズテーブルだが、システムキッチンがあれば全く問題ない。
なぜか火は付くし、魚焼き器も使える。
まあ、傍から見てるといつもどおり、トンカントンカン作業してるわけなんだがな。
そして完成した煮付けには、どこからか付け合せのほうれん草のおひたしが付いてきていた。
なんで生えてきたんだ……?
『うほお、こりゃあ美味いですなあ! タマル様について本当に良かったと思う瞬間の一つですぞ! もう一つは風呂ですな』
「美味しいーっ!! こんな美味しいの初めてー! シチューよりもこっちの方が好きー!」
うちの住民二人が歓声をあげながら、フォークで煮付けを食べている。
「喜んでもらえて嬉しい。いやあ、ホッとする味だよな。キングバラクーダしか使ってないのに、このだし汁とか醤油とか生えてきたのは本当に不思議だが。よく分からんが美味いからよし」
キングバラクーダは、煮付けの他に素材を手に入れれば、塩焼きやタタキにレシピを発展させられるようだった。
なぜタタキが発展型……?
最初のレシピでいいのでは……?
考えながら飯を食ってしまった。
いかんいかん。
「そして、キングバラクーダが肉と骨の素材にそれぞれ分かれてしまった。これ骨ね」
『でかい』
「おっきー」
『カタカタ』
骨次郎が走ってきて、キングバラクーダの骨の横に並んでくれた。
これで大きさの対比ができるな。
全長は15mくらい。
正面から見ると丸くて、つまり太くてでかい。
「この構造、どこかで見たことが……」
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※潜水艇
素材:キングバラクーダの骨+鉱石×30+浮遊石
「せ、潜水艇だ! やはり海底神殿には行かなければならないらしい。ふふふ、ロマンが俺を呼んでいるようだな」
『それにしても、浮遊石とは何でしょうな。夢幻の欠片くらい、曖昧でこう、浮遊石だけにふわっとした名前ですな』
「ちょっと上手いダジャレだったな。すき」
『お褒めに与り恐悦至極』
「二人ともほんと仲良しよねー。浮遊石でしょ? なんかプカプカ浮いてそうだよね。神様がさ、空にも迷宮があるって言ってたじゃない? それって浮遊石でできてたりしないの?」
「あっ、多分それだ!! 鋭い!」
「えへへ、私、鋭い? むふふふふ」
褒められてニヤニヤするポタル。
うちの仲間たちは褒められるとめちゃくちゃ喜ぶな。
やっぱ、地獄みたいな世界だと自己肯定感上がらなそうだもんなー。
「それにしても、浮遊石が空にあるなら、海に潜るためにはまず空を飛ばないといけないということになるのでは? おおお、めんどくさいお使いクエストの香りがして来たぞ……」
正直、そういうのは嫌いではない。
だがリアルにやるとしたら、手がかりというものが無いのだ。
俺たちの推測でしか無い。
そこに、わあわあと声を上げながら、この土地の魔人たちがやって来た。
白くてトゲトゲの生えている連中だ。四人ほどいるな。
よく見るとハリセンボン人間ではないか。
『あっ、物凄く美味そうな匂いがする』
魔人たちがざわついた。
タマル一味を捕らえるか殲滅しに来たんだと思うが、ヘルズテーブルではついぞ嗅ぐことの無いだろう、煮付けの香りに戸惑っている。
「お前たち、交渉をしよう」
『お、お前が突然現れたという馬車の主か! このすごくいい匂いはなんだ』
『それは我が説明しますぞ』
ラムザーが進み出た。
こういう時は、魔人侯の社会に慣れ親しんでいるラムザーが頼りになるな。
『こちらにおわすお方は、流血男爵を平らげた新たなる魔人侯、スローライフ王タマル様であらせられる!!』
『な、なんと流血男爵を!?』
『そう言えば流血男爵領からブラッディアンが消えていた』
『バカな、こんな貧相な見た目の男が!』
『証拠を見せろ!』
わいわいがやがや言いながら、近づいてこなくなる。
魔人は好戦的な連中が多いと思っていたが、それでも魔人侯が相手だと思うと怖くて近づけなくなるんだな。
「ほい、証拠だ。この五右衛門風呂は流血男爵の血の大剣で作った風呂釜だ」
『あっ、そこはかとなく強烈な魔人侯の気配を感じる……』
『あの大剣がこんな釜に!』
『恐ろしい男だ……!』
『そ、そしてこの巨大な骨はなんだ!? まさか近海の主……!?』
「俺たちが煮付けにして食った」
『オー』
魔人たちがめちゃくちゃざわついている。
「ところでラムザー、この白くてトゲトゲな連中は何なの?」
『逢魔卿が配下にしている雑兵、リセンボンですな』
やっぱりハリセンボンじゃないか!
「まあまあ。雑兵程度が俺を捕らえられるはずもあるまい。煮付けを作ってやったから食べて帰って、流血男爵を平らげ、近海の主キングバラクーダを美味しく調理してしまった俺の事を逢魔卿に伝えなさい」
『うわー、怖いけど美味しい匂いには勝てねえー』
ふらふらーっとリセンボンたちが寄ってきた。
ブラッディアンと違って、こいつらには愛嬌があるな。
そしてむしゃむしゃと煮付けを食って、奴らはあまりの旨さにのたうち回った。
『うめえー』
『生まれてはじめてこんな美味いの食ったー』
『ああもうだめだ、俺っちはこんな美味いものを作れる魔人侯とは戦えない』
『逢魔卿が勝ったらこれ食えなくなるんだろ? 世界の損失だよ』
すごく裏切りそう。
「あのさ、食べさせたお返しに聞きたいんだけどさ。浮遊石って知ってる? この骨を改造して、海に潜れる船にするんだが」
『あんた何を言ってるんだ』
リセンボンたちがきょとんとした。
『ちょっと前の我らですな』
「普通ああなるよねー」
経験者は語る!
ラムザーとポタルが微笑ましいものを見る目である。
『浮遊石なら、逢魔卿が幾つかストックしてたよな』
『そうそう。宝物庫の天井につっかえてた』
これは耳寄りな情報。
「では逢魔卿の城に行って、浮遊石をもらうとしよう」
『な、なんだってー!? 宝物庫は城の最奥にあるんだぞ!? そこに入るってことは、逢魔卿と戦うってことかー!』
「スローライフは戦わない。俺がスローライフを実行しようとする先に、たまたま魔人侯がいるだけだ! じゃあ行こう。すぐ行こう」
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▶DIYレシピ
潜水艇
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