263 / 517
真夏な私の遭遇編
第263話 二人のデビューと、はづきコメンター伝説
しおりを挟む
「お前ら、こんきらー。今日はですね、イカルガエンターテイメントの新人二人のデビューイベントでして、これをみんなで見ながらやいのやいの言おうという配信です」
「みんなー、本日もかいてーん!」
「よく来たわね。地獄の底まで付き合ってもらうわ」
「オッス! みんな今日もよろしく!」
「オタクくんってこう言うの好きなんでしょ? 今日もよろしくね」
※『うおおおおおおおお!?』『まさかの五人コラボ!!』『イカルガエンターテイメントの先輩配信者五人で新人の配信を見ていくのかあ』『これは豪華だなあ』『あっ、それぞれのチャンネルでもやってるんだ』
そうそう。
なので、推しの配信者のところに行ってね。
※『みんなの背景が真っ黒なんだけど』『スタジオで配信してる?』
「今日はですねー。デビューイベント用に攻略する特別なダンジョンがあって」
私は宇宙さんと企画さんが一緒に作った図を、Aフォンから表示した。
「ジェミニビルってご存じの方もいると思うんですけど、都心の雑居ビルで、チョーナンビルとジナンビルの二つのそっくりなビルを間の大きな空中回廊で繋いでるんですね。チョーナンをカナンさんが、ジナンをファティマさんが攻略します。で、私たちは……」
ぐーんとカメラが遠ざかっていく。
リスナーさんたちがみんな、『!?』と反応した。
お分かり頂けただろうか。
「はい! 私たち五人はここです。空中回廊からお届けしていまーす」
※『よりによって二つのビルの間で中継w』『確かに両方のダンジョンにすぐ行けるけどさw』『ビルがダンジョン化してるならどうやってそこまで行ったんだ?』
「これはですね、普通にビルに突入してここまで突っ切ってきました。迷宮省のカラスがあると便利なんですけど、あれって一応国のものなんで」
お前らは納得してくれたようだ。
※『まあ、はづきっちならやるよな……』『巨大ダンジョンに突撃して、空中回廊まで強行突破かw』『これでダンジョンを攻略しない辺りがはづきっちだ』『それにしても……。新人にいきなりビルのダンジョン任せて大丈夫なのか?』
「何かあった時のために私たちがここにいるわけで……。あ、始まりましたねー。まずはカナンさんからです」
横の画面にカナンさんの配信が映る。
ぜひ、二窓してこの配信を見て欲しい。
※
「私はイカルガの新たなる配信者、カナン。弓と風の魔法を得意としている。お見知りおきを願おう」
※『こんばんはー』『こんばんはー』『かわいい』『よく知ってます』『はづきっちの配信によくいるもんね』
「なに? 知っている? それは結構なことだ。はいこんばんは。こんばんは。私は見ての通り、あまり喋るのが得意ではないのだが、ハヅキと斑鳩に誘われたのでこの配信者というものをやってみようと思っている。しかし人間の作った建物というものは大きいな……。ファールディアにまだ人間が存在していた頃、彼らが作った城塞を見に行ったことがあるがこれほどの大きさではなかった。カブキザというのがあっただろう。あれくらいの大きさだった」
※『めちゃくちゃ喋るじゃんw』『うんちく系配信者だったのかw』『きれいなエルフの声でさらさら淀みなく喋ってくれるの心地良い』
「そうかそうか気に入ってくれたか。では私の拙い会話にも少しばかり付き合ってくれるとありがたい。ではダンジョンを攻略していこう。以前の私であったらダンジョン攻略など考えられなかった。それはあくまで一人のエルフとして、戦闘力に限界を感じていたというものもあるのだが、この世界の仕組みは不思議なものだ。こうして皆に見てもらっていることで、今までにない力が外側から私に与えられるのがよく分かる」
※『流れるように喋り続けてるなw』『こんなに喋る人だったんだw』『頭の回転が早いから、どんどんトークが出てくるんだろうな』『天性の配信者であったか……』
※
「カナンさん、めちゃくちゃ喋ってる」
「普段は無口な方なのにねー」
「カナンは他のみんなが喋っている間は、意識して聞き役に回っているわ」
「ほえー、大人なんだなあ」
「社会人ってそういうものよ。たぶん」
※『この五人の会話が一度に聞けるのもレアだ』『今回の配信は大当たりだなあ』『あっ、カナンちゃんがモンスターと遭遇した』
「大丈夫大丈夫、カナンさん強いから」
私は彼女の力をよく知っているので、まったりと構えている。
今の彼女のチャンネルの同接数は1万人。
これだけの力を集めれば、生半可なモンスターなんか鎧袖一触なのだ。
ほら、風の魔法がフロアを丸ごと薙ぎ払った。
フロアにあった机とか椅子とかパーテンションもバラバラに引きちぎられたけど。
まあセーフ。
※
「お、驚いた。同接の力というものはこれほど凄まじいのか! 私の魔法が、まるで百人単位で行われる儀式魔法のような威力に変わっていたぞ……!! これではおいそれと魔法が使えないな……。おや? フロアのあちこちにキラキラ輝くものが散らばっている。ダンジョンコアか。この世界ではこれを集めて資源にしているのだろう?」
