ELYSIUM

久保 ちはろ

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Part 9-1

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日差しはユランのそれと違って柔らかく、風は秋の気配を帯びている。
 きちんと刈り込まれた芝生に埋まる白い畳石の上を、二人並んで歩いた。
 まどかがどんな状況にいても、どこにいても季節は移り変わる。
 まどかはそっと隣の鳳乱を盗み見た。ボタンを二つ外した比翼仕立てのスタンドカラーは、スッキリとした彼の顎の線を引き立て、肘まで捲った袖からは、形のいい筋肉の付いた腕が伸びている。光の粒子が銀の髪を縁取っていて、横顔は、とても穏やかだ。
 新しく支給されたバーシスの制服は、まどかにいい意味で軽いプレッシャーをかけていた。
「人がいないから驚いてるんじゃないか? 皆もう母体に行ってるからな。今日はいろいろミケシュが案内してくれるだろう」
 視線に気づいたのか、鳳乱は繋いだ手を引き寄せ、まどかのこめかみにキスをした。
「ぱぱぱ、パブリックですよ!」
 まどかは、熱くなった顔を慌てて背けながら、緩んでしまう頬に力を入れた。鳳乱が小さくクスクスと声を殺して笑っている。
 昨日さんざん歩き回った『母体』と呼ばれる本館に入ると、すれ違う人のほとんどが、まどかと同じ制服姿だった。
 男性と同じパンツスーツ姿の女性も見かけた。
 まどかより明らかに年上だと思う人から、学生くらいの若い人もいて、年齢層も幅があるようだ。
 そして、彼らは皆一様に鳳乱に気がつくと、はっとして歩みを弛め、畏敬を込めた会釈をした。
 食堂へ行く途中に、何人かは親しげに鳳乱に近づき、二言三言言葉を交わした。それはゼルペンスの言葉で、まどかには分からなかったが、彼らが自分に意識を集中し「こんにちは」と頭の中に呼びかけるのは理解出来た。
 歩きながら、まどかは鳳乱に尋ねた。
「ねえ、『カネラ』って何か意味があるの?」
 鳳乱と言葉を交わした全ての人たちは必ず何度か「カネラ」という語を使っていた。それが耳に残っている。
 鳳乱はまどかに短く視線を投げた。
「ああ、称号みたいなものだ。呼ぶ時に便利なんだろう」
「称号を持っているの? 何の称号?」
「一応、大佐?」
 まるで人ごとのように彼の語尾が上がったのは、たぶん、頓着していないからだろう。
 まどかは階級の称号にはまるきり疎かったが、大佐という響きからして、彼がここではそこそこの人物であることはすぐに悟った。
 そして、廊下ですれ違った人たちの尊敬に満ちた眼差しは、しっかりとそれを裏付けていた。
「すごーい、鳳乱」
 彼はもう一度ちらっとまどかを一瞥し、平淡な声音で言った。
「大したことはない。大体今は軍事組織じゃないんだし、適当に便利だから残っている古い慣習だ。カネラ鳳乱、カネラ獅子王……」
「えっ、獅子王も大佐!?」
「ああ、組織は違うが、そうなっている。ちなみにルイも……あぁ、あとでルイを紹介しよう」
「幼馴染みって言ってたよね。楽しみ」
 まどかはふふ、と笑みをこぼした。
 鳳乱は急に足を止めて私に向き直ると、軽く睨んだ。
「まどか、まだ体が学習し足りないようだな」
 まどかは、彼の瞳が妖しく光るのを見て一歩後退(あとずさ)った。
「な、何でそうなるのよ? まだ『かっこいい?』とか『彼女いるの?』とか、NGワードが出てないんですけど? 私は鳳乱の事がもっと分かるかと思うと楽しみなだけよ」
「そういうことか」
 ふっと彼は鼻で笑った。
 二人はすでに食堂の近くまで来ていた。そこそこ人の出入りがある。
「僕はこれからシャムのところへ顔を出して、いろいろ雑用を済ませる。その後で自分の仕事もあるから、連絡はミケシュを通す。それから……いろいろ気をつけるように」
「ん? 気をつけるって、何に?」
「……いや……だから……」
 鳳乱は言葉を濁し、目を宙に泳がすので、まどかは要領を得ない。
「まーどかー! 早く来なよ! ごはん食べよ~」
 みちるがまどかの姿を目ざとく見つけ、向こうから頭の上で手を振っている。
「あ、じゃあ鳳乱またね」
「あ、ああ……」
 彼は歯切れの悪い返事をすると、体を今来た方へ向けかけた。
「あ、鳳乱待って」
 まどかは彼を引き止めて近づくと、つま先立ちでその長身の彼の耳に顔を寄せた。彼はやや首を傾げた。
「『帰るな』って言ってくれて嬉しかった。カネラ鳳乱」
 まどかに傾けていた顔が、一瞬にして朱に染まった。
(あれ、……意外とわかり易い……)
 まどかは吹き出しそうになるのをこらえ、「じゃ、いってきまあす」と、食堂に駆け込んだ。
 行き交う人が、真っ赤な顔をした「カネラ鳳乱」に何事かと視線を投げるのを目の端で捕らえながら。
 まどかたち五人は、人がまばらなの角のカフェスペースで軽く朝食をとった。
 ミケシュは二杯目のカフェラテを手にテーブルに戻って来ると、小さな顔の割に大きな口でにっこり笑った。
「おはよう。さて、早速今日の予定ですが、まず、施設の見学。それでも使う場所は今のところ限定されているからそんなにたくさん無いんだけど。それから昼食。ここの使い方を教えておくわ。外の施設を回ったあと、明日から始まる授業のカリキュラムを渡すわね」
「授業って何のですか?」
 吉野は、これから裏山の探検に行く子供のように、そわそわしていた。
「まずは言葉をマスターしてもらわなきゃ。三ヶ月でね。それからあなた達をどうするかは上が決めるから、私は生憎それ以上話せないわ……。さあ、行きましょうか。質問はいつでもどうぞ。答えられる範囲で全て答えるから」
 まどかたちは空の食器が乗ったトレーを戻して、食堂を出た。
 最初に訪れたのは、西棟だったが、やはり建物の寒々しい内装は昨日歩いた東棟と同じだった。
 ただ東棟が四階建てであるのに、西棟は三階建てだった。
「それはね、四階には一日中陽の光が入るように。四階の最上階はいわゆる上官の部屋で占められているの。私たち、アカルディル人にとって陽の光のエネルギーは体の機能にとても大事なの。だから」
 食堂を出て真っすぐ、一階を行く。
「ここにいる人たちみんな、いつも移動でこんなに歩いてるんですか?」
 昨日さんざん歩かされて参ったのだろう。山口は訊いた。
「そんなことはないわよ。西棟は西棟で活動している組織がまとまって配置されているから、西棟から東棟っていう移動は滅多に無いわ。……はい、ここらへんは一帯がショップ。取りあえず必要な物はここで揃うと思うわ。街まで出るのは結構面倒。シャトルが出てるけど、隔離されてるところなのよ、ここは。いろいろ秘密もあるしね」
 その雰囲気はホテルの売店の佇まいだった、グローサリーもある。ガラス張りの入り口脇には、デリのケースも見えた。きっと地球には無い物がたくさんあるだろう。好奇心をそそられる。「あとでゆっくり見ようね」と、みちると約束した。
 それらを過ぎるとあとはずっと研究室だった。まどかたちには、まだ関係のない場所らしい。
 そして階段、ーー上と下に分かれていたーーがあったので「地下に案内するわ」と、ミケシュが先に下りた。薄暗い階段の天井とステップの一段一段には小さな明かりが点々と灯り、なんとも淋しい雰囲気だった。
「地下二階が武器保管庫。地下一階が生物兵器とか、他の星の生物なんかを扱うところ。入るのには許可がいるわよ。ほら、ね、これが『関係者以外立ち入り禁止』の印」
 比較的大きくドアに付いているその危険印を、ミケシュは指す。
 扉の向こうに、やはり点々と青白い光がぼうっと廊下の奥まで連なっているが、奥の方は暗くて見えない。
 地下二階の武器庫にも入らずに過ぎた。厳重な雰囲気がそこに漂っている感じがするのは、このドアの向こうに自分では扱えない武器の数々がそっと息を潜めていると思うからか。期待していたぶん、吉野は残念そうだ。
 ミケシュは吉野の気持ちを察したらしい。
「三ヶ月後にもし、バーシスで本格的に研修となると『武器技術テクニック』の授業もあって、嫌になるくらい毎日武器を拝むことになるから。お楽しみはもう少し後ね」と片目を瞑った。

 二階へ移動する間に、かなりたくさんの人たちとすれ違った。
「みんな授業が終わって下へ昼食をとりにいくのよ。私たちもこれが終わったら食事にしましょう」
 ミケシュに挨拶する人たちも何人かいたが、まどかたちに好奇の目を向ける者は一人もいなかった。というのも、すれ違う人たちも、肌の色や髪の色、体格、目の色など、本当に様々な違いがあったからだ。
 有吉はすぐにそれに気がついたようで、早速ミケシュに質問した。
「バーシスは、イリア・テリオ以外の星からでも優秀な人材を集めているから、そのせいもあるわね。十代のジュニア組は東棟ね。私は生粋のアカルディルっ子だけど、この国の人の特徴は明るい肌の色と髪の色かしらねぇ。あ、獅子王とか鳳乱は半人半獣だからまた特別だけど。長官の髪の色も素であれだから珍しいわよ。あの人は、ある意味全て超越してるけど」
 彼女はクスクス笑った。
「やっぱりミケシュさんも染め系?」
 有吉の人懐っこさはもはや才能だ。それでも、そこに尊敬を失っていない分、相手もすぐに心を開く。彼のコミュニケーションスキルはかなり高い。
「そうよ」
「似合ってますよね」
 こんな言葉もさらりと言えてしまう。
 そういえば、まどかは鳳乱と一緒になってから、殆ど有吉と話していないことに気がついた。刹那、心にすきま風が舞い込むような寂しさを覚えた。別に有吉がまどかを避けている素振りを見せたわけではない。
 それでも二人の間にできた薄い壁の存在を感じるのは、気のせいではないだろう。
「まどか、鳳乱のとこ、どう?」
 急にみちるに声をかけられて、我に返る。
「あ、うん、広いよ。天井も高いし、二人いても狭いって感じが全然しないの」
「いいな。寮もね、小さいキッチンがあって、部屋の広さは20平米くらいかな。日本の一人暮らしと比べたら贅沢よね。あ、今度遊びに来てよ」
「うん。行く行く! みちるも来てね」
 鳳乱がいない時がいいなー。とみちるは眉尻を下げた。
 二階にはまだいくつかの研究室と、まどかたちのような研修生のための教室、そして図書室があった。
「図書室の書籍の数はかなり誇れるものなのよ。といっても、だいたいデータでストックされているけどね。そのスティックでほとんどのものは借りられるから、詳しいことは司書に訊いて」
 三階は教官室と、彼ら専用の研究室があった。鳳乱もここで仕事をしているのよ、とミケシュはまどかに耳打ちした。
 とりあえず施設見学はこれでおしまいだった。
 とはいえ、広い館内の移動で時間はそれなりにかかり、食堂に戻ったのは、席もかなり空いた頃だった。
 それでもカウンターの向こうで、食べ物の立てる湯気やコーヒーの香りが混じり、広い食堂に漂っていた。まだ残っている人たちは静かに談笑したり、タブレットの上に視線を落としている。
 そこでは、いわゆる食券を購入するシステムだった。壁際の所々に設置してあるパネルのモニターに、その日のメニューが画像で浮かび上がっている。好きなものをタッチして決定すれば、後はスティックを所定の場所に合わせれば会計が終了する。
 カウンターの読み込みの機械にスティックをかざして見たスタッフが、注文したものを手際よくトレーに乗せてくれる。カウンターの端に置いてある水のボトルからグラスに注ぎ、それもトレーに乗せてテーブルへ向かう。
 手を洗いに行って戻ると、ミケシュの姿が無かった。
「一旦、管理部に戻るって。自分がいないと進まない仕事があるんだって。あの人、いかにも『出来るヒト』って感じだもんなぁ」
 みちるが一口大に切った肉を口へ運ぶ。
 ミケシュには悪いけれど、五人水入らずのひとときで話がかなり弾んだ。寮の隣人のこと、施設の感想、これからどうなるか。街にいつ行こう……。
 まどかの選んだ魚は、からりとフライされていて、ハーブの香りが効いたサワークリーム風のソースが食を進めた。付け合わせのサラダのドレッシングも柑橘系の味がさっぱりしていて美味しかった。
 ちょうど食事が終わったところで、ミケシュが帰って来た。
「どう? 食事は。けっこういけるでしょ。うちで揃えている調理師は主婦の方が多いんだけど、きちんと勉強した人たちだし、やっぱり年季が違うわね。かなりの腕なのよ」
「なんで、全部オートマ化しないんですか? ここでは可能でしょう。コストも効率も良くなりませんか?」
「吉野くん、」
 ミケシュは吉野に人差し指を立てた。
「そうなのよ。そりゃ、全てオートマ化にすればプログラム一つで済むから楽よ。ある意味、ムダなエネルギーも使わなくて良いかもしれない。でもね、機械のエネルギーと人のエネルギーって全く違うものなの。要するに、食事という、直接自分の体に入るエネルギーは、人が介してこそ良く消化されて、私たちの体にしろ精神の力の源になるって、私たちは考えているのよ。ちょっと倫理的なことだけどね。ここで仕入れている食材は全てがオートマ化されていない農場の、畜産場のものなの。人が育てた野菜、動物、それらをここで人が腕を振るって『美味しく食べてもらおう』って思いながら調理されるわけ。そういうエネルギーと、その人たちに使うコストはここではとても有意義なものなのよ。まあ、あとは社会的にいうと雇用率のバランスの問題も絡んでいるんだけどね」
「なるほど」
 吉野は興味深そうに頷いた。
「さあ、散歩がてら外の施設を見に行きましょうか」
 五人は外に出て、テラスを抜けて昼下がりの柔らかい日差しの中に歩みを進めた。
 外の施設を見学した後、制服の替えを受け取りに、東棟まで歩いて四階の管理部へ行った。
 そこで制服と、あの、鳳乱と獅子王も使っている機械を渡された。この手のひらサイズのガジェットは『パルス』と言った。その使い方を教わり、そこに入っているカリキュラムをきちんと見ておくように言われて解散した。
 皆と部屋を出ようとすると、まどかだけミケシュに引き止められた。
「私に何か……?」
 フーアのところに比べると随分すっきりした部屋だったが、ここも天井が高く、窓から陽の光がたっぷりと降り注いでいた。
 ミケシュ他、二人の女性と、一人男性が机に向かって静かに業務をこなしている。ミケシュは曲線の美しいデザインの椅子に深く体を沈ませて、机の上に置いてある、というかそれしか机には置いていないーーやはりショッキングピンクのーーパルスに、ちらと視線を投げ掛けた。
「鳳乱がもうすぐ迎えに来る……」
 と、言い終わらないうちに静かにドアが開き、銀髪の恋人が入って来た。
「あら、もう少し時間がかかるかと思ったけど」
「シャムの奴、くだらん用事を僕に押し付けて来たから、全部部下に回した。あんな仕事普段なら僕に振って来ないはずなんだが。当てつけとしか思えない」
 そう言って、まどかを見つめると、ミケシュも視線をまどかの上で留めた。
「そうよねぇ。分かるわ……。長官もたまに変に子供じみたことをするものね。ま、今だけだと思うわよ。新しいオモチャを手にした子供だと思っていれば」
「そう願うよ。じゃあ、まどか行こうか。ミケシュも昨日といい、今日もいろいろご苦労だったな」
 部屋に入って来た時とは一変して和やかな表情で、鳳乱はミケシュを労った。
「いえいえ、これも仕事ですから」
 デスクに付いた肘の、手のひらだけをひらひらと振って彼女は返した。まどかは彼女に一礼し、鳳乱と管理部を後にした。
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