※『そうですそうです』『私たちはダンジョンコアに支えられて生活してるんだよねー』
「そうか。では余さず回収……なに? Aフォンから斑鳩の声が……。配信者協会から派遣されてくる回収チームが全部拾ってくれる? なるほど、便利なものだ」
※『状況全部喋ってくれるから、本当にこの配信は分かりやすいなあ……w』『読み聞かせみたいだw』
「ああ失礼。このまま進んでも構わないそうだ。では行こう。上の階へ向かっていくわけだが、階段の他にこのエレベーターというものは便利だな。もちろん、ファールディアにも似たようなものはあった。魔法の力を使った昇降機なのだが、あくまで大きな箱に入って魔法の力で三階程度の距離を上下するような」
※『立て板に水の勢いで喋る喋るw』『イカルガで一番喋るんじゃないかこのひと……というかエルフw』
「とまあ会話をしながらエレベーターに乗ったのだが、天井を開けてモンスターが乗り込んできたな。いつもならば追い詰められている状況だが今の私はこのように皆の同接力を受けている。安心して欲しい。近接武器であるダガーも素晴らしい威力を発揮してこのように」
『ウグワーッ!』『ウグワーッ!』『ウグワーッ!』
「今の連中はダストストーカーという粉塵状に変異する魔法生物のようなモンスターなのだが、彼らの影に当たる部分にコアがある。だから本体を見ずに足元を見ると、キラリと輝くコアを貫けるわけだ」
※『解説しながら戦ってる!』『ほんまよく喋るわあw』『それにモンスター知識が豊富だぞ!』『すごい個性だな、このエルフw』
※
「あっ、エレベーターから出てきた。弓矢で大暴れしてる。カナンさん、配信者の力を受けるとめちゃくちゃ強いなあ」
さすが、本場ファンタジー世界で戦ってきた人だよね。
しかも今何をやっているとか、あのモンスターはどういう相手でどこが弱点だとか、全部説明してくれている。
これは資料的価値が高い配信なのでは……?
だけど流石に情報量がめちゃくちゃ多いので、ここで休憩ということになった。
カナンさんもちょうど真ん中のフロアまで来ている。
「カナンさん、そこで一旦休憩です! 次はファティマさんに行ってみまーす」
『了解した。では私はここでお弁当を食べる』
堂々とご飯を食べ始めた。
大物だと感心するコメント欄なのだった。
さてさて、お次のファティマさんは……。
「みんなー、本日もかいてーん!」
「よく来たわね。地獄の底まで付き合ってもらうわ」
「オッス! みんな今日もよろしく!」
「オタクくんってこう言うの好きなんでしょ? 今日もよろしくね」
※『うおおおおおおおお!?』『まさかの五人コラボ!!』『イカルガエンターテイメントの先輩配信者五人で新人の配信を見ていくのかあ』『これは豪華だなあ』『あっ、それぞれのチャンネルでもやってるんだ』
そうそう。
なので、推しの配信者のところに行ってね。
※『みんなの背景が真っ黒なんだけど』『スタジオで配信してる?』
「今日はですねー。デビューイベント用に攻略する特別なダンジョンがあって」
私は宇宙さんと企画さんが一緒に作った図を、Aフォンから表示した。
「ジェミニビルってご存じの方もいると思うんですけど、都心の雑居ビルで、チョーナンビルとジナンビルの二つのそっくりなビルを間の大きな空中回廊で繋いでるんですね。チョーナンをカナンさんが、ジナンをファティマさんが攻略します。で、私たちは……」
ぐーんとカメラが遠ざかっていく。
リスナーさんたちがみんな、『!?』と反応した。
お分かり頂けただろうか。
「はい! 私たち五人はここです。空中回廊からお届けしていまーす」
※『よりによって二つのビルの間で中継w』『確かに両方のダンジョンにすぐ行けるけどさw』『ビルがダンジョン化してるならどうやってそこまで行ったんだ?』
「これはですね、普通にビルに突入してここまで突っ切ってきました。迷宮省のカラスがあると便利なんですけど、あれって一応国のものなんで」
お前らは納得してくれたようだ。
※『まあ、はづきっちならやるよな……』『巨大ダンジョンに突撃して、空中回廊まで強行突破かw』『これでダンジョンを攻略しない辺りがはづきっちだ』『それにしても……。新人にいきなりビルのダンジョン任せて大丈夫なのか?』
「何かあった時のために私たちがここにいるわけで……。あ、始まりましたねー。まずはカナンさんからです」
横の画面にカナンさんの配信が映る。
ぜひ、二窓してこの配信を見て欲しい。
※
「私はイカルガの新たなる配信者、カナン。弓と風の魔法を得意としている。お見知りおきを願おう」
※『こんばんはー』『こんばんはー』『かわいい』『よく知ってます』『はづきっちの配信によくいるもんね』
「なに? 知っている? それは結構なことだ。はいこんばんは。こんばんは。私は見ての通り、あまり喋るのが得意ではないのだが、ハヅキと斑鳩に誘われたのでこの配信者というものをやってみようと思っている。しかし人間の作った建物というものは大きいな……。ファールディアにまだ人間が存在していた頃、彼らが作った城塞を見に行ったことがあるがこれほどの大きさではなかった。カブキザというのがあっただろう。あれくらいの大きさだった」
※『めちゃくちゃ喋るじゃんw』『うんちく系配信者だったのかw』『きれいなエルフの声でさらさら淀みなく喋ってくれるの心地良い』
「そうかそうか気に入ってくれたか。では私の拙い会話にも少しばかり付き合ってくれるとありがたい。ではダンジョンを攻略していこう。以前の私であったらダンジョン攻略など考えられなかった。それはあくまで一人のエルフとして、戦闘力に限界を感じていたというものもあるのだが、この世界の仕組みは不思議なものだ。こうして皆に見てもらっていることで、今までにない力が外側から私に与えられるのがよく分かる」
※『流れるように喋り続けてるなw』『こんなに喋る人だったんだw』『頭の回転が早いから、どんどんトークが出てくるんだろうな』『天性の配信者であったか……』
※
「カナンさん、めちゃくちゃ喋ってる」
「普段は無口な方なのにねー」
「カナンは他のみんなが喋っている間は、意識して聞き役に回っているわ」
「ほえー、大人なんだなあ」
「社会人ってそういうものよ。たぶん」
※『この五人の会話が一度に聞けるのもレアだ』『今回の配信は大当たりだなあ』『あっ、カナンちゃんがモンスターと遭遇した』
「大丈夫大丈夫、カナンさん強いから」
私は彼女の力をよく知っているので、まったりと構えている。
今の彼女のチャンネルの同接数は1万人。
これだけの力を集めれば、生半可なモンスターなんか鎧袖一触なのだ。
ほら、風の魔法がフロアを丸ごと薙ぎ払った。
フロアにあった机とか椅子とかパーテンションもバラバラに引きちぎられたけど。
まあセーフ。
※
「お、驚いた。同接の力というものはこれほど凄まじいのか! 私の魔法が、まるで百人単位で行われる儀式魔法のような威力に変わっていたぞ……!! これではおいそれと魔法が使えないな……。おや? フロアのあちこちにキラキラ輝くものが散らばっている。ダンジョンコアか。この世界ではこれを集めて資源にしているのだろう?」
※『そうですそうです』『私たちはダンジョンコアに支えられて生活してるんだよねー』
「そうか。では余さず回収……なに? Aフォンから斑鳩の声が……。配信者協会から派遣されてくる回収チームが全部拾ってくれる? なるほど、便利なものだ」
※『状況全部喋ってくれるから、本当にこの配信は分かりやすいなあ……w』『読み聞かせみたいだw』
「ああ失礼。このまま進んでも構わないそうだ。では行こう。上の階へ向かっていくわけだが、階段の他にこのエレベーターというものは便利だな。もちろん、ファールディアにも似たようなものはあった。魔法の力を使った昇降機なのだが、あくまで大きな箱に入って魔法の力で三階程度の距離を上下するような」
※『立て板に水の勢いで喋る喋るw』『イカルガで一番喋るんじゃないかこのひと……というかエルフw』
「とまあ会話をしながらエレベーターに乗ったのだが、天井を開けてモンスターが乗り込んできたな。いつもならば追い詰められている状況だが今の私はこのように皆の同接力を受けている。安心して欲しい。近接武器であるダガーも素晴らしい威力を発揮してこのように」
『ウグワーッ!』『ウグワーッ!』『ウグワーッ!』
「今の連中はダストストーカーという粉塵状に変異する魔法生物のようなモンスターなのだが、彼らの影に当たる部分にコアがある。だから本体を見ずに足元を見ると、キラリと輝くコアを貫けるわけだ」
※『解説しながら戦ってる!』『ほんまよく喋るわあw』『それにモンスター知識が豊富だぞ!』『すごい個性だな、このエルフw』
※
「あっ、エレベーターから出てきた。弓矢で大暴れしてる。カナンさん、配信者の力を受けるとめちゃくちゃ強いなあ」
さすが、本場ファンタジー世界で戦ってきた人だよね。
しかも今何をやっているとか、あのモンスターはどういう相手でどこが弱点だとか、全部説明してくれている。
これは資料的価値が高い配信なのでは……?
だけど流石に情報量がめちゃくちゃ多いので、ここで休憩ということになった。
カナンさんもちょうど真ん中のフロアまで来ている。
「カナンさん、そこで一旦休憩です! 次はファティマさんに行ってみまーす」
『了解した。では私はここでお弁当を食べる』
堂々とご飯を食べ始めた。
大物だと感心するコメント欄なのだった。
さてさて、お次のファティマさんは……。
20
お気に入りに追加
246
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